あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-03


翌日、シィルが目覚める。
とても清清しい朝である、洗濯物を干すにはぴったりと言うべきだろう。
ランスはまだ寝ている、隣にいた謙信は散歩に言ってるようだ。――というか知らない土地の散歩は迷わないのか。
横には洗濯をする下着が丁寧に置いてある。
シィルはまず、ルイズが寝てる元に向かう。
ルイズの寝顔はかわいいが、正直言うと起きてるとがやがや五月蝿いのでそのまま寝てて欲しかった。

だが起こせと命令されたので、起こす。

「ルイズさん、朝ですよー。」

中々起きない、まだ寝息をたてている。
そこでシィルは思いつく、乱暴に布団を剥がすときっと怒られる。
まずシィルはゆっくりと布団を剥ぐ 次に呪文を唱える。

「ぷち氷の矢、ぷち氷の矢」

徐々にルイズの顔が寝苦しそうになる、当たり前であるネグリジェの上に布団も無く
気温が下がるのだから、そして…

「寒っ!!何事よ!!」
「朝ですよ、ルイズさん。」
「へくちっ!そ、そう、ってあなた誰よ!…あぁ、私が昨日呼び出した使い魔だったわね。」

シィルの妙略によって眠気もすっかり醒めたルイズが色々思い出して、少し気を落としている。

「夢じゃなかったのね…。」
「はい、夢じゃないです。」
「…気にしても、仕方ないわね じゃぁ、早速服を取って頂戴。」

制服が椅子に掛かっていた、それをいそいそと、取ってルイズの所まで丁寧に置いて行く。
ルイズはだるそうにネグリジェを脱いでいた。

「下着」
「何処にありますか?」
「クローゼットの一番下の引き出しよ。」

急いで、下着を手に取るとさっきと同じようにルイズの所まで置いて行く。
ルイズは下着を身に着ける。

「服着せて」

シィルは手際良く、服を着せる 例えるなら小学1年生の入学式を手伝う母の如く。
ルイズは一つも文句を言わないこの使い魔が気に入った …が、胸の大きさが気に入らない。


その頃謙信はというと…。

「ここは…どこだ?。」

当然、迷っていた。
キュー…
謙信の腹の音が鳴る。

「お腹がすいたな…」

謙信は愛の手料理を懐かしく思う…するとどんどん腹が減るので、その内謙信は考えるのをやめた。

そして、ランスが起きる。
一番の寝ぼけ顔である。

「…ふが、よく寝た。 シィルー。」
「おはようございます ランス様!」
「うむ…えっと、ここは…」
「トリステイン魔法学校、そしてあなたは私の使い魔よ 思い出した?。」
「そういえばそうだったな…そう、ここは桃源郷だったな!!」
「は? どうでもいいけど、あなた…シィル…シィル…」

ルイズはシィルに対して知らない事を、思い出すようにわざとらしく考える。

「シィル=プラインです。」
「あぁ、そう あなたとあなた 朝食を食べに行くわよ。」
「おぉ、そういえば腹が減ったな。」

そしてルイズとランスとシィルは一緒に部屋を出る。
すると、似たような木で出来たドアが壁に三つ並んでいた。
そのドアの内の1つが開いて、中から真紅のような髪をしている女の子が現れた。
見る所ルイズより幼くない、しかも顔も中々胸は上々である。

その真紅の髪の彼女は、ルイズを見てにやっと笑った。

「おはよう、ルイズ。」

ルイズは顔をしかめて、嫌そうに返事をする。

「おはよう、キュルケ。」
「あなたの使い魔ってその人たち?」

キュルケはランスとシィルを指差し、馬鹿にした口調で言った。

「いいえ―――。」

その言葉を遮るように、お腹を空かせた謙信が走ってくる。

「ルイズ殿、お腹が…」
「これで全員よ。」
「あっはっは!本当に3人も平民を召喚したのね!本当に凄いじゃない。」

この会話にランスは腹を立てていた。
何故こんな小娘達に馬鹿にされるような扱いをされなければならないのだ。
だが俺様はゼスとリーザスとJAPANを支配した男だ…これは、あれだな試練だ。
この試練を刻々と切り抜ければ、この世界の女共は俺様の者だ。
そうすりゃこの女も俺の者だ…ぐふふ。
そう納得するランスは、しぶしぶ我慢する。

