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ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-07


くだらない喧嘩が終わって、ようやく空気が落ち着いた。

「さて、私の勝ちだし 何か貰わないとねー。」
「なっ、そんな事言ってないじゃない!」
「勝利の特権って奴よ~。」

とキュルケが高らかに笑う。
そんなルイズとキュルケのやりとりの中、謙信は地面から微小の振動が来るのを感じた。
謙信が高い所に急いで登り、周りを見る。
何かを見つけると、謙信がすぐさま降りてきた。

「どうした、謙信ちゃん。」
「こっちに来る大きな岩の塊が見えた。」
「大きな岩の塊?」

謙信が頷く。

「ここは危ない。」
「分かった…キュルケちゃーん、ルイズーここは危険だー。」
「はぁ?何で危険なのよ!」
「ここに大きな岩の塊が来てるんだってさ!!」
「大きな岩の塊。」

キュルケの疑問はすぐに解かれた、もう既にゴーレムが全員に見えたのだ。

「シィル。」
「は、はい!」
「キュルケちゃんとルイズ連れて逃げとけ!」
「分かりました!さ…ルイズさんキュルケさん…。」

ルイズは突然の出来事に腰を抜かしていた為シィルが肩を貸す。
シィル達は急いで本塔から去っていった。
ランスはそれを見送ると、ゴーレムの方へ振り向く。
そのゴーレムの肩には深くローブを被った奴がいる。
ランスはギーシュの青銅ワルキューレとは闘わず真っ先にギーシュを叩いた時の事を思い出した。
ギーシュが気絶すると、ワルキューレ達は崩れていったのである。
あのゴーレムもあいつさえ倒せば倒せるんじゃないか…。

ゴーレムは本塔の目の前に着くと、先程のルイズの魔法でヒビの入った部分にパンチを喰らわしていった。
振動が響く、そんな中。謙信とランスは観賞用茂みにに隠れていた。
正直この学院がどうなろうと知らないが、ここは自分達のこの世界の唯一の住む所。
この世界の夜はとても寒いので野宿なんてしたら凍え死んでしまう。
そん時はそん時で謙信が暖めるのだろうが。

「謙信ちゃん…あれ何してるんだ。」
「…分からない。」
「あの中に何かあるのかな。」
「…多分。」
「だとすれば、そん時に肩に乗ってる奴を捕まえれば。」

そんな小会議をしていると、ゴーレムがついに本塔の外壁に大きな穴を開ける。
肩にのってる奴は、本塔の中に姿を消した。

「今だぁ!謙信ちゃんはあの岩の塊を頼む。」
「分かった!」

ランスはカオスを握ると、ゴーレムを伝い本塔の中に入った。
謙信が、ゴーレムの注意を逸らす。
だが、ゴーレムは見向きもしない、操縦者がいないのだ。
謙信は一方的に攻撃を仕掛けた。



「これが、破壊の杖…。」

黒の深いローブを被った人は破壊の杖を手に取った。
見た目より軽い、しかも綺麗な形、何の素材で出来ているのか気になったが。
まず、ここから急いででなければならない、とっとと紙に何かを書き。
それを破壊の杖の置いてあった場所に置く。
そして後ろを振り向くと、そこにはランスが立っていた。

「がはは、ずっと後ろにいたのに気づかないとはとんだ間抜けだ。」
「くっ、見つかったか…。」
「む、お前女か フード取れ。」

しかし、フードを取ろうとしない。

「なら俺様が取ってやる。」

杖を抜いて対抗しようとしたが、それも無駄に終わると予感した。
この距離でしかも呪文の詠唱すらしていない、すぐ杖を取られるのが落ちだろう。
そして、フードが取られた。
…泥棒の正体はミス・ロングビルであった。
もちろんランスはミス・ロングビルと接触していないので誰かわからない。

「おー、美人さんだ。」
「…くっ、好きにし――。」
「じゃあ遠慮なく、がはは。」

自主規制。(というか書けません。)

