時間ですね 始まりますよ
とりすていん大王 6回目
「まぁ、ラグドリアン湖の精霊が出てこないんですよ」
「ほぉ、それは難儀な話じゃのぉ」
宮廷からの勅使 モット伯はオールド・オスマン、コルベール先生、そしてお父さんを交えてラグドリアン湖の異常事態を報告してきました
「ほぉ、それは難儀な話じゃのぉ」
宮廷からの勅使 モット伯はオールド・オスマン、コルベール先生、そしてお父さんを交えてラグドリアン湖の異常事態を報告してきました
「と、言う訳で私たちルイズと愉快な下僕共はラグドリアン湖の水位上昇を止めるべくやってきたお父さんの手伝いにきたのよ」
「「「下僕じゃねーーよ!!」」」
ゲシッ・・・・・・・・ジャポーーン
さて、モット伯からの依頼でお父さんはラグドリアン湖にやってきました 勿論いつものメンバーも一緒です
「さて、これから水の精霊を呼び出すわけだが・・・」
お父さんいつになく真剣な顔をしています その理由は・・・・・
「水の精霊は気難しい性格だから貴方達、失礼の無い様にしてよね」
モンモランシーが呼び出しの儀式に取り掛かっているお父さんの変わりにルイズやキュルケに注意します
「でもさぁ、気難しいってどのぐらい気難しいのかしら?」
キュルケが素朴な疑問を口にしました
「ええ、本当に些細な事でもすぐに拗ねるわ」
「些細な事って、やっぱり水を汚すとか?」
ルイズも自分の思った精霊が怒る事を口にしましたがモンモランシーは静かに首を横に振ります
「もっと、些細な事よ・・・・・それで一度お父さんと大喧嘩になったんだから」
あの無敵なお父さんと水の精霊が大喧嘩、それはどういうモノだったのか想像できずに皆が青い顔に・・・さらにモンモランシーが呟きました
「あの時は家が平行時空の彼方にすっ飛んでいったわ・・・・」
やけに遠くを見つめてぶつぶつと何事かを呟くモンモランシーをなんとか現実世界にルイズ達は引き戻し、ルイズは尋ねました
「一体、何でそんな事になったのよ」
その問いにモンモランシーは一つため息を吐くと
「その日、水の精霊を招いて私の家で晩餐会を開く事になったのよ、そこでね・・・・」
「そこで・・・」
一同が固唾を飲んでモンモランシーの言葉を待ちました そして、出てきた言葉は・・・・・・
「「「下僕じゃねーーよ!!」」」
ゲシッ・・・・・・・・ジャポーーン
さて、モット伯からの依頼でお父さんはラグドリアン湖にやってきました 勿論いつものメンバーも一緒です
「さて、これから水の精霊を呼び出すわけだが・・・」
お父さんいつになく真剣な顔をしています その理由は・・・・・
「水の精霊は気難しい性格だから貴方達、失礼の無い様にしてよね」
モンモランシーが呼び出しの儀式に取り掛かっているお父さんの変わりにルイズやキュルケに注意します
「でもさぁ、気難しいってどのぐらい気難しいのかしら?」
キュルケが素朴な疑問を口にしました
「ええ、本当に些細な事でもすぐに拗ねるわ」
「些細な事って、やっぱり水を汚すとか?」
ルイズも自分の思った精霊が怒る事を口にしましたがモンモランシーは静かに首を横に振ります
「もっと、些細な事よ・・・・・それで一度お父さんと大喧嘩になったんだから」
あの無敵なお父さんと水の精霊が大喧嘩、それはどういうモノだったのか想像できずに皆が青い顔に・・・さらにモンモランシーが呟きました
「あの時は家が平行時空の彼方にすっ飛んでいったわ・・・・」
やけに遠くを見つめてぶつぶつと何事かを呟くモンモランシーをなんとか現実世界にルイズ達は引き戻し、ルイズは尋ねました
「一体、何でそんな事になったのよ」
その問いにモンモランシーは一つため息を吐くと
「その日、水の精霊を招いて私の家で晩餐会を開く事になったのよ、そこでね・・・・」
「そこで・・・」
一同が固唾を飲んでモンモランシーの言葉を待ちました そして、出てきた言葉は・・・・・・
「スブータにパイナップルが入ってるって言って怒ったのよ」
「はぁ?」
モンモランシーは至って真面目な顔をしています
「だから、タルブ村の郷土料理のスブータは知ってるわよね」
「ええ、あのシエスタとか言うメイドの故郷の料理よね 時々食堂で食べてる賄の」
「そのスブータの隠し味にパイナップルが入ってたから水の精霊が拗ねたのよ」
すでに一同の意識が平行時空の彼方に飛ぶ寸前でしたが、ルイズはなんとか思いとどまり
「・・・本当にそれだけの理由?」
「そうよ」
「く・・・・くだらねぇ・・・・・」
今度こそ旅立ちました
「はぁ?」
モンモランシーは至って真面目な顔をしています
「だから、タルブ村の郷土料理のスブータは知ってるわよね」
