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ゼロの騎士団-02


ゼロの騎士団 PART1 始まりの地 トリスティン-2

ルイズがコルベールに死刑宣告された時、三人の会話はいったん途切れかけていた。
「ところで君、さっきから、気になったのだが契約や使い魔とは一体何の事だい?」
先ほどの会話の中で疑問に思ったことをニューがルイズに問いかける。
「聞いてなかったの!?アンタは私の使い魔になるのよ!」
「なんでだい?」「私があなたを召喚したからよ!」
二人の会話は落とし所の見つからない堂々めぐりになりかけていた。
(――気絶している間に契約しとけばよかった。)
二人の判断が正しかったことを悔やむ、ルイズにコルベールが助け船を出す。
「ミス・ヴァリエールいきなり説明もなしに契約というのは……私はこのトリスティン魔法学園の教師をしているジャン…コルベールと申します。あなた方三人のお名前をよろしいですか?」
「私はアルガス騎士団法術隊隊長法術士ニューと申します」
「自分はアルガス騎士団騎馬隊隊長騎士ゼータ」
「俺の名はアルガス騎士団 戦士隊隊長ダブルゼータだ」
三人がそれぞれ答える。
「コルベール殿、あなたは先ほど魔法学院と申されましたが、ここは騎士の養成所か何かですか?」
三人を代表しニューがコルベールに尋ねる。
「騎士の養成所ではないのですが……ここは貴族の子供たちを集めてメイジとしての教育を行う学校で、私たちはこの時期になると『サモン・サーヴァント』によって生物を召喚しそれを使い魔とするのです。本来『サモン・サーヴァント』で呼ばれるのは動物等がポピュラーなのですが……たまたま、気絶していたあなたたちが召喚されてしまったという訳です。」コルベールがそう告げる。
「コルベール殿、申し訳ないのですが我々三人はそれぞれアルガス騎士団の隊長です。我々には部下がおり、我々の帰還を望む人々がいます。我々はアルガスに帰らなくてはなりません。アルガス王国にはどちらに向かえばよいのでしょうか?」
ニューの言葉にコルベールは疑問符を浮かべている。
「その、一つよろしいですか?」「なにか?」
「先程から出てくるアルガスという国は何処にあるのでしょうか?」
「え?アルガス王国はスダ・ドアカワールドのノア地方にある国で、我々ガンダム族発祥の地と言われて小国ながら有名なのですが……」
二人の会話には些かのずれが生じ始めていた。
「スダ・ドアカワールド?あなたたちの地方ではハルケギニアのことをそう呼ぶのですか?」
コルベールは先程から出てくる聞きなれない単語に不安を覚える。
「私もハルケギニアという呼び名は初めて聞いたのですが……二人とも何か知っているか?」
ニューが後ろにいる二人に対して振り返る。
「あっ!あ!あぁ!」ダブルゼータが声にならない叫びをあげている。
「……どういうことだ?」落ち着きを払いながらもゼータも完全に混乱している。
振り返ると二人は何かに驚いている。
(ん?何かおかしなことでもあったのか?今の会話に変なところは多少あるが、そこまで驚く様な事もないだろうし……)
二人の様子と先ほどの会話を照らし合わせるがそれ程、誤答があるとは思っていない。

