朝からルイズはそわそわしていました。いつも寝坊するのにおとーさんが来る前から起きていました。もっとも殆ど寝てないという方が正解ですが。
いつものように支度を済ませ朝食をとり・・・と行動したかったのですが手が震えます。それでも着替えはおとーさんがいつも通りに手伝ってくれるおかげでなんとかなりました。
食堂に行くとおとーさんに色々な人が話しかけてきました。コック長のマルトーはおとーさんの事を我等が剣と言い、メイド達はなぜかおとーさんを触りまくっています。
ルイズはちょっと怒りながらおとーさんをメイド達から引き離しましたが、今度は生徒達が触りまくっています。
「な、何なのよいったい・・・」
ルイズが不審に思っているとギーシュが現れました。
「やぁ、ミス・ヴァリエール。君の使い魔は・・・あぁ、やはりそうか」
指で顔を掻きながらギーシュが少し困ったような顔をしています。
「ギーシュこれはどういうことよ?」
この事態の原因がギーシュだと直感したルイズは詰め寄ります。
「おお。怒らないでくれミス・ヴァリエール。実はあの決闘の後、僕はモンモランシーに許してもらえてね仲直りする事が出来たんだ。
君の使い魔に負けたことで真実の愛がわかったんだ!!僕はモンモランシーをこれからもずっと愛していく!!」
いつの間にかギーシュの横に来ていたモンモランシーが頬を赤く染めています。そんな彼女をギーシュは優しく抱き寄せるとこう言いました。
「君の使い魔は僕たちのキューピットなんだよ」
「ふんふん、それを皆に言いふらしたのね」
ルイズはすこし眉をひくつけせながら言いました。
「あ・・いや、言いふらしたつもりは無いんだが・・・どうも違った方向に話しが広まった・・・かな?」
ギーシュはもみくちゃにされているおとーさんを見ながら弁解しました。
「と、とにかく僕は君の使い魔を憎んだりとかは一切無いよ。むしろ感謝してるくらいなんだ。このお礼は改めてさせてもらうよ」
ギーシュはそう言うとバスケットを持ったモンモランシーとどこかへ行ってしまいました。
いつものように支度を済ませ朝食をとり・・・と行動したかったのですが手が震えます。それでも着替えはおとーさんがいつも通りに手伝ってくれるおかげでなんとかなりました。
食堂に行くとおとーさんに色々な人が話しかけてきました。コック長のマルトーはおとーさんの事を我等が剣と言い、メイド達はなぜかおとーさんを触りまくっています。
ルイズはちょっと怒りながらおとーさんをメイド達から引き離しましたが、今度は生徒達が触りまくっています。
「な、何なのよいったい・・・」
ルイズが不審に思っているとギーシュが現れました。
「やぁ、ミス・ヴァリエール。君の使い魔は・・・あぁ、やはりそうか」
指で顔を掻きながらギーシュが少し困ったような顔をしています。
「ギーシュこれはどういうことよ?」
この事態の原因がギーシュだと直感したルイズは詰め寄ります。
「おお。怒らないでくれミス・ヴァリエール。実はあの決闘の後、僕はモンモランシーに許してもらえてね仲直りする事が出来たんだ。
君の使い魔に負けたことで真実の愛がわかったんだ!!僕はモンモランシーをこれからもずっと愛していく!!」
いつの間にかギーシュの横に来ていたモンモランシーが頬を赤く染めています。そんな彼女をギーシュは優しく抱き寄せるとこう言いました。
「君の使い魔は僕たちのキューピットなんだよ」
「ふんふん、それを皆に言いふらしたのね」
ルイズはすこし眉をひくつけせながら言いました。
「あ・・いや、言いふらしたつもりは無いんだが・・・どうも違った方向に話しが広まった・・・かな?」
ギーシュはもみくちゃにされているおとーさんを見ながら弁解しました。
「と、とにかく僕は君の使い魔を憎んだりとかは一切無いよ。むしろ感謝してるくらいなんだ。このお礼は改めてさせてもらうよ」
ギーシュはそう言うとバスケットを持ったモンモランシーとどこかへ行ってしまいました。
取り残されたルイズは、ほとほと困っていましたが先生達が騒ぎを治めてくれたおかげでなんとか落ち着きました。
ルイズは朝食を取ろうとした時、おとーさんの食事を昨日と同じ質素な食事のままにしている事を思い出し自分の食事を分けようとしました。
ところが、おとーさんの食事はなぜかはしばみ草のフルコースでした。
(ななな、何よこれ!! 完全な嫌がらせじゃないの~~~!!)
ルイズは真っ青になっていましたが、目の前からタバサが声をかけます。
「それは私から」
ルイズはタバサを睨み付けましたが、タバサは涼しげにこう言いました。
「喜んで食べてる」
ルイズは何を言ってとばかりにおとーさんを見ますが嬉しそうに食べてました。
(なんでタバサがおとーさんの好みを知ってるのかしら・・・)
腑に落ちないルイズでしたが、おとーさんが嬉しそうなので今度からはしばみ草をメインにしようかなとか考えていました。
ルイズは朝食を取ろうとした時、おとーさんの食事を昨日と同じ質素な食事のままにしている事を思い出し自分の食事を分けようとしました。
ところが、おとーさんの食事はなぜかはしばみ草のフルコースでした。
(ななな、何よこれ!! 完全な嫌がらせじゃないの~~~!!)
