あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの黒魔道士-10


…ボクは震えていたんだ…

「ん~、いつもながらタバサの使い魔って最高よね~!」
「く、くやしくないもんっ!ビビだって!ビビだって!」
「みんな違ってみんないい」
「きゅいきゅい~♪」

…みんなは楽しそうなんだけど…

「あれ?ビビちゃんどうしたの?具合でも悪いのかしら?」
「ん?ちょっとビビ!あんた何か変なもん食べさせられたんじゃないでしょうね!シエスタとかいうメイドに…」
「乗り物酔い?」
「きゅい?きゅい?」

…ボク…高い所は…
      …苦手なんだよね…


―ゼロの黒魔道士―
~第十幕~ 王都 トリスタニア


…ボクたちが何でシルフィードに乗ってるかっていうと…

…昨日の夜…
「明日は虚無の曜日だから、街まで武器を買いに行くわよっ!」
「虚無の曜日?」
ルイズおねえちゃんの洗濯物を畳んでいたら、ルイズおねえちゃんがびしっと宣言したんだ…
「そ!明日は学校もお休み!だから、街に行って、あんたの武器を買うの!コルベール先生にも言われたでしょ?」
「…?確かに…コルベール先生に言われたけど…ルイズおねえちゃん、そのとき…いたっけ…?」
「!! ほ、ほら、ちょ、直接本人に聞いたのよっ!!   ととと、ともかく、明日は早く起こさなくていいからっ!!おやすみっ!!」
「…う、うん、おやすみなさい…」
…?ルイズおねえちゃん…やっぱりボクのこと監視してたのかなぁ…?でも、何でだろ…?



…そんなことがあって今朝…
「あはははははははは!はは、ははははははははははっ!」

…ルイズおねえちゃんの笑い声から1日がはじまったんだ…

「そ、そんなに変かなぁ…」
…実際、すっごく変だったんだと思うんだけど…そんなに笑わなくてもいいんじゃないかなぁと思うんだ…
「だ、だって、あ、あんた、それ、一番足が短い人用のなのに!は、あははははははっ!!」
…ボクが乗っているのは「ウマ」って動物(チョコボはいないみたい…)で、街までは徒歩じゃなくて「ウマ」で行くらしいんだ…
それで、ボクもウマに乗ったはいいんだけど…
「…うー…全然届かない…」
…足がブラブラして、「あぶみ」っていうのに足が全然届かなかったんだ…でも、それって、そんなにおかしいことかなぁ…?
「あはははは!  はぁ…まぁ、アレね子供用のおもちゃで売ってそうな感じよね」
…うーん…ウマと大きさが釣り合わないってことかなぁ…?
「あーあ、しょうがなわねぇ、2頭借りてきたけど、私もあんたといっしょn「あら、ビビちゃ~ん!それとおまけでルイズ~!」きゅ、キュルケ!?」
…そんなことを話していると、頭上からバッサバッサって大きな音がして、キュルケおねえちゃんの声がしたんだ…
「きゅいきゅい~♪」
「な、何よ、シルフィード?ってことはタバサまでいるの!?」
「当然」
…ルイズおねえちゃん、「モテモテ」になったんだなぁって思ったんだ…
「どうせあんたのことだから、今日あたりビビちゃんと街でデートでもするかなーって張ってたら案の定ってワケ♪ビビちゃん相手に抜けがけは無しよ!」
「で、ででででデートじゃないっ!!これは使い魔へ日頃の忠誠をまぁ褒めてあげようかなってそういu」
「はいはいはい、その辺にしときなさいな、ルイズ。あんたいつか過呼吸で死ぬわよ?」
…ルイズおねえちゃんって、よく舌を噛んじゃったりしないなぁって思う…
「まぁ、それはさておき、ビビちゃん、トリスタニアまででしょ?シルフィードに乗って行けばあっという間だし、一緒に行かない?」
…ドラゴンって、上に乗れるんだ…
     …じゃなくて!…飛んでるドラゴンって…まさか…
「え、ぼ、ボクはウマでゆっくりででも…」
「日頃シルフィードと遊んでくれてるお礼。シルフィードも喜ぶ」
「きゅい♪きゅいきゅい~♪」
…シルフィードの目がキラキラ光る…こ…断りきれない…

