あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

0G-02

 夜、Gは一人…空に浮かぶ二つの月を見ていた。
 自分の知る限り、月は1つしか無い。
 修練闘士の位を受勲しに、聖地ジュリアネスで見た時も月は1つだったと思い出しながら、Gはルイズの窓から飛び降りた。
 容易く地面に着地すると、ただひたすらに…強くなるために。
 字である『G』が示す最強を目指す為に、ただ一人…地道に突きや蹴りを繰り出し一心不乱に修練を始める。
 部屋でルイズが、脱いだ服や下着を自分に洗わせようとしていた等とはしらず、夜が明けるまでただひたすらに修練に励んでいた…

「身体の調子を見るついでに修練を始めたが、もう夜が明けたか。そろそろルイズを起こしても大丈夫だな」

 そう言いながら、ゆっくりとルイズの部屋に向かって歩き出す。
 ちなみに、Gが立ち去った後…修練で破壊された地面を見たシエスタと言うメイドが慌てふためく事となる。


「朝だ、起きろ」

 それだけ言うとGは有無を言わさず、布団を剥ぎ取る。
 何事かと目を覚まし、目を擦りながらGを見たルイズが強盗を見たような目でGを見る

「はぇ?そっそう……ってあんた誰よ!」 」
「オレを忘れたか、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」



 ルイズの頬に冷汗が伝う。
 寝ぼけてたとは言え、昨日召喚し使い魔にした相手が目の前で自分を睨んでいるのだ…

「『G』カイン・ファランクス……。そう言えば、洗濯はしてくれたの?」
「洗濯…何の事だ?」
「そう言えば、言うの忘れてた。そんな事より、着替えるから」
「そうか」

 Gは当然の如く、ルイズの部屋から出て行こうとする。

「ちょっと、主の着替えを手伝うのが使い魔のしg…」
「使い魔の・・・なんだ?」

 殺気まじりでGに睨まれてルイズは何も言えなくなる。
 何不自由無く暮していたルイズが、恐怖と栄誉を司る修練闘士の一人であるGに睨まれたのだ…蛇に睨まれた蛙のようになってしまっても仕方が無いだろう。
 はっきり言って、Gが大人気無いにも程があると言えるのかもしれない

「なんでも無いわよ。着替えるから部屋から出て行って!」
「言われなくても出て行くところだ」

 Gが部屋を出て行ってからルイズは小さく愚痴る…

「なんで、あんなのが私の使い魔なのよ…」

 その後、本来ならばキュルケと出会うはずなのだが…Gが朝日を見てすぐにルイズを起こした結果、キュルケと会わずに食堂に行く事になったとだけ追記しておく



「……朝になったら起こしてって言ったわよ……でも、なんで夜が明けてすぐに起こしたのよ!」
「貴様が言った通り、朝になったから起こしたのだ」

 そのGの言葉に言い返せずにルイズは席に座ると、当然のようにGもその隣に座った

「アンタ、なんで座ってるのよ」
「朝食を食べるために決まっている。しかし、こんな物を朝から食べるとは貴様等は阿呆か?」
「なんですってっ!」
「朝からこんな物を食べるなど、正気を疑うぞ」

 それだけ言うとGはパンとスープのような胃に優しい物を選んで食べ始める。
 食べる姿が意外と様になっていて、驚くが…次の瞬間ルイズは本気で慌てた。
 何故なら、貴族の席で堂々と食事を取っているのだ…

「カイン。アンタ、この椅子は貴族の椅子なのよ…何を考えてるのよ!」
「スイレームが座って構わない椅子に、オレが座って問題があるか。文句を言った奴は殺せば良い…」

 ルイズでもGの目を見れば解る。文句を言ってくれば、本気で殺す気だと言う事が…
 使い魔が貴族を殺した後の事を考え、ルイズは呆然とする…。
 昨日聞いた内容によると、Gは本当に一騎当千ぐらいなら出来るそうだ…
 下手に軍隊など差し向けても、一人で壊滅させかねないだろう事がルイズでも想像出来る…

「何をしている、早く食べないと冷めてしまうぞ」

 もう食べ終わったのか、Gは席をたつ。
 ソレを見てルイズは、ホッと安堵の溜息を付くと朝食を食べ始めた。
 そうして腹八分目になった頃に、何人かのメイジ達が何かを話ながら入って来た
 「地面が何かで破壊されたかのようになっていた」等と言う者が居たが関係が、ルイズは気にせず食事を終え、ゆっくりとカインと共に食堂から出て行く


「カイン。そう言えば、『G』って何なの?」
「ソレがオレの字だ。修練闘士でなくとも抜きん出た実力があれば、『黒き咆哮』や『白い閃光』のように字を持つ事もある」
「字?」
「修練闘士が全ての闘士に畏怖されながら、最大の栄誉を与えられるのには理由がある」
「貴族と平民みたいな理由かしら?」
「そうではない。オレ達、修練闘士は持って産まれた力を丹念に練り上げ、人を超えた力を身につけ、語り継がれるべき闘いをする。修練闘士の力は生きた伝説でもあるからこそ、最大の栄誉が与えられる」

 そう言って、Gは立ち止まると左手の刺青をルイズに見せる

「修練闘士には、生きたまま伝説と言う聖域に到達する為の意味を字に持ち、その字の意味する戦い方をする」
「それじゃあ、Gって意味は何なの?」
「ラテナイ語で7番目の文字Gは「最強」を意味し、オレは字の示す最強の座を目指し闘い続けると言う意味だ」
「アンタの知る限り、最強ってどんな奴なの?」
「…第57代目修練闘士にして、真修練闘士(ハイセヴァール)『刀傷』ヴァイ=ロー。傭兵王国2000年の歴史において最強と言われる男だ」

 ルイズは、「最強」と言う言葉を言うGを胡散臭そうな目で見る。
 一騎当千と言うだけなら、母親が母親なだけに信じる事が出来るが、最強などと言われても信じる事が出来るはずが無い

「あんた…具体的にはどんな事が出来るのよ?」

 当然のように思った疑問を、ルイズは聞いてみる


「身体が万全ではないが、この国に一人で戦争を仕掛けられるぐらいなら出来るな」

 即答である。
 何より、身体が万全では無いと言いながらそれだけの事を自身満々で言ってのけるのだ、本当に出来るのかもしれない

 その後、授業でルイズが錬金の魔法を使い爆発を起こすのだが、爆発を一撃で建物の外まで弾き飛ばすと言う非常識な事をするのだが……
 ただ…この程度の事は、Gの実力ならば児戯と言えなくも無いのだろうが…
 ちなみに、割れたガラスの片付けをルイズが命じられた頃にはGは傍におらず、ルイズが一人でガラス片を片付ける事になったそうだ

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