ルイズは真っ青になっていましたが、目の前からタバサが声をかけます。
「それは私から」
ルイズはタバサを睨み付けましたが、タバサは涼しげにこう言いました。
「喜んで食べてる」
ルイズは何を言ってとばかりにおとーさんを見ますが嬉しそうに食べてました。
(なんでタバサがおとーさんの好みを知ってるのかしら・・・)
腑に落ちないルイズでしたが、おとーさんが嬉しそうなので今度からはしばみ草をメインにしようかなとか考えていました。
朝食が終わってまた騒ぎになる前にさっさと部屋に戻ったルイズとおとーさんは扉の前に立っています。
「じゃぁ、おとーさん案内してもらうわよ」
朝の緊張もどこへやら、ルイズは貴族の威厳をかもし出しながら扉を開けました。
「え?靴を脱ぐの?なんで???」
おとーさんから靴を脱ぐように言われたルイズは困惑してしまいましたが、そういう風習なのかと考えて渋々扉の前で靴を脱ぎました。
扉の向こうは色々変わった部屋でルイズの興味を大いにそそりました。
「じゃぁ、おとーさん案内してもらうわよ」
朝の緊張もどこへやら、ルイズは貴族の威厳をかもし出しながら扉を開けました。
「え?靴を脱ぐの?なんで???」
おとーさんから靴を脱ぐように言われたルイズは困惑してしまいましたが、そういう風習なのかと考えて渋々扉の前で靴を脱ぎました。
扉の向こうは色々変わった部屋でルイズの興味を大いにそそりました。
草を編んだ物を敷き詰めた床
足が低く丸い形をしたテーブルとその周りに置いてある四角いクッション
木組みに白い紙を張っただけの扉
食料と冷気を中に閉じ込める白い鉄の箱
小さなドアノブの様な物を捻るだけで火が出る台
ネジの様な物を捻ると水が出る管
足が低く丸い形をしたテーブルとその周りに置いてある四角いクッション
木組みに白い紙を張っただけの扉
食料と冷気を中に閉じ込める白い鉄の箱
小さなドアノブの様な物を捻るだけで火が出る台
ネジの様な物を捻ると水が出る管
ジリリリリリリ~ン
黒いものが突然音を出すとおとーさんが近づき徐にその一部を持ち上げ耳に当てています。しかも何やら独り言を言っているようです。
「お、おとーさんそれなに??」
ルイズは訝しげにおとーさんに尋ねましたが「デンワ」と答えて終わりでした。
(黒い物の名前だと思うけど、どんなものだか教えてくれないとわからないじゃない)
ルイズが少し不機嫌になっていると、おとーさんがテーブルの前のクッションに座るように言いました。
飲み物を持ってくるから待ってて欲しいとの事でした。おとーさんはさっきの白い鉄の箱を開けると何やらグラスに注いで持ってきました。
「お、おとーさんこれ飲めるの??」
グラスの中の液体は真っ黒でブクブク泡が出ています。以前にコルベール先生の授業で見せてもらったビンに入った液体を思い出したルイズは飲むのをためらっていました。
おとーさんから美味しいからと説明され意を決したルイズは一気に飲もうとして口と鼻から盛大に吹き出してしまいました。
「ゴホッゲホッ・・・やっぱり飲めないじゃないのよ!!!!」
咳き込みながら目から涙と鼻からコーラをたらしおとーさんに詰め寄るルイズでした・・・
黒いものが突然音を出すとおとーさんが近づき徐にその一部を持ち上げ耳に当てています。しかも何やら独り言を言っているようです。
「お、おとーさんそれなに??」
ルイズは訝しげにおとーさんに尋ねましたが「デンワ」と答えて終わりでした。
(黒い物の名前だと思うけど、どんなものだか教えてくれないとわからないじゃない)
ルイズが少し不機嫌になっていると、おとーさんがテーブルの前のクッションに座るように言いました。
飲み物を持ってくるから待ってて欲しいとの事でした。おとーさんはさっきの白い鉄の箱を開けると何やらグラスに注いで持ってきました。
「お、おとーさんこれ飲めるの??」
グラスの中の液体は真っ黒でブクブク泡が出ています。以前にコルベール先生の授業で見せてもらったビンに入った液体を思い出したルイズは飲むのをためらっていました。
おとーさんから美味しいからと説明され意を決したルイズは一気に飲もうとして口と鼻から盛大に吹き出してしまいました。
「ゴホッゲホッ・・・やっぱり飲めないじゃないのよ!!!!」
咳き込みながら目から涙と鼻からコーラをたらしおとーさんに詰め寄るルイズでした・・・
その頃、キュルケは「犬が・・・破裂・・・触手・・怖い・・」と魘されていました