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未来の大魔女候補2人-12c





未来の大魔女候補2人 ~Judy & Louise~

第12話‐後編‐ 『サイトの冒険前夜』




 既に昼休みが終わる予鈴は鳴り響き、授業が始まるまで幾許の猶予もない。
 中庭からは、講義室へと急ぐ生徒達の姿が多くみられる。
 そんな中、本塔へと続く道を歩いていく生徒の姿があった。
 背の高い赤髪の少女と背の低い蒼髪の少女が肩を並べ、3人の中では一番背の高い金髪の少年がその後に続く。
 いわずもがな、その3人とはキュルケとタバサ、そしてギーシュだ。
 周りが急ぐ中、3人は呑気にゆっくりと本塔を目指す。

「……なぜ?」

 唐突にタバサは立ち止まると、前置きもなしに口を開いた。
 キュルケはタバサよりも数歩進んでから立ち止まると、驚いた様子もなくごく自然に振り返ると、肩を竦めて訊ね返す。

「少し強引だったかしら?」
「…………」

 タバサが無言で頷く。
 それを見ると、キュルケは腰に軽く手を当て、分かっていないと言うようにもう人差し指を軽く振る。

「でもね、それくらいが丁度いいのよ。
 あの2人ったら仲が良いように見えて、どこか遠慮してる所があるみたいだからね。
 そりゃあ、ジュディが良い子なのは分かってるけど、まだ子供なんだから小さく纏まってちゃダメね。悪い事を教えてあげなくちゃ」
「……彼については?」

 含み笑いを浮かべるキュルケに一先ず頷くと、タバサはさらに問う。
 すると、キュルケは顎に軽く手を当てて少し考えた後、おもむろに語りだした。

「そうね…… 一言でいうと、興味が湧いたからかしらね。
 あの平気で貴族に意見する度胸。気になるわ。
 何か自信があるのか、それとも……」

 確かに、サイトの貴族に対する態度は普通ではない。
 もしあの場に、血の気の多い者でもいたなら、サイトはタダでは済まなかっただろう。
 しかし、タバサには何か考えがあっての行動とは、とても思えなかった。
 ゆえに、簡潔に結論を述べる。

「向こう見ずなだけ」
「そうかもね。でも、違うかもしれないじゃない?
 それを確かめるためにも、連れていくのよ。 ……荷物持ちもほしいしね」
「……分かった」

 何時もの病気が始まったのでは、何を言っても無意味だ。しかし、すぐに事の正否は出るのだから構わないだろう。
 少し諦めの感情を滲ませてタバサは頷いた。
 質問はそれだけだったので、タバサは正面へと向き直り、本塔を見上げる。
 既に一行は、本塔の入口前へと辿り着いていた。後は、長い長い階段を上れば学院長室だ。
 『フライ』や『レビテーション』を使えばあっという間に到着するだろうが、そんな無作法なまねなど出来はしない。
 長い階段を上るのは煩わしく感じるが、歩いて行くしかないのだ。
 憂鬱を振り払い一歩を踏み出す。その瞬間、今まで沈黙を保っていたギーシュが大声を上げ、2人を呼び止めた。

「まったまった! 待ちたまえよ!」
「? 何よギーシュ?」
「…………」

 キュルケが面倒臭そうに振り向く。
 タバサとしては、無視して先を急ぎたかったのだが、1人で行くわけにもいかないので、渋々と足を止めた。
 そのついでに、眼鏡の奥から非難めいた視線をギーシュへ送る。

「どうして会話が成り立ってるんだよ! 傍から聞いてたら、何が何だか分からないよ!」

 タバサは、どうでも良いような事を大声でまくし立てるギーシュを疎ましく思うが、口には出さない。表情には出しているのだが、傍目には分からない程度の変化だ。
 キュルケは意味が分からないというように肩を竦め、髪をかきあげながら問い返す。