「ええ、あのシエスタとか言うメイドの故郷の料理よね 時々食堂で食べてる賄の」
「そのスブータの隠し味にパイナップルが入ってたから水の精霊が拗ねたのよ」
すでに一同の意識が平行時空の彼方に飛ぶ寸前でしたが、ルイズはなんとか思いとどまり
「・・・本当にそれだけの理由?」
「そうよ」
「く・・・・くだらねぇ・・・・・」
今度こそ旅立ちました
「くだらなくない」
いきなりルイズ達の後ろから新たな声が、その主は
「タバサじゃない どうしたのこんな所で」
前回、イザベラ様からラグドリアン湖の調査を命じられたタバサちゃんでした
「湖の調査、あと私の家が近くにある」
それだけ言うとタバサちゃんはルイズの目の前にしゃがみ込みました
「それは、そうと私はスブータにはパイナップルを入れない派」
真剣な瞳でタバサちゃんはルイズを睨み付けました
「い、いや・・・どっちでもいいじゃない・・・」
「「よくない!!」」
タバサちゃんとモンモランシーの凄い剣幕にルイズが圧倒されました
「いい、ルイズ、パイナップルをスブータに入れると肉は柔らかくなって、甘みも増すのよ」
「それは、駄目、肉は歯ごたえ、肉そのものの旨みがいい」
「なに言ってるのよ 味の相乗効果よ」
「単品の方が美味しい場合もある それに果物は焼くものじゃない」
「それこそ何よ 焼きりんごなんてお菓子だってあるし 焼けばあのイガイガ感が無くなるのよ」
「むしろそのイガイガ感がいい」
言い合いはかなりヒートアップしていき段々と魔法が飛び交う始末
そして熱の篭った言い合いにルイズとキュルケが巻き込まれるのを暖かく見守るお父さんと水の精霊
「元気だな」
「元気やねぇ」
いきなりルイズ達の後ろから新たな声が、その主は
「タバサじゃない どうしたのこんな所で」
前回、イザベラ様からラグドリアン湖の調査を命じられたタバサちゃんでした
「湖の調査、あと私の家が近くにある」
それだけ言うとタバサちゃんはルイズの目の前にしゃがみ込みました
「それは、そうと私はスブータにはパイナップルを入れない派」
真剣な瞳でタバサちゃんはルイズを睨み付けました
「い、いや・・・どっちでもいいじゃない・・・」
「「よくない!!」」
タバサちゃんとモンモランシーの凄い剣幕にルイズが圧倒されました
「いい、ルイズ、パイナップルをスブータに入れると肉は柔らかくなって、甘みも増すのよ」
「それは、駄目、肉は歯ごたえ、肉そのものの旨みがいい」
「なに言ってるのよ 味の相乗効果よ」
「単品の方が美味しい場合もある それに果物は焼くものじゃない」
「それこそ何よ 焼きりんごなんてお菓子だってあるし 焼けばあのイガイガ感が無くなるのよ」
「むしろそのイガイガ感がいい」
言い合いはかなりヒートアップしていき段々と魔法が飛び交う始末
そして熱の篭った言い合いにルイズとキュルケが巻き込まれるのを暖かく見守るお父さんと水の精霊
「元気だな」
「元気やねぇ」
さて、とりあえずお父さんは水の精霊と交渉に入りました
「なんで水位を上昇させているのだい?」
お父さんいきなり直球で真相を聞きにかかりました
「うーーんとな・・・えーっとな」
水の精霊はひとしきり唸って答えました
「ちゃうねん」
「「「は?」」」
「・・・・・・・・・・・・」
水の精霊の返答にお父さんはただ黙って見つめ、他の人はいつも冷静なタバサちゃんまでが間抜けに聞き返す始末です
妙な沈黙が数秒続いた後・・・・・・・
「ごめんなさいー寝てましたぁー」
「「「あ、アホかぁーーーー!!」」」
「なんで水位を上昇させているのだい?」
お父さんいきなり直球で真相を聞きにかかりました
「うーーんとな・・・えーっとな」
水の精霊はひとしきり唸って答えました
「ちゃうねん」
「「「は?」」」
「・・・・・・・・・・・・」
水の精霊の返答にお父さんはただ黙って見つめ、他の人はいつも冷静なタバサちゃんまでが間抜けに聞き返す始末です
妙な沈黙が数秒続いた後・・・・・・・
「ごめんなさいー寝てましたぁー」
「「「あ、アホかぁーーーー!!」」」
さて、その頃トリステイン魔法学院では
「あー お茶のお代わりをくれないかな シエリン」
「変な仇名で呼ばないで下さい」
モット伯はちょっと首をかしげて
「私の事はモッリンでいいんだよ?」
「もーーやだーーー」
モット伯にシエスタが変な仇名をつけられていました
「あー お茶のお代わりをくれないかな シエリン」
「変な仇名で呼ばないで下さい」
モット伯はちょっと首をかしげて
「私の事はモッリンでいいんだよ?」
「もーーやだーーー」
モット伯にシエスタが変な仇名をつけられていました
続く