ルイズの部屋に光が差込む。その光によって寝ていたダ・サイダーが目を覚ます。
時刻は朝だとしか、わからない。
ダ・サイダーは寝るのを止め、肩のパットを開けてみる。まだメタコが寝ている。
「…まだ寝ているのか……ここは…そうか…45点いや…25点女の所に居るのか」
ルイズが聞けば、怒り出すような事を平然と言う。
とりあえず25点女もとい、ルイズを起こすことにした。昨晩、練った計画で…
ダ・サイダーは、アイテムを求めて旅立った。
ここはダ・サイダーにとって未知の場所。地図も無ければ、アドバイザーメカのメタコは寝てる。
ダ・サイダーにとって、状況は最悪だった。
(これでは不味い…何とかしなければ…)
唯一の武器マシンガンを装備し辺りを警戒しながら、一歩そして、また一歩と進んでいった。
周りから見れば異様な光景なのは、言うまでも無い。
「何だ?アイツ何しているんだ?」
「バ、バカ…アイツ、昨晩『ゼロ』の所で暴れた奴だ…何かまたするつもりだ」
「え?確か…俺達、全員に刃向かおうとしたって聞いたけど…」
などなど、この男はもう有名人だ。(悪い意味で)
ダ・サイダーは状況を打破する為、色々と考える。
(このまま歩く?…いや、早くしなければ意味が無い…どうする…そうか!聞こう)
ダ・サイダーは、薔薇を持った男に銃を突き付けた。
「おい!お前!撃ち貫かれたくなければ、俺様に従え!」
「こ…断わる!貴族にもプライドという物がある。お前のようなふざけた奴に従うか!」
「まあ、話を聞け。実はだな………」
ダ・サイダーは薔薇を持った男に耳打ちをする。
「バカな!確か…君は使い魔だろ?主を何だと思っている!」
「フン…何を言う…これは、アイツの宿命でもあり才能だ」
薔薇を持った男は考え込む。
(宿命…才能か…確かにそうだ。僕には真似できない…それに…それに見てみたい)
「今回だけ協力しよう。ただし、君が持っている鉄砲をしまってくれ。
ここは君が思っているような所ではない」
ダ・サイダーはマシンガンをしまい、協力者を得た。
「君の探している物は厨房に行けば、揃うと思うが…時間との勝負だな…着いて来たまえ!」
薔薇を持った男を先頭に、ダ・サイダーも続いた。
厨房前にて………
「何としても、手に入れるんだ。僕は人を集めて来てあげよう。10分後…ここで待ち合わせだ」
と、薔薇を持った男。
「フ…任せておけ。10分後だな?わかった」
と、ダ・サイダー。そして2人は散っていった。
いざ、厨房の中に入ろうとした矢先、アドバイザーメカのメタコが起きてきた。
「ダーリン?何しているジャン?」
「メタコ、黙っていてくれ…超一流のエンターテイナーの見せ場なのだ」
そして………10分後。
薔薇を持った男は、大勢の人数を集めてきた。
赤い髪の女性や青い髪の女性、金髪で髪を巻いている女性。ほとんどが女性で構成されている。
ダ・サイダーは道具を揃え、準備万端。なぜか、ダ・サイダーの側にメイドがいる。
「フフフ…さぁ、お前の才能を開花させてやろう…この俺様がな…フフフ」
不適な笑みを浮かべながら、ダ・サイダー達はルイズの部屋に向かった。
ダ・サイダー達がルイズの部屋の前に来た時、薔薇を持った男が呟く。
「これだけの大人数が一斉に部屋に入れば、起きるのではないか?」
赤い髪の女性が答える。
「なら、聞こえない様すれば良いのよ。ね、タバサ?」
タバサと呼ばれた青い髪の女性は、赤い髪の女性見て溜息をする。
何かを呟き、自分より大きな杖をクルッ回す。
「サイレント…」
赤い髪の女性が、ダ・サイダーの肩を軽く叩き、ルイズの部屋の扉を指差す。