「私なんか、こーんな立派な火トカゲを召喚しちゃったわよ!。」

そしてキュルケが出てきたドアから大きなトカゲが出てきた。
尻尾が炎で燃えており、とても熱そうだ。
ランスがキュルケにたずねる。

「熱そうだな。」
「んー、私にとっては涼しいくらいね。」

ランスも勿論色々な物に会って来た。
これくらいでは驚かない その中でルイズが怒りながら、シィルとランスに怒鳴る。

「とっとといくわよ!。」
「何をそんなに怒っているのだ。」
「あ、そうそう、貴方達名前は?」
「ランス様だ で、こっちが奴隷のシィルだ。で、今きたのが謙信ちゃんだ。」
「そう、変な名前ね じゃ お先に失礼 教室で会いましょうねゼロのルイズ。」

そう言うと、キュルケは颯爽と去っていく、火トカゲはそのキュルケの後について行く。
そして、キュルケがいなくなると、ルイズは拳を握り締める。

「くやしー! 何なのあの女!自分が立派なサラマンダーを召喚できたからって!!」
「召喚された動物(?)によって何かあるのか?」
「えぇ、そう…メイジ 簡単に言うと魔法使いね、魔法使いの実力を測るにはまず、使い魔を見ろって言われてるのよ…。」
「ふーん。」

自分で質問をした癖に、とてもどうでもいい感じで聞き流す。
ランスはさっきの少女が言ってた発言の一つに気になるところがあった。

「所でゼロって何だ?胸か?」

あのキュルケって少女とこのルイズのバストを比較すると、とてもとても敵うものじゃない。
その発言が不味かったのか、問答無用で平手が飛んでくる。だがそれをかわす。

「よけるな!」
「なんでじゃ!。」

これは図星ではない。
つまり、他にゼロと呼ばれる理由があるのだ。
だが正直、知る気もしない。
ぐー…。
誰かのお腹がなる。

「すまん…」

謙信のお腹である、その恥ずかしがる表情の可愛い事。

「…朝食だったわね、食堂にいくわよ。」

トリステイン魔法学院の食堂は広く、綺麗で100人は余裕で座れるスペースがある。

「うわー、すごい広いですね!ランス様!。」
「うむ、ここまで広い食堂というのは見た事が無いな。」

ルイズは席に座り、この食堂について話す。

「ここはアルヴィーズの食堂と言ってね、貴族しか入れない館よ、平民は入れないけど、貴方達は私
 の特別な計らいで入れてもらってるのよ。」
「なるほど で…アルヴィーズってのはなんだ?」
「小人の名前、周りに像がたくさん並んでるでしょ、夜には踊ってるのよ。」
「へー…。」

と、シィルが席を引きランスが席に座ろうとする所でルイズが止める。

「貴方達は平民で、普通は入れない場所よ?席で食べれると思う?」
「じゃあどこで――。」
「あそこ。」

ルイズが指をさす、そこには皿が3枚、スープに黒パン という…とても質素な物だった…。

「……」

ランス達はこれでギリギリ食いつなげるが、もちろん謙信ちゃんがこんだけでは満足にならないのは明白である。

「ルイズ、謙信ちゃん物凄くその…大食らいなんだよ…謙信ちゃんだけでもいいから席に座らせてくれ。」
「駄目。」
「いや…いい、これで…我慢できる…と思う…。」

もちろん無理な話だった、食事を食べ終わった3人の内ある一人の腹の虫が数秒毎に鳴る。

「ぁあっ!もういいわよ!座りなさいよ!満足になるまで食べればいいじゃない!!」
「――いいのか?。」
「えぇ、もうそんな腹の虫を鳴らせた状態で授業なんかいけるわけないでしょ!」
「かたじけない…。」

