あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

mission 07 「Under Her Control」


 しげしげとアニエスはその手に握る剣を見つめる。
「ふぅ……ん……」
「どうだい? なかなかの出来だろう」
「どうも軽いな……もう少し重量のある剣はあるか?」
「なら、そうだな。そこの一番上にかかってるヤツなんかはどうだ」
 武器屋の主人に促され、示された一降りを取ってみる。
 スコールは手持ち無沙汰で店内を見ている。
(剣に弓に斧、槍……銃もあるが、とにかく旧式の武器ばかりだな)
『鞭は無いのかしら?まぁ、そこまで使える物が有るとも思えないけど』
 だがスコールの視界を借りるキスティスの得物は、見あたらない。
 今はもう、タルブでの激戦から十日が経過していた。


 会戦の三日後に、スコールとアニエスは王宮へ呼ばれていた。それもアンリエッタ『女王陛下』の面前に。
 スコールにはよく判らないが、アニエスの驚きぶりからすると余程凄いことであるらしい。
(ヴァリエールを救出したのが余程効いたということか)
 本陣へ彼女を連れて行ったところ、陣営奥からアンリエッタ王女自身が飛び出してきたのだ。どうも彼女は直接の友人だったらしく、それはそれは王女は喜んでいて、スコール達の前で延々と話し続けていた。
 結局『後日追って恩賞を与える』と言ったのは、見かねたように言った枢機卿の方だった。もちろん、王女とヴァリエールは気づいた風もなく話し続けていたが。
(周りが見えていない、とも取れるが)
「女王陛下のおなぁ~りぃ~……」
 謁見の間に、間延びした声が響き渡る。
 まるで時代劇のようだな、と片膝を突いてうつむいた態勢のままスコールは思う。
 ちなみに、宮廷内の作法が出来ていないスコールはアニエスから「不用意に口を開かぬように」と釘を刺されている。
「顔を上げなさい」
 ゆっくりとおもてを上げるアニエスにならってスコールも玉座へと顔を向けた。
「この度の戦においての功労、大変素晴らしいものでした。まずは、この労に対しての報奨金を」
 近侍の者二人が進み出て、二人それぞれに一枚の紙が渡されるのを両手で受け取る。
(紙幣があるなど聞いたことがないが……いや、これは)
 小切手、であった。少ない額だが、まぁ平民と呼ばれる者達にはこの程度なのかも知れない。
「ありがたき幸せ」
 アニエスが頭を下げ、スコールもそれに倣う。
「……あなた方に提案があります。聞いて頂けますか?」
「は? 何でしょう?」
 予想外の展開に戸惑いの声を上げる。
「今後は私に……王宮に仕えてみるつもりはありませんか?」
「それは……」
 こちらに向けられたアニエスの顔に、首を横に振ってみせる。
「お恐れながら、我らは下卑たる傭兵の身。とても王宮には……」
「もし私の元に付いてくれるのでしたら、シュヴァリエの称号を下賜しましょう」
「はぁっ!?」
 これにはアニエスばかりではなくスコールと女王を除いたその場の全ての者が目を剥いた。
(シュヴァリエ……? 何のことだ)
「でっ……! いえ、陛下! 何を!」
「静まりなさい。私の決めたことです。何か異議が?」
 キッとアンリエッタの視線が謁見の間を見渡す。
「平民をシュヴァリエに……貴族にするおつもりですか!?」
「前例がありません!」
「前例がなければ作るのみです!」
 アンリエッタの一喝が放たれたが、それでも尚謁見の間でざわめきは収まることを知らなかった。


