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ゼロの視線-06





はい参ります

六話


「ふむ」
水キセルをぷかぁとふかしながら一同を見回すオールド・オスマン。
こういった老人は苦手だ、と弦之介は思う。
どこか祖父を思い出してしまう。

・・・・・・・ただ忍法帖の名が朱腺で消されてた、ただそれだけの祖父の死を

「それにしてもスッゴいですね!」
「40メイルものゴーレムがイッパツで消し飛ぶんですもの」
「ウチに一個欲しいなぁ」
「この杖があれば全ての戦が変わる。 船はもちろん城すらも存在意義を失う」
なにやら興奮している生徒たちに向かって弦之介は声をかける。
「それは無理よ。その『破壊の杖』とやらは使い捨てじゃ」
「「「「「ほへ?」」」」」
珍妙な声を上げる一同。特にミス・ロングビルのほへ具合は尋常なものではない。

「この筒はさほど異様なものではない。 材質は見た事がない物であるがな。
 いわば持ち歩く大筒なのだがこれが強力なのは、込める弾が全てじゃ。
 そして使ってしまった以上もはやただの管でしかない」
「何でそんな事わかるのよ」
「何故か、と問われても何故かわかる
「するとこの杖をもう一度使うためには・・・・・・」
「どこかで弾を探してくるしかないの」
「「「「そんなぁ」」」」
ヘナヘナと床に座り込む生徒一同+1
「さて、今宵はフリッグの舞踏会じゃ。皆は準備をするがよい」
「「「はーい」」」
「あ、ちとゲンノスケどのはまたれよ。聞きたい事があるでな」

「で、聞きたいこととはなにかの」
「何ゆえ、フーケを見逃した?」
さりげなく「気」をロングビルに向けていることから、ほぼ全てを見抜いているようだ。
「些少ではあるが話をした。そして信用できる、と。
 もし今一度『ふーけ』とやらが盗みを働けばわしが殺す」
「ほっほっほ、信用したものよな。
 まあよい、ではミス・マチルダ」
「は、はいっ」
自分の正体が全てオスマンに見抜かれていることを知る。
「多少ではあるが今月からおヌシの給金にイロつけてやろう。
 二度と盗みなどするでないぞ」
「・・・・・・・・・承知しました   しかし」
さりげなく自分の尻をなでようとするオスマンの手を掴み、そのまま流れるようにチキンウィングフェイスロックへと移行するロングビル。
その見事なまでに流麗な動きは、弦之介をもってして感嘆させる。
「それとこれとは別ですからね。この学園に腰を据える以上、学長にはその地位に相応しい品格を!持って!頂きます!」
「ギブギブ!ギブってばキブじゃ!」

泡吹いて倒れたオスマンを放置して外に出た弦之介を追ってロングビルもまた部屋を出る。
周囲に誰もいないのを確認して問うてみる。
「自分で言うのもナンだけどさ、なんでアンタあたしを見逃してくれたんだい?」
「あえていうなら・・・・・・目よな」
「目ェ?」
「うむ・・・・・・お主と似た目をした娘を知っておるのじゃ。
 己が力量もわきまえず己が愛するもの全てを守りたい、と願った娘の目に」



華やかな音楽が流れる。
ふりっぐの舞踏会とやらが行われているようだ。
面倒な事は御免蒙る、というわけで月を肴に屋根の上でマルトーに貰った徳利を傾ける眩之介

で、これよりいかがなさるおつもりか

「ふむ、とりあえず甲賀に変えることも適わぬでな。暫しの間『はるけぎにあ』とやらに腰を落ち着けてみようと思うておる」

眩之介さまのこの先、如何なる事になるのか星が読めませぬ

わしとしてはあのきゅるけなる娘子とお近づきになりたいものですなぁ

どのみち我等甲賀者に平穏なぞありえぬ 放っておいても戦いが向こうからやってくるわい


だれもおらぬ暗がりで、一人杯を干す眩之介でした



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