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とりすていん大王-10


箸にも棒にもひっかかる気は無い 始まるです

とりすていん大王 10回目

前回、お父さんとモンモランシーの治療で一命を取り留めたウェールズ王子でしたが迫り来るレコン・キスタの軍勢に風前の灯です
「パリー、覚悟を決めるぞ」
「殿下、地獄の果てまでお供させて頂きますぞ」
王子は四方八方から迫る矢を暴風で叩き落し、並み居る敵をつむじ風で切り裂き、無数の魔法を風の壁で跳ね返します
パリーも王子に負けんとその身を翻し、レコン・キスタの兵士に斬りかかります

「パリー・・・生きているか?」
「・・・・・・残念ながら」
闘いが始まってから数刻、すでに王子とパリーの体と精神力は限界に達していました
じわじわと二人を兵士達が包囲します
「これまでか・・・」
王子が呟き、空を見上げると同時に一人の兵士が無言で剣を振り上げました
王子の目に青空が写り・・・

次に空に高く吹っ飛ぶレコン・キスタの兵士たちを見たのです
「な、何?何がおこった!?」
そして、王子は見たのです 逆光にシルエットを写す三人の姿を

「まずは露払いだ!!」
「ひやぁーはぁー いいぜ相棒!!心を奮わせろー」
黒髪の少年 サイトが喋る剣を従えて次々と兵士を切り伏せていきます 彼に放たれた魔法も剣が吸収してしまいました
「ぶぅるわああああ!!」
別方向で人柱が吹き上がりました お父さんが一度腕を降ると兵士達が吹き飛び、蹴り上げると大地が震えます


「こ、これは一体?」
突然の事にウェールズ王子も困惑していると最後のシルエットが王子に話しかけてきました
「王子、死ぬ事は簡単です 王族の勤めと死ぬのもいいでしょう ですが・・・」
有無を言わせぬ迫力にウェールズ王子もパリーも言葉を失います
「女性一人を泣かせるのは男の恥ではないのですか!!」
ドドンと言う効果音と共に仁王立ちのシルエットは王子に告げます
「あーいや、その」
「ええと・・・王子なんですかコレは?」
もう何がなんだか解らないといった感じで王子とパリーはお互いを見つめ合ってしまいました
そしてついに最後のシルエットの主が姿を現します その姿に王子もパリーもそしてレコン・キスタ兵士達も畏怖し、叫んだのです
「「「へ、へ、変態だぁーーーー!!」」」
四体の(アマゾネスっぽい)ワルキューレに神輿を担がせ、その神輿に威風堂々と佇む、ブーメランパンツ一丁とマントだけを羽織った男
その名もギーシュ・ド・グラモン改め、ギーシュ・ザ・グレート!!
「さぁ、脱出しましょうウェールズ王子!!」
そう言うが早いが嫌がるウェールズ王子を無理やりに神輿に乗せてギーシュは戦場を脱出するため動き始めたのです

お父さん達が戦場に乱入して数分、レコン・キスタの軍勢はめちゃくちゃ理不尽な強さを発揮する三人に手を焼いてました
サイトの相手になった兵士はまだいい方です マトモに闘い、敗れました
お父さんの相手は不幸でした 何も出来ずに殴られたり蹴られたり頭突きされたりで気を失いました
そして、ギーシュの相手をした兵士は・・・
「うわぁああ!!」
「ぎゃあああ!!」
「うひぃいい!!」
次々と暴走神輿に引かれて吹き飛んでしまいます まるで一人だんじりです
「うわはははは!!」
神輿の上ではギーシュが腕を組み仁王立ちで高笑いをしています
「と、言うか逃げるんじゃなかったのか?」
神輿の中で、何かを諦めた様なウェールズ王子が呟きました

「く、て、撤退!!撤退だぁ!!」
なんとたった三人に押し返されて、戦意を喪失したレコン・キスタ軍は撤退し始めました
「くっ、だが今、無理をしなくてもよい 軍を立て直して万全で仕留めればよい」
「その通りです閣下」
レコン・キスタ本陣では歯がゆそうにワルドとクロムウェルが撤退する軍を見ていました

「お、王子!!敵が、レコン・キスタが引いていきますぞ!!」
「ああ、僕たちは助かったのか?」
王子とパリーが信じられないと言った表情でその光景を見つめていました
その時です、彼らが異常な魔力を空に感じたのを
「逃がさん」
空の上、お父さんがくるくると回転しながら点滅を繰り返しています
そしてお父さんを中心にまるで大気が渦を巻くように蠢き始めました

アルビオンから離れた洋上の空の上、お父さんたちと離れて避難したルイズたちはアルビオンを振り向き声を上げました
「「「「あ」」」」
ウェストウッドの村でサイトの帰りを待つテファや子供達にもそれは見えました
「「「「あ」」」」
タルブやラ・ロシェールでも人々がそれを見て声を上げます
「「「「あ」」」」
ウェールズ王子が空を見上げ言います
「あ」
レコン・キスタの兵士達が呆けた顔で言います
「「「「「あ」」」」」
ワルドとクロムウェルが唖然として言いました
「「あ」」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
それはあまりにも、あまりにも巨大な まるでアルビオン大陸と同程度ぐらいはあるのではないかという
「メリーー」
お父さんでした その体がワルドにむかって、クロムウェルにむかってゆっくりと飛来してきます
そしてその時、それを見ていた人全てが言いました

    「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「あ。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


  続く


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