あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

異世界BASARA-06

「ルイズ殿!やはり、あれはあまりにも!」
「何よ!本来使い魔は朝食の時は外で待機しているのよ?それを特別に一緒にいさせてあげたんじゃない!」

朝食が終わり、2人は中庭に出ていた。
今日はルイズ達2年の授業はなく、召喚した使い魔とのコミュニケーションをとる日となっている。
その為、中庭では多くの2年生が使い魔と一緒にお茶を楽しんでいた。
「あら?」
口論しながら歩いている2人の前に褐色の肌をした女が現れる。
炎のように紅い髪と見事なスタイル。ルイズにとっては天敵のゲルマニアの女、キュルケであった。

(こ、この女子なんと破廉恥な格好か!いかん…気を抜くとまた鼻血が…)
(確かルイズの使い魔ね、昨日はあまりよく見なかったけど…顔は結構いいじゃない)
「…っ!何してるの!お茶でも用意してきなさい!」
「ぬあぁ!?しょ、承知!」
キュルケが幸村を見定めているのに気づいたのか、ルイズは一気に不機嫌になる。
当の幸村も突然怒鳴られ、慌てて紅茶を取りに行った。

「そういえばあんたの使い魔は?何を召喚したのよ」
「えっ!?」
キュルケにとって触れてほしくない話題だった。今まで「ゼロのルイズ」とからかってきた自分が、まさか彼女と同じように平民を呼び出してしまったなど…

「おーいキュルケ殿~!それがし腹ペコで死にそうだぁ~!」

だが、使い魔の腹の虫はそんなキュルケの事など考えていなかったようだ。


「あなたねぇ…朝食ならちゃんと食べたでしょ!」
「あれだけじゃ食べた気がしないぞ!それがし、使い魔がこんなに大変だなんて思わなかった!」
使い魔がこんなに大変…現れた男の言葉である。
キュルケの様子がおかしかったのはこれが原因だったのか…とルイズは理解した。
「ふ~ん…あんたも平民を召喚したんだ…道理で様子が変だと思ったわ…」
「…そうよ、呼んじゃったんだから仕方ないじゃない。それに品評会で嫌でも披露しなくちゃいけないんだし…」

「お、お主は!前田殿、前田殿ではござらぬか!」
「ん?お前は武田の…虎の若子!」

利家が空腹で苦しんでいると、そこに幸村が戻ってきた。
「あんたお茶は?持ってきてないじゃない」
「それが見つからぬ!何処に行けばあるのだ!?」
どうやら紅茶のある場所を聞きに戻ったようだ。まさかと思うがこの男、そこら辺に紅茶が落ちていると思ったのだろうか。

「ならメイドから貰ってきなさい!運んでいる筈だから!」
「めいどでござるな?承知!」
「ほらトシイエ、あなたも一緒に行ってきなさい。ケーキぐらいなら貰えるわよ」
「けーき?それは美味いのか?それがし、美味い食い物は大好きだぁ!」

幸村はお茶を、利家はケーキを貰いに共に駆け出す。後にはルイズとキュルケが取り残された。
さっきの利家の様子ではケーキぐらいでは到底満腹にはならないだろう。
それを考えると、今晩も腹が減ったと騒ぐのではないかとキュルケは頭を痛めた。


「ま、あんたも大変そうね」

そういえば、ルイズの知っている限りではもう1人平民を召喚した者がいたのを思い出した。
見回してみると…いた。中庭の一角に、一際目立つ巨人が…

「……!……!」ヴォォーン!ガシイィーン!
「静かに」
「……………」プシュウゥゥ~…

「あれは人間かどうか怪しいわね…」
空を飛ぶ上に、一目見たものは誰もが「ゴーレム!?」と思うほどの体格。
何か言葉を発しているような音を出しているが、それもタバサにしか理解できないようであった。

「そういえばギーシュも平民を召喚したのは知ってる?」
「ギーシュまで!?」
「ええ、さっきまでその使い魔と口ゲンカしてたけど…」

その時2人の間で話題になっていたギーシュは、今まさに修羅場の中にいた。


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