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ゲーッ!熊の爪の使い魔-14


第十三話 すごいね、人体

これまでのあらすじ

なんと盗まれた秘宝「破壊の爪」はウォーズマンのベアークローだった。
ウォーズマンはベアークロー二刀流によってビッグボディチーム三番手の
ゴーレムマンの超人強度580万パワーを上回る1200万パワーを発揮しフーケのゴーレムを打ち破ったのだった。

「やったじゃない、ウォーズマン」
「すごい力」
「いや、これもルイズがベアークローを渡してくれたおかげだ」
ゴーレムが崩れ落ちたのを見ると、皆がウォーズマンのもとに集まってくる。
「でも、なんであんたのベアークロー、が秘宝になってるの?」
「わからん、これはかつて失ったものだ。それがどうしてここに…?」
そんな中、一人の女性が一向に近づいてきた。
「皆さん、無事だったんですね」
「ミス・ロングビル、あなたも大丈夫だったんですか」
「はい、フーケは見つけられませんでしたがゴーレムが崩れたのを見て何があったのかと一旦戻ってみたんです」
「そうなんですか。まあ、秘宝の奪還はできたしいいとしましょうか。
離れてたのならわからなかったでしょうけどこの爪確かにすごい力を持ってましたよ」
そう言いながらロングビルに近づくルイズ、だが、
「ええ、それはよく分かっていますよっ!」
いきなりルイズの背後に回って抑えると、杖を突きつけた。
「な、何の真似ですか!?」
「いいからお前ら動くんじゃないよ!」
「…なるほど、お前がフーケというわけか」
「へえ、見た目と違って筋肉バカってわけじゃないんだね、話が早くて助かるよ。
それじゃあその破壊の爪を渡しな、あんたがもともと持ってたやつも一緒に、
出ないとあんたの主人がどうなるか分からないよ!」
「……わかった」
ウォーズマンはフーケにベアークローを両方差し出す。
「なんと!ミスロングビルの正体はフーケだったーー!
そして今、日本の破壊の爪、いや、ベアークローを手にしたー!」
それを受けて「実況」の名をもつ生徒が叫ぶ。

「そ、そんな。でも、それじゃあどうして私たちを連れてきたりしたの!?
さっさと逃げてしまえばよかったのに?」
そして出てきた当然の疑問に対し、フーケは答えた。
「初めはそのつもりだったよ、でもさあ苦労して盗んでみたらほんとに爪じゃないか、これ。
マジックアイテムって感じもしないしね。
でもよく見たらこれってこの前召喚されたクマの中身がつけてる爪とおんなじじゃないか。
それであんたに使い方を見せてもらおうと思って連れてきたのさ。
まあ、さっきまで見させてもらったけどこの爪はすごいってことしか分んなかったけどね。
というわけで破壊の爪の使い方を直接教えてもらおうと思ってね。
で、どうやったらあんな技が出せるんだい?」
「……スクリュードライバーは自らの鍛えた肉体をもってして放つ技だ。
ベアークローの力で放っているわけじゃない」
「冗談を言うんじゃないよ!あんなグルグル回ったりピカーって光ったり、なんの力も借りずにできるもんかい!
真面目に答えないとこいつの命はないよ!」
そりゃそうよ。
それにはルイズも同意した。
確かにウォーズマンの体つきはすごいけどだからと言ってそれだけであんな技が出せるわけでもないじゃない。
はぐらかして隙を伺ってでもいるつもりなのかもしれないけど、人質である私のことをもっと考えてよ、
何かあったらどうするつもりなのよ!
「……わかった、話そう」
するとルイズの気持ちをくんでくれたのかウォーズマンも正直に話しだした、
と思ったのだが、
左手を突き出すと
「一度的を絞れば後は畏怖を捨て思いきりと勇気を持ち…」
何を言い出すのだ、こいつは?
「身は弩弓の様に拳は箭の様に回打し…」
使い方を話すんじゃなかったの!?
しかしそんな回りの困惑をよそにウォーズマンのコンピューターは目標をロックしていた。
そして、
「敵を穿つーーっ!」
のばした左手を軸に全身を回転させ突っ込んできたのだった。
「くらえ、マッハ・パルバライザーー!」

「えええぇーー!?」
手をこちらに突き出していたとはいえ何も持っておらず
飛び道具などが来ることもないだろうと思っていたが、そこに予想外の攻撃。
とっさの反応が遅れたフーケは杖をはじかれてしまった。
ウォーズマンはその勢いのまま背後にあった岩にぶつかり、そして、
バリバリガシャァァ!
「なんとーーっ!!岩がまるで陶器の如く砕けていく――っっ!!
これは正に超人削岩機!!
ベアークローなどただの補助に過ぎなかったのか!?
これはまさしくウォーズマン本人の力だーー!!」
「いやー、おでれえた。すごいね、人体」
「実況」の生徒と解説のデルフも驚きの声を上げる。
そしてウォーズマンは今の一撃でフーケから逃れたルイズに叫んだ。
「ルイズよ、今こそお前の手でけりをつけるのだー!」
「え、う、うん!」
それを聞きルイズはとっさにフーケへ杖を向け呪文を唱える。
もちろんいきなり魔法が成功するわけもなく当然失敗する、
しかしそんなことは問題ではない。
ドゴオォォン!
「ぐえっ!」
失敗による爆発は、見事にフーケをノックアウトしたのだった。





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