――ヒョオオオオオオ……
「ルイズのせいで酷い目に遭ったわ!」
激しい吹雪を起こしつつ着物姿の少女が声を荒げた。
「そそそ、そんなっ。みんなノリノリででで、楽しんでたたじゃない!」
「さぶっ、さぶっ」
歯をガチガチ言わせつつも反論するルイズ。後方ではペロも激しく震えている。
「騙されたのよ! 私達にはあんな化粧しといて自分は何よ! こっちはルイズのせいで先生にお仕置きされたんだから!」
一方、結局口紅だけとなったルイズ・キリを見たろくろ首先生の反応はというと、
「あの化粧を見た後じゃ口紅だけでもまともに見えるわね……。合格」
というものだった。
「ルイズにも」
「痛い目見てもらわないと」
『気がすまない!!』
そう言い終えるが早いか、全員一斉にルイズ・ペロを追いかけ始めた。
「きゃああああ!」
「わああああ! 何であたしまでえ!?」
「ペロが逃げるからじゃないの!?」
「しまったあ! でも怖くて止まれない!」
校舎から逃げ出してしばらく駆け回っていたルイズ・ペロだったが、やがて石段を上がった先に隠れるのに手頃な廃屋を発見した。
「あっ、ペロ!! あそこに!!」
素早く石段を駆け上がり廃屋に隠れる。
直後に現れた生徒達の一団は廃屋など気にも留めず、その傍らを通過していった。
その様子を廃屋の障子を開けてそっと伺うルイズ・ペロ。
「ふう、行っちゃったわね」
「危ういところだった」
ひとまず安全を確認した2人が廃屋から出ようとした時、
「客人か? 珍しいな」
声が聞こえてきた方向に視線を向けた2人の先には……、
「ルイズのせいで酷い目に遭ったわ!」
激しい吹雪を起こしつつ着物姿の少女が声を荒げた。
「そそそ、そんなっ。みんなノリノリででで、楽しんでたたじゃない!」
「さぶっ、さぶっ」
歯をガチガチ言わせつつも反論するルイズ。後方ではペロも激しく震えている。
「騙されたのよ! 私達にはあんな化粧しといて自分は何よ! こっちはルイズのせいで先生にお仕置きされたんだから!」
一方、結局口紅だけとなったルイズ・キリを見たろくろ首先生の反応はというと、
「あの化粧を見た後じゃ口紅だけでもまともに見えるわね……。合格」
というものだった。
「ルイズにも」
「痛い目見てもらわないと」
『気がすまない!!』
そう言い終えるが早いか、全員一斉にルイズ・ペロを追いかけ始めた。
「きゃああああ!」
「わああああ! 何であたしまでえ!?」
「ペロが逃げるからじゃないの!?」
「しまったあ! でも怖くて止まれない!」
校舎から逃げ出してしばらく駆け回っていたルイズ・ペロだったが、やがて石段を上がった先に隠れるのに手頃な廃屋を発見した。
「あっ、ペロ!! あそこに!!」
素早く石段を駆け上がり廃屋に隠れる。
直後に現れた生徒達の一団は廃屋など気にも留めず、その傍らを通過していった。
その様子を廃屋の障子を開けてそっと伺うルイズ・ペロ。
「ふう、行っちゃったわね」
「危ういところだった」
ひとまず安全を確認した2人が廃屋から出ようとした時、
「客人か? 珍しいな」
声が聞こえてきた方向に視線を向けた2人の先には……、
「何用じゃ?」
そう声をかけてきたのは上半身が牛の耳と角が生えた人間の女性、下半身が牛という妖怪だった。
(き……、き……、巨乳だー!!)