「俺様より1つ年上で初だったとはな。」
「るっさいわね。」

少し顔を紅くしながらランスに怒鳴る。
行為の終わったランスは手を後ろに縛られてるミス・ロングビル(SM)と本塔を出ると。
既にゴーレムは土砂と化していた。
外は真夜中、寝つきのいい生徒意外は異変に気づいて、現場に来ている。

「あ、ランス殿…無事で何より。」
「おう、謙信ちゃん。泥棒捕まえたぞ!」
「…ん?…あっ!その人ミス・ロングビルじゃないの!!」
「は?ミス・ロングビル?」

キュルケがその泥棒の正体を明かす。
キュルケとルイズは、ゴーレムが倒れる事を確認しすぐ本塔に戻ってきたようである。

「えぇ、オールド・オスマンの秘書を務めてる人よ。」
「…まさかミス・ロングビルが土くれのフーケだったなんてね…。」
「え?土くれのフーケ?」
「はぁ…どうやら知らないようね…、最近土くれのフーケが活動してたのよ、トリステインで。」
「…まぁ、まぁいいわ!とっととオールド・オスマン氏に報告しましょう。」

そして、ランス一行はミス・ロングビルを連れてオールド・オスマンの部屋にいった。
そんな中ランスは破壊の杖に疑問を抱く。
(あの形、チューリップに似ている、でも少し違う形をしていた何処から手に入れたのだ。)
確かに形はチューリップだが、色々な点が違う、先端やら何やら とにかく何かが違った。

そして、ルイズ達がオスマン氏の部屋に着くと、ルイズがドアを叩く。

「ん…誰じゃ、こんな夜に…まったく、入りなさい。」
「失礼します。」
「おや、ミス・ヴァリエールとミス・タバサとミスツェルプストーかね
 なんじゃね。そういえば外がずいぶん騒がしかったがの。」
「えぇ、その件です。土くれのフーケを捕まえました。」
「…土くれのフーケじゃと!」

そして部屋の外に待機していたランスが手に縄を掛けられたミス・ロングビルを連れて部屋に入る。

「お主…ミス・ロングビルではないか!!」
「ふふ…、ごきげんよう フーケとしてなら始めましてかしら。」
「ぬぅ…よもや…お前だったとは。」
「ええ、まさか宝物に触れた瞬間に捕まるのは以外でしたけど。」
「土くれのフーケも土の無い所ではただのフ――。」

ドアが勢い良く開くと、学院長室に大きな声が響く。

「オールド・オスマン!!土くれのフーケが学院内で捕まったそうです!!!!」
「…っ…、君はもう少し小さい声を出せないのかの…。」
「す、すいません………。…何故ミス・ロングビルが縄で…まさか…貴方という人は…。」
「いや、いや違うぞい。その、あのな?ミス・ロングビルが土くれのフーケだったのじゃ。」
「……え。」

コルベールの顔が曇る。

「…ミス。」
「残念ね、結ばれるダンスが7日後でしたっけ?行けそうにありませんわ。」
「…いえ、いいのです。」

そういうと、コルベールは学院長室から出た、もしや学院からも出るかもしれない。

「…ではミス…いや、フーケは今から厳重に牢へと引き連れる。」
「分かりました。」
「おぉ、そうじゃな各々2人にはシュヴァリエの称号をタバサ殿には精霊勲章を授与してくれと頼んでおく。」
「でも…捕まえたのは私達じゃありません。」
「ふむ、なら捕まえたのは誰じゃ?」
「私の使い魔2人です。」
「ふむ…だがこの国は貴族でない者に称号を与える事はできん…
 それに、ゴーレムと真正面で立ち向かったんじゃ。この称号を受け取る権利はちゃんとある。」
「…分かりました。」
「もう夜も深い 寝なさい、我々も7日後のフリッグの舞踏会の下準備をしなくてはならん。
 しかもフーケに壊された本塔の外壁も修理せねばな。」

