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ゼロの女帝 第二十五話




「とりゃあああああ!」
サイトは相手を・・・・・・・・敵を逆さまな肩車に背負うとジャンプする。
「食らえ!48の殺人技がひとつ!使い魔バスター!」  ごきゃり
首折りと背骨折りと股裂きを同時にかます強烈な必殺技に、黒尽くめの衣装を着込んだ相手は泡を吹いて昏倒する。

「ぐううう、み、見事だ」
周囲で倒れている大勢の黒ずくめのうちの一人がサイトに語りかける。
「魔法を用いずその戦闘力、ワルドさまを退けただけのことはある」
「いや、それ俺じゃないから」
「だが烈風三兄弟に始まり四方天、五獣炎、六牙衆、七聖剣、(中略)そして我等天昇107人衆を破ろうとも
 108頭竜(ハンドレットエイトネックドラゴンズ)が必ずや」
「はいはい、おつかれさん」「ぐえっ」
「まったく『その他大勢』の分際で・・・・・・まあ殺しゃしねーよ。もう殺すの飽きたし、
 死ぬよりヒドいめにあわせてやっから。
 みなさーん、おねがいしまーす」
「「「「「「「はーい」」」」」」
その声とともに夜の茂みの中から沢山の人達が現れ、倒された天昇107人衆とやらの装備から服からヒン剥いていく。
「おらぁ、男は下着まで剥いていいが女はオメーら手ェ出すんじゃねぇぞ。メイドに任せろ。
 サイフもきっちり没収しとけよ」
「親方」
「なんだ」呼びかけに答えるマルトー。
「こいつら身包み剥ぐのはいいんですが、なんで売っ払った金の1/4しか俺らに入らないんです?」
「最初の取り決めだろ。半分は学園に、半分の半分はこいつら倒したサイトの主人なヴァリエールの嬢ちゃんに
 残りを俺らで公平にってな」
「半分の半分しか入らないってのが納得いかねぇんですよ」
「そいつぁあのセトが決めた事だ。それともおめぇセトに文句いえるのか?」
ぶるぶるぶる あわてて首を振る男。
「まあそれはともかく、こいつぁ俺らを守るためだ」
「俺らを?」
「ああ、売り上げの半分を学園が、半分の半分をヴァリエールの嬢ちゃんが手に入れてる以上
 このくそったれどものご主人様とやらが文句つけてきてもまず学園、オスマンじいさんが相手だ。
 万が一オスマンじいさんをなんとかしたとしても次はヴァリエール公爵サマが敵になろうってんだぜ。
 普通に考えて文句なんざつけられねぇよ」


次の日、裏庭で日向ぼっこをするルイズにキュルケにモンモランシー。
サイトとギーシュは剣の稽古をしておりフレイムはお昼寝。
絵に描いたような平和な昼下がりだった。
「そういえばタバサはどうしたのかしら?」
「ちょっと帰省だって」
「なんかイヤな予感するなぁ。昔から嫌な予感ってのは外れた事ないんだ。
 イヤな予感したら100%必ず悪い事が起きるんだ。
 どこぞのテロリストが自爆テロ起こしたって理由でお気に入りのアニメが中止になったり
 戦争に負けて逃亡中の某国の大統領が捕まったからって理由で深夜アニメの放送時間がずれたり」
「阿呆」
等とやっていると……
「あら、シルフィード」
「あ、ホント」
「でもタバサ乗ってねーぞ?……イヤな予感がひしひしと押し寄せてくるなぁ」

一目散にこちらに向けて飛んできたシルフィードは、そのまま一同に体当たりをかます。
「うぎゃあ!」
「あいたたた」
「何すんのよシルフィード」
「助けて!お姉さまを助けてなのねサイト!」
「り・・・・りりりりりりりりりり竜がしゃべったぁ!!!???」


「なるほど、シルフィードは韻竜だったのね。クソ使い魔なサイトが隠し事してたのは許せないけど内緒にしてたのは
 賢明だった、と言わざるを得ないわ」
「まさかタバサがガリアの王族ってのはなんとなく判ってたけど『あの』シャルル公の娘だったなんて」
「よくわからんが、とにかくタバサが浚われたんだな?」
「そうなのねそうなのね、あのスカしたエルフってばお姉さまを守ろうとしたシルフィをフッ飛ばして
 お姉さまとお姉さまのママをさらってどっかいったのね。
 お願いなのねサイト、お姉さまを助けて!」
シルフィードの懇願に、顔をしかめるルイズとギーシュ。キュルケすらも少なからず腰が引けている。
しかし、それでも立ち上がる馬鹿がいる。
敵がどれほど恐ろしいのか、どれほど強大なのかを理解していない阿呆がここにいる。
「よし、シルフィ案内しろ。ルイズ、しばらく留守にするからその間コルベール先生かオスマン校長の所にいるんだ」
「ちょっとサイト!あんたエルフに喧嘩うるつもり?」
「エルフだろうがミゼットだろうがムーヴだろうが、タバサとシルフィの敵だ。なら俺の敵だよ。
 お前の敵が俺の敵であるのと同じくな」
「まったくだわ。あたしとしたことがタバサのピンチだってのに……
 ヴァリエールは安全なところに隠れてなさいな」
「ツェルプストーがウチの駄犬と一緒に行く以上放って置けるワケないでしょ!アタシもいくわよ!」
「ぼ、ぼぼぼぼぼぼぼぼ僕だってミセス・セトに鍛えられた技の冴えをみみみみみみせるちゃんすだ!」
「ビビってんの?ギーシュ」
「正直ビビらない訳ないだろ?でもそれでも戦いたいと、知人を救いたいと思ってるから」
「みんな待った。すぐに出かけたいところだけどまず準備をしようか」
「準備?」「あらダーリンってばけっこ冷静なのね」
「その辺瀬戸様に仕込まれたからな。皆は最低限の荷物を用意してくれ。
 俺はその間校長と瀬戸様に相談してえくる。
 正直今すぐ出かけたいんだが、焦ってもロクなことにならねぇ。
 シルフィもそのくらい待てるな?っていうか待ってくれ、頼む」
「きゅ・・・・・・・きゅい」
拳を握り天を仰ぐサイト。
「待ってろタバサ。相手がマツダだろうがスバルだろうが必ずお前を助け出す。仲間、だからな」


おまけ
「それで前任をあれほど馬鹿にしていたお前はルイズを私の元へつれてくることに失敗したのだな」
「申し訳ありません、ワルドさま。この責は如何様な罰でもお受け致します」
「では本屋に行って『ロリータ王国』と『ラブラブポエム』五月号を買って来い。
 レジで本のタイトルを読み上げ『これは自分の趣味です』と大声で言うんだ。
 領収書も許さん」
「ワルドさま、ワルドさまどうかどうかお許しくださいいいいいいい!」




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