あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

スナイピング ゼロ-12



「ルイズ、トリステイン城が見えてきたわよ!」
 タバサの隣で地上を見下ろしていたキュルケが、後ろにいるルイズに大声で伝えた。翼に捕まりながら下を見ると、城内を
警備するマンティコア隊の姿が確認できた。ルイズは前に移動して、本を読むタバサに説明する。
「中庭に降りると騒ぎになるから、正門の前に着陸してちょうだい」
「・・・分かった」
 タバサはウィンドドラゴンに降りるよう命じ、降下させた。いきなり竜が現れたため、検査を受けていた平民達から
驚きの声があがる。すぐにマンティコア隊のメイジ達が集まってきた。

「お前たちは何者だ、王宮の上空は飛行禁止だぞ」
「待って下さい、私達は怪しい者ではありません。私はルイズ・フランソワーズ、ラ・ヴァリエール公爵の三女です」
「ルイズ・フランソワーズですか? ちょっと失礼・・・隊長、来て下さい!」
 隊員が大声で呼ぶと、マンティコアに騎乗した男がルイズ達の前に現れた。

「貴女が、ルイズ。フランソワーズ殿ですかな?」
「そうです、姫殿下に取り次ぎを願いたいのですが」
「分かりました、少々お待ちを」
 隊長は部下の一人に命令し、王宮に走らせた。アンリエッタにルイズ達の到着を知らせに行ったようだ。
隊長は振り向き、ルイズ達に向きなおる。

「私はマンティコア隊長、ド・ゼッサールです。母上であるカリン殿のことは、良く知っておりますよ」
 そう言ってド・ゼッサールは、ルイズに対し頭を下げた。セラスとリップは、その様子を後ろから見守っている。
「私の母を知っているのですか?」
「勿論ですとも、何せカリン殿は『烈風のカリン』と呼ばれたマンティコア隊の前隊長でしたからな」
 そう言うと立派な体躯を揺らし、大声で笑い出した。その豪快さと迫力に、ルイズは圧倒された。ひとしきり笑った後、
ド・ゼッサールは真剣な顔をする。

「所でラ・ヴァリエール殿、貴女にお聞きしたい事があるのですが・・・よろしいですか?」
「は、はい・・・なんでしょう?」
 ド・ゼッサールはズボンを下ろした。女性人達は目を見開く。

「私の○○○○を見てください、こいつをどう思いますかな?」
 ルイズは無言で○○○○を蹴り上げた。セラスは悲鳴を上げ、キュルケとリップは笑い、タバサは無視した。


   「そうでしたか、ウェールズ様は戦死を・・・」
    王女の部屋でアンリエッタは椅子に座り、机に肘を付いてルイズと向かい合っている。
   セラスから受け取った風のルビーを左手の薬指に付け、アルビオンで起こった事実を聞いていた。
    ラ・ロシェールでの仲間との合流、空賊に扮したウェールズとの遭遇、皇太子に亡命を薦めたが失敗、
   ワルドがウェールズを殺害・・・そしてワルドは裏切り者であり、レコン・キスタに属した事も。
   取り戻した手紙を握りしめながら、アンリエッタは涙を流した。

   「手紙に亡命するよう書いたのに、死んでしまわれるなんて・・・ウェールズ様は、私を愛していなかったのでしょうか?」
   「それは違います姫様、皇太子様は姫様は愛しておられました!」
    両手を机に叩きつけ、ルイズは反論する。
   「皇太子様は言っておられました、『部下と共に闘う』と・・・決して、愛していなかった訳ではございません」
   「愛よりも、国を選んだと言うことね。勇敢さを示しに立ち向かって行って、残された者はどうすれば良いと言うのかしら」
    寂しげな親友の姿に、ルイズは何も言えなくなった。まるで鏡に映るかのように、自分まで寂しくなってしまう。そんな
   二人を、セラスは黙って見つめていた。リップは壁に背を預け、目を閉じて話を聞いている。

    しばらく時間が経って、アンリエッタは立ち上がった。ルイズの手を握り、ニコリと笑う。
   「貴女のお陰で、無事にゲルマニアとの同盟を締結できます。礼として、水のルビーは貴女に授けます」
   「指輪をですか!? ですが、こんな高価な物を頂く訳には・・・」
    ルイズはポケットからルビーを取り出し、返そうとする。だがアンリエッタは、手の平をルイズの前に出した。
   異論は認めないらしい。
   「忠誠には報いなくてなりません。それに、私にはコレがありますから」
    薬指に通された風のルビーを見せられると、ルイズは頷いた。アンリエッタは微笑むと、セラスとリップに顔を向ける。