「なに言ってるのよ、変な人ね?
 目の動きとか、仕草、さっきまでのやり取りを考えれば、タバサが何を聞きたいのかは分かって当然でしょう?」
「いや、それはない」

 ギーシュは即座に手を振って否定するが、キュルケは聞く耳を持たず、呆れた様な口調で続ける。

「注意力散漫ね。それよりも、どうして宝探しなんてしたいと思ったのよ?」
「い、言っただろう? 宝探しは男のロマンだと」

 ギーシュは薔薇の造花の香りを嗅ぐ仕草をして余裕を表すが、動揺している事はタバサの眼には一目瞭然であった。
 頬には冷や汗を垂らし、声は少し震えている。さらに言うならば、手に持った薔薇の造花が細かく揺らいでいた。
 どうにも、聞かれたくない事柄のようだ。
 キュルケはそんな事などお構いなしに、更に問い詰めていく。

「嘘ね、正直におっしゃいな。どうして、宝探しに行きたいの?」
「いや、だから……」
「理由はモンモランシー?」
「うっ……」

 キュルケがモンモランシーの名前を出すとギーシュはあからさまに言葉に詰まり、うろたえる。
 誰に目にも、図星を指されたのは明白であった。

「本当に分かりやすいわね。どうせ、モンモランシーのプレゼントを買うのが理由なんでしょう?」
「うぅ……」

 ギーシュは固い面持ちで俯き、歯の隙間から呻き声を漏らす。それが、今のギーシュに出来る唯一の反抗だ。
 だが、キュルケは一切の手心を加えず、からかう様な声で告げる。

「知ってるんだから。昨日の舞踏会でモンモランシーと喧嘩したのを」
「……本当に底意地の悪い女だな君は。そこまで分かっておきながら、僕に言わせようとするんだからな……
 ああ、そうだよ! 昨日、モンモランシーと喧嘩したよ!
 彼女の機嫌を直すために何かプレゼントしたいけど、お金がないから宝探しなんていう胡散臭い手段に飛びついたのさ!
 さあ、笑うがいいさ、この愚かな僕を! その冷たい眼で嘲笑うがいいさ!」

 とうとう、ギーシュは我慢の限界を超えた。隠すのをやめて、洗い浚いをぶちまける。
 開き直ったその態度は、見苦しいを通り越して、いっそ清々しいようにも思えた。
 流石にやり過ぎたと感じたのか、キュルケは苦笑いを浮かべながらギーシュを宥める。

「まあまあ、落ち着きなさいよ。喧嘩の原因は何なのよ?」

 ギーシュは涙目でキュルケを睨みつけてから、ぽつぽつと話し出した。

「……昨日は『フリッグの舞踏会』だっただろう?
 だから僕は、何か記念になるように、モンモランシーにオパールの指輪を贈ったんだ」
「それで?」
「ところが、彼女はお気に召さなかったようで、叩き返されたよ。それ以来、口を利いてくれやしない……」

 ギーシュはガックリと肩を落として項垂れる。
 気の毒だとは思うが所詮は他人事なので、キュルケは素っ気なく相槌を打つ。

「なんとも理不尽な話ね」
「そう思うだろう? 僕だって、彼女がどうしてあんなに怒ったのか、わけが分からないよ。
 機嫌を直してもらうためにプレゼントを買おうにも、先立つものがいるだろう?
 でも、僕は今回のプレゼントに全てをつぎ込んだから素寒貧だ」
「まあ、元気出しなさいよ。生暖かく見守っててあげるわ」
「うう…… 人の情けが身に沁みるなぁ……」

