あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!-14



次回予告
「拙者キャリゲーター。船旅に美男子、いいでござるなー。ぬお! この恐ろしげな御仁は? ルイズ、しゃっきりするゲーター。
 GP-14 推参プリンス
 ――GO ON!!」

「とりあえず今日のところはこんなものね」
「あとはアルビオンに着いてからでおじゃるな」
 ケガレシア達との打ち合わせ(実質的にはヒラメキメデス・マチルダとの顔合わせ)を終えたルイズ達が「女神の杵」亭に戻ったところ……、
「何なのよあんた達!?」
「殺っちまえ!」
「………」
「往生際が悪いぜ、嬢ちゃんよお?」
「こいつっ!」
「やるじゃねえか!」
「チンピラのわりに連携が取れているな……」
「てめえら人間じゃねえ、たたっ斬ってやる!」
 ……キュルケ・タバサ・ギーシュ・ワルドvs傭兵の修羅場と化していた。

 ――GP-14 推参プリンス――

「何でこんな事になったのか聞くのは後にした方がいいわね……」
「そうしてくれるとありがたいな……どうだ!」
 ルイズの言葉に答えつつも傭兵を切り伏せる手を休めないワルド。
「まとめて蹴散らしてやるでおじゃる! チュウシャバンキ!」
「ブーンビー!」
 ケガレシアの呼び声に答え、両腕が鋭い針の付いた注射針になっているハチと人間を合成したような蛮機獣が壁を突き破って出現する。
「注射爆弾!」
 腕から巨大な注射器を飛ばし、それを爆発させるチュウシャバンキ。
「笑い注射!」
 口から連射した注射器に仕込まれた毒液で、傭兵達を笑い転げさせて呼吸困難で苦しめるチュウシャバンキ。
「注射ニードルカーニバル!」
 大の字になって空中回転しながら急降下、腕の注射針で急所を突き刺すチュウシャバンキ。
『うわーだめだー』
 瞬く間に大半が戦闘不能となって傭兵達は敗走していった。
「見たでおじゃるか! チュウシャバンキの力を!」
「ブーンビー!」

 翌朝、アルビオン行き客船・マリー=セレスト号甲板にワルド達の姿があった。
「な、何でえ、おめえら!?」
「船長はいるか」
「まだ寝てるぜ。用があるならもうちょっと待つんだな」
 ワルドは解答代わりに杖を抜き、
「貴族に2度同じ事を言わせるな。船長を呼ぶんだ」
「き、貴族!」
 慌てて船内に駆け込んだ船員は、しばらくして初老の男を連れて戻ってきた。どうやら彼が船長のようだ。
「何のご用ですかな?」
 やってきたワルドに、船長は胡散臭げな視線を送った。
「女王陛下のグリフォン隊、隊長のワルド子爵だ」
「これはこれは。して当船へどういったご用向きで……?」
 相手の身分を知った船長は突然相好を崩した。
「アルビオンに今すぐ出航してもらおう」
「そんな無茶な!」
「無茶でもよい」
「あなた方がアルビオンに行く理由など知った事じゃありませんが、明後日の朝にならないと出航できませんよ!」
「なぜだ?」
「アルビオンとラ・ロシェールが再接近するのは明後日の昼。早くても明後日の夜明け後に出航しなけりゃ、風石が足りませんや」
 ワルド・船長のやり取りを聞いていたケガレシアが、ルイズにそっと尋ねる。
「風石とは何でおじゃるか?」
「風の魔法力を蓄えた石よ。それで空船は宙に浮かぶの」
 2人がワルド達に向き直ると、船長が思案顔のワルドにさらにたたみかけていた。
「子爵様、当船が積んだ風石はアルビオンへの最短距離分しかありません。それ以上積んだら足が出ちまいますゆえ。したがって今出航したら途中で海の藻屑でさあ」
「風石が足りない分は僕が力を貸す。僕は風のスクウェアだ」
 船長・船員は顔を見合わせていたが、やがて船長はワルドに向かって頷いた。
「ならば結構で。そのかわり料金は弾んでもらいますが……」
「積荷は」
「硫黄で。アルビオンでは今や黄金並みの値段がつきますんで」
「全てと同額出そう」
 商談は成立、船長が矢継ぎ早に命令を下し始める。
「出港だ! もやいを放て! 帆を打て!」

