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炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!-05


次回予告
「オン! バスオンでぃ。今日は虚無の曜日って事で魔法学院も休みなんだが、ヒューマンワールドじゃ毎週日曜日にガイアークが蛮機獣送り込んでっからな。油断はできねぇぜ!
 GP-05 買物ホリデー
 ――GO ON!!」

 学院長室では、コルベール・オスマンが「遠見の鏡」で決闘の様子を見届けていた。
「……圧倒的でしたな。あんなゴーレムを作り出すとは何とも恐るべき使い魔です。あの突風と竜巻……、トライアングルクラスのメイジにも劣らぬものですよ、オールド・オスマン」
 コルベールは厳しい視線でセンプウバンキ・ギーシュ戦を見ていた。
「どういうゴーレムなのじゃろうな、あれは」
「かなりのメイジの手によると思うのですが……」
「……うむ、あのルーン、君の持ってきた資料に間違いが無ければ確実なのじゃろう。それも気になるが……」
「オールド・オスマン! 早速王室に報告して指示を仰がない事には……」
「それには及ばん、ミスタ・コルベール。王室のボンクラどもに過分の力を与えてどうしようと言うのだね? 戦争でもしようと言うのか?」
「そ、それは……」
「この一件、わしが預かる。他言は無用じゃ」
「仰る事はわかりますが、状況は……」
「そうじゃ、ゴーレムを通じてとはいえ彼らは自分達の存在と能力を堂々とさらけ出した。ミスタ・グラモン、ドットクラスの土メイジなど敵ではないゴーレムを作る自分達の能力をな。人の口に戸は立てられぬ、アカデミーの耳に入るのもそう遠くないぞ」
「それに何やら嫌な予感がします。下手をすればハルケギニアが戦火に包まれるどころか、死の世界と化すかもしれません……」
 コルベール・オスマンは夕焼け空を眺める。晴れ渡るだろう明日の天気のような明るい未来など期待できないと知りつつも。

 ――GP-05 買物ホリデー――

「ううう……、頭痛い……」
 ギーシュとの決闘の翌朝、ルイズの目覚めは激しい頭痛と共にあった。
「……確か昨夜は……、決闘の後ヘルガイユ宮殿で祝勝会とばかりに酒盛りをやったんだったわよね……」
 ケガレシア達が嬉々として呑んでいる「DIOXIN BEER」だの「錆の雫」だのというぞっとしないラベルの瓶の中身を呑む気になれなかったルイズは、シエスタに持ち出させたワインを1瓶空けて泥酔した。
 すっかりできあがって大声で、
「♪害悪(ガイアーク)ナンバー1 大地を汚すヨゴシュタイン
バン(バン)バン(バン)君の番 そう明日のために
ブン(ブン)ブン(ブン)ゴミ処分 エゴな投棄GO!」
 やら、
「♪汚染が大好き 蛮機族ガイアーク
リデュース・リユース リサイクルやめちゃおう
絶望させたいから頑張れる GO-ON!!」
 やら素面に戻った今にして思えば実に不穏当な歌を歌っていた記憶はあるが、そのあたりから記憶が曖昧になっている。
 激しく痛む頭部を押さえつつケガレシアに声をかける。
「……ケガレシア、街に買物に行くわよ」
 ルイズは休日である虚無の曜日を利用しケガレシアと街に買物に行く事にした。ヨゴシュタイン・キタネイダスは相変わらずヘルガイユ宮殿で機械いじりをしている。
 蛮ドーマから見下ろすトリステインの城下町はまさに自然と都市が調和した美しい町並みなのだが、ケガレシアはそれらにあまり興味が無さそうだった。
「これがトリステインの城下町でおじゃるか?」
「ええ、ブルドンネ街はトリステインで1番大きな通りよ」
「なかなか賑やかでおじゃるな」
「スリも多いから気をつけるのよ」
「目当ての店は決まっているのでおじゃるか?」
「ええ、こっちよ」

 その頃学園寮のモンモランシーの自室では……、
「……ルイズ達がどこかに行った……キタネイダスって奴は別行動っぽい……」
 そう言いつつトランプを広げるタバサ。
「買い物にでも行ったんでしょ。それよりタバサ、あんた何でそんなにミスタ・キタネイダスの事目の敵にするの?」
 トランプを1枚置くモンモランシー。7並べをしているようだ。
「……パス……」
「それよりあたしはあのケガレシアって女が何か気に食わないのよね。ギーシュがどうこうっていうより生理的に。そうそう、ギーシュはギーシュでミスタ・ヨゴシュタインが嫌いみたいよ」
「……そう……ところでハートの6と8を早く出して……」
「ん……、何であたしが止めてるのを知ってるの?」
「……2人で7並べをしているから……」
「なるほど」
「……出して……」
「……嫌」
「………」
 無表情のためそうは見えないが、キレて手持ちのトランプを放り投げるタバサ。
 その時、
「タバサ! こんなとこにいたのね! 今から出かけるわよ! 早く支度してちょうだい!」
 声と共にキュルケが部屋に飛び込んできた。
「……何……」
「ミス・ケガレシアがルイズに連れられて街へ行っちゃったの! 今日こそは女を上げる方法を教えてもらおうと思ってたのに! だから追いかけるのよ! ルイズ1人に女を上げさせたりはしないわ! それにはあなたの協力が必要なのよ、タバサ!」
 ケガレシアの名前を聞いたモンモランシーが眉をひそめるのにもかまわず、キュルケは早口でまくし立てた。ごくかすかにうんざりした表情を浮かべつつも頷くタバサ。
「ありがとう! タバサ!」

