あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

コンバット越前ゼロカスタム-4

越前VSギーシュから二日後…

「わざわざスイマセン。越前さんにも手伝ってもらっちゃって。」
「気にしなくて↓いいんだよぉ。これ位私も手伝わなくっちゃあぁ↑…それに今日は天気がよくていい日だぁ!」

相変わらず無駄に高くてで上下の波のある声だ。今はシエスタと洗濯物を干す作業を手伝っている。
あの決闘後もモチロンビビられまくった越前だがルイズからの説明もあって自分を助けてくれた事を知り
今はとても親しくなっている。食堂の面々にも決闘の事が伝えられてえらく気に入られていた。特にコック長のマルトーは

「クソ生意気な貴族の小僧をズタボロにしてくれたんだ!大歓迎だぜ!我らが剣よ!」

と盛大に歓迎してくれたが結局誰にも人間だと分かってもらえる事はついになかった。
まあこればっかりは仕方あるまい。でも越前は満足していた。話せば分かってくれる人達も多いし
ここも結構悪くない……嘘偽りなくそう思う事ができた。あの少年もきっと心清くなって反省している
に違いない。風が気持ちよく吹く中、ご主人様のパンティーを頭にかぶりながら異世界も悪くないと思っていた。


「……………あの、越前さん?それは被るものではありませんよ?」
「おっと、ボケっとしていたぜ。気がつかなかったZE!干さなきゃNE☆HAHAHA!」

(この人…本当に大丈夫かしら。)

決闘で得た信頼は失われつつあった。



一方こちらは越前のご主人様。

「ルイズ。ホントにあの使い魔に何もされてない?顔色悪いわよ。」
「何かって何よ。アイツは今洗濯物干しにいってるわよ。」

ルイズの部屋にはその隣人のキュルケが来ている。
本来の決闘後の展開なら越前に惚れるはずなのだがさすがに今回はそれはない。むしろ不信感マックスである。

「そう…それならいいんだけど…私はどうしてもアナタの使い魔が信用できないのよね。」
「アイツは…確かに変な奴だけど仕事は文句言わないでこなしてくれるし。変な声出す
けど悪い奴ではないわ。何者か分からないけどね。」

ギーシュとの決闘の時。越前がギーシュの腕を掴んだ時に現れたあの『赤い扉』
冥界に通じる門のように妖気や邪気があふれんばかりのその扉にギーシュは連れ込まれて
今、ギーシュはまだ正気に戻ってはいない。扉からズタボロで出てきたギーシュは後に目覚めると片言に

「オイナリサン……オイナリサン……ソレハ私ノオイナリサン…」

とブツブツつぶやきっぱなしで目も死んでいる。ある意味心清くなったギーシュを今はモンモランシーが介護している。
ギーシュの件もありルイズの身に何か起きていないか心配でキュルケは様子見でルイズの部屋に来ていた
けど、その心配もないみたいだしルイズ自身はなんだかんだでいいやつよ。と言っている。問題はなさそうね。


「それよりもルイズ。早く授業に行きましょうよ。遅れるわ。」
「ゲ!もうそんな時間なの?もうちょっと早く言いなさいよっ!!ああ~~~もう!!」


「おやおや皆さん。使い魔の儀式はちゃんと成功したようですね。私はとてもうれしいですよ。」

新任の教師に激励されるけどあんまりうれしくはない。今は錬金についての授業である。
生徒はみんな自分の隣に使い魔を連れている。ルイズも例に漏れず隣には越前がどーんと立っていた。
授業が始まる前にルイズは越前に対して

「いい?絶対喋っちゃだめよ。大人しくしていなさい。わかった?」
「わかったぜ。」

と言った会話があるので越前は大人しくしている。言う事聞いてくれるしいいやつなんだけど……
独特の不気味さにはまだ慣れない。むしろ黙ってズーンとしてるほうがよっぽど怖い。


「ええっと……ミス・ヴァリエールは変わった使い魔をお連れですねえ」
「ドラゴンです。」
「それはちょっと無理があるのでは」
「ドラゴンです。」


ルイズはドラゴンって事で押し切った。無理アリまくりだけどルイズは本当はドラゴンを使い魔にしたかった
のでせめて越前はドラゴンの一種と言う事で捉えていた。悪魔って言ったほうが全然説得力はあったに違いない。


自分の使い魔願望丸出しのルイズを尻目に授業は始まった。
授業内容はルイズにとってわけのない事である。ルイズは勉強はよくできる。
この授業の内容も予習でとっくにやってある。100点取れちゃうわよってな位である。
あくまで『知識』として。だが実技をやるとなるとそれは……
ルイズはあまりネガティブな事を考えるのはやめにした。自分には強い使い魔がいる。
越前は確かに変な奴だけどあのギーシュをコテンパンにやっつけちゃうくらい強い。本人は違う世界から
来た『人間』と言っているけどどこかの小説じゃあるまいし。信じられない。でもアイツは嘘をつかない。

(アイツ……本当に別の世界からやってきたのかな。)

ルイズはとなりの越前の顔を見る……が越前はそこにはいない。
あれ?アイツどこにいったのよ?周りを見回してみるといつの間にかキュルケのサラマンダーの隣に立っているではないか。
越前はルイズの言う事をちゃんと聞いて静かにしていた。が無言で腕をグルグルプロペラのように回しながらそこらを
無言で高速移動している。他の使い魔の所にも行ったり来たりで使い魔の主人達はいきなり接近する越前にビビリ
まくっている。無言のほうが怖い。みな声を出さないように悪魔の所業を堪えていた。

「こらあ!!アンタじっとしてなさいって言ったでしょ!!このバカポリゴン!」
「ミスヴァリエール!授業中に何大声出しているんですか!!この錬金はアナタにやってもらいましょう。」
「静かにしてないからだぜ。まったく世話のかかる子だなぁルイズは」
「アンタのせいでしょうがーーーーー!!!」

ドグシャッ!!!!

「お……お母さん…」

二個目の大事なものも失った気がする越前であった。


越前のせいでいきなりピンチな状況に立たされたルイズ。
冷たい汗で全身グッショリである。

「あの、ルイズにやらせるのはやめたほうが…」

いいわ!キュルケ!その調子で私からキュルケに変わって頂戴!

「そんな人をバカにするような言い方しちゃいけません!彼女は非常に努力家だと聞いております。きっとうまくいきますよ。ねえミス・ヴァリエール?」

このババアーー!!!賛同もとめるんじゃねーわよ!チクショーーーー!!やってやるわよ!!!!

他の生徒はバナナをおいしそうに食べているマリコルヌ以外ルイズの邪気を感じ取ってそそくさと部屋から退散し始めていた。

「そおおりゃああああああああ!!!!!ビビデバビデブーーー!!!」

チュドーーーーーーーン!!!

他の生徒の予測通りにルイズが『錬金』をかけたはずの石は『大爆発』を起こし教師は爆風で窓の外へ吹っ飛んで行った。
爆発によって吹き飛ばされた教壇が中にいた越前に向かって飛んでいったが越前は身近にあったマリコルヌをしっかりと掴んで

「せっかくだから、俺はこの少年で教壇をガードするぜ!」

「グホァ!!!」

せっかくでガードに使用された少年はもう二度とピクリとも動く事はなかった。

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