あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロのエルクゥ - 23


「お疲れさま、カエデ。どう、二人は?」
「……まだ眠っています」
「そう。ま、じきに目を覚ますでしょ。あー、さすがにあんだけシルフィードに乗ってると疲れるわねぇ」

 寝室に二人を寝かせた一行は、ティファニアの家の居間、それぞれに腰を下ろし、強行軍の疲れを癒していた。

「はぁ。それにしてもびっくりしました。まだ2日と経ってないのに、もう恋人さんを見つけられたんですね。おめでとうございます、カエデさん!」
「ええ。皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」
「ちょーっとゴタゴタはあったけどね。ともあれ、無事に二人を拾えて良かったわ」
「…………ん」

 お茶のカップを傾けながら、キュルケは慣れたようにウィンクを飛ばす。
 タバサは軽く頷いただけで、じっとティファニアを見つめていた。

「ま、別に気にしなくていいわよ。あたしも楽しかったし。特に、音に聞くエルフがこんな可愛いお嬢ちゃんだったって事が一番愉快だわね」
「あっ、い、いえ、私は、その……は、ハーフですからっ……あっ! ううん、でも、お母様は本当に優しい人でっ……!」
「あはははは! そう、そういうところが可愛いって言ってるのよ! あはははははっ!」

 たどたどしくはにかむティファニアに、キュルケは腹を抱えて大笑いする。
 本当に可愛いと思われているのか、それともからかわれているのかわからないティファニアは、さらに顔を赤くして俯くしかなかった。
 自己紹介もそこそこにティファニアの家に上がりこんでからというもの、キュルケはずっと上機嫌の顔を崩していないのだった。

「はうう……」
「うふふ。さて、今日は疲れたわ。まだまだ、いくらでも聞きたい事はあるけれど、とりあえずお話は明日にしましょうか」

 キュルケは、そう言ってソファーに横になると、さっさと目を閉じてしまった。

「…………」
「…………」
「…………では、私は耕一さんとルイズさんの様子を見ています」
「う、うん。何かあったらすぐに呼んでね、カエデさん」

 しばしの沈黙の後、楓は、耕一とルイズの寝かされている客室へと入っていく。

「…………」
「…………あう」

 残ったのは、居心地悪げに身をよじらせるティファニアと、じっとそれを見つめるタバサだけだった。

「……あの、治療は」
「えっ?」
「エルフの、先住魔法?」
「えっ、治療? 先住? あっ……さ、さっきの、傷を治した事?」

 端的なタバサの言葉に反応しきれなかったティファニアが数瞬の後に意を汲むと、タバサはこくりと頷いた。
 ティファニアは、少し顔を伏せて、迷うように視線を彷徨わせた後、顔を上げた。

「……ええ。そう。私が魔法を使ったわけではないけど、水の先住の力が集まった、この……」

 そう言い、ティファニアは指にはまっていた指輪を見せる。

「指輪のおかげなの」

 タバサの視線が、指輪に吸い寄せられる。目は見開き、驚いているかのように瞳孔が開いていた。

「……これは、体の傷以外も治す事が出来る?」
「え? 体?」
「エルフの、心を殺す毒を、治せる?」

 タバサの声の調子は、変わらずに平坦だ。
 しかし微かに、すがりつくような、弱々しい響きが混じっている事に気付いたのは、目を閉じたまま、まだ眠りについていないキュルケだけだった。

「……ごめんなさい。私は、他のエルフについては何も知らないの。その毒っていうのもわからないから……治せるかどうかわからない、としか……」
「……そう」
「あ、で、でもっ、水の精霊の力だから、基本的に水の魔法で出来る事は出来るはずだから……あの、その人をここに連れてきてくれれば、試すだけは試してみるけど……っ」

 何の感情も込められていないかのような相槌に、ティファニアは慌ててそう言い繕った。

「……ありがとう。機会があったら、お願いする」

 そして、滅多に聞かない『タバサのお礼の言葉』に、ピクリとキュルケが身をよじらせる。

「い、いえ、その……」

 ティファニアはといえば、いつも触れあっている感情豊かな子供達とは違う、そのどこまでも平坦な声と表情に、ドギマギするばかりであった。

§

 窓から覗く外の風景は朱の時間を過ぎ、宵の口に差し掛かっていた。
 先ほどまで元気に外を遊びまわっていた子供達も、夕食を終え、自分達の家へと入っている。

「…………」

 楓は、床に毛布を敷かれたその上で眠り続ける耕一の左手を握り、じっとその顔を見つめていた。
 一度は自らが切り落としたその手に体温が通じているのを感じて、胸に安堵の気持ちが染み渡っていく。