 混乱深まる場で、『事は重大である。彼ら自身にも考える時間が必要であろう』と述べたマザリーニ枢機卿の言葉を鶴の一声として、謁見は一時中断。スコール達は別室に案内された。
「アニエス、シュヴァリエとは何だ」
 先程の会話で出てきた聞き慣れぬ単語を今の内に尋ねておく。
「シュヴァリエというのは、何かしらの武勲を立てた者に送られる騎士の称号のことだ。基本的に貴族にしか送られることのないものなのだが……」
「騎士……か」
(俺は『魔女の騎士』で十分だ。だが……)
「それで、さっきあれだけの騒ぎになった訳か」
 納得したと頷くスコールにアニエスも頷き返す。
「先程のアレは我々平民を貴族と同等に扱うということだからな」
 だがあの反応を見る限り、それが貴族達に受け入れられるとは思わなかった。
「俺は……さっきの話は受けない。俺はそもそもこの国の人間でもないからな。それにさっきの貴族の反応を見る限り、デメリットのほうが多いようだ」
「それはそうだな……」
「だがあんたは違う」
「?」
 何のことかといぶかしげな顔をする。
「あんたの仇……見つからない奴、正体すら掴めない奴が居るんだろう。国の中枢に触れることの出来る位置に着けば、探すのも容易いはずだ」
「! ……そうか」
 スッとアニエスの目が鋭くなる。
「……私が居なくなって、お前はどうするんだ」
「この二ヶ月、色々教えてもらったおかげでもう大丈夫だ。俺のことは気にしなくていい」
「…………」


「答えは決まりましたか?」
 返答のため再び謁見の間で二人は傅く。
「はっ!」
 短く肯定の意を示す。
「では……?」
「……こちらのスコール・レオンハートという男は、ハルケギニアの出ではありません」
 語り始めたアニエスの言葉に、ほぅ、と周りが興味深そうな目をスコールに向ける。
「故郷ではそれなりの身分にある故、帰国の算段が付き次第故郷へ帰ろうとしており、お仕えすることは叶わぬそうです」
「そうですか……」
 いささか気落ちした様子のアンリエッタに、ほくそ笑む他の貴族達。
「では、あなたは……?」
 女王から尋ねられ、アニエスは短く息を吸う。
(これが……良いはずだ。これで、良いんだ)
「私ごとき卑賤な身分の者にお声をかけて頂き、この上ない喜びでございます。
 ……ですが、やはり所詮は一平民に過ぎません。宮仕えをするのは分不相応かと……」
 ようやく貴族達から緊張感が抜けて、隣にいるスコールがアニエスへ驚きの目を向ける。
「私は平民故にあなたを、と思ったのですが?」
「いえ、私には荷が勝ちすぎております故……」
「しかし……」
「陛下、もうよろしいでしょう」
 マザリーニ枢機卿が横から口を挟む。
「無理強いをしても遺恨を残すのみです」
「……判りました」
 しぶしぶ、まだ納得がいっていない様子ながら女王は引いた。
「しかし公爵家の三女を助け出し、更に敵の総大将の首級を上げたにしては、その恩賞はまだ少ない。何か望みはあるか?」
 それを引き継ぐようにして枢機卿が一歩前に出ながら尋ねる。
(その望みを聞く代わりに、シュヴァリエの事を二度と持ち出させないつもりか)
 丁重なことだ。こちらにはそんな気はないというのに。
「それではお願いがあります」
(レオンハート?)
 それまで黙り続けていたスコールが急に口を開いた。
「こちらのアニエスは、幼少期にとあるメイジに助けられているそうで、せめて一言でもお礼をしたいと思っていたのですが、生憎そのメイジが何某かの部隊に所属していたメイジであるということ以外何も知らないそうなのです。
 是非とも彼女の恩返しのために、その部隊の名簿を見せて頂きたく思います」
「…………」
 よくもまぁこんな嘘八百をすらすらと並べ立てられるモノだとアニエスは口をあんぐりと開いた。


