「ドラえもーん!!」
そんなかけ声と共に、部屋で眠るドラえもんの元にルイズが駆け込んでくる。
「大変、大変よドラえもん! ちょっと、起きなさいよ! 大事件なのよ!」
ルイズはそう言ってドラえもんを揺り起こすが、目を覚ましたドラえもんは
目の前のルイズを見るなりテンションマックスでわめき出した。
「ルイズ! そのまえにぼくにひとこということはないのか!?
このまえはきみのせいでこっぱみじんになったんだぞ!
これがギャグ作品じゃなかったら、ぼくはしんでるところだ!」
しかしルイズもさる者、そこは華麗にスルーして、
「それどころじゃないのよ! あんた、ミス・ロングビルに通り抜けフープを貸したでしょ。
彼女がそれを使って宝物庫に侵入して、『破壊の杖』を盗っていったのを見た人がいるの!
きっと、彼女が土くれのフーケだったんだわ!」
それだけ言うと、ルイズは「ああどうしましょう、どうしましょう」と部屋の中をせわしなく歩き回る。
その騒がしさに、ドラえもんは仕方なく起き上がった。
「そんなものほうっておけばいいじゃないか。だいたいなんだそんなことで。
せっかくのび太くんの夢を見ていたところだったのに……」
「だ・か・ら、それどころじゃないって言ってるでしょ!
知らなかったとはいえ、あんたが、わたしの使い魔であるあんたが泥棒の片棒を担いだのよ。
使い魔の不始末は主の不始末。
なんとかして、土くれのフーケから『破壊の杖』を取り返さなきゃ……」
ドラえもんは、何やら悲愴な決意を固めている様子のルイズを面倒くさそうに眺めると、
「しょうがないな。まったくきみはぼくがいないとなんにもできないんだから……」
ぶつぶつ言いながらポケットを探る。
そんなかけ声と共に、部屋で眠るドラえもんの元にルイズが駆け込んでくる。
「大変、大変よドラえもん! ちょっと、起きなさいよ! 大事件なのよ!」
ルイズはそう言ってドラえもんを揺り起こすが、目を覚ましたドラえもんは
目の前のルイズを見るなりテンションマックスでわめき出した。
「ルイズ! そのまえにぼくにひとこということはないのか!?
このまえはきみのせいでこっぱみじんになったんだぞ!
これがギャグ作品じゃなかったら、ぼくはしんでるところだ!」
しかしルイズもさる者、そこは華麗にスルーして、
「それどころじゃないのよ! あんた、ミス・ロングビルに通り抜けフープを貸したでしょ。
彼女がそれを使って宝物庫に侵入して、『破壊の杖』を盗っていったのを見た人がいるの!
きっと、彼女が土くれのフーケだったんだわ!」
それだけ言うと、ルイズは「ああどうしましょう、どうしましょう」と部屋の中をせわしなく歩き回る。
その騒がしさに、ドラえもんは仕方なく起き上がった。
「そんなものほうっておけばいいじゃないか。だいたいなんだそんなことで。
せっかくのび太くんの夢を見ていたところだったのに……」
「だ・か・ら、それどころじゃないって言ってるでしょ!
知らなかったとはいえ、あんたが、わたしの使い魔であるあんたが泥棒の片棒を担いだのよ。
使い魔の不始末は主の不始末。
なんとかして、土くれのフーケから『破壊の杖』を取り返さなきゃ……」
ドラえもんは、何やら悲愴な決意を固めている様子のルイズを面倒くさそうに眺めると、
「しょうがないな。まったくきみはぼくがいないとなんにもできないんだから……」
ぶつぶつ言いながらポケットを探る。
「とりよせバッグ~!」
そして出てきた女物のバッグに手を突っ込むと、
「ええと……、はかいのつえとかなんとか、出てこい」
ゴロン、とバッグから取り出されたロケットランチャーが無造作に床に転がった。
「え? これって…」
ぼうぜんとするルイズを尻目に、
「これでいいだろ。まったく、くだらないことでおこすなよ…」
ドラえもんはまた、夢の世界に旅立つのであった。
「ええと……、はかいのつえとかなんとか、出てこい」
ゴロン、とバッグから取り出されたロケットランチャーが無造作に床に転がった。
「え? これって…」
ぼうぜんとするルイズを尻目に、
「これでいいだろ。まったく、くだらないことでおこすなよ…」
ドラえもんはまた、夢の世界に旅立つのであった。
第四話 『おそるべき盗ぞく フーケ!』 完