ダ・サイダーも察したのか、ルイズの部屋に入っていき、ベッドに近づく。
赤い髪の女性は、再びダ・サイダーの肩を叩く。ダ・サイダーもまた察したのか、左手を上げる。
タバサと呼ばれた女性は、再び大きな杖をクルッ回す。
ダ・サイダーは厨房で手に入れたアイテムを使う。鍋(熱湯入り)・おたまを…
「ククク…さぁ…ダンスの時間だ…激しく踊れ…ククク」
ダ・サイダーは、おたまで熱湯をすくい、ソ~ッとルイズ顔の上に近づける。
「アンタ…何やってんの…」
決して、聞こえてはいけない声が聞こえる。しかも、殺気に近い物を感じる。
「もう一度聞くわ…何をする気?」
ベッドに仰向けになり、殺気を放ちながら言うルイズ。
ルイズから放たれる殺気にダ・サイダー達は、黙ってしまった。
そして…禁断の時が来た。ルイズが目を開けてしまった…
「ダ・サイダー…アンタ…何やってんのよ!!!」
ルイズから殺気…ではなく、ドス黒いオーラが放たれた。
「い…いや…俺様は…その…あ…う…」
(ヤバイ…この感じ…レスカを本気で怒らせた時と同じだ…)
「この、おたま退けなさい!今すぐに!!」
ルイズの頭上にあるおたまを退けるように命令する。
「あ…ああ…」
ソ~ッと退けようとするダ・サイダー。
(か…体が…動かない)
歴史に名を残す、伝説がおきた・・・
「あっつーーーーー!!!」
笑いを堪えるギャラリー、メタコは大爆笑。ルイズはベッドの上を二転三転。
そしてダ・サイダーは、恐怖のあまり沈黙。
約3分後…
「ダ…ダ・サイダー?この私にこんな事をしてただで済むと思っている…」
(こ…このままでは、俺様は…マズイ…何とかしなくては…)
「ま…待て…話を聞け…お…俺様は…その…あの…その…」
「キイテアゲル…メイドノミヤゲニネ…」
「だから、俺様は普通に起こしたかったんだ…だが、脅迫されたんだ」
ダ・サイダーの意外な一言に、ルイズを始め皆驚く。
「ほぅ…誰に…答えなさい…」
(この辺に俺様の知り合いなんて…居た!!)
「薔薇を持った男だ…間違い無い」
薔薇を持った男などこの建物でも1人しか居ない。しかも、その男はここに居る。
「ギーシュ…彼方…なの…」
赤い髪の女性が白々しく、その他のギャラリーに話しかける。
「ああ…そういえば…私達も忙しいから、退散しましょ」
赤い髪の女性を先頭にルイズの部屋から出ていった。
薔薇を持った男もまた、立ち去ろうとする。
「それでは、『ミス・ヴァリエール』さらばだ」
「ギーシュ…何が…『さらばだ』よ…生きて帰れると思わないことね…」
ギーシュの悲痛な叫び声が、この建物に響き渡った。
「フ…自業自得と言うものだな…」
「そうジャン、そうジャン。自業自得ジャン」
ダ・サイダーとメタコが言う。
昔の人は言いました〔1度走り出しだした『ルイズ』は止まらない〕と…
「アンタもよ…ダ・サイダー?覚悟はいいわね…」
ダ・サイダーの悲痛な叫び声が、この建物に響き渡った。
ようやく、理性を取り戻すルイズ。
「ああ!!!授業間に合わないじゃない!!ギーシュ!そんな所で寝てないで、出てってよ!」
ルイズは、ギーシュにとどめの蹴りをいれ、部屋から追い出した。
「この…薔薇の様に…美しい…この…僕を…許さんぞ…『ゼロ』…そして使い魔…」
ギーシュは廊下で気を失い、授業に遅れた。
ルイズもまた、手当て等で時間をロスし、授業に遅れた。
時刻は朝だとしか、わからない。
ダ・サイダーは寝るのを止め、肩のパットを開けてみる。まだメタコが寝ている。
「…まだ寝ているのか……ここは…そうか…45点いや…25点女の所に居るのか」
