あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!-16.5


「やったわね……」
「これでアルビオンも救われるでおじゃるな……」
 大きく息を吐いて感慨深げに呟いたルイズ・ケガレシアだったが、
「のんびりしてる場合じゃねえぞ! 見ろ!」
 デルフリンガーの言葉に、破壊されたステンドグラスから城外の様子を望む8人。
 そこからは、多数の軍勢が城壁の防衛線を突破して彼女たちがいるこの城へと迫る様子がありありと見てとれた。
「あれは……」
「どうするぞよ?」
「皇太子!」
 そこに慌てた様子でパリーが駆けてきた。
「ミスタ・パリー」
「皇太子は、皇太子はどちらに!?」
「ご安心ください、皇太子は既にアルビオンから脱出済みです。あとは私達が脱出するのみとなっています」
「なんと! それは有難い。これで我々も心残り無く決戦に臨む事ができるというものです」
「心残り無く……? まさかミスタ・パリー、奴らに突撃をかけるつもりなのですか?」
「もちろんです、ミス・ツェルプシュトー。皇太子の安全が確保された以上、我々に残された使命は叛徒どもに見事な死に様を見せる事のみ」
「……無茶……」
「ルイズ達の使い魔でさえ出撃すべきか迷うほどの数なのですよ!」
「「君みたいに小さな存在が犠牲になるなんて、そんな悲しいことしちゃいけない。そんなことさせないために、俺たちデカレンジャーはいるんだ。」」
 ニューカッスル城内、結婚式の会場だった小さな教会。その空間は今重い空気に満たされていた。

カノンバンキの声:堀江由衣
ノミバンキの声:鈴田美夜子

 ――トリステインゼミナール-2――

「ボク達が行くよ!」
「行くですぅ!」
 その声にルイズ達が振り返ると、壁に開いた大穴の前にカノンバンキ・ノミバンキが立っていた。顔はルイズ達に向いているものの、体は屋外に向けられていて今にも飛び出していかんばかりだ。
「危険なり! 数が多すぎるなり!」
「そうよ! 皇太子の安全も確保できたし、ここは一旦退くべきだわ!」
「ミス・ルイズの言う通りですな。交戦するのであれば、現状のままより準備万端の状態で迎撃すべきです」
 ヨゴシュタイン・ルイズ・ヒラメキメデスが口々に説得を試みるも、2体の決意は固かった。
「もちろんそれくらいはボク達もわかってるよ。でもあいつらがこのままヨゴシュタイン様達を逃がしてくれるとは思えないんだ」
「それに今後ヨゴシュタイン様達がレコン・キスタと戦う事を考えたら、私達2体を残すよりもあの人達を叩き潰す方を選ぶべきですぅ」
「しかし、それはあまりにも無謀なり……。そのような危険な命令、下す事はできないなり!」
 ヨゴシュタインの言葉にも、2体の目に宿る決意の光は鈍らない。
「ボク達、この作戦に……」
「……命を賭ける『覚悟』ありですぅ!!」
 その覚悟と言葉の熱さについにヨゴシュタインも折れ、
「……わかったなり」
「それじゃ……、やってきます!」
「頑張ってくるですぅ!」
 ヨゴシュタインの出撃承認を受け、そう言い残して最前線に向かって駆け出していくカノンバンキ・ノミバンキ。
 それを見送るルイズは、どこか誇らしげな様子でキュルケ達に語りかける。
「お披露目よ、キュルケ」
「え?」
「ずっと疑問だったんでしょ? ケガレシア達ガイアークがいったい何者なのか。それを今から見せるわ」
 そう言いつつ窓に歩み寄り開け放つ。
 その外に広がる曇天の空の彼方から響くのは、ルイズ達にとって聴き慣れた荒々しいエンジン音。
 思わずルイズへと視線を集中させる面々に、彼女は低く昏い怒りに満ちた声で言葉を吐く。
「誰に喧嘩を売ったか教えてあげるわ」