「ま、まぁタバサがそう言うんなら乗ってあげてもいいわよ!ビビとゆっくり遊びたいしね! でもキュルケ、それならあんた必要無いんだから降りなさいよっ!」
「いやぁ~ん♪ビビちゃん、ルイズがいじめる~、助けて~♪」
「ちょ、勝手に人の使い魔に触らないでよっ!ビビ、あんたはこっち!私の横!」
…もう、既に断れる流れじゃなかったんだ…
「前の方だと風が気持ちいい」
「きゅいきゅい♪」
…もう、「どうにでもなれ」って、ちょっと思っちゃったんだ…


…実際は…どうにもならなかったんだけどね…
「ゴメンね~、まさか高いところが怖かったなんて  このキュルケ、慰めてあげるわっ!この体でっ!」ムギュッ
「だからーっ!勝手に人の使い魔に抱きついたりするなーっ!!」グイグイッ
…シルフィードから降りても、ちょっと足がフラついてた…
「帰りは、低空で低速で送る」
…そっか、帰りもなんだ…か、覚悟しよっと…


シルフィードは、街の中じゃ迷惑だからって、しばらく街の外で遊んでくらしい…
確かに、街の中を見渡すと…
「…すごく…混んでるね…」
見渡す限り人、人…道幅もそんなに広くないし、人の海に溺れそうって思っちゃうぐらいだったんだ…
これだと、シルフィードの大きな体じゃ邪魔になるのはしょうがないんだろうなぁ…
「そりゃそうよ!トリステイン一の都なんだから!はぐれないでよ!」
「う、うん…わわっ!?」ドテッ
人の波や珍しい看板に見とれていたら、何にも無いところでコケちゃったんだ…
「ほら!もう、あんたねぇ… この辺はスリも多いし、気をつけなさい!私の財布しっかり持ってるんでしょうね!?」
「う、うん…ゴメンなさい…」
でも、お店の中とか、看板とか…新しいところって、なんかワクワクするんだ…
「あーもうっ!そんなキョロキョロしない!田舎者と思われるでしょっ!! あーもうっ!しょ、しょうがないから手つなぎなさいっ!はぐれるでしょっ!!」
「う、うん…」
…何でだろ?キュルケおねえちゃんがニヤニヤしながら「ルイズ~、やるわねぇ~♪」って言ってきたんだけど…?
…タバサおねえちゃんは本を読みながら人ごみをすり抜けてついてくる…すごいなぁ…ボクなら絶対5回はコケてるや…


「うわ、こんな汚いところ通るわけ?ルイズ~、あんた趣味考えた方がいいわよ~」
「し、しかたないじゃない!武器とか売ってるお店はこっちなんだし!」
武器屋さんは裏通りの薄汚れたところにあったんだ…
…ジタンなら「掘り出し物がありそうだ」って言うだろうし、
 スタイナーおじちゃんなら「騎士たるもの、このような怪しい店で買い物はしないのである!」とか言いそうな場所だったんだ…
「武器?あぁ、ビビちゃんの?ってビビちゃん武器とか使えるの!?」
「う、うん…でも、コルベール先生に言われたし…元々杖とかで殴ったりもしてたからなんとか…なる…かなぁ…?」
「杖で、殴る…こう?」
…タバサおねえちゃんが何回素振りをやった…ボクよりタバサおねえちゃんの方が殴り慣れてそうなのはなんでだろう…?
「う、うん…でも、魔力がなくなったりしたときだけだし…」
「はいはい、無駄口叩かない!さっさと入るわよっ!!」

カランッって入った武器屋さんは、外の通りと同じぐらい汚くて、ゴチャゴチャしてるところだったんだ…
「へいいらっしゃ…き、貴族様で?ウ、ウチはまっとうな商売しておりまして、貴族様に目つけられるような商売は決して…」
「客よ」
…うーん…ホントに怪しげなところだなぁ…そんなこおを考えながら、キョロキョロと見渡してしまう
「これはこれは、貴族様が武器を?珍しいことですなぁ!」
「どうして?」
「いえ、若奥さま。坊主は聖具をふる、兵隊は剣をふる、貴族は杖を振りなさる。そして陛下はバルコニーからお手をおふりになる、と相場は決まっておりますんで」
…すごいなぁ…プロって…ボクなら今のセリフを言うのに2回は舌をかんじゃいそうだ…
「あぁ、この子よ。この子に武器が欲しいのっ!」
「あぁ、従者様で   ってこの子に!?まだほんのお子様でh あ、いえいえ貴族様に文句はございません、えぇ、それに昨今“土くれ”対策ってことで武器をお求めになる方も多いですしねぇ…」
「土くれ?」