ルイズが聞けば、怒り出すような事を平然と言う。
とりあえず25点女もとい、ルイズを起こすことにした。昨晩、練った計画で…
ダ・サイダーは、アイテムを求めて旅立った。
ここはダ・サイダーにとって未知の場所。地図も無ければ、アドバイザーメカのメタコは寝てる。
ダ・サイダーにとって、状況は最悪だった。
(これでは不味い…何とかしなければ…)
唯一の武器マシンガンを装備し辺りを警戒しながら、一歩そして、また一歩と進んでいった。
周りから見れば異様な光景なのは、言うまでも無い。
「何だ?アイツ何しているんだ?」
「バ、バカ…アイツ、昨晩『ゼロ』の所で暴れた奴だ…何かまたするつもりだ」
「え?確か…俺達、全員に刃向かおうとしたって聞いたけど…」
などなど、この男はもう有名人だ。(悪い意味で)
ダ・サイダーは状況を打破する為、色々と考える。
(このまま歩く?…いや、早くしなければ意味が無い…どうする…そうか!聞こう)
ダ・サイダーは、薔薇を持った男に銃を突き付けた。
「おい!お前!撃ち貫かれたくなければ、俺様に従え!」
「こ…断わる!貴族にもプライドという物がある。お前のようなふざけた奴に従うか!」
「まあ、話を聞け。実はだな………」
ダ・サイダーは薔薇を持った男に耳打ちをする。
「バカな!確か…君は使い魔だろ?主を何だと思っている!」
「フン…何を言う…これは、アイツの宿命でもあり才能だ」
薔薇を持った男は考え込む。
(宿命…才能か…確かにそうだ。僕には真似できない…それに…それに見てみたい)
「今回だけ協力しよう。ただし、君が持っている鉄砲をしまってくれ。
ここは君が思っているような所ではない」
ダ・サイダーはマシンガンをしまい、協力者を得た。
「君の探している物は厨房に行けば、揃うと思うが…時間との勝負だな…着いて来たまえ!」
薔薇を持った男を先頭に、ダ・サイダーも続いた。
厨房前にて………
「何としても、手に入れるんだ。僕は人を集めて来てあげよう。10分後…ここで待ち合わせだ」
と、薔薇を持った男。
「フ…任せておけ。10分後だな?わかった」
と、ダ・サイダー。そして2人は散っていった。
いざ、厨房の中に入ろうとした矢先、アドバイザーメカのメタコが起きてきた。
「ダーリン?何しているジャン?」
「メタコ、黙っていてくれ…超一流のエンターテイナーの見せ場なのだ」
そして………10分後。
薔薇を持った男は、大勢の人数を集めてきた。
赤い髪の女性や青い髪の女性、金髪で髪を巻いている女性。ほとんどが女性で構成されている。
ダ・サイダーは道具を揃え、準備万端。なぜか、ダ・サイダーの側にメイドがいる。
「フフフ…さぁ、お前の才能を開花させてやろう…この俺様がな…フフフ」
不適な笑みを浮かべながら、ダ・サイダー達はルイズの部屋に向かった。
ダ・サイダー達がルイズの部屋の前に来た時、薔薇を持った男が呟く。
「これだけの大人数が一斉に部屋に入れば、起きるのではないか?」
赤い髪の女性が答える。
「なら、聞こえない様すれば良いのよ。ね、タバサ?」
タバサと呼ばれた青い髪の女性は、赤い髪の女性見て溜息をする。
何かを呟き、自分より大きな杖をクルッ回す。
「サイレント…」
赤い髪の女性が、ダ・サイダーの肩を軽く叩き、ルイズの部屋の扉を指差す。
ダ・サイダーも察したのか、ルイズの部屋に入っていき、ベッドに近づく。
赤い髪の女性は、再びダ・サイダーの肩を叩く。ダ・サイダーもまた察したのか、左手を上げる。
タバサと呼ばれた女性は、再び大きな杖をクルッ回す。