   「お二人にも、感謝を申し上げます。私の大事なお友達を助けていただいて。ありがとうございます」
   「いや、別に大した事してないですよ。ただルイズさんの後ろに付いてただけですし・・・ね、リップさん」
    セラスの問いに、リップは目を開く。そして薄い笑みを浮かべ、首を縦に振って肯定を示した。


「ですが貴女達は、裏切った子爵からルイズを守ってくれました。それだけで、使い魔として十分な働きです」
 実際に子爵を追い払ったのはアイドルシンガーなのだが、言わない事にした。言ったら混乱させてしまう。
そんな風にセラスが考えていると、扉がノックされた。扉が開かれ、マザリーニ枢機卿が顔を出す。

「殿下、そろそろ会議の時間です」
「もうそんな時間ですか・・・分かりました、すぐに行きます」
 扉が閉められると、ルイズは席を立つ。
「お忙しいようなので、そろそろ帰ります。学友の者達を、待合室に待たせたままにはいきませんので」
「そうね、遅くなると学園にも迷惑がかかるでしょうし。ではルイズ、道中に気をつけて」
 ルイズが使い魔を連れて退室するのを見届けると、アンリエッタは風のルビーを見つめながら呟いた。

「ウェールズ様が勇敢に死んだのなら・・・私は、勇敢に生きてみましょう」


ルイズ達がアルビオンから撤収して、二日後。瓦礫の山と化したニューカッスル城、その礼拝堂が有った場所に
ワルドとフーケは居た。左の袖を風で揺らしながら、ワルドは直径1メイルほどの穴を覗きこんでいる。

「どうやらルイズとガンダールヴは、この穴から逃げたようだな」
「風が入って来てるって事は、空に通じてるっぽいね」
 溜息をつくと、ワルドは立ち上がって周囲を見回した。

周りはレコン・キスタの兵士達によって埋め尽くされている。宝物庫を無理やりに開けるメイジや、王党派のメイジの
死体から装飾品や武器を盗む傭兵などで、とても騒がしい。そんな情景を見つめていると、遠くから声が聞こえた。
 振り向くと、手を振りながら男が走って来ている。その人物に、ワルドは見覚えがあった。

「こんな所に居たのかねワルド君、随分と探したよ。何をしてるんだね、それにこの穴は一体?」
 二人の前に現れたのは、クロムウェルだった。ズレた帽子を被り直しながら、ワルドに尋ねる。
「申し訳ありません閣下、手紙を奪い取る任務に失敗しました。私のミスです、弁解の仕様も御座いません」
 そう言って頭を下げるワルドに、クロムウェルは爽やかな笑顔を見せ、肩を叩く。


「何を言うんだね子爵、君は敵軍の将を討ち取ったじゃないか。それに比べれば些細な物だ、君を責める気は無いよ」
 慈悲の言葉に、ワルドは再び頭を下げた。クロムウェルは、フーケに顔を向ける。

「子爵、隣にいる女性を紹介してくれないかね」
 フーケは目深に被ったフードの下から、クロムウェルを見つめる。
「彼女はソリトンレーダーと無線機システムの開発者、メイ・リンです」
「は?」
 明らかに自分とは違う名前に、フーケは言葉を失う。
「あの画期的な軍事技術の開発者かね!? こんなに綺麗な女性だったとは、驚きだよ」
「ちょwwちょっと待ちな、私はメイ・リンなんて名前じゃ無いよ!」
 思わず足を踏み出し、ワルドとクロムウェルの間に割って入る。

「私の名はフーケ、土くれのフーケだよ。トリステインの貴族共を部屋の隅でガタガタ震えさせたメイジさ、聞いたこと
くらいあるだろ」
「ああ、噂は何度となく聞いているよ。初めまして、土くれのフーケ。レコン・キスタ総司令官を務めている
オリヴァー・クロムウェルだ、よろしく」
 握手を交わしながら、フーケはクロムウェルを見つめた。服やローブの隙間から漂う妙なオーラに、嫌な気分を感じる。

「閣下はただの総司令官ではありません、今やアルビオンの頂点に立つ皇帝です」
 ワルドの言葉に、クロムウェルは小さく笑った。そして笑いを抑えると、ワルドに厳しい目を向ける。

