あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

鏡の中の使い魔2

「一緒に待っていろ、とかいったくせに追い出すなんてひどい話だわ」
「まぁまぁ、ミス・ヴァリエール。オールド・オスマンもミスタ・コルベールもあなたが心配なのですよ。
いくら規則だからと言ってあなたにとって危険なものを使い魔にはできませんから」
指示通り学院長室までロックを連れて?行き待つ事しばし、生徒を解散させたコルベールが現れると、
オールド・オスマンはルイズとロングビルを隣で待つように指示したのである。
「本人をのけ者にして何の相談をするって言うのよ、全く」
ロングビルの煎れたお茶をすすりながらぶつくさ言うルイズと、それを微笑ましく見つめるロングビル。
とりあえずこの部屋は平和であった。

「さて、そもそも君は何者じゃね?」
ディテクトマジックで【目】や【耳】がないことを確認し、サイレンスで音が漏れないようにした上で
オールド・オスマンが口を開く。
“人間のエスパーです。名前はロック”
「えすぱー、とはなんだね?」
“ESP(超能力)という、人とはちょっと違うことができる人間のことです。
手を触れずにものを動かしたり、見えるはずのない遠くが見えたり、今みたいに言葉を使わずに会話をしたり”
「系統魔法とも先住魔法とも違うようじゃの」
“残念ながら魔法は使えませんね”
「人間と言ったが、その鏡の中にいるというのはどういうことかね」
“少し事故がありまして…。見てもらったほうが早いかな”
そう言うと学院長室がロックのいた連邦の研究所に様変わりする。
ちなみに、いつもなら幻覚を使うところだが、テレパスが漏れていたことを考慮して
エネルギーシールドに投影という手段をとっているため、気分は全周囲スクリーンの映画である。
そうやって、ここへ来る前に起きた事故の説明を始めたのだが、
コルベールがいちいち事細かに質問するせいで、ニンバスやオメガの事件まで説明させられて、
その過程で1000年以上生きていることなどまで白状させられていた。


「ということは、今の君の状態は、その【鏡】に『存在が転写された』状態と言うことかね?」
“おそらくそうだと思います。何しろ出られませんからね。
おかげで肉体の枷が無くなってESPの威力が上がっているみたいです”
「それが【サイコ・ブラスト】とやらなわけじゃな」
“そう言うことです”
さて弱った。理知的だし人生経験も豊富、“ちょうのうりょく”とやらも
魔法の使えないヴァリエール嬢にはまたとない助けにはなるだろう。
しかし、その超能力が強力すぎた。
なにしろトライアングル二人がかりのヘキサゴン・スペルを明らかに超越する
攻撃力と防御力を持っているのだ。ロック本人にその気がなくても
ヴァリエール嬢の劣等感を刺激したり、逆に使い魔の力を自分の力と錯覚して増長することもありうる。
かといって、サモン・サーヴァントで出てきたと言うことは、
今回契約しなかったとしても次に召喚したときにまた呼び寄せられる可能性がある。
仕方なく、オールド・オスマンとコルベールは召喚と使い魔の関係を説明し、
極力超能力を使わず、助言のみを与えて指導することを依頼する。
『なんだかラフノールの【精霊】になった気分だな』
と思ったとか思わなかったとか。


さて、ようやく結論が出てルイズが学院長室に呼ばれる。
「喜びたまえ、ミス・ヴァリエール」
妙に大仰なオスマンの物言いに若干引き気味のルイズ。
「いやいや本当に珍しい。
先住魔法による意志を持ったアーティファクト(魔法工芸品)を呼び出すとは驚きましたな、オールド・オスマン」
コルベールは微妙に棒読みだ。
「この鏡そんなにすごいものなんですか?」
あっさり騙されるルイズ。
ちなみに、その横でミス・ロングビルが一瞬目を光らせたのに気づいたのはロックだけだったりする。
「あぁ。千年以上前から存在する【鏡の精霊】じゃ。
他の使い魔と違ってそなたの手足にはなれぬじゃろうが、きっとよい助言を与えてくれるに違いないわい。
これを使い魔として立派な貴族になるために励むのじゃぞ」
“よろしく、ルイズ”

そして、
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ」
鏡へのキス。
ルーンは、それが一幅の絵画のタイトルであるかのように鏡に刻まれた。

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