「砲撃位置に付きました。艦長、ご命令を」
「ふむ……。では王家の最後を華々しく飾り立ててやろうではないか。なあ」
(無駄口を叩いている暇があるならさっさと下命しろ)
 口に出さずに若い貴族は艦長に対して侮蔑の言葉を吐き捨てた。
(一時的なお飾りの艦長とはいえ無能すぎだ)
 まともに言葉を交わすだけで苛立たされるため、若者は適当に返答すると地上の陣を見下ろす。
 兵士達は警戒心を隠しきれないようだが、上層部は「人海戦術でどうにでもなる」と判断していた。念のための捨て駒として傭兵達を先行させたが、迎撃を受けたという報告は無い。
 訝しむ若者の視界に「彼女達」が映り込んだのは、視線を城に移した時だった。
「あれは……」
 それは2人の少女だった。
「何を考えてこの場に現れたかは知らないが、このまま攻撃してしまえば……」
 だがその言葉を遮るかのように、2人の少女の体が変化していった。
 そして彼と、2人に攻撃を仕掛けるべく先陣を切っていた軍勢達の目の前に、大地を汚す悪夢……害地目蛮機獣カノンバンキ・ノミバンキが出現した。

 キュルケ達がバルコニーに到着したその時には、既に2体はレコン・キスタとの戦端を開こうとしていた。
 轟音と共にカノンバンキの背中に設置されたカノン砲が、弾幕の如き砲撃を浴びせかけた。
 次の瞬間、最前線から10メイル以上後方までの数十人もの貴族派兵士が一瞬にして紙切れのように吹き飛ばされる。
 そして彼女が次に発射する砲弾を体内で製造する隙を突かせず、今度はノミバンキが攻勢に出る。
 上半身を高速でフル回転させ八艘飛びを加えての連続斬撃、死体が五体満足な者は相当幸運という有様だ。
 惨劇は地上だけに留まらない。
 上空より接近するもカノンバンキ・ノミバンキによる虐殺を目にした竜騎士達が思わず降下の勢いを緩めたその瞬間、予想外の方向から奇襲攻撃を受けた。
 それは蛮機獣達に気を取られているうちに接近を許した蛮ドーマ5機からの破壊光線。
 ある竜は一瞬のうちに頭部を吹き飛ばされ墜落。また別の竜達は混乱状態のまま飛行した結果、騎手を振り落とした挙句に正面衝突。
 ここでようやくレコン・キスタ達は、相手が底知れぬ実力を持つ存在と認識した。
 しかしそれは遅すぎたのだ。

 カノンバンキ・ノミバンキが城から十分な距離を取った事を確認して、ヒラメキメデスが声を上げる。
「バリアシステム起動!」
 その言葉と同時に、5機の蛮ドーマからリング状の光線が発射された。
 光線は見る間に重なり合って半球状の光のドームを形成、軍勢をその内部に閉じ込める。
「ワフーッ!」
 それを確認したノミバンキは凄まじい速度で縦横無尽に大暴れし、ドーム内部のありとあらゆる物を細かく削っていく。
 カノンバンキも砲撃こそ加えられないものの、砲身自体を鈍器として当たるを幸い兵士達を殴打する。
 そしてついに機は熟した。
 削られた物体の粉末で視界は最悪に近かったが、2体にはドーム内部全域で条件が整った事を悟った。
 最早命は無いと覚悟し、それでも奇跡を信じて衝撃に耐える体勢を取る。
「ワフーッ!」
「ウグーッ!」
『リトルバクハーズ・エクスタシー!!』
 カノンバンキの砲口から火花が散った瞬間、ドーム内部が眩い閃光に満たされて崩壊し、一瞬遅れて爆音が轟いた。