 ギーシュが同行する理由は分かったので、これ以上、彼に構う理由はない。
 キュルケはおざなりな慰めの言葉をかけてから、本塔の入口へと向き直った。

「さあ、とっとと許可貰って、授業をさぼって明日の準備をするわよ!」
「……反面教師」

 待ちくたびれていたタバサは、一言感想を述べてから一歩前へ踏み出した。



 ◆◇◆



 夜のアルヴィーズの食堂。既に夕食は終わり、食堂には使用人の姿しかない。
 エプロンドレスを身につけたメイド達が掃除用具を手に、隅から隅まで清掃をしている。
 食堂の裏側、多くの料理人が食材と格闘し、日々料理を提供している場所、厨房。
 そこでは、コック長のマルトー以下数名が、明日の下準備をおこなっていた。
 本来ならば、下準備をするのは部下の仕事の領分だ。
 しかし、マルトーは、重要な部分、特にスープの仕込みにはこだわりを持ち、決して他人には任せようとはしない。
 マルトーは、水を張ったボウルと玉杓子を手に寸胴の前に陣取り、肉や野菜をふつふつと煮込み、徹底的に灰汁を取り除いている。
 険しい顔でその作業に従事するマルトーに声をかけられるものは少ない。
 なぜならば、この時のマルトーは非常に神経質になり、少しでも機嫌を損ねたならば容赦なしに鉄拳を飛ばすからである。
 それを恐れて、殆どの者は声をかけられないのだ。たとえ、声をかける者があっても、その者は非常に簡潔に会話を終わらせるであろう。
 で、あるからして、サイトが恐る恐る声をかけるのも無理はないのだ。

「あのー… マルトーの親方、少しお時間良いですか?」
「ああんっ!?」

 ギョロリとした目を向けられたサイトは、反射的に頭を下げた。

「ひっ! ごめんなさいごめんなさい!」

 平謝りに謝るサイトを横目で見ると、マルトーはさも不機嫌にそうに舌打ちをした。
 マルトーとしては、怖がらせる意思はないのだが、この時ばかりは気が立ってしょうがない。

「ちっ! 邪魔するんなら話し掛けるんじゃねえよ」
「いや…… 用事ならあるんですけど…… 聞いていただけます?」
「謙るんじゃねえよ。次、そんな態度とったらぶっ飛ばすぞ。
 ……短く済ませな」

 ペコペコと低姿勢に頭を下げるサイトを見て、マルトーは不機嫌に鼻を鳴らす。
 何時もならば、気楽な態度しか見せないサイトがそんな態度を取ると、機嫌を窺っているのがまるわかりで不愉快になる。
 サイトに評価出来る所があるとすれば、それは貴族相手に媚びた態度をとらないことだろう。
 その一点のみで、マルトーはサイトを気に入っていた。口先だけならば何とでも言えるが、サイトのように態度に表せる者はそう多くない。
 とはいえ、それをサイトに言ったことはない。言ったならば、調子に乗るのは明白だ。マルトーには、その光景がアリアリと目に浮かぶ。
 そんなサイトが、上司であるとはいえ、自分に必要以上に卑下た態度をとる事は、マルトーには我慢ならないのだ。不機嫌な顔を崩さないまま、ぶっきらぼうに先を促す。

「えっ? あっと……」
「ちっ…… 早くしねぇか!」

 苛立ちを抑えられず、マルトーは間誤付くサイトを怒鳴りつけた。
 すると、サイトはすぐさま背筋を伸ばし、声を張って用件を伝える。

「は、はいぃ! 宝探しに行きたいので休みを下さい。以上でっす!」
「……な・ん・だ・と?」

 それまで視線だけを向けていたマルトーは、顔ごとサイトに向き直り用件を聞き返す。
 額には青筋が走り、眉間には深い皺を寄せて鋭い眼光でサイトを睨む。

「もういっぺん言ってみろ? 何処に行くだと?」
「で、ですから、宝探しに……」
「馬鹿野郎がっ!」

 そう言うや否や、マルトーはサイトを殴り飛ばす。サイトは後方にすっ飛び、調理台に叩きつけられた。
 サイトが叩きつけられた拍子に、下拵えした食材が宙を舞うが、料理人たちは慌てず慣れた手つきで受け止める。
 マルトーはサイトを一瞥した後、再び寸胴へと向き直り、手を止めずに言い放つ。