ダ・サイダーは厨房で手に入れたアイテムを使う。鍋(熱湯入り)・おたまを…
「ククク…さぁ…ダンスの時間だ…激しく踊れ…ククク」
ダ・サイダーは、おたまで熱湯をすくい、ソ~ッとルイズ顔の上に近づける。
「アンタ…何やってんの…」
決して、聞こえてはいけない声が聞こえる。しかも、殺気に近い物を感じる。
「もう一度聞くわ…何をする気?」
ベッドに仰向けになり、殺気を放ちながら言うルイズ。
ルイズから放たれる殺気にダ・サイダー達は、黙ってしまった。
そして…禁断の時が来た。ルイズが目を開けてしまった…
「ダ・サイダー…アンタ…何やってんのよ!!!」
ルイズから殺気…ではなく、ドス黒いオーラが放たれた。
「い…いや…俺様は…その…あ…う…」
(ヤバイ…この感じ…レスカを本気で怒らせた時と同じだ…)
「この、おたま退けなさい!今すぐに!!」
ルイズの頭上にあるおたまを退けるように命令する。
「あ…ああ…」
ソ~ッと退けようとするダ・サイダー。
(か…体が…動かない)
歴史に名を残す、伝説がおきた・・・
「あっつーーーーー!!!」
笑いを堪えるギャラリー、メタコは大爆笑。ルイズはベッドの上を二転三転。
そしてダ・サイダーは、恐怖のあまり沈黙。
約3分後…
「ダ…ダ・サイダー?この私にこんな事をしてただで済むと思っている…」
(こ…このままでは、俺様は…マズイ…何とかしなくては…)
「ま…待て…話を聞け…お…俺様は…その…あの…その…」
「キイテアゲル…メイドノミヤゲニネ…」
「だから、俺様は普通に起こしたかったんだ…だが、脅迫されたんだ」
ダ・サイダーの意外な一言に、ルイズを始め皆驚く。
「ほぅ…誰に…答えなさい…」
(この辺に俺様の知り合いなんて…居た!!)
「薔薇を持った男だ…間違い無い」
薔薇を持った男などこの建物でも1人しか居ない。しかも、その男はここに居る。
「ギーシュ…彼方…なの…」
赤い髪の女性が白々しく、その他のギャラリーに話しかける。
「ああ…そういえば…私達も忙しいから、退散しましょ」
赤い髪の女性を先頭にルイズの部屋から出ていった。
薔薇を持った男もまた、立ち去ろうとする。
「それでは、『ミス・ヴァリエール』さらばだ」
「ギーシュ…何が…『さらばだ』よ…生きて帰れると思わないことね…」
ギーシュの悲痛な叫び声が、この建物に響き渡った。
「フ…自業自得と言うものだな…」
「そうジャン、そうジャン。自業自得ジャン」
ダ・サイダーとメタコが言う。
昔の人は言いました〔1度走り出しだした『ルイズ』は止まらない〕と…
「アンタもよ…ダ・サイダー?覚悟はいいわね…」
ダ・サイダーの悲痛な叫び声が、この建物に響き渡った。
ようやく、理性を取り戻すルイズ。
「ああ!!!授業間に合わないじゃない!!ギーシュ!そんな所で寝てないで、出てってよ!」
ルイズは、ギーシュにとどめの蹴りをいれ、部屋から追い出した。
「この…薔薇の様に…美しい…この…僕を…許さんぞ…『ゼロ』…そして使い魔…」
ギーシュは廊下で気を失い、授業に遅れた。
ルイズもまた、手当て等で時間をロスし、授業に遅れた。
この朝の出来事は、『使い魔反逆事件』と命名された。
今回の出来事は、この国はもちろん近隣諸国まで広くそして、長く伝えられる事になる。
今回の出来事は、この国はもちろん近隣諸国まで広くそして、長く伝えられる事になる。
ギーシュは、ルイズとダ・サイダーに殺意を抱くことになる。
ルイズとダ・サイダー達の伝説の始まりに過ぎない・・・
ルイズとダ・サイダー達の伝説の始まりに過ぎない・・・