「ん、んっ……すぅ、すぅ……」

 目線を上げたベッドの上には、耕一を使い魔として呼び出したという桃色の髪の少女が、同じく寝息を立てている。
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。『ゼロ』のルイズ。公爵家という王に次ぐ家柄の出でありながら、魔法の使えない落ちこぼれ。
 シルフィードが全速力で頑張っている最中、キュルケから色々と話は聞いたが、なんとも宙ぶらりんな気分だった。
 『あなた達を引き離そうと思ってやったわけじゃないから、手荒な事はやめてあげてね』などと言われたものの……初対面であるし、彼女の事をどう思っているのか、楓自身まだよくわかっていない。
 今のところ、あの使い魔のルーンのように耕一を無理矢理に従えようとでもしなければ、手荒な事などするつもりはないが……。
 それに―――これから話をする機会があるかどうかも、わからないし。

「お嬢ちゃん、帰っちまうのかい?」
「っ!?」

 いきなり誰かの声がして、楓は飛び上がるように驚いた。強行軍で少し乱れていたセミロングの黒髪が、驚いた猫のように総毛だったような気さえした。

「こっちこっち。俺だよ俺。俺だってば」

 カチカチ、と金属の鳴る音とともに、遊び人の中年男のような、軽めの声が響き続けている。

「け、剣……!?」
「そそ。俺、剣。魔剣デルフリンガー様っての。そこで寝てるコーイチの相棒ってことになってる。まあ、さっきのお嬢ちゃんの一撃でガンダールヴのルーンは逃げ出しちまったから、相棒じゃなくなっちまったけど。ま、ひとつよろしく」

 声のしてくる方向はどう見ても、壁に立てかけられている、耕一の持っていた剣だった。カチカチ、と鍔についている飾りが動いて鳴っている。そこから声が出ているらしい。
 ガンダールヴ、なんて聞き慣れない単語の事よりも、まずその現象自体に、楓は心底驚いた。

「剣が喋ってる……!?」
「剣だって喋るさ。ここは”ふぁんたじぃ世界”らしいからな。お嬢ちゃん達の世界には、竜だっていねぇんだろ?」
「は、はあ……」

 軽い調子の剣の声に、楓は少しだけ落ち着きを取り戻す。
 まあ確かに、魔法やらエルフやらドラゴンやら空に浮く大陸やらを目の当たりにしていて、何を今更という話だった。

「で、帰っちまうのかい? お嬢ちゃんたちの世界って奴に」
「……なぜ、そんな事を?」
「いや、そんな気がしたからね。いや、違うな……そんな顔をしてたから、だな。これでも六千年ほど人の顔を見てきたもんでね、わかっちまうのさ」
「…………」
「お嬢ちゃんの顔な。戦いを終えて、やっと家に帰れるってホッとしてる兵士の顔にソックリだったぜ。故郷を焼かれて帰るところをなくした奴の顔とは、明らかに違うもんだった」

 デルフリンガーの言葉は、比喩としてもなかなかのものだと楓は感じた。
 感じてしまったので……大人しく、首を縦に振った。

「……はい。帰るつもりです。私達の……家に」
「そうかい」

 デルフリンガーはそう相槌を打っただけで、それ以上言葉を発そうとはしなかった。

「止めたりは、しないのですか?」
「無駄な事はしねえよ。相棒をルーンから解放するために躊躇いなく腕切り落とちまうようなお嬢ちゃんの決意には、なーんも言えねえさ。ただまあ……話ぐらいは、聞いてやってからの方が良いと思うぜ?」
「……?」

 そこにいない誰かを促すような言葉に、楓は首を傾げる。
 次の瞬間、ガチャリ、と計ったかのようなタイミングで、入り口のドアが開かれた。

「…………」
「……タバサ、さん?」

 無言のまま、のっそりと部屋に入ってきたのは、節くれだった大きな杖を片手に担いだタバサだった。

§

「…………」
「…………」

 二人の寝息が静かに響く客室の中で、楓とタバサは膝をつき合わせて向かい合っている。
 タバサはこれまでと同じように無言の無表情。楓には、その内心を推し量る事すら出来なかった。

「帰るの?」
「えっ?」

 タバサの言葉は、何の前兆もなく突然沈黙を切り裂いた。
 楓は驚くが、その簡潔な言葉には、聞き返したり、疑問を差し挟む余地だったりなどは、欠片も存在しなかった。

「…………」
「……はい。帰るつもりです。私達の、家に」
「……そう」

 先ほどデルフリンガーに向けて言った言葉を、今度はもう少しはっきりと口にする。
 自らの決意を確認して、固めるように。
 タバサは、変わらない調子で相槌を打つだけだった。

「お世話になったお礼が出来ないのは心苦しいのですが……」
「いい。それより……」
「はい……?」
「私の知り合いに、おそらくあなた達の世界と同じところから召喚されてきた人がいる」
「えっ!?」
「連れて行って、と言いたいけど、今は無理。だから……どうやって帰るのか、方法だけでも教えて欲しい」
「…………」
「それで、お礼にする」