…そんなルイズおねえちゃんの話を横で聞きながら、手の届く位置にあった剣とか槍とか鎖鎌とかを触ってみる…

…?どうしてだろう…ボクは杖しか使ってたことないのに…
               どれも使い方や作られ方がなんとなく分かる…?
「なんでも『土くれ』のブーケとかフーケとかいう、盗賊がおりまして、貴族のお宝を散埼盗みまくってるって噂でございます。これがめっぽう腕の立つメイジの盗賊だそうで、貴族様方はそれをおそれて下僕にまで剣を持たせる始末で」
「あら、物騒ねえ!でも、下僕に剣?ん~、トリステインの貴族達って、ほんっと臆病ねぇ!」
「用心のため」
「…で、こちらがそんな貴族様方に好評頂いておりますレイピアってぇわけでして。えぇ、御覧下さいませ、この輝きを!お連れの方の体格ならこれぐらいの方が…」
「ん~、そうねぇ…ちょっとビビ!そんなサビついた剣さわってないでこっちに来なさい!!」
「え?あ、う、うんっ!!」
ボクはそのとき、おっきな剣(昔ツンツンした頭の人が使ってたって情報が頭に浮かんだ…なんでだろ?)の次に、
錆びついたボロボロの剣を手にしようとしてたんだ…そしたら…

「けっ!!!やめとけやめとけっ!そんなお上品なだけで切れ味も悪けりゃ頑丈さのかけらもねぇ武器なんざ、お守り代わりにもなりゃしねぇっ!!」
「わ!?ご、ごめんなさいっ!?」
どこかからか男の人がどなる声が聞こえたんだ…
「こ、このやろデルフ!せっかくカmじゃねぇ、せっかくお客さんが来てくれてんのに何だその態度ぁっ!」
「デルフ?他にも店員がいうの?  それよりも、今あんた『カモ』って…」
「今の声って…こっちからしたわよねぇ?ビビちゃん変な声出した?」
「え?ぼ、ボクはそんな…それに、今のはボクの頭の上の方から…」
「多分、これ」