「宝探しだぁ~? 馬鹿も休み休み言え! 雑用も満足にこなせないくせに、ナマ言ってんじゃねぇ!」
「げふぉっ…… ずびばぜん」

 鼻血を拭いながらサイトは謝る。もしかしたら、奥歯も折れているかもしれなかったが、マルトーは心配する気も起らなかった。
 何のために休日願いに来たのかと思ったら、宝探しときたもんだ。これでは、誰でも怒って当然だろう。
 今度ばかりはマルトーも愛想が尽き、本気で拳を振るったのであった。
 寸胴へと向き直りながら、怒りをにじませた声でサイトをなじる。

「ふんっ、頭を冷やすんだな!
 大体、何処を如何したらそんな馬鹿な考えが出てくる?
 テメェの頭の中には大鋸屑でも詰まってんのか? ええっ!?」
「い、いや、誘われて……」

 サイトは殴られた部位をおさえてフラフラと立ち上がると、しどろもどろに言い訳をする。
 そんなサイトを胡乱な眼で見つめてから、マルトーは問い返した。

「誘われたぁ? 誰にだ? 使用人連中じゃねぇな。そんな暇がある奴ぁはいねぇ……
 まさか貴族か、貴族なんだな!?」
「そ、そうです」

 マルトーが自問自答で導き出した答えに、サイトは躊躇いがちに頷いた。
 それを見るや否や、マルトーは腕まくりをし、獰猛に歯を剥く。

「どの貴族だ? 俺がナシつけてきてやる。貴族の道楽なんかにゃ付き合う必要はねぇ!」
「え? えっと……」

 マルトーは顔を真っ赤にして怒鳴る。
 味噌っかすとはいえ、サイトは自分の部下である。
 部下を守るのが上司である自分の役目であるし、そしてなによりも、平民がふざけた貴族の玩具にされる事など我慢がならない。
 マルトーは人目を憚らずに憤慨し、まだ見ぬ貴族に敵愾心を剥き出しにする。
 その一方で、サイトの表情には焦りが滲んでいた。

『しまった! そういや、名前覚えてないや…… ジュディの名前を出すと迷惑かけそうだし……
 たしか、チュロス? 違う、シチュー? いや、タバスコでもなくて…… ええと……』

 ジュディ以外の名前を出そうにも、記憶には靄が掛っており、名前が一向に思い出せない。
 昼間に会話をして、顔も覚えているのだが、名前だけがぽっかりと抜け落ちていた。
 焦りからか、サイトは考えが纏まらずに混乱する。
 だが、考えれば考えるほど焦りは強くなり、悪循環を生む。

「どうした? 言えねぇのか?」

 口を噤むサイトをマルトーは訝み、ドスの利いた声で訊ねる。
 それに耐えたれるほどサイトの肝は据わっておらず、思わず保身に走ってしまう。

「いや、えっと…… ジュディ……ちゃんです」
「なんだと?」
「マ、マ、マルトーさん。お願いですから、出来るだけ穏便に……」

 サイトで、思わずジュディの名前を出した事を後悔し、如何にかマルトーに怒りを鎮めてもらおうと、必死に縋りつく。
 貴族と聞いて完全に頭に血がのぼっていたマルトーであったが、サイトが口にした名前を聞いた途端、握っていた拳を解いた。
 暫くサイトを睨みつけた後、再び寸胴へと向き直る。そして、灰汁を掬い取りながら、ポツリと呟いた。

「……行ってきな」
「えっ?」
「聞こえなかったのか! テメェみてぇな案山子頭は、何処にでも行ってこいって言ったんだ!」
「えっ、でも、さっきは……」

 サイトの血の巡りの悪さにマルトーは呆れ、苛立った目つきで睨み、怒鳴りつける。

「まだ殴られ足りねぇのか!?」
「い、いえ…… ありがとうございます!」

 また殴られては堪らないサイトは、背筋を伸ばして最敬礼をとった。
 暫しその姿勢で固まった後、恐る恐るといった具合で理由を聞いてくる。

「……でも、どうしてですか?」
「あの子について行くんなら、ついて行くと早く言いやがれ!」
「はぁ…… どうしてです?」
「あの子の事は、学院長からも宜しく頼まれてる。
 それに、聞けば遠くから来て帰れなくなったとかいう話じゃねぇか。」
「でも、親方って貴族が嫌いじゃありませんでしたか?」