 少し考えて……楓には、断る理由が思い浮かばなかった。

「……わかりました。でも、参項にはならないかもしれません」
「いい。手掛かりだけでも、重要」
「はい。私がこっちの世界に来た方法というのは、お話ししましたよね」

 タバサはコクリと頷く。
 シルフィードで移動している最中に、身の上話をする時間は幾らでもあった。主に問い質していたのはキュルケであったが。

「東……ここから遥か東の方に、同じものを感じるんです」
「同じもの……『サモン・サーヴァント』の、ゲート?」
「はい。定期的に、とても大きな反応があるんです。その波動を覚えてしまった私には、注意していなくてもわかってしまうような、大きなもの……まるで火山が爆発するみたいに、向こうの世界との"扉"が開いているんです」
「……東」
「来た時と同じ感覚で、それに同調したいと思っています。眠っている耕一さんの精神なら、一緒に引っぱれますから」
「……ロバ・アル・カリイエ? それとも……?」

 少し俯き、何事かを呟いて考えに沈むタバサ。
 すぐに顔を上げ、ペコリ、と楓に向かって頭を下げた。

「……ありがとう。とても大きな手掛かり」
「いえ。本当に、お世話になりましたから」

 同じく、楓も頭を下げる。
 はたから見ると滑稽な姿で、デルフリンガーは思わず笑いが零れそうになったのを慌てて我慢した。

「今すぐに、帰る?」
「……キュルケさんとテファさんには、ちゃんと挨拶をしたいですけど……でも、一刻も早く、姉さん達を安心させてあげたいし……」

 楓は口篭もる。単純に別れを切り出しづらい、という言葉は、何とか飲み込む事が出来た。
 帰ってしまえば、おそらく二度とこの世界に来る事はないだろう。今生の別れだ。テファやキュルケには好感を覚えていただけに、尚更だった。
 変に挨拶をして未練を残すよりも、いっそこのまま消えた方がいい。先日楓が旅立つ時のティファニアと同じ、楓もまた、そんな風に考える性質だった。

「わかった。待ってて」
「え? あ、あの?」

 タバサが音もなく立ち上がって部屋を出て行くと、数分もせずに戻ってきた。

「なになに、もう帰っちゃうの? もう少しゆっくりしてけばいいのに」
「…………」

 ……キュルケとティファニアを連れて。
 戸惑うようにタバサの方に目を向けても、その表情は変わらないままだ。……暖簾に腕押し、という諺が頭をよぎり、思わず一つ溜め息が出た。

「……カエデさん」
「……テファさん」

 ティファニアは俯き、楓からはその表情を窺い知る事はできなかった。

「せっかくおともだちになれたのに、もうお別れなんですね……」
「……はい。本当に、お世話になりました」

 彼女の"おともだち"として過ごせた時間が本当にあったのか、楓には自信がなかったが……楓は、それでもいいと思う。
 自分が彼女と、友人として付き合いたいと思ったのは、事実なのだから。

「もっとたくさんお話とかして……コーイチさんともお話してみたかったけど……しょうがないですよね……」
「テファさん……」
「ああもう、湿っぽいわねえ!」
「はうっ!?」

 ひくっ、とティファニアがしゃくりあげた時、キュルケが呆れたような、そしてどこか楽しそうであるような声を張りあげて……ティファニアの後ろから、ふにょん、とその革命的胸部装甲を揉み上げた。
 比喩でなく跳び上がって驚くティファニアだったが、弾力と柔らかさの極地に達したその乳房にしっかりと指が食い込んでいて、脱出する事叶わなかった。

「な、なななな、む、胸、胸っ! い、一体何をするんですかぁっ!?」
「いーい? こういう時はね、『またね』ってだけ言って、笑顔で送り出してあげるの。話したい事がいっぱいあるならその人の事を忘れないし、きっとまた再会できるから。ねっ?」
「…………」

 キュルケのウィンクひとつで、ティファニアの目尻で大きくなっていた水の粒が、その膨張をピタリと止めてしまった。

「……あうぅ」

 そして、困りきったような呻きを出して、眉をハの字に落とす。
 ……そのアドバイスが、先日姉代わりの人物から言われたものと、真っ向対立していたからである。

「ま、後は任せときなさい。またね、カエデ。今度はそのお姉さん達も連れていらっしゃいな」
「……ふふ。はい、わかりました」

 混乱しているティファニアをよそに、軽い調子で、旅行でも勧めるかのように振る舞うキュルケ。
 楓は少しだけ気が軽くなり、微笑みを浮かべると……クルリと後ろを向いて、寝ている耕一の手を取る。