オスマンにそう促されると、ルイズ一行は退室する。

「すいませんわね。」
「いやいや、レディーも玉には豪快に行くのも良い事じゃ。さて、国に連絡せんとな。」
「縄が少しきついのですが。」
「牢屋で解いて貰いなさい。」
「…少し尋ねてもよろしいでしょうか?」

オスマン氏は書状をしたためながら返答する。

「…なんじゃね。」
「破壊の杖に関しての事。」
「あれかの、あれわ、わしを助けてくれた武器、詳しく言うとわしを助けてくれた恩人が持っていた武器じゃ。」
「魔法の杖ではないので?」
「うむ、メイジがあれを持っても効果なんてありゃせんよ。」
「オスマン氏でも?」
「うむ、実際どう使うのかを知ってるのは、恩人と恩人の故郷の人じゃ。」
「そう…。」

そう言うと、土くれのフーケはゆっくり目を瞑った、次目覚める所は堅牢で湿った牢屋である事を知って。
次外に出る時には、首が取れてる事を悟って。

「この国も…伝統や歴史だけじゃなく、進化にも目を向ける事ができれば、このような者は現れなかったろうにのぅ。」

オスマンは、そう呟きながらフクロウに書状を託して、椅子に座る。


そんなこんなで7日後。
この内あった事を簡略化して離すなら。

1日後、余りにも本塔から出てくるのが遅い事を追求したら0.5秒で返答が帰ってきた。理由「エッチしてたから。」
2日後、授業に一緒に出てない事を追求したら0.5秒で返答が帰ってきた。理由「謙信と青姦してた。」
3日後、コルベール先生がようやく学園に帰ってきた、なにやら何処かで飲んでたらしい。
    称号は結局もらえなかった、と言っても私達が何かした訳じゃないので、逆に都合が良い。
4日後、ランスが村に出かけてた、何をしにいったのかは不明、予想は付く。
5日後、本塔の外壁が完璧に治っていた。使い魔を観察してみたら謙信には何やら親衛隊が出来ていた。
    マリコルヌが筆頭に立っていた、謙信自身困ってる事に気づいていない。
6日後、今頃気づいたがランスはとんでもない奴なんじゃないかと今頃気づく。
    そして、シィルは何故こんな奴の奴隷で我慢できるのか、忠実でいられるのかが不思議だ。

そして7日目。

今日は、フリッグの舞踏会である。
時は既に夜、ランスは着飾ったカチカチダンスより村の可愛い子のダンスの方が魅力的。
と言い残して、街に行った。
シィルと謙信は舞踏会に参加している。
基本、平民はこの舞踏会に参加できないが、使い魔ということでルイズの特別な計らいで入れさせてもらった。

「わぁー凄い豪華ですね!」
「ご飯が…。」
「食べていいと思いますよ?」
「す ば ら し い。」
「相棒は凄い大食漢だな、羨ましいぜ。」
「…むぐ、食べないのか?」
「生憎消化器官が無くてな。」
「…そうか。」

謙信が目を光らせてテーブルに着くと食器の上が段々空になる光景が目に付く。
ちなみに、ルイズは用事がある、後で行くから飯でもたべてて。と言い残してどこかに行っていた。
謙信がぱくぱく食べていると、オスマン氏がホールからのっそりと現れた。

「…さて皆の衆楽しんでおるかな?楽しんでいる所すまないが聞いて欲しい事がある。
 皆土くれのフーケが7日前捕まったのを知っておるかな?」

オスマンが回りを見やると、皆が頷いてた。

「うむ…よろしい、その土くれとそのゴーレムを倒した英雄を今宵は紹介したいと思う。さ、入ってきなさい。」

オスマンが促すと、ホールからルイズ達が現れた、その容姿に皆が驚く。
早速その3人(正確には2人)に男達が群がりダンスのお誘いをする、がことごとく断っていく。
親衛隊隊長のマリコルヌはその群がりに入らなかった。
キュルケがこちらの方に歩いてくる。