 一方、ルイズ達はある武器屋に入っていた。
「こいつはおったまげた! 貴族が剣を! おったまげた!」
 武器屋に入ると店主は最初はルイズ達をガサ入れに来た役人かと驚愕したが、客だと言うとそれ以上に驚愕した。
「ねえ、貴族が客だからってちょっと大袈裟過ぎない?」
「いえ、お嬢様方。農民は鍬を、兵隊は剣を、貴族は杖を振ると相場は決まっておりやすんで」
「使うのは私じゃなくて彼女よ」
「こりゃまた随分と用心深いお方で。ゲルマニアかガリアの国境に近い所の出身ですかい?」
「どうしてそんな事を?」
「なあに、ちょっとした推測でさあ。でかい戦まではいかなくても、お隣さんとのいざこざに備えてるのかと思いやして」
「まあそんなところね。彼女に合うような武器を見繕ってくれる?」
「へえ、でしたらこちら! かの高名なゲルマニアの錬金魔術師・シュペー卿が――」
「駄目でおじゃるな。これならわらわの鞭の方がましでおじゃる。まあマジックワールドの技術では、あまりいい武器は望めないでおじゃるが……」
「……まあ、あんなのを魔法抜きで作れるケガレシア達から見ればねえ……」
『ナマ言ってんじゃねーぞ! 剣もろくに使えねえアマが!!』
 ルイズ・ケガレシアの会話に割って入った何者かの声がした方向に、2人は注目する。
「あ、こらデル公。てめえ何言ってやがんだ」
 ケガレシアは樽に乱雑に突っ込まれていた剣の中から、1.5メイル程度の長剣を取り出す。
「ほう」
「インテリジェンスソード?」
「へい、何せこんななりですが……」
「……ふむ、いただくでおじゃる」
「そ、そりゃ毎度」
「ちょっとケガレシア、そんな錆だらけの買ってどうする気!?」
「少々面白い事を思いついたでおじゃる。……たぶんルイズも気に入るでおじゃるよ」
『い、いったい俺をどうする気だ!? ……ってこいつ「使い手」か!? こんなとこで使い手にめぐり会えるたーね……な、何だこりゃ!? こんな奇妙な「使い手」は初めてだぞ!?』
「いくらでおじゃるか?」
「新金貨で100ですかね」
「高くないの?」
「馬鹿言っちゃいけやせんぜ。あの大きさの大剣なら相場で最低200でさ。ただあいつは見た目通りで置いとくだけで商売の邪魔になりやすんでね。中古の値段でいいでさあ」
「買ったわ」
 ルイズは財布を取り出すと、新金貨を100枚店主の前に積み上げた。

 2人が店を出ると、色気をふり撒いている赤髪の少女とその後方をついてくる小柄な青髪の少女が店の前にいた。共に杖と何かしらの荷物を持っている。
「ハーイ、ご機嫌いかがかしら、おふたりさん」
「キュルケ、タバサ! 何でここにいるのよ」
「あら、どこにいようと私の勝手でしょ。剣を買ったみたいだけど、そんなボロ剣で済ますなんてヴァリエールもケチね」
「うるさいわね」
「そんなボロ剣よりこっちの方が素敵よ」
 キュルケが持っていた包みの中から出てきたのは、華麗な装飾のレイピアだった。しかしケガレシアはふんと鼻で笑い、
「元々武器としてならわらわの鞭の方がましでおじゃる。これはちょっと面白い事に使えそうなので買ったでおじゃるよ」
『……っていうかよ、姐さん、ほんとに俺が必要なの?』
 ケガレシアが帯びているデルフリンガーが自信無さげに質問した。
「そう言うものではないでおじゃるよ、デルフリンガー。わらわ達はまだマジックワールドについて知らない事が多いでおじゃるから、お前の知恵は役に立つでおじゃる。それに戻ったらもっともっと強力にしてやるでおじゃるよ」
『……嫌な予感がするのう』
 デルフリンガーは溜め息を吐くような雰囲気で呟いた。


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