「どうした?お前たち、何を驚いているのだ?」「あぁあ、あれっ!あれっ!」
ダブルゼータが震えた指で日が暮れ始めた空を指差す。
ニューは指された指になぞり空を見る。そこで、ニューの思考は大打撃を受ける。
「おや、どうかしました?」「コルベール殿!!」「はっ!はい!」
いきなり声を荒げたニューにつられて、コルベールの声のトーンもつられて高くなる。
「あっ!あれは何ですか!?」二人と同じくニューの指した指に視線を向ける。
「月ですが、何か?」
「イエ!そーではなくて!!」
ゴルベールにはニューの驚きの理由が見つけられなかった。
「あぁ、まだこの時期だと夕方でも見えるもので「何で月が二つあるのですか!?」」
それが3人の驚きの理由の答えだった。
「はぁ?アンタ何言っているの、月は二つしかないでしょうが?」
コルベールに変わりルイズが至極当然のように告げる。
「月は一つに決まっているだろうが!」
正気に戻ったダブルゼータが声を荒げる。
「何言ってるのよ!月は一年中二つよ、それともあんたたちのところでは月が一つになる日があるの?」
「そんなわけあるかい!」
ダブルゼータが声を荒げる。
「ニュー……」
ゼータが何か憶測を持った顔で名前を呼ぶ。
「ゼータ……多分同じだろう……」
(――あの顔は私と考えは変わらないだろうな。)
ニューはコルベールに声をかける
「――コルベール殿、我々は少し混乱しており、また、ある憶測があるのですが。それを確認するために、私たちの話を聞いていただけないでしょうか?」
(いいことではないだろうな……)
その言葉を聞きコルベールはさらに顔を渋くした。
「わかりました、どうせなら、歩きながら話しましょう。どの道、我々は学院に帰らねばなりませんし……それに、もうすぐ夜ですので。」
コルベールの提案にニューは黙ってうなずいた。
「では、我々はさっき話した……」
ニューが話をはじめ皆が歩き出していた。トリスティン魔法学院の入り口に向かって。

ニューが自分の憶測を話し終えた時、目的地のトリスティン魔法学園入口に到着していた。
「では、あなた方はそのスダ…ドアカワールドという世界の騎士でジーク・ジオンなるものを倒した後に、ここに召喚されたというわけですか?」
ニューの話を聞いたコルベールは肯定でも絶対的な否定でもない曖昧さを含んだ声であった。
「はい、いろいろと違いがありますが、やはり最大の違いはあの月です。我々の世界にも月がありますが、月は巨大な物であり、いきなり二つになるわけではありません」
ニューは自分の憶測の最大の要因を挙げてコルベールに説明を続ける。
ハルケギニアもスダ・ドアカワールドも天文学がそれほど発達しているわけではない。
しかし、ガンダム族はノア地方のアルガス王国発祥といわれるが、それは月の民がアルガスにきた等、という俗説から来る事もあるくらいガンダム族と月の関係は深い。実際ニューの実家には、その昔ガンダム族が書いたとされる月や星についての本もいくつか見られる。しかし、ほとんどが解読できないためそれが事実であるかは分かる者はない。
「それに、数の差こそあれモビルスーツ族が全くいないというのは、おかしいと感じています。自分達も他の地方を見てきましたが、少なくとも人間だけの地方というものは見たことありません」
ニューに変わりゼータが話を引き継ぐ。
三人は自分たちが住んでいるノア地方だけではなく、アムロ達のいるラクロア地方に遠征している。そこでラクロアの城下町を思い出す限り自分達の住んでいる町とはそれ程のレベルの違いはなかった。何よりモビルスーツ族は珍しくはなかった。
「それに、気になったのですが、先ほどトリスティン魔法学校が貴族の子供を集めメイジを養成する施設と聞きました。この2点が私に引っ掛かりました。まず、学校なのですが、アルガスでは学校は幼少子供達に学問を教える施設であって彼女達くらいの年の生徒はいません」
スダ・ドアカワールドにも学校はある。だが、それは初歩の文字や計算を子供たちに教えるものであり、ましてや魔法を教えるものではない。
ニューやゼータの実家は騎士の家である。二人の教育は家庭教師の役目であり、それぞれ違う専門の教師達が彼らに教えたのだ。もちろんルイズたちにも幼少の頃から家庭教師がおり、彼女達の教育をしている。だがアルガスにはルイズくらいの年齢に学問を教える高等学問所は存在せず、彼女くらいの年齢で学問をするにはトリスティンのアカデミーの様な専門の施設になる。なお、騎士の二人はそういうのには無縁で、ルイズくらいの頃には騎士の従者として騎士の修業を積んでいた時である。
「また、我々の世界にも魔法があるのですが、使える物は限られており、このように巨大な学校という施設で教育することはできません」
ニューは魔法が使える自分の観点からも意見を述べる。ニューもまた、師匠である僧侶ガンタンクⅡから個別に指導を受けた。
アルガス騎士団では法術隊は二つの隊と比べて格が低かった。それは、能力の差ではなく数によるものであった。騎馬隊や戦士隊は馬の扱いが有る者や力の強い者がなれるが、魔法が使えるものとなると、前者に比べ絶対数が違うのだ。
ゆえに法術隊は訓練を完全に終えていない修行僧のジムキャノンを法術隊に組み込んだのだ。
団長のアレックスは法術隊の重要性を理解しており、冷遇する事はなかったが、代々騎士の出身が多い騎馬隊、そして騎馬隊のOBからは、それが不満とする声があったのだ。