「あら、ダーリンは?」
「ランス様なら来てませんよ。」
「あ、そう。」

ランスがいない事を確認するとつまらなそうに他の男の子の誘いを受け入れ踊っていた。
次にルイズが来る。

「あ、ルイズさん!凄くお綺麗ですよ!」
「そ、そう。ありがと。」
「ところで、何でダンスを断ったんですか?」
「前までゼロゼロって馬鹿にしてた男の誘いに乗る程軽い女じゃないわ。」
「なるほど。」
「謙信も着飾ってみる?私より人が群がるわよ、きっと。」
「いや、私はそういう服は少し着心地が悪い。」
「そう、もったいないわね。」
「本当にもったいねぇ。」
「にしても、ランスは本当に参加しない気なのね…。」
「…すいません。」
「貴方の事じゃないからいいのよ。」

この後も、ルイズは誘いを受け、優々と断る図が続いた。

そんなこんなで舞踏会も終わり、ルイズは自分の部屋のベッドで俯けに倒れる。

「うあー、疲れたー。」
「お疲れ様です。」
「あーそうだ、シィル。聞きたい事があるのよ。」
「はい?何でしょうか。」
「んー、何でランスの奴隷なの、何でそんなに嫌がらないの?」
「……。」

もちろんこの質問は返答しづらい、隣には謙信がいるのだから。
そんな中、救世主が現れた。

「ただいまー。」
「あっ、おかえりなさい ランス様。」
「うむ。」
「あんた何処行ってたのよ!」
「街まで出かけてた。なんか凄い綺麗なネックレスを見つけたから買ったのだ。」
「はぁ?あんた買う金どこにあったっていうのよ。」
「モンモモンモから貰ったのだ、でも15エキューだかなんだかするって言われて、2・3枚位足りなかったらしい。」
「モンモランシーから?まぁそこはどうでもいいけど、それでどうやって買ったのよ。」
「うむ、どうやら偶然買出しに出てたマルトーの親父と料理場のコックに会ってな、金貨を20枚くれた。」
「なるほど、で。そのネックレスは一体誰に?」
「決まっておるだろう、謙信ちゃん 来い来い。」

そういうと謙信がランスの元に近寄る、ランスの顔が近いので、少し頬に紅が乗る。
ランスはネックレスを謙信の首に掛けた。そのネックレスは光ってて謙信にとてもよく似合っていた。
シィルはそれを羨ましそうに見ている、シィルだって女性なのだ。

「で、私の分は。」
「ルイズは金持ってるんだから自分で買いに行けばいいじゃないか。」
「む…。」

何この使い魔、主人に奉公する気あるの?いやないでしょうけど。
確かに彼女なら彼女を優先すべきでしょうけど、でも私にも何か買ってくるべきじゃない?
こいつが参加しなかったせいで私ダンスを殆どしてないわ、申し訳ないとか言って何かくれるべきじゃないの?
とルイズが口をへの字に曲げながら怒っている。

「俺様に馬は合わん、そんなわけで疲れた寝る。」

早速、藁の上に大の字にねっころがると、すぐさま寝息が聞こえるた、とても単純である。

「な、なんなのこいつ…。…良くないけどまぁいいわ私も疲れたし。おやすみなさい。」

とにかく誘いを断るのは精神的に来る物がある。
疲れは睡魔に変わってルイズを夢の世界に運んでいった。



そこには茶色で丸っこいのがいた。
「あいやー」「はにほー」と叫んでいる、生き物なのだろうか?
その茶色で丸っこいのが段々集まって来る。
6匹?になった、次には8匹とドラゴンが1匹。
皆は草原を一直線に走っていた…そして。

「――意味がわからない!!」

ルイズが叫びながら起き、外を見ると既に朝だった、寝たのに疲れるとはどういうことなの。
夢で見た物も想像すらしてない生物が出てくるし…。

「…いい寝顔ね、私が大変だって時に。」

ランスの気持ちよさそうな寝顔にルイズは少し苛立ちを覚える。
だが、ここで怒っても疲れるだけだし、まだ学校の時間ではないのでルイズはまた寝た。


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