 マルトーの貴族嫌いは周知の事実である。
 それなのに、ジュディを気にかけ、あまつさえ同情めいた事まで口にするのだ。
 サイトはその態度が信じられず、心底不思議な目でマルトーを見つめる。
 だが、マルトーは、その視線が気に食わず、荒々しく鼻を鳴らす。

「ああ、嫌いだね。
 威張り散らして平民を虐める奴は最悪だし、そうじゃなくても好きになることなんてあり得んな」
「じゃあ、なんで?」
「分からねぇか? 俺は貴族は嫌いだが、人格者の老人や素直な子供は嫌いじゃない。
 それに、テメェはあの子に仕事まで手伝ってもらってるじゃねぇか。大方今回の事も、無理矢理ついて行きたいとか言ったんじゃねぇのか?」
「ばれてるし!」
「……やっぱりな」

 鎌をかけると直ぐに馬脚をあらわしたサイトを見て、マルトーは頭を振った。
 この単純さは少年の美徳でもあり、欠点でもある。
 ゆくゆく矯正しなければ、取り返しのつかない事態が起こるのではないかと、マルトーは他人事ながらに心配になる。
 マルトーは内心頭を抱えるが、そんな素振りなど微塵も見せずに、サイトの尻を蹴っ飛ばす。

「ふんっ、とっとと行きな!
 朝の水汲みだけはして行けよ。わかったな!」
「はい、ありがとうございました!」

 バタバタと足音を立てて慌ただしくサイトが出て行くと、漸く厨房は静寂を取り戻した。

「……ふん、やっと行ったか」

 やれやれといった具合に呟いてから、マルトーはスープの仕込みに戻る。
 長い時間をかけて丹念に灰汁を取り除かなくては、黄金のスープは生まれない。
 サイトのお陰で手間取ってしまったが、まだ取り戻せる範囲内だ。マルトーは黙々と灰汁を取り続ける。

『さて、明日からは雑用が居ないとなると、少し面倒だな……
 あんな奴でも、居なくなると予定が狂いやがる。厄介なこった。
 しかし、宝探しに行くとか言ってたな。そんなもんが見つかるとは思えねぇが、もし見つかったとしたら、サイトには何か奢らせねぇとな……』

 手を動かし続けながらマルトーは、取り留めもなく考える。
 そうしていると、マルトーは誰かが静かに近寄ってくる気配を感じ、一瞬手を止めた。
 2人目の来訪者の存在に、マルトーは1人心中で苦笑する。

「あの…… マルトーさん」
「うん?」

 振り向くと、そこにはメイドのシエスタがいた。
 シエスタは俯き加減で佇み、胸元では忙しなく手を動かしている。

「うん? どうしたシエスタ?」

 どちらかというと、大人しい部類に入るシエスタが自ら話しかけてくるなど、珍しい事もあったものだ。
 そう考えながら、マルトーは目配せをして先を促す。

「あ…… えっと……」
「どうした? 何かあったのか?」

 中々言い出そうとしなかったシエスタだが、マルトーが水を向けると、ようやく決心したのか顔を上げる。
 シエスタは澄んだ瞳でマルトーを見据えると、意を決して話を切り出した。

「あの、折り入ってお願いがあるのですが……」



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 今回の成長。

  ルイズは、立ち直りL1を破棄して身のこなしL2のスキルパネルを手に入れました。
  ジュディは、適応能力がL2に成長しました。
  魔道板を読み解き、『ライフブースト』を習得しました。


 第12話 -了-



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