 動くものの無い焦土の中、ゆらりと立ち上がる2つの人影。
「カノンバンキ! ノミバンキ!」
 ふらつきつつも懸命にルイズ達に接近しようとする2体に、5人は全力疾走で駆け寄る。
 そして2体は満足げな笑みを浮かべ、
「……ボクの事……、忘れてください……」
「……ヨゴシュタイン様……、るぶりゅー・てぃびゃー……」
 と言い残してヨゴシュタインの胸に倒れ込んだ。
「………」
「………」
 5人は何も言う事ができず、ただ息絶えた2体を静かに見つめるだけだった。

 ワルドはかすれる意識の中、呼んだグリフォンに飛び乗りアルビオンから逃走していた。
 かつてこれほどの屈辱は無かった。
「おのれ……、おのれヒラメキメデス……っ! 絶対に……くそ……、絶対に……絶対……決して……」
 血がにじむほどに右手を握り締め、肘から先を失った左腕を爪で掻きむしりつつ、ワルドは憎悪の呪文を唱え続ける。
「ガイアーク……、ヒラメキメデスっ……!」
 自らの内を満たす復讐心に怨敵の名を呟いた時、
「く……っ……」
 そこでワルドもグリフォンも限界を迎えた。
 地上に向かってふらふら降下を開始し、最後には半ば墜落同然に地面へ倒れ込んだ。
「………」
 薄れ行く意識の中、最後にワルドが見たものは敵味方さえ判然としない2人の人影だった。

 ――ガイアークゼミナール――

『ガイアークゼミナール!!』
「ケガレシア達ガイアークはヒューマンワールドから来たのよね?」
「その通りでおじゃる」
「でもヒューマンワールドも今ケガレシア達に侵略されてるんだけど、どうなってるの?」
「なぬ!?」
「答えはCMの後です」

「実は次元は全部で11あるのですが、世界は11だけではないのです。11次元全体を1本の巨大な木に例えるならば、幹から11本の次元の枝が伸びていて、その枝の1本1本に無数の平行世界という葉が付いているようなものなのです。11の次元というのは、無数の世界を大雑把に11区分した分類だと思っていいでしょう。ですからこことは別のマジックワールドでは、ミス・ルイズがヨゴシュタイン様達ではない別の使い魔を召喚しているという事もありうるわけです。その使い魔の故郷はヒューマンワールドだけでなく、ハルケギニアと呼ばれているのとはまた別のマジックワールドからであるかもしれません」
「なるほど。つまりヒューマンワールドを侵略してるケガレシア達は、私に召喚されなかったヒューマンワールドにいるケガレシア達なのね」


蛮機獣カノンバンキ
【分類】害地目
【作製者】害地大臣ヨゴシュタイン
【作製モデル】カノン砲
【口癖】「ウグー」
【身長】171cm
【体重】192kg
「カノン砲」をモデルとして製造された女性型の蛮機獣です。
 カノン砲とは巨大な砲弾を発射して敵を破壊・殺傷する砲台です。
 カノンバンキは、体内が砲弾製造装置になっており、製造した砲弾を背中のカノン砲から発射する事ができます。
 この能力で遠距離から敵を攻撃したり、連射による弾幕で相手の行動を妨害する事が可能です。
注)鯛焼きが大好物で時々食い逃げしますので、ご注意ください。

蛮機獣ノミバンキ
【分類】害地目
【作製者】害地大臣ヨゴシュタイン
【作製モデル】鑿
【口癖】「ワフー」
【身長】170cm
【体重】210kg
「鑿」をモデルとして製造された女性型の蛮機獣です。
 鑿とは木材・石材・金属などに穴を穿ったり溝を刻んだりするのに用いる道具です。
 ノミバンキは、左腕が強力な鑿になっています。
 この鑿は、上半身を回転させながら相手を斬りつける「クドリャフカッター」や鑿から発射する破壊光線「くどどん波」等、多彩な攻撃に使用可能です。
注)英語が大の苦手で、英語で話そうとしても間違った内容や発音になってしまいます。



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