 城門をくぐって、慣れない緊張感から解放されてスコールは呆れたように言った。
「どういうつもりだ。せっかくのチャンスを……」
「どういうつもりだとは……非道い奴だな。お前もあの貴族達を見ただろう。あんな針の筵の中に身を投じろと言うのか?」
 軽く冗談めかしてそう言って見せると、あからさまにむっとした表情になった。
「咄嗟にあんたにとって重要な情報を引き出せるように頼んだから良いものの……仇討ちの機会をフイにするつもりだったのか」
「いや、済まない。冗談だ。その事については感謝している」
「なら、何で……」
「その……上手く言えないが……」
 少し照れくさいな、と頬を掻きながら軽く息を吸う。
「今回の戦いもそうだった。お前が残って戦ってくれたのは、私のため、だろう? 擬似魔法デスを教えてくれたのも、そうだ。色々と便宜を図ってくれて……。
 それは、お前にとって私という存在を仲間として、受け入れてくれたからだと思える。私にとっても、お前は、大切な仲間だ。だから、復讐を果たすためとはいえお前と一緒にいられなくなるのでは意味がないと思った」
「仲間だから……?」
 こくりと、頷く。
「私とお前はコンビで凄腕の傭兵……それじゃダメか?」
「いや……きっと、それが正しい。俺も、意識したことはなかった。でも確かに、省みてみるとあんたはもう俺にとって仲間だ」
 和らいだ笑顔を浮かべるスコールに、アニエスは満足げに頷く。
「良かった……ハハハ、まるで愛の告白でもしたようだな」
 恥ずかしそうに苦笑いを浮かべる。
「そんなものだろう。大切な奴に、素直な気持ちを言うというのは少し照れくさいもんだ。愛の告白だろうと、友情の確認だろうと」
「それもそうか」
 しかし、とその苦笑をスコールへと向ける。
「咄嗟によくあれだけの嘘を並べ立てられたな? 恩人を捜すなどと、真反対も良いところだ」
「SeeDの任務は潜入もあり得る。機転も重要な要素だ。恩人か仇か、どちらにしろ人捜しには重要な理由付けだが、メイジを前に仇だなどと真正直に言うものではないと思っただけだ。拙かったか?」
「いや、それで良い。それで」
 静かな笑みの底、瞳の奥に暗い復讐の炎にアニエスは再び火を点した。
(閲覧出来るのは三日後……他の者達の居所は既に情報屋に調べさせてある。後は期を見るだけ……。
 実験小隊隊長……名も顔も知らぬ貴様を、今度こそ追いつめてくれる)