「ワルド君、君を仲間に選んだのには理由が有る。トリステインに属するスクウェアメイジなら、他にもいる。だが私は
あえて君を選んだ、何故だか分かるかね?」
「閣下の深いお考えには、凡人の私には分かるはずもありません」
 ワルドは、首を左右に振った。フーケはクロムウェルの言葉に、じっと耳を傾ける。
「それは君だけが、自分の過去から目を反らさずに生きているからだ。他の者は皆、それぞれ己の力や富に
目が眩んでいると言うのに・・・」
『過去』と言う言葉に、ワルドは無意識にペンダントを握った。その様子を、フーケは不思議そうな顔で見つめている。


「つまり君は、我々が確保すべき人材のモデルケースとして、うってつけだったのだよ。だから君を選んだ。事実、
これまで君は我々の提供する情報を進んで受け入れ、命令を乞い、言われた通りに動いてくれた。任務は、成功だ」
 まるで演説のような口調で、クロムウェルは話し続ける。

「君の経験や、君のメイジとしての力量なども、産物の一つだ。それらを持って、仲間であるかを確かめるのが目的だった。
金と時間はかかったが、この結果に比べれば、極めて些細なことだ」
「つまりアンタは、ワルドにウェールズを暗殺させて『どれほど使える男か試した』ってことかい・・・嫌な男だね」
 フーケはクロムウェルに、挑発的な台詞と拒絶的な視線を送る。クロムウェルは気にした風も無く、嬉しそうに笑った。
「はっはっはっはっは・・・そう言う事だ、ミス・サウスゴータ」
「な!?」
 過去に捨てた貴族の名を出され、フーケは驚いた。

「では、話は終わりだ。そろそろ次の任務を説明しておこう。ワルド子爵、ソリダsでは無くて、トリステインを倒せ」
「・・・認識しました、我が皇帝」
 ワルドは地面に膝をつき、頭を下げた。その上からクロムウェルは話しかける。
「安心したまえワルド君、レコン・キスタは鉄の結束によって繋がった軍団だ。アレを見てみたまえ」

 そう言うと、クロムウェルはある方向を指差した。フーケと立ち上がったワルドが、その先に視線を向ける。
そこには瓦礫に登り、『アルビオン万歳! 神聖皇帝クロムウェル万歳!』と叫ぶメイジや傭兵の姿が見えた。
その近くでは死体と化した王党派のメイジを運ぶ、槍を背負った少年兵の姿も見える。

「我々には国を愛する『愛国者達』と、死を恐れない『恐るべき子供達』が居る。決して君一人だけでは無いのだ。
だから安心して、任務に全力を尽くしてくれたまえ」
 喋り終えると、クロムウェルは二人の場から去って行った。


「随分と自信満々な皇帝様だね、まるで聖地を奪い取るのは未来の必然みたいじゃないか」
「そりゃそうだろう・・・なにせ皇帝は、虚無の力を始祖ブリミルより授かった、と言ってたからな」
「・・・なんだって?」
 ワルドの『虚無』と言う言葉に、フーケは聞き返す。
「聞いたことくらいあるだろう。始祖ブリミルが用いたと言われている零番目の系統、真実・根源・万物の祖となる系統だ」
 フーケは唖然とした。虚無とはすでに失われた物であり、歴史の闇に埋もれてしまっているのだから。
あの皇帝は、その虚無を操ると言うのか?

「だから貴族議会の連中は、一人の司教にすぎぬ男に総司令官の大役を任せたんだ。一応は投票で決めたらしいが、
形だけだろうな」
「因みに聞くけど、その虚無ってのはどんな魔法なんだい?」
「俺も詳しくは知らんが、なんでも『死者を蘇らせる』とか・・・」
 フーケの背筋が凍りついた。

「死者が、蘇るだって? そんなバカなことが・・・」
「もちろん本当かどうかは分からんよ、風の噂を耳にした程度だからな。だが本当なら、この目で死人が生き返る所を
見てみたいもんだね」
「本気で言ってるのかい? よしてくれよ、気持ちの悪い」
 フードで口元を覆い、僅かばかりの嘔吐感を抑える。それを見たワルドは、頭を下げた。

「嘘だよ、軽いジョークさ。所で、トリステインとは近い内に戦争になるが、君はそれまでどうする気なんだ?」
「サウスゴーダに知り合いがいるから、しばらくそこで厄介になるよ。アンタはどうなんだい?」
 ワルドは顎に手を当て、しばし考える。

「そうだな、取り合えず兵士のテントで寝泊まりするよ。遠くに行ってて戦争が始まったのに気付けませんでした、
なんて事になったら大変だからな」
「ふ~ん・・・所でちょっと聞きたいんだけどさ。それ、何?」
 フーケの視線は、ワルドのマントの内側に向けられていた。そこから見えるのは、茶色い板のような物。
何時かルイズに説明した、段ボール箱だ。