 風を受けた帆と羽がが張り詰めて船が動き出す。
「アルビオンにはいつ着く?」
「明日の昼過ぎには、スカボローの港に到着しまさあ」
「明日の昼……」
 ルイズが緊張した表情になる。
「船長の話では、ニューカッスル付近の王党派軍は包囲されて苦戦中のようだ」
「ウェールズ皇太子は?」
「わからん。生きてはいるようだが……」
「その様子では、港は全部反乱軍の手に落ちたと思っていいでおじゃるな」
「……たぶんそう……」
「どうやって王党派と連絡を取ったものかしらね?」
「敵中突破しかあるまいな。スカボロー港からニューカッスルまで馬なら1日だ」
「貴族派反乱軍の間をすり抜けるつもりですか?」
 ギーシュの質問にワルドは肩をすくめ、
「そうだ。それしかないだろう。まあ反乱軍も公然とトリステインの貴族に手出しはできんだろう」
「包囲網を突破してニューカッスルの陣に向かうのでおじゃるな」
「夜の闇には注意しないとね」
 ルイズは緊張の表情で続けた。
「あ、あの……」
 その時、キュルケ達に1人の少女がおずおず話しかけてきた。ベレー帽を被りマントを羽織った幼い容貌の少女だ。
「どうしたの?」
「あの、皆さんもアルビオンに行くですか?」
「……そうだけど……あなたは……」
「あ、私はクドラーフカ・ド・チセルというです。大事なお仕事でアルビオンに行くですよ」
「へえ、そうなのか。チセル男爵には前に会った事があるけれど、君のような可愛い娘がいるなんて知らなかったな」
 ルイズ達の緊張とは裏腹に、キュルケ達は旅の道連れとなった少女・クドラーフカと楽しい一夜を過ごしたのだった。

「右舷情報の雲中より船が接近してきます!」
 翌朝、下半分を純白の雲に隠されたアルビオン島が視界に入ったところで、甲板に船員の切羽詰った叫び声が響いた。
 後方甲板でワルドと共に操船を指揮していた船長は、見張りの声に右上方を見上げた。
「アルビオン貴族派か? お前達のために荷を運んでいる船だと教えてやれ」
 見張り員は船長の指示通り手旗信号を送ったがやがて、
「あの船は旗を掲げておりません!」
「してみると、く、空賊か?」
「間違いありません! 内乱の混乱に乗じて活動が活発になっていると聞き及びますから……」
「今すぐ逃走だ! 取り舵いっぱい! 全速前進!!」
 緊急事態を告げる鐘が打ち鳴らされ、船内にいた船員達も慌てて飛び出す。
 船長はマリー=セレスト号を空賊船から遠ざけようと命令を下すが時既に遅し。併走する空賊船が進路を妨害するように威嚇砲撃を開始する。
 その直後、マストに4色の旗が掲げられた。
「『停船しなければ攻撃する』か……」
「私はこの船を浮かべるだけで精一杯だし、彼女達も一昨日少々派手に立ち回ったせいでこれほどの人数とやりあえるほど本調子じゃない。ここはあの船に従うしかない」
「これで破産だな……」
 観念したようで船長は停船命令を出した。

 空賊船はマリー=セレスト号に横付けすると鉤付ロープを渡して次々こちらに乗り込んできた。
 日焼けして粗野な雰囲気を隠そうともしない男達が大声を張り上げる。
「おめえら抵抗すんじゃねえぜ! 逆らってみろ、すぐさま首を切り飛ばしてやらあ!」
 弓やフリントロック銃で武装した空賊達が手馴れた様子で抵抗する船員を拘束していく。
 キュルケ・ギーシュが思わず魔法を使おうとした時、ケガレシア・ワルドに制止された。
「やめたまえ。いくら平民といえど、あれだけの数を相手に消耗した状態で戦うのは無謀だ」
「それに奴らの船の大砲がこの船を狙っているでおじゃるよ。……今はとにかくチャンスを待つべきでおじゃる」
 抵抗する者がいなくなったところで、空賊の頭目らしい両腰に3本ずつ鞘を帯びた眼帯の男が乗り込んできた。眼帯の男は乗り込むや否や船長を出すように命令する。
「ほう、てめえがCaptainか。船のNameと積荷を答えろ。嘘を吐いたらいい事ねえぜ」
「……トリステインの『マリー=セレスト号』……、積荷は硫黄……」
 直刀で頬を撫でられ、震える足を押さえながら何とか立っている船長は正直に白状した。
 積荷が硫黄と聞いて空族達は割れんばかりの歓声を上げる。
「All俺達が買ってやる。料金はてめえらのLifeだがな」
 船長が崩れ落ちるのを確認したところで、空賊の頭目はルイズ達の中にいるケガレシアに気付いた。値踏みするかのように下卑た笑みを顔に貼り付けると悠然とした足取りで接近する。
「ほほう、こいつは随分Beautifulだな」
 そう言って触ろうとした時、
「清らか? 美しい? それはガイアークにとって死に勝る屈辱でおじゃる!」
 ケガレシアが鞭の一撃で頭目を叩きのめした。頭目は船縁から落下しかけるもどうにか体勢を立て直す。
「筆頭!」
「俺達なめられてますぜ!」
 筆頭が一撃を浴びて空賊達は一斉に殺気立った。
 そんなケガレシアに、ルイズ・デルフリンガーもにやりと笑みを見せて戦闘体勢を取る。
「ちょっ……、何やってんのよ、ルイズ!」
「……正気なの……」
「考えてみたら、空賊なんかに好き勝手されて黙ってるってのは趣味じゃないのよね。王党派について反乱軍相手にする前のひと暴れよ、ケガレシア」
「確かにわらわ達が反乱軍を叩き潰してしまえばいい事でおじゃるな。ついでに空賊退治といくでおじゃる」
「いくぜえっ!」

 ルイズ達の異様なまでの余裕に気圧される空賊達だったが、1人冷静な筆頭が左眼だけを動かして3人を睨む。
「King側につく?」
「ええ、そうよ」
「もう1度聞くが本当にKing側か? トリステインのAristocratが今時のアルビオンに来て、King側の援軍だってのか? 何しに行くんだ?」
「あんたらに言う事じゃないわ」
「Aristocrat側につく気は無えか? あいつらはMageを欲しがってる。たんまりMoneyも弾んでくれるぜ」
「死んでも嫌よ」
「もう1度言うぜ。Aristocrat側につく気は無えか?」
「つかぬと言ったはずでおじゃる」
 毅然とした表情のルイズが口を開くより早くケガレシアが続けた。
「てめえは何もんだ?」
「わらわはルイズが使い魔の1人、ケガレシアでおじゃる」
「使い魔?」
「その通りでおじゃる」
 ケガレシアの答えに筆頭は笑い声を上げる。
「トリステインのAristocratは気ばかり強くってどうしようもねえな。まあ、どっかの国の恥知らずどもよりはずっとBetterだがな」
 すると周囲の空賊達が一斉に直立した。
「失礼した。貴族に名乗らせるならこちらから名乗らなくてはね」
 青い兜を脱いで眼帯を外す。その下から出現したのは凛々しい金髪の青年の顔だった。
「私はアルビオン王立空軍大将、本国艦隊司令長官……。本国艦隊と言っても既にこの『イーグル号』しか存在しない無力な艦隊だがね。まあ、その肩書きよりこちらの方が通りがいいだろう」
 若者は居住まいを正して威風堂々とした雰囲気で名乗る。
「アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ。アルビオン王国へようこそ、大使殿。さて、ご用の向きを伺おうか」
「つまりわらわ達は試されていたという事でおじゃるな、王子」
「いや、大使殿にはまことに失礼を致した。しかしながら、君達が王党派という事がなかなか信じられなくてね。外国に我々の味方の貴族がいるなどとは夢にも思わなかった。君達を試すような真似をしてすまない」
「アンリエッタ姫殿下より、密書を預かってまいりました」
 ルイズは優雅に一礼して言った。
「ふむ、姫殿下とな。君は?」
「姫殿下より大使の大任を受けました、ヴァリエール家三女ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールでございます」
 そしてルイズはケガレシア達をウェールズに紹介する。
「そしてこちらが私が最も頼りにしている使い魔の1人、蛮機族ガイアークの害水大臣・ケガレシアにございます、殿下」
「なるほど! 君のように立派な貴族が私の親衛隊にあと10人ばかりいたらこのような惨めな今日を迎える事も無かったろうに! して、その密書とやらは?」
 胸ポケットからアンリエッタからの手紙を取り出そうとしたルイズだったが、ふと動きを止める。
「何だね?」
「失礼ですが、本当に皇太子様ですか?」
「まあ、さっきまでの顔を見れば無理も無い。僕はウェールズだよ。正真正銘の皇太子さ。何なら証拠をお見せしよう」
 ウェールズは笑いつつ、ルイズに自分の薬指に光る指輪を外して渡した。
 指輪のルビーがルイズの指に嵌っていた水のルビーと共鳴、虹色に輝いた。
「この指輪はアルビオン王家に伝わる風のルビーだ。君がはめているのはアンリエッタがはめていた水のルビーだ。そうだね? 水と風は虹を作る。王家の間にかかる虹さ」
「大変失礼をば致しました」
 ルイズは一礼をして手紙をウェールズに渡した。
 ウェールズは愛おしそうに手紙を見つめて花押に接吻したが、読み始めると表情に曇りが出た。
 そして顔を上げ真剣な眼差しで、
「姫は結婚するのか? あの愛らしいアンリエッタが。私の可愛い……従妹は」
 ルイズが無言で一礼すると、ウェールズは再び視線を手紙に戻した。
 そして読み終わると微笑んで、
「了解した。姫はあの手紙を返してほしいとこの私に告げている。何より大切な姫から貰った手紙だが姫の望みは私の望みだ。そのようにしよう。しかしながら今手元には無い。ニューカッスルの城にあるんだ。姫の手紙を空賊船に連れてくるわけにはいかぬのでね。多少面倒だが、ニューカッスルまで足労願いたい」


蛮機獣チュウシャバンキ
【分類】害水目
【作製者】害水大臣ケガレシア
【作製モデル】注射器
【口癖】「ブーンビー!」
【身長】211cm
【体重】216kg
「注射器」をモデルとして製造された蛮機獣です。
 注射器とは液体や気体を注入・吸引するために用いられる道具です。
 チュウシャバンキは両腕が強力な注射器になっています。
 腕の注射器を操作する事で液体爆弾や笑い薬等様々な液体で攻撃できるほか、注射針そのものを武器とする事も可能です。
注)飛行能力を持っていますが本人が忘れがちなので、いざという時に備えて時々思い出させましょう。



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