 感じ取るのは、遥か東の地―――楓には知る由もないが、そこは、"聖地"とも、"悪魔の門"とも呼ばれる場所。
 そこに爆発のように開く、"門"の波動。

「……っ!!」
「うそっ、何この魔力っ……!? きゃああああっ!!」

 一際大きな"それ"が届いた時、楓はありったけの力を込めて、そこに意識を流し込んだ。

§

「―――……はっ!?」

 ガバッ! と、布団を跳ね上げて、勢いよく上半身を跳ね起こした。

「きゃっ!」

 瞼を開けて最初に視界に入ったのは、びくっと体を強張らせて驚く、女の子の姿だった。
 肩口で揃えられた黒髪が舞い、ゆらゆらと揺れて止まる。

「…………」

 そこは、すっかり見慣れなくなってしまって―――懐かしいとさえ感じる部屋だった。
 ふわふわの敷き布団。紙で出来た扉。畳敷きの客間に香る、い草の乾いた匂い。

「柏木の、家……?」

 和室だった。トリステインはおろか、ハルケギニア全土にも絶対に存在しないであろう造りの部屋。
 段々と、意識が覚醒してくる。
 そう、ここは、日本有数の温泉地、隆山は柏木の屋敷の―――耕一にあてがわれた部屋だった。

「耕一さん……っ!!」
「うおっ!?」

 起こした上半身に思いっきり飛びつかれて、耕一はそのまま布団に逆戻りとなった。
 ばふっ! と、押し潰された布団が大きく空気を吐き出す。

「か、楓ちゃん?」
「…………」

 のしかかってくるようにして、耕一の胸板に顔を埋めているのは……紛う事なき、彼の恋人だった。

「……俺は、夢でも見てたのか?」

 その華奢な体をそっと抱き返しながら、曖昧な記憶を掘り返す。
 魔法の世界。出会った少女。悲恋を交わす王子と王女。そして―――解放したエルクゥの力。
 ―――ぶるり、と背筋が震える。
 手にまだ、どろりと血のヌメリが残っている気がした。

「夢じゃ、ないな……帰ってきたのか? ―――つっ!?」

 眠りにつく直前の記憶を引っ張り出そうとして、左手の手首の辺りに鈍い痛みを覚えた。
 慌てて見てみるが、左手は傷一つなく綺麗なものだった。―――傷だけではなく、その甲にあったはずの何かすら、なくなっている。
 痛みは、一瞬で消えていた。

「……確か、手がすぱっと切れちまったような……でも今は切れてないし、ったく、どうなってんだ? なあ、楓ちゃん?」
「…………」

 胸の中の楓から、返事はない。
 まだ現実感の薄い、半分眠った頭で天井を見つめ続けていると、

「こ、耕一っ!? 耕一が起きたッ!」

 そんな、素っ頓狂な声がした。

「梓?」
「千鶴姉ッ! 初音ッ! 耕一が、耕一が起きたぁッ!」

 いつのまにか部屋の入り口に立っていた、柏木四姉妹の次女―――柏木梓は、声をかけた耕一には目もくれず、どたどたと女にあるまじき足音を立てながら、板張りの廊下を駆け抜けていく。

「……一体なんだってんだ?」
「……皆、本当に心配してたんです」
「楓ちゃん?」

 耕一が呆然と呟いていると、ようやく胸の中からくぐもった声がする。
 顔を上げた楓の頬と耕一のTシャツは、静かに流されていた涙でぐっしょりと濡れていた。

「心配、って……じゃあやっぱりあれは、夢じゃない、か」
「……夢と、思っていた方が、いいのかもしれません」
「……そうかもな。でもまあ、どうやって帰ってこれたのかぐらいは、聞かせてくれないか?」
「はい。でもその前に……」

 どたどたどた、と女にあるまじき足音が、今度は三人分ほど、この部屋に向かって廊下を揺らした。

「ちゃんと、帰ってきた時の挨拶をしないと」
「はは。そうだな……」

 笑いながら、楓を抱えて上半身を起こすのと同時に、縁側に続く障子が勢いよく開かれた。

「耕一さんっ! か、体は大丈夫ですかっ!?」
「耕一お兄ちゃん! うわーん!」
「っだよもぅ心配させやがって! いきなり裏山がごっそり消えたと思ったらその麓にお前等が倒れてるし、楓は何も話してくれないしでもう大変だったんだぞ! おら、さっさと事情を話せ!」

 千鶴、初音、梓の順に、部屋に雪崩れ込んでは、耕一の寝床を囲む。
 その騒がしい顔ぶれに、一ヶ月もここを離れていなかったというのに、どこか懐かしさすら感じる。
 それだけ、あの魔法の世界ハルケギニアでの毎日が、濃密な時間だったという事なのだろうが……。

「ああ……ただいま。みんな」

 耕一は、とりあえず、そう静かに微笑んだ。


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