「あ……、えっと、ちょっと迷子になって。初めまして、ルイズ・ヴァリエールです」
「ペロです、こんにちは」
丁寧に挨拶した2人だったが、その視線は彼女の顔ではなく別の場所に向いていた。
「どこに向かって挨拶しとるんじゃ! わしはハラミじゃ、件のハラミ。どいつもこいつもわしを見れば乳を見よる。嫌になるわ」
「あっ……、それは何がどうなってそうなってるか気になって……」
「ハラミは毎日何を食べて乳を育てた?」
「草」
それを聞いたルイズ・ペロは目を輝かせ、猛烈な勢いで床一面に敷き詰められた飼い葉を貪り始めた。
「美味しくないわね」
「口がごそごそする」
「人の寝床を食うでないわ。何じゃ、乳を大きくしたいのか?」
『したい!!』
「ペロは大きいじゃない」
「ルイズは貧乳だな」
「ひひひひ、貧乳じゃないわよ、普通よ!! でももう少し大きかったら……」
その時2人の脳裏には美人度が5割は増した自分達が、肌もあらわなドレスを纏いセクシーポーズを決めている風景だった。
「それは乳だけの問題じゃなかろ」
「えー、いい線いってると思うんだけど」
「ヘアヌード写真集も出そう!!」
「ヘアヌード!? それは嫌よっ!!」
「じゃあ毛を剃ってただのヌード写真集にしよう」
「……そ、それ違うわよ、全然意味違うわよ!!」
「じゃあ脱がないで毛だけ剃るのか? ルイズはマニアックだな」
「ちょ……、何でそこで毛だけ残るのよ!? それじゃ胸関係無いじゃない!!」
「なるほど、確かに」
「乳が大きいのはそんなによいか? むしろわしは乳を小さくしたいわ。これじゃまるで牛そのものじゃ」
『牛……』
「し……、搾ってみたらどうかしら?」
「なるほど、じゃあそれを頼もう」
「おー、乳搾り!!」
そう声をかけてきたのは上半身が牛の耳と角が生えた人間の女性、下半身が牛という妖怪だった。
(き……、き……、巨乳だー!!)
「あ……、えっと、ちょっと迷子になって。初めまして、ルイズ・ヴァリエールです」
「ペロです、こんにちは」
丁寧に挨拶した2人だったが、その視線は彼女の顔ではなく別の場所に向いていた。
「どこに向かって挨拶しとるんじゃ! わしはハラミじゃ、件のハラミ。どいつもこいつもわしを見れば乳を見よる。嫌になるわ」
「あっ……、それは何がどうなってそうなってるか気になって……」
「ハラミは毎日何を食べて乳を育てた?」
「草」
それを聞いたルイズ・ペロは目を輝かせ、猛烈な勢いで床一面に敷き詰められた飼い葉を貪り始めた。
「美味しくないわね」
「口がごそごそする」
「人の寝床を食うでないわ。何じゃ、乳を大きくしたいのか?」
『したい!!』
「ペロは大きいじゃない」
「ルイズは貧乳だな」
「ひひひひ、貧乳じゃないわよ、普通よ!! でももう少し大きかったら……」
その時2人の脳裏には美人度が5割は増した自分達が、肌もあらわなドレスを纏いセクシーポーズを決めている風景だった。
「それは乳だけの問題じゃなかろ」
「えー、いい線いってると思うんだけど」
「ヘアヌード写真集も出そう!!」
「ヘアヌード!? それは嫌よっ!!」
「じゃあ毛を剃ってただのヌード写真集にしよう」
「……そ、それ違うわよ、全然意味違うわよ!!」
「じゃあ脱がないで毛だけ剃るのか? ルイズはマニアックだな」
「ちょ……、何でそこで毛だけ残るのよ!? それじゃ胸関係無いじゃない!!」
「なるほど、確かに」
「乳が大きいのはそんなによいか? むしろわしは乳を小さくしたいわ。これじゃまるで牛そのものじゃ」
『牛……』
「し……、搾ってみたらどうかしら?」
「なるほど、じゃあそれを頼もう」
「おー、乳搾り!!」
壁際に設置された手すりともつかない奇妙な棒を両手でつかみ、ハラミは乳搾りの体制を取る。
「………」
「頼む」
(じ……、自分で言い出した事だけどこれって凄い恥ずかしいかも!! ……ううん、そんな事ないわ、女の子同士なんだから! 恥ずかしがる方が恥ずかしいわよ!!)