「私も魔法が使えるものなのですがや「ええっ!アンタってメイジなの!?」」
ニューの話をかき消すようにルイズが大声を上げる。
「やってみせて!」
「何をだい?」
「魔法よ、アンタ魔法が使えるんでしょ!?」
ルイズがはじめてニューに対して好意的な表情を見せる。
「それはとても興味深い、魔法が使えるゴーレムなど私は見た事も聞いた事もありません。
ミスタ…ニュー、私からもお願いしますぜひ見せてください」
「確かに面白そうね、私も見たいわゴーレムさん」
「見てみたい……」
4人がニューに詰め寄られ、ニューは慌ててバランスを崩しそうになる。
(私が魔法を使えるのはそんなに珍しいのだろうか?)
ニューは魔法を見せるのが、見世物芸を見せるような心境であった。
とりあえず、標的となりそうな物を探し近くの木にする事を決めた。
「では……ムービーガン。」
そう言って手より光弾を放つ、音の無い光弾は一瞬で木に着弾し、鈍い衝撃音を立て折れた木が倒れこむ。
ムービーガン それはニューの中では比較的弱いほうの部類にはいるが、魔法を苦手とすつ技のバーサム等は、ほぼ一撃で仕留める魔法であった。
「今のが私の魔法なのですが……おや?どうかしましたか?」
振り返ると4人とも程度の差はあれ驚いている。
(――あまり大したことないのかなぁ?)
もっと強い魔法を使えばよかったのだろうか?そう思っていると――
「すごいじゃない!!ねぇ!あんた何のメイジなの?火!風!クラスは?ライン?トライアングル?何今の!?詠唱も無しにバッと飛んだと思ったらバキッ!て木が折れちゃうし!もしかして先住魔法なの!?解った!!ブリミルが残した対エルフ用汎用人型最終決戦ゴーレムね!?」
ルイズが興奮と驚きの様子でニューに質問の雨を浴びせる。
ニューはルイズを抑えるべき教師のほうに向くと、その教師の方もそう変わらなかった。
「ミスタ・ニュー何ですか今のはっ!?私も始めてみましたよ!驚きましたよ、確かに我々とは全く違う!これは大発見です!これは他の魔法も見せていただいてもよろしいでしょうか?」
止めるどころか興味と好奇心と他の何かを持った、コルベールの瞳はニューに恐怖すら与える。
「ねぇタバサ今の見た?ゴーレムって魔法が使えるのね!?」
「びっくり……先住魔法かも……」驚いているがタバサの表情は変わらない。
前の二人と比べ驚きの中に喜びがない分、二人はまだ落ち着いていた。
「……ゼータ……俺達、蚊帳の外だな……」
「あぁ……そうだな……」
会話の中に入らなかった二人はニューに詰め寄る二人を見ながら少しの寂しさと蚊帳の外にいる安堵を感じていた。


「3教えてあげる、私の二つ名は『微熱』よ 」
微熱のキュルケ
トライアングルのメイジ
MP 380

「4その程度で俺を止められるかぁっ!」
闘士ダブルゼータ
キュルケと契約する。
HP 1130


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