その後の謙信の食事の量は凄かった、前にあるでかい鳥のローストは骨だけになるわ、パイは全部皿だけだわ
とにかく、綺麗に食べられていたが、テーブルの殆どの料理が謙信の腹の中に収まる。

「なんて…量を…。」

ルイズはとにかく驚くしかなかった、まず驚く所はこの体のどこにそこまでの料理が入るのか、何故これだけ食べてて
こんなスタイルを維持できるのか…。

「少し文化の違う味がしたがおいしかった、ごちそうさまでした。」
「ま、まぁいいわ、教室に行くわよ。」

そのままランス一行はルイズについて行く、教室はほぼ石でできていた。
その中に生徒がいて、その隣や肩や足元には様々な動物がいる。
中に入ると、先に入った生徒達がこちらをぽーっと見てたり、くすくすと笑う。
こう見られて笑われるのはあまり気持ちの良い物ではない。
周りを見るとキュルケが男性勢に祭り上げられていた。

「貴方達は床に座りなさい、ここはメイジの席よ。」

実はシィルもここの世界ではメイジなのだが、ランスの奴隷でもある
それに色々複雑になりそうだから教えない事にしておいている。

しばらくすると、扉が開き、中年の女性が入ってくる紫色のローブに帽子を被っている、ふくよかな頬が優しげな雰囲気を出している。
その彼女が教室を見渡すと、満足そうに微笑んで言った。

「皆さん、春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ
こうやって春の新学期に、様々な使い魔を見るのがとてもとても楽しみなのですよ。」

シュヴルーズがこちらを向くと、ルイズが俯く。

「おやおや、変わった使い魔達を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール。」

シュヴルーズが、ランス達を見てとぼけた声で言う。
すると教室中が笑いに包まれる。

「ゼロのルイズ!召喚できなかったからって、平民を3人もつれてくるなよ!むしろ分けろ!」

ルイズは立ち上がる。長い桃色の髪を揺らして、可愛く澄んだ声で怒鳴る。

「違うわ!ちゃんと召喚したもの!こいつ等が勝手に来ちゃっただけよ!」
「嘘をつくな!『サモン・サーヴァント』ができなかっただけだろう?どこで拾って来た、言ってみ?ん?」

「ミセス・シュヴルーズ! 侮辱されました! かぜっぴきのマリコルヌが私を侮辱したわ!」
「風っぴき…?俺は風上のマリコルヌだ!風なんかひいてないぞ!」
「あんたのガラガラ声は、まるで風邪を引いてるみたいなのよ!」
「年が年の癖に餓鬼みたいな話だな。」

ランスがそう言うと、ルイズが怒り出す。

「何ですって?餓鬼?私達の何処が!」
「どうみても餓鬼だ、風邪っぴきだの、ゼロだのルイズもルイズだな軽く受け流す事ぐらい覚えろ。」
「そこの使い魔さんの言うとおりですよ、お友達をそんな風に呼んではなりません。わかりましたか?」
「ミセス・シュヴルーズ 僕の風っぴきは只の中傷ですが、ゼロは事実です。」

くすくすと笑いが漏れる。
この時マリコルヌはランスに対し、平民が貴族に餓鬼呼ばわりした事で敵意を抱いた。
シュヴルーズは、厳しい顔で辺りを見回した。そして、笑っている人を見つけると杖を振った。
生徒達の口にぴたっと赤土の粘土が押し付けられた。

「貴方達はその格好で授業をしてなさい。」

教室のくすくす笑いがおさまる。

「では授業を始めますよ。」

シュヴルーズがまたも杖を振ると机の上に石ころが現れる
「私の二つ名は赤土 赤土のシュヴルーズです。土系統の魔法を1年間講義します。魔法の四大系統はご存知ですね?」
「はい。ミセスシュヴルーズ。火土水風です!」
「よろしい、今は失われてますが虚無の系統をあわせて、全部で5つの系統があることは皆知っての通りです。
その五つの中で土はもっとも重要なポジションだと私は思います。別に私が土系統だからひいきしている訳ではありませんよ?」
「土系統の魔法は、万物の組成を司る、重要な魔法であるのです。
 この魔法が無ければ、重要な金属を作り出す事もできないし、加工することもできません大きな石を切り出し、
 建物を立てることもできなければ、農作物の収穫も今より手間とるでしょう。
 このように土系統の魔法はみなさんの生活の密接に影響しているのです。」

