あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

蒼炎の使い魔-13

ギーシュからの(謝罪の為の)呼び出しを受けたルイズは、以前カイトが戦った広場に来ていた。

「遅いわねえ…」

ルイズが苛つきを隠せない表情でそういった。

ちなみにその頃カイトは何をしていたかというと…

「おいしいですか? カイトさん♪」

「…ハアアアアアアアア」

「それは良かったです」

すっかり慣れたシエスタから食事をご馳走してもらっていた。
ちなみにルイズはその事を知らない。
カイトがデルフを使い、「用事がある」と告げただけだったのだ。
ルイズもまさか女の所へいくとは考えなかったのだろう。
何せ、以前言いつけられた『キュルケに近づくな』をしっかりと守っているのだから。
…もっとも、キュルケから近づいてきた場合はどうしようもないのだが。
異性に関する認識などカイトはよく分からないように出来てある。
まあ、そういった理由でカイトはここには居なかった。

…何気にギーシュの約束を破ったカイトだった。

そんなこんなで数分後。

「やあ、待たせてごめんよ。」

ようやく待ち人であるギーシュがやって来た。

「遅いわよ。」

ルイズはやっと来たかと言わんばかりにギーシュのほうに顔を向けた。

「ゴメンゴメン。女性を待たせるのは悪かったね」

ギーシュは何時もの調子で謝ってくる。

「それで? 一体何のようなのよ。」

ルイズは本題に入る。
ギーシュもその言葉を聴いて、真剣に、それでいて何処か申し訳なさげな顔になった。

「以前の決闘の時…君を侮辱した発言をしてすまなかった。
 本当に申し訳ないことをしたと思うよ。」

ルイズはその言葉を聴いて、少し驚いた。

まさかギーシュの口から、女性関係以外の場で本当に謝罪の言葉が出てくるとは。

驚くルイズを他所にギーシュは続ける。

「言い訳になるかもしれないが…、本当にあの時はどうにかしていたんだ。
 心無い言葉をかけて本当にすまなかった…」

ギーシュは嘘を言っていないようだ。

「はあ、まあ別にいいわよ。
 それより貴方に聞きたいことがあるんだけど。」

ルイズは頬を掻きながらもギーシュの謝罪を受け入れた。
心から謝られる事なんて今まで少なかったのかもしれない。
平民からも何度かあったのだが、その言葉の全ては殆どが自分への『保身』の為だ。
相手を傷つけてしまった、というよりも、相手を怒らせたとばっちりが自分に帰ってくるんじゃないかという恐怖。
何度もやられると、段々と分かって来る。

(いけないいけない)

暗くなってしまいそうな思考を無理やり別のことに変えた。

ルイズは聞きたいことがあったのだ。

それは…

「あの時、何か『黒い点』が見えたんだけど、心当たりは無い?」

ギーシュがビクリと体を振るわせた。
やはり心当たりがあるらしい。

ルイズもあの時のギーシュは異常だと思っていた。
それに核心を覚えたのはカイトが放った『データドレイン』という光をギーシュが受けた時。

「あ、ああ。君はアレがなんなのか知っているのか?
 僕はアレに触れてしまった時に、ああなったと思うんだが。」

ギーシュは以前自身に起こった話をした。
それは完全に怯えた目だった。

「詳しい事は知らないけど…
 カイトが知ってたのよ。」

「君の使い魔が…?
 そういえば見当たらないけど…」

「それは…」

ルイズが言葉を話そうとした瞬間。

ドオン!!

何処からか轟音が聞こえた。

「な、なに!?」

二人は慌てて周りを見回す。
その時何かに気がついたのかギーシュが叫んだ。

「あれは…ゴーレムだ!」

彼の言うとおりそれは小山もあるんじゃないかと言うほどのゴーレムだった。
そして、その側には…

「あれは…宝物庫!?」

そう、ゴーレムは宝物庫の入り口を破壊していたのだ。
しかも、魔法が掛けられてある扉をだ。
離れた場所にいたため、よく見ることは出来なかったが黒い影が中に入っていくのが見えた。

「盗賊…か!?」

「早くとめないと!」

ルイズが掛けようとしたがそれはギーシュによって止められる。

「離して!」

「待つんだ! 僕達じゃあいつには勝てない!」

「だからって!」

「落ち着くんだ! 僕たちには今使い魔が側にいないんだぞ!」

その言葉にルイズは少し冷静さを取り戻した。
同時に自分の無力さにルイズは歯噛みする。
そうしてる間にゴーレムに乗った黒い影は学園の外へ逃げていった。

死神の大鎌 頂戴しました。 土くれのフーケ

そう書かれたメモを置いて…


一方…
「おかわりですか?カイトさん」
「…ハアアアアアア」
こっちは平和な時間を過ごしていた…。


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