しばらく躊躇していたルイズだったが、やがて決意と共にハラミの胸に手を伸ばす。
「し……、失礼しまーす」
ルイズが胸に軽く触れただけでハラミはぴくりと反応する。
(う、わ、何これ何これやわらかいよー)
目を閉じつつ必死で搾っているルイズにハラミは、
「ルイズ……、片方だけじゃなくてちゃんと両方」
ルイズがハラミの両胸から乳を搾り出しその傍らでペロが、
「勿体無い」
と言いつつ腹部に流れ落ちた乳を舐めている。
(ぎゃー、何でこんなエッチな事に!? うわーん、キリ助けてーっ! どうしよう、何かやだ、気持ちいい……)
「あ、小さくなってきた!」
搾っているうちに、ハラミの胸はルイズの掌に収まるほどにまで縮小したのだ。
「礼を言うぞ、ルイズ! ありがとう!」
「いえ、そんなたいした事じゃ……」
手を取って感謝を伸べるハラミにルイズがどっと疲れた表情で返した時、
「どうわー!」
『え?』
ペロの声に振り向いたルイズ・ハラミが見たものは、胸が人の首ほどの大きさに膨れ上がったペロの姿だった。
「ルイズ……、搾った乳舐めたら、こんな……」
「ええっ!?」
ルイズが自分の掌に付着した乳を舐めた途端、ローブの胸がはちきれんばかりに盛り上がった。
「わあああ!」
「おお」
「ねえ、これクラスのみんなにも分けたら、機嫌が直るんじゃないかしら?」
「それは名案!!」
「ハラミ、もう少しだけ搾らせて!」
「かまわんよ」
「ルイズ、牛乳瓶持ってきた!」
「………」
「頼む」
(じ……、自分で言い出した事だけどこれって凄い恥ずかしいかも!! ……ううん、そんな事ないわ、女の子同士なんだから! 恥ずかしがる方が恥ずかしいわよ!!)
しばらく躊躇していたルイズだったが、やがて決意と共にハラミの胸に手を伸ばす。
「し……、失礼しまーす」
ルイズが胸に軽く触れただけでハラミはぴくりと反応する。
(う、わ、何これ何これやわらかいよー)
目を閉じつつ必死で搾っているルイズにハラミは、
「ルイズ……、片方だけじゃなくてちゃんと両方」
ルイズがハラミの両胸から乳を搾り出しその傍らでペロが、
「勿体無い」
と言いつつ腹部に流れ落ちた乳を舐めている。
(ぎゃー、何でこんなエッチな事に!? うわーん、キリ助けてーっ! どうしよう、何かやだ、気持ちいい……)
「あ、小さくなってきた!」
搾っているうちに、ハラミの胸はルイズの掌に収まるほどにまで縮小したのだ。
「礼を言うぞ、ルイズ! ありがとう!」
「いえ、そんなたいした事じゃ……」
手を取って感謝を伸べるハラミにルイズがどっと疲れた表情で返した時、
「どうわー!」
『え?』
ペロの声に振り向いたルイズ・ハラミが見たものは、胸が人の首ほどの大きさに膨れ上がったペロの姿だった。
「ルイズ……、搾った乳舐めたら、こんな……」
「ええっ!?」
ルイズが自分の掌に付着した乳を舐めた途端、ローブの胸がはちきれんばかりに盛り上がった。
「わあああ!」
「おお」
「ねえ、これクラスのみんなにも分けたら、機嫌が直るんじゃないかしら?」
「それは名案!!」
「ハラミ、もう少しだけ搾らせて!」
「かまわんよ」
「ルイズ、牛乳瓶持ってきた!」
教室に戻ってきた2人の胸を見たキリは目を丸くして、
「どうしたの、それ!?」
「ハラミの乳を搾って、搾った乳を飲んだら――」
「――こんな事に! キリも飲む?」
「搾って……?」
それを聞いたキリの目に奇妙な光が宿る。
「じゃあ今度は私がルイズの乳搾りしようかなー」
「ちょ……っ、えーっ!? やだ、また小さくなっちゃう!!」
「私は小さくても好きだけど」
「やーだー!」
「みんなー、見て見てー」
「どうしたの、それ!?」
「ハラミの乳を搾って、搾った乳を飲んだら――」
「――こんな事に! キリも飲む?」
「搾って……?」
それを聞いたキリの目に奇妙な光が宿る。
「じゃあ今度は私がルイズの乳搾りしようかなー」
「ちょ……っ、えーっ!? やだ、また小さくなっちゃう!!」
「私は小さくても好きだけど」
「やーだー!」
「みんなー、見て見てー」
そんなこんなでクラス全員ハラミの乳で豊胸された様子を見たろくろ首先生思うに……、
(乳牛村……?)
(乳牛村……?)