 タルブ平原会戦において、その剣をかなり酷使したアニエスは、行きつけの鍛冶職人に愛剣を預けると、剣が戻ってくるまでの代用品を探して城下街を回っていた。
「……ダメだな、どうもしっくりこない。重さも長さも良いが、幅が広すぎて重心がぶれる」
 ため息混じりに、手に取った剣を店主へと返す。まだまだ難航しそうな剣選びを横目に、スコールは店内を見回し続ける。
(……いくら何でもこんなものまで置いて良いのか?)
 その目線が止まったのは、表面がさびで覆われた片刃の剣だった。
『何だかもう骨董品って感じね』
(店の管理も、接客も、まるでなってないな……)
 呆れながらもその剣を取ってみる。そういえば最後に普通のブレードを使ったのは何時だったかな、と思い返そうとすると
「う、うおあぁぁぁあぁぁぁぁあああ!? な、何だ何だぁ!?」
「なっ……」
 突然悲鳴が響き渡る。その声の出所はどう考えても
『え!? 嘘!』
(剣が……喋った!?)
「誰なんだお前!? ……いや、何なんだお前ぇぇええええ!」
「あの剣……インテリジェンス・ソードか?」
 大声に驚いたアニエスが、スコールの方へ視線をやりながら店主に尋ねる。
「ああ、どこのメイジが始めたかしらねぇが、うるさくってかなわねえ奴だよ。あんなのは」
「インテリジェンス・ソード?」
「触るな!俺っちに触れるんじゃねぇ!持つなぁぁぁぁぁ!」
「意志を持った剣の事だ。見ての通り、喋る剣だな」
 アニエスの説明を受けて、未だにぎゃあぎゃあ騒ぐ剣をしげしげと見る。
「てめえ中に何飼ってやがる!? 俺をどうする気なんだぁっ!」
「何?」
(中……?)
「うるっせぇぞデル公! 訳わからねぇこと叫んでねぇで少しは静かにしろいっ!」
「デル公?」
「ああ、何でもデルフリンガーって銘らしくてな」
「お、おおおお親父ぃっ! とっととこいつら店から出してくれ! というか頼むっ! 頼みます! マジで! 俺から離してくれ! こいつ何か中にいる! 得体が知れねぇのが何か居るぅぅぅぅぅ!」
(まさかこの剣……)
 その口ぶりは、スコールの中に何かが居ると言いたげで、そしてスコールの中にいるのは当然G.F.達な訳で。
『ジャンクションが判るのかしら?』
(気づいたのか? いや、どころかこいつ……)
「ああもう判った判った! おいあんた、すまねぇがその剣……」
「売って欲しい」
 店主の方を見て、強引に語尾を引き継ぎつつスコールはそう言った。
「なにぃぃぃぃいいいいいい!?」
「お前……そんな錆びた剣をどうするつもりだ」
「もちろん使うんだ。店主、いくらになる」
「やめてぇぇぇえええええ! 買わないでぇぇぇえええぇぇぇ!」
 デルフリンガーの悲痛な叫びは一切無視され話は進む。
「そうだな……100エキューってところか」
「冗談だろう。あんな錆びた剣だぞ」
「錆びたっつっても、一応インテリジェンス・ソードだからなぁ……ま、それなりに値は張るさ」
 口を尖らせるアニエスに、店主は首を振る。
「剣としての実用性を考えろ。40が良いところだ」
「どこぞの物好きな貴族様が買うかも知れないだろう? 90」
「こんな店に貴族が来るものか。41」
「一枚刻みかよ!そんな値段交渉聞いたことねぇよ! 85!」
「そもそも貴族が、あんな錆びた剣に目を付けると思っているのか? 42」
「譲歩する気まったくねぇなこのアマ!? 80!」
「良い口の利き方だな。40」
「下がるのかよ!」
『アニエスさん、ホント頼りになるわね。私も見習おうかしら』
 値切りはアニエスに任せてスコールはデルフリンガーを眺める。
(錆びているだけじゃない……ずいぶん年季が入っているようだが……それも一因か)
「何なんだよお前はよう……得体の知れないモン沢山体に飼ってやがって!」
 すっかり萎縮してしまったのか、弱々しく罵る。目が有れば涙目になっていただろう。
「わかった、わかったよ! 50にすりゃ良いんだろ!?」
「話せば判るじゃないか」
 にんまりとアニエスが笑みを浮かべる。が
「ただし」
 店主の方も意地の悪い笑みを浮かべる。
「そいつ用の鞘は、別売りだぜ……?」
「鞘?」
「聞いての通り、やかましい奴だ。こいつで黙らせなけりゃいくらでもしゃべりやがるぜ」
「くっ……」
 よもや隠し球が有ったとは、と臍を噛むが、その横でひょいひょいとスコールがエキュー金貨を差し出していく。
「鞘は要らない。どうせ使わないからな。それなら、金貨50で良いんだろう」
「な、なにぃ? おい、判ってるのか? これがないと……」
「必要ないと言っている。これで50枚だ」
「ああ……悲しきは所詮剣のこの身……持ち手は選べねぇ……」
 50枚の金貨を差し出すと、アニエスに向く。
「そっちは気に入ったものが見つかったか?」
「いや、ダメだ。次に行こう」
 首を振るアニエスに従って、店の外へと出た。