「では、皆さんにはこれから土系統魔法の基本「錬金」の魔法を覚えてもらいます。
 基本は大事ですので、何度も復習しましょう。」

シュヴルーズが杖を振る、するとただの石ころに光が宿る…光がおさまると、ただの石ころだった物が
キラキラと光る金属に変わっていた。

「ゴ…ゴゴゴールドですか?ミセス・シュヴルーズ。」

キュルケが身を乗り出して言う。

「違います、ただの真鍮です、ゴールドはスクウェアだけです、私はただの…トライアングルですから…」

もったいぶっていった、ミス・シュヴルーズが周りを見渡す。

「そうですね…まず ミス・ヴァリエールやってみなさい。」
「わ、私ですか?」
「ええ、好きな金属に変えてみなさい。」

そこに、キュルケが立ち上がる。

「先生!」
「なんですか?ミス・ツェルプストー」
「やめといた方が良いです、とにかく危険です。」

教室中の全員が頷く。

「危険?錬金の呪文で?」

もちろん、錬金は、ただ物質を変換させるだけの呪文である。
危険な事は一切無いはずなのだが…。

「ルイズを教えるのは初めてですね?」
「ええ、でも。彼女が大変な努力家と言う事は聞いております。ミス・ヴァリエール、気にせずやってみなさい。
 失敗を気にしては、何もできません。」
「ルイズ。やめて!」

キュルケが蒼白な顔で言う。

「やります。」

ルイズは立ち上がる。
緊張した顔で、教室の前に行く、するとシィルが応援の声をかける。

「がんばってください、ルイズさん!」

ルイズはシィルの方に振り向く、何も言わずまた前を向き、黒板の前に行く。
ルイズはシィルの発言に胸が熱くなった。
…私は失敗ばっかりして、私が杖を握るとどうせ、失敗すると言われて…
頑張れなんていわれなかった、全員が落胆していた…でも、久しぶりに応援された…応援…された。

「ミス・ヴァリエール変えたい金属を、心に強く思い浮かべるのです。」

こくりと頷いて、ルイズが手に持った杖を振り上げる。
ルイズは目をつむり短くルーンを唱え、杖を振り下ろす。
瞬間、石ころは爆発し、机は約半分吹き飛んでいた。
間近で爆風をモロに受けたシュヴルーズとルイズは黒板にぶち当たる。
そして、悲鳴が上がる、その音にびっくりした周りの使い魔は。
突如暴れだした、正に阿鼻叫喚な状態だった。
床に座ってたランス達は、膝立ち状態で周りを見やる。

「す、すごい威力ですね…。」
「う、うむ、アニスまではいかんが…。」

なるほど、ゼロと呼ばれる理由、魔法が全くできないからゼロか
ランスは一つ謎を解決させると、周りを見る。
一言でしかこの惨状を表す事ができなかった、これはひどい。
シュヴルーズ先生は、たまに痙攣をしてるから死んではないだろう。
キュルケが立ち上がる。

「だから、ルイズにやらせるなっていったのよ!!」

煤で真っ黒になったルイズがむくりと立ち上がる見るも無残な格好であった。
ブラウスが破れ、華奢な肩が覗いている、スカートも破れ、パンツも見えている。
そのルイズが、この教室の惨状も気にせず。ハンカチを取り出し、顔を拭いて、口を開く。

「ちょっと、失敗みたいね。」

「ちょっとじゃないだろ!ゼロのルイズ!」
「お前の魔法の成功率常に0じゃないか!!」

「謙信ちゃん、この後どうなると思う、賭けて見よう。」
「…後片付け…だと思う。」
「だよなぁ…。」


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