「これは段ボール箱と言ってな、室内などで被れば人に発見されるのを防ぐ事が出来る優れ物だ」
「へ~、マジックアイテムみたいな物かい?」
「あぁ。それにこれを被ると、安らぎのようなものを感じられるんだ」
 思わぬ台詞に、フーケの頭の上に?マークが浮かぶ。

「・・・・・・?」
「分からないか?」
「えぇ、分からないね」
「ならお前も被ってみろ、そうすれば分かる!」ワルドは段ボール箱を押し付ける。
「分かりたくないよ、そんなもん!」フーケは段ボール箱を押し返した。

「全くアンタと言いクロムウェルと言い、どうしてレコン・キスタには変な奴しかいないのさ!」
 フーケの絶叫が、ニューカッスル城の跡地に響き渡った。


太陽が沈みかけた頃、ルイズ達は王宮から学園に戻って来た。そのまま真っ直ぐ学園長室に向かい、オスマンに報告した。
オスマンは『お主たちの活躍でトリステインの危機は去った、胸を張りなさい!』と発言し、知らない内にルイズとタバサ、
そしてリップの心に深い傷を付けた。三人が落ち込んでる事にオスマンが気付く事は、残念ながら無かった。

 そして学園長室から退室し、その場で解散となった。もうすぐ夕食が始まる時間のため、ルイズ達は食堂に向かった。
ギーシュだけはモンモランシーに耳を引っ張られ、引き摺られて行った。その場に残るは、魔乳と乙女の二人。

「私は夕食に行くから、二人とも部屋に戻ってて。なんなら先に寝て良いから」
 そう言い残して、ルイズはキュルケ達の後を追って廊下を曲がって行った。セラスは横目でリップを見る。


「じゃあ、部屋に戻りましょうか」
「そうね、そうしましょうか・・・」
 肩を落としたリップを支えながら、セラスはルイズの部屋に戻った。セラスは棺桶に座り、リップはベットに寝転がる。
「駄目ですよリップさん、マスターに見つかったら怒られますよ」
「良いじゃない。マスターは今いないんだし、少し横になるぐらい良いでしょ・・・」
 手を振りながら言うと、すぐに寝息が立て始めた。マスターが帰って来るまでに起こせば良いか、と思いながら、
セラスは洗面器を持って窓から飛び降りた。

 メイドが洗濯などに使っている水場に、セラスは居た。ベルトを外して上着を脱ぎ、濡らした布で体を拭いている。
夕食や入浴のためか、周りに生徒の目は無い。
「んーふふ~ふーふ~ん♪」
 鼻歌を歌いながら洗面器に水を溜め、頭から被る。布を濡らして絞り、ガシガシと髪を拭いた。
「あ~サッパリしたっと」
 薄っすらと見える二つの月を見上げながら、両腕を上げて背を伸ばす。上着を着てベルトを巻き、勢いよく立ち上がる。

「リップさんの分も、用意していこっと」
 洗面器に水を入れて右手に持ち、歩いて水場を離れる。ルイズの部屋の真下に着くと、人がいないか周りを確認する。
そして左腕を翼に変形させ、一気に飛び窓辺に降り立った。

部屋に入ると、まだリップは眠っていた。洗面器を置き、肩を掴んで揺すってみる。
「リップさん、水を持ってきましたよ。起きて体を拭かないと、臭いが付いちゃいますよ」
 起きる気配は無い。どうしたもんかな~っとセラスが思った時、突如リップが起き上がりセラスの右手を掴んだ。
「へ!?」
「スキあり!」
 そのままセラスをベットに仰向けに倒し、リップはマウントポジションを確保する。上着と手袋を脱ぎ、床に落とす。

「ちょ、リップさん!? いきなり何を?」
 セラスの問いに、リップは悪魔のような笑みで答えた。
「さーさくーーっと抱いて、さくーーっと犯っちゃいましょう♪」
 リップは玩具を手に入れた子供のようにハシャぎながらセラスに覆い被さり、唇に吸い付いた。即座に舌を侵入させ、
唾液を流し込む。セラスは抵抗するが、両手で頭を掴まれているために引き離せない。

「ご主人様のベットで押し倒される御感想はいかがかしら、セラス?」
「感想も何も・・・こんなの、タダの強姦ですよ。お願いですから、止めて下さいよ」
「ゴメン、それ無理♪ 性行為を無理強いされて、敵軍の兵士に犯されてる気分