あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ルイズと博士と時々ダディ -04

「見つけたわよルイズ。それじゃあ説明してもらいましょうか、さっきのしゃべる箱について」
「詳細を希望」
すぐに食堂を抜け出そうと思っていたルイズであったがその前にキュルケとタバサに見つかってしまったようだ。
「・・・分かったわよ。説明すればいいんでしょ」
「あら、ルイズにしては素直なのね」
「別にいいでしょ、それじゃあミス・テネンバウム説明してください」
「結局私に丸投げ?」
ルイズがいやに素直だったのは、最初からテネンバウム博士に説明してもらおうと思っていたのだからだろう。
「まあ、いいわ。改めて自己紹介をするわね、私の名前はブリジット・テネンバウム。ルイズの使い魔・・・ビッグダディと一緒にそっちの世界に送られて来た物は無線通信機という物よ」
「ムセンツーシンキ?一体どこのマジックアイテムか分からないけれど・・・そっちの世界ってどういうことでしょうか?」
やはりこの世界の人間にとって、科学の力は魔法のような物なのだろう。
その事について解説しようと博士が口を開こうとしたら
「この僕と決闘したまえ!!」
一人の男子生徒の声によって遮られた。
「この声って、ギーシュよね」
「そうだけど、あそこに居るのって貴女の使い魔じゃない?」
「・・・何してるのかしら、全く」
「・・・・・」
それにしてもよく会話を遮られる人達である。

ルイズと博士と時々ダディ
Chapter4



~~~~~~
数分前

「おい、ギーシュ今は誰と付き合っているんだ?」
「僕は薔薇なのだよ。薔薇は見る物全てを楽しませる物さ」
「で、実際の所はどうなんだ?」
ギーシュと呼ばれる生徒が気取ってポーズを決めた瞬間、ポケットから薄紫色の液体が入ったビンを落ちた。
それは、モンモランシーという親密な関係にある女生徒から貰った手製の香水である。
大切な彼女から貰った香水なら、すぐに拾えるのだが彼には拾えない理由があった。
彼はケティという一年生にも手を出していたのだ!
(まずい!どうにかしないと厄介なことに・・・)
香水を落としたのに気づいた彼は頭の中で瞬時に打開策を考えた。

1気づかない振りをする
2そのまますぐに拾い上げる
3誰かに拾ってもらう
4そんな事より開き直りだ!

どの選択肢をとっても他の生徒に騒がれ、二人にばれるのがオチだと頭の中でシミュレートしていた。
しかしこの後予想外の事が起きた。

<<パリンッ
何かが割れたような音がした方を見ると、先ほどマリコルヌを持ち上げていたルイズの使い魔が何事も無かったかのように歩いていた。
そして足元を見ると無残にも砕け散った香水のビンが落ちていた。
「おい、この匂い・・・」
「ああ、確かモンモ「ちょっと待ちたまえ君ィ!」
男子生徒の声を遮りギーシュがダディに呼びかける。
ダディは何事かと振り返った。
「君のおかげでいとしのモンモランシーから貰った香水が台無しじゃないか!」
(何なんだ、この優男は?)
心の中で思っても唸り声しか上げられないので言葉にすることができなかった。
しかし、ギーシュが今ここで叫んでしまったことにより事態は最悪な方向へまっしぐらであった。
「ギーシュ様、やっぱり・・・ミス・モンモランシーと・・・」
見物人の中から栗色の髪をした女子生徒が一人、ギーシュにそう言いながら歩み寄ってきた。
おそらく彼女がケティという生徒だろうとダディは予想を立てた。
「い、いや誤解しないでくれ。ケティ、これは彼女から預かっていた――」
ギーシュがケティに何とか言い訳をしようとしたがその最中、右の頬にマイク・タイソンもびっくりのビンタを右頬にお見舞いされた。
「そんな言い訳は聞きたくありません!さようならギーシュ様!」
そう言って涙を流しながら走り去って行き、代わりに金髪で巻き毛の女子生徒が歩いてくる。
彼女はケティとは違って、何も言ってこないがこれを嵐の前の静けさというのだろう。
だが流石のギーシュも先ほどのビンタを受けて冷静になり、その巻き毛の女子生徒に弁解にかかった。
「モンモランシー、君は誤解しているよ。彼女とは一度だけ近くの森に遠乗りをしたというだけであって・・・」
「やっぱり、手を出していたのね、そうなのねギーシュ?」
「いやだかr「この嘘つき!」
そう言うと共に今度はジョージ・フォアマンもKOできそうな左ストレートがギーシュの左頬を襲った。
それで気が済んだのかどうかは知らないが、どこかへ歩き去っていった。

二人が去り殴られた頬をハンカチでゆっくりと拭き、そしてダディに向かって一言
「この僕と決闘したまえ!」

~~~~~

騒ぎを嗅ぎ付けて集まってきた野次馬たちを押しのけながらルイズは二人の居る場所まで歩いてきた。
「ギーシュ、私の使い魔に何か用でもあるのかしら?」
「そうだとも!君の使い魔のおかげで二人の麗しきレディに傷がついたのだ!」
それって本当?とダディに問うと、こくんと頷き足元を指差した。
「まあ、香水のビンを割ったのはこっちにも非があるから謝るけど、二股がばれたのは結局自分のせいでしょ?」
「しかも、それをごまかそうと決闘なんて言い出す始末・・・貴族としてあきれて物も言えないわ」
-確かにギーシュが悪いよな
-さりげなく責任転換しようとしたぞ?
-決闘は禁止じゃなかったのか?
-『貴族同士』だけだろ

そうルイズが自分の意見を言うと野次馬たちは好き勝手に話し始めた。
もっぱらギーシュが悪いとしか言っていなかったが・・・
しかし、ギーシュは一人の野次馬の言葉である事を閃いた。

「ルイズ、確かに僕は自分のせいで二股がばれた・・・しかし!香水のビンは君の使い魔のせいで割れたのだよ!」
「なので僕は君の使い魔に決闘を申し込む!異論は無いね?」
「大有りよ!」
ルイズは当然の如くギーシュに言い返す。
「何で、アンタとダディが決闘しなくちゃいけないのよ!私のいった事、聞いてなかったの?」
「考えてもみたまえ、君の使い魔が香水のビンを割ったから騒ぎが大きくなり、モンモランシーとケティがこちらに気づいたのだよ」
「・・・・・・!」
半分近く嘘だったがギーシュのその一言によって、野次馬たちはルイズの使い魔が悪いと言い出した。
      • いける!
そう確信したギーシュは一気に畳み掛けた。
「では、こうしよう。君とその使い魔が僕に謝罪するか、それとも君の使い魔が僕と決闘をするか、どちらかにしてくれ」
状況が悪い・・・ルイズは実際にここで起きた事はよく知らない。
どう対処すれば分からず言葉に詰まっていた。
だが、ここでギーシュはとんでもないミスを犯した。
「早く答えを言いたまえ、ゼロのルイズ!」
(お仕置きが必要のようだな・・・)
その言葉により先ほどまでずっとおとなしかったダディがギーシュに近寄った。
「む、謝る気になったのかね・・・って、うわあああああ!」
ダディはギーシュを先ほどのマリコルヌのように持ち上げ力任せに投げた。
<<ガシャーzーン
本日二回目のガラス破損
ギーシュはちょうど窓を突き破り外に出たようだ。
「ダディ!あなたってば・・・」
しかしルイズはこれ以上言葉が出なかった。
先ほどから自分がゼロと呼ばれる時にダディは怒っている。
自分を気遣っての行動だとルイズは信じていた。
少々やりすぎだが・・・
「君の答えは良く分かった・・・決闘だ!来たまえ!」
食堂の外に強制追放されたギーシュが立ち上がり怒りに体を震わせていた。
「仕方ないわ・・・ダディ行けるの?」
ルイズに問われるとダディは右手でサインをした
(大丈夫だ、心配しないでくれ)
そう心の中で思いダディはギーシュのいる広場に窓から出て行った。
「黙っていたけど、最初から決闘でよかったのじゃないかしら?」
「そういう訳にもいかないでしょ、ミス・テネンバウム・・・」


~~~~~~~
広場に出るといつの間にかギャラリーが集まっていた。
「おーい、ギーシュが決闘するぞ!相手はルイズのゴーレムだとさ!」
さっきの取り巻きたちが叫び、ギャラリーが盛り上がっている。
ギーシュは先ほどの事件を忘れたのかのようにギャラリーに手を振っている。
そして、ダディが人ごみを掻き分けギーシュの前に立った。

「ようやく来たようだな、使い魔君」
「・・・・・・」
「おっと、言葉を話せないのか。これは失礼」
「・・・・・・」
「一応だが名乗らせてもらうよ、僕の名はギーシュ・ド・グラモン、二つ名は青銅のギーシュ!」
そう名乗るとギーシュは自分の手に持った薔薇の花を振る、花弁を一枚落とした。
次の瞬間、その花弁は一体の青銅の戦乙女へと変わった。
「・・・!」
「僕はメイジだからもちろん魔法で相手をさせて貰うよ・・・いけワルキューレ!」
ギーシュの声と共にワルキューレはダディに突進してきた。
ガーーン!
ワルキューレの拳が見事ダディの顔面に直撃し、金属と金属がぶつかった鈍い音がした。
だが、ダディは少し体が動いただけでダメージは無さそうだった。
無理も無い、この時代に存在する銃の数世代先の銃で撃っても怯む事なく襲いくるのだから、青銅の塊がぶつかったぐらいなら動じないのも頷ける。
もちろんギーシュや見守っていたルイズもその事実に驚愕していた。
「うそ・・・顔に直撃したのに!」
「な、何だと!だが動きは遅いようだな・・・ワルキューレ続けて殴り続けろ!」
しかしワルキューレが殴る前にダディはワルキューレの腕を掴み地面に叩きつけた!
(二回目は食らわないぞ、ガラクタが!)
一回・・二回・・三回目にしてようやくワルキューレを叩きつけるのを止めたが見るも無残な姿になっている。
腕を持たれ、乱暴に叩きつけられたので握っていた腕以外バラバラになっていた。
そしてダディはワルキューレが戦闘不能だと悟り、四回目の叩きつけをワルキューレにお見舞いし、ギーシュの方をめがけて投げ飛ばした。
ダディの無茶苦茶且つ圧倒的な戦闘を目の当たりにし呆然としたギーシュは、飛んできたワルキューレで我に帰った。
「・・・ハッ、まずい!ワルキューレ!」
ギーシュは咄嗟に出した二体のワルキューレで難を逃れたが、体はまだ震えていた。
その震えを抑えようとギーシュは呟いた
「クソッ・・・一体何なんだ、今の馬鹿力は」
それに答えるかのようにダディは咆哮した。
「~~~~~!」
(ルイズをゼロといった罰だ!)

新たな目標:ギーシュをぶちのめす



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