あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

暇をもてあました神々とツンデレ娘の戯れ

 爆発。
 いつもより広範囲に渡り、派手に被害を撒き散らす。しかし、それを起こした当の本人は何等の害を被った気配がない。
「けほっ」
 咳を一つ、煙を吐き出すと、爆煙の中に何かの気配が在ることに気付く。
 風が吹き、煙が晴れると……
「私は、神だ」
 黒い長いスパッツをはいた上半身裸の男。格好といい言動といい、変態だ。
「ゼロのルイズが、へ、変態を喚び出したーッ!」
「流石ルイズ! 俺達に出来ないことを平然とやってのけるーッ!」
 電波を受信した生徒達が騒がしいが、ルイズと呼ばれた少女には聞こえていない。力無く膝を突き、へたりこむ。
「そんな……召喚したのが……変態だなんて」
 しかし、自称『神』はその変態コールに機嫌を悪くしたのか、無表情ながら静かな怒りを漂わせる。
「神に変態とは、随分無礼な人間だ。よって汝らに罰を与えよう……全ての神よ、そして全ての生命よ、彼等に相応の罰を与えよ────」
 途端、苦しみだすもの、腹を押さえて叫ぶもの、頭髪が薄くなるもの、等々、一瞬で地獄絵図に変わる広場。
 と、その中の一人がゴロゴロと『神』の前に転がってゆく。見慣れない顔だったが、今の彼等にはそれを気にする余裕はない。
「ぐわあああ! 腹がァァァッー!」
 じたばたと腹を押さえてもがく男。しかし次の瞬間。
「私だ」
 服が消え去り、『神』と同じ様な格好で妙なポーズをとって立っていた。頭に変な輪っかを着けていた。
「お前だったのか」
「また騙されたな」
「全く気付かなかった」
「なかなか苦しかったぞ」
「すまないとは思っている」
「すまないとは思っている、じゃなーい!」
 ボム、と、爆発が『神』と誰かを襲う。召喚者、ルイズの攻撃だ。
「神に喧嘩を売るとは、どこまでも楽しい娘だ」
「おいメンフェンティス。それは死亡フラグだ。チェーンソーでバラバラにされてしまうぞ」
「うっかりしていた」
「しっかりしてくれ」
「すまないとは思っている」
 シュールだが、そのやり取りはルイズを苛つかせた。
「あーもう!」
 その力はこの場で確認できた。やたらと腹立たしい以外は申し分無い使い魔だ。神であるかはどうかとして。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン、彼の者に祝福を与え、我が使い魔と成せッ!」
 メンフェンティスと呼ばれた男に突進する。
「む? むう」
 不意討ちでキスをされた。
「これは使い魔の契約か」
「そのようだ。神を使い魔にしようとするとは、どこまでも楽しい娘だ」
「おいメンフィス。それは死亡フラグだ。チェーンソーでバラバラにされてしまうぞ」
「うっかりしていた」
「しっかりしてくれ」
「暇をもてあました」
「神々と」
「ツンデレ娘の」
『戯れ』
 低い声で唱和する、それはなかなか無気味だった。
「戯れ、じゃなーい!」





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