 それからもう三軒ほどの武器屋を巡り、ようやくそれまで使っていた剣と変わりない剣を見つけ、二人はねぐらへ戻るため町を出た。
「……で、どうするんだその剣は」
 改めて相棒に向き直ると、スコールは逆手で持ったデルフリンガーを軽く掲げる。
「良い機会だからあんたにも見せておく。G.F.の抽出だ」
 夕焼けの中を歩きながら、小さく呟く。
「ドロー」
 錆びた剣からぱぁっと数条の光が昇り、スコールに吸い込まれる。
「うわああぁぁぁぁああああああ……」
デルフリンガーを手に入れた!
 錆びた剣はスコールの手の中で音もなく崩れ去った。
「これは……」
「G.F.召喚、デルフリンガー」
 掌を上に向けると、剣の幻影が現れる。それは先程まであった錆びた剣によく似た形状をしていたが、錆びや汚れは一切見あたらない。
『……おでれーた。俺っちは一体どうなったんだ?』
 ガーディアン・フォースと化し、幻影の中とはいえ本来の姿を取り戻したデルフリンガーが自ら問う。
「あのインテリジェンス・ソードから、意識をG.F.として取り出したのか……」
「今後、あんたがG.F.を使うようになることがあれば、参考にしてくれ」
『そうか!おめーの中にいる連中も今の俺っちと同じ状た……』
 話している途中のデルフリンガーを戻す。
「面白いG.F.だ。一定量の魔法攻撃は全て吸収してくれるらしい」
 軽く目を閉じてスペックを推し量る。
「しかしお前、よくこれがG.F.だと判ったな」
「感覚的な部分が大きいので上手く説明は出来ないが、何がドロー出来るのかというのはなんとなくわかるものだ」
 そういうものか、とうなずき返しながら歩き続けるアニエス。
 もうじき日も沈むこの時間、二人は今のねぐら代わりとしているラグナロクに辿り着いた。
 先の謁見の際、実験小隊の情報はアニエス側が求めた物であり、スコールの側が提示した代替の恩賞は別に存在していて「今後所持するフネに掛かる一切の税金を免除する」というものであった。
 おかげでこうして、誰憚ることなく近場の森にラグナロクを伏せておくことが出来ている。
 王宮の連中が密かに調べに来ているようだったが、パスコードを設定している入り口に彼らが入れるとは思えないし、しばらく様子を見ていたが装甲をぶち破ろうという程の強行さは見受けられなかったので、そちらは放置してあった。
「お帰り、委員長」
「!? 何者だ!」
 ラグナロクのメインブリッジへ行く途中に現れたその顔を見て、アニエスは剣を抜き、スコールは動きを止めた。
「ジョーカー? CC団の」
「そ。久しぶりだね」
 ハルケギニアではついぞお目に掛からないような服装をした少年が手を挙げる。
『ジョーカー、最近見かけないと思ったらこんな所に!』
 スコールの中でキングも驚きを隠せない。
「何故こんな所に……」
 予期せぬ存在に目を見開く。
「何故って、そりゃ俺がジョーカーだからさ」
 飄々とした受け答えにスコールは頭を押さえた。
「知り合いなのか、レオン」
「ああ……俺の部隊の一人だ」
「よろしく、ジョーカーって呼んでください。専門は、兵站です」
「ああ。私はアニエスだ」
 アニエスに軽く一礼すると、スコールの方にジョーカーが向き直る。
「で、どうするの委員長。カード? それとも買い物? 武器の改造も引き続き受け付けるけど。ああ、もちろん俺はギル払いも受け付けるよ?」
 カードの束の一番上の一枚だけをくるくると回しながら尋ねる。
「ギル?」
「俺たちの使っている通貨単位だ。良いのか?」
「ああ。あんたなら、俺たちが帰る道を作れるって思うからね。それならギル払いでも問題ないだろ」
 帰る道を作る、という言葉。やはり、ジョーカーも自分と同じようにこの世界に連れてこられたクチらしい。
「その期待に応えられるよう、務める」
 こくりと頷きかけながら、相棒の方を向く。
「……アニエス、銃を持っていたな」
「あ?ああ……」
 最近遠距離攻撃は擬似魔法ばかりで銃はほとんど使っていないが、まだ持っている。
「こいつに預けてみてくれ。使い勝手がかなり良くなる筈だ」
 カードを懐に仕舞いながら、ジョーカーはこくりとアニエスに頷きかけた。


デルフリンガー Lv22 HP1785

修得済みアビリティ 未修得アビリティ 派生アビリティ

属性防御J________属性防御J×2→属性防御J×4
体力J___________運J
精神J___________ST防御J――→ST防御J×2→ST防御J×4
まほう___________回避J
アイテム_________GFHP+10%→GFHP+20%→GFHP+30%
G.F.____________ぼうぎょ―――→かばう
ドロー___________オートシェル



新着情報

取得中です。