そう言ってタバサおねえちゃんが持ったのが、さっきボクが触ろうとしたボロボロの剣だったんだ…
「おぅおぅ、青ぇ子は目ざといねぇ!俺様をあっさり見つけやがった!」
そしたらその剣がカチャカチャ言いながら…しゃ…
「しゃべってるっ!?」
「ちょっと、それってインテリジェンス・ソードじゃない?」
「あら、結構値打ち物よねぇ?」
「でもボロボロ」
「へ、へぇ、そうなんで…そいつはデルフリンガーってんですが、口も悪けりゃ見てくれも悪いんで売れ残ってやがってまして…やいデルフ!今度という今度は溶かしてやろうか!?」
「へっ、上等こいてんじゃねぇよっ!!こちとら現世にゃなんの未練もねぇ!煮るなり焼くなり好きにしやがれってんだ!!」
「おぉ、望みどおりにしてやらぁっ!そこの貴族様に頼んでやろうか?おぉ?」
「あら、じゃぁお望みどおり溶かしましたら、お安くしていただけませんこと?」
…うーん…こっちの剣って、しゃべったりするんだ…しかもかなり物騒なことをしゃべったりするんだなぁ…でも…
「だ、ダメだよ…生きてればいいことあるよ…?」
死ぬとか目の前で言われるのは…やっぱりちょっと嫌なんだ…
「けっ!こんな武器屋で人生終わったり、てめぇみたいなチンチクリンにブンブンふりまわされるだけの人生すごすぐれぇなら、溶かされた方がせいせいするってぇもんよっ!一思いにy…おいおい、ちょっと待て、そこのとんがり帽子!お前…!!」
「え?ぼ、ボク…?」
「おう、お前ぇだお前ぇ!お前ぇ、ちょっと俺様をにぎってみてくんねぇか?」
「え、あ、うん…」
「どうぞ」
「あ、ありがとう、タバサおねえちゃん…」
口がよく動く(って言っても、口は見当たらないんだけど…ホント不思議だなぁ…)そのボロボロの剣をギュッとにぎる…
なんだろう…すっごく…こう…
「…しっくり…くる…?」
「お前ぇさん、『使い手』かよ!そんなナリdってちょっと待て!待て待て待て!!こいつぁおでれーた!!お前ぇさん何なんだ!?とんでもねぇゴチャゴチャしたもんでできてやがる!?お前人じゃねぇんz」
「わわわわわっ!?だ、黙ってて!?」
…すっごい…手を触れただけで、この剣はボクのことを色々分かっちゃったみたいだ…でも…
「『使い手』って何…?」
小さな声でこっそりと聞いたんだ…武器屋のおじちゃんやルイズおねえちゃんたちが覗きこんでくる…
「そりゃぁお前ぇ、アレだよ、アレ えーとー、そーだなー、そのー    いっけね、忘れちまった!!!」
ドテッてコケちゃった…うーん…こういうのを「ナイスボケ」って言うんだっけ…?
「でもまぁ、お前さんはとにかく『使い手』なんだ!6000年生きた俺様が保証するっ!だから俺様を買いやがれっ!!」
「え、えぇーと…」
「やめときなさい、ビビ!そんなボロ剣!しかもこんな客を『カモ』とか言う店からなんて!!」
「そ、そりゃお客さん、え、えと言葉のアヤってわけでして――あ、あのその、で、デルフの野郎でしたら100で結構です!新金貨100で!」
「あら、お安いじゃない、でもビビちゃんじゃこんな大きな剣は―」
うーん…確かに大きいけど…でも…
フライヤおねえちゃんが言ってたんだ…
「真に自分に合う武器とは、持つやいなや手になじみ、所持者の手足同然に動くものじゃ」って…
だから…
「ルイズおねえちゃん、ボク…デルフリンガーさんがいい!」
「ビビ!あんた話聞いてたの?」
「まぁまぁ、いいじゃねぇか娘っ子!へぇ、お前さんビビってのかい?よろしくな!」
「うん、よろしくね、デルフリンガーさん!」
「あー、デルフでいいぜ?こっちも『相棒』って呼ばしてもらうからよっ!」
「うん、よろしく、デルフ!」
…こうして、ボクとデルフが出会ったんだ…


「それにしても、客を『カモ』って…神経疑うわよねぇ、ルイズ…」
「ふぇ? あ!そうそうそう!そうよ!しかも貴族を…どういう魂胆かしらっ!!」
「…お城に報告?」
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!お、お代は新金貨10で結構でございますぅぅぅ」
…なんでだろう…ルイズおねえちゃん達がすっごく悪い人達に見えたんだ…




ピコン
~真・おまけ~

ATE ―“かっぱらい”のウェッジの日記―

ちっくしょう!今日はついてねぇぜ!
いいとこのお嬢様っぽい桃色のガキに付き添ってやがった従者のガキ!!
トロくさそーだから狙いを定めてスろうとしたってのに!
念力でそそっと、まさに俺様絶妙のタイミングでスろうとしたってのに!
何勝手にコケてやがんだよっ!おかげでタイミング逃したじゃねぇか!

おまけにその後にスリとった青髪ガキぁ財布ん中にハシバミ草しか入ってねぇしよ!
嫌がらせか?“くすねとり”のビッグスの嫌がらせか!?
あんにゃろ先月の「スリとり競争」で負けたからって嫌がらせか!?

あんまりに腹たったんで、なけなしの金でチクトンネ街のジェシーの店へ
中じゃ武器屋のオヤジが泣き上戸よろしくやってやがった
「どうした?」って聞いたら、
「口の悪ぃインなんちゃらソードを売っぱらったはいいが、何か店も心もガラーンとしちまってなぁ…今日はもう店じまいだ…」
とかなんとかほざきやがる!け!そんな感傷にひたるようなガラかよ!おまけに長いこと付き合わされてグチ聞かされるし!

今日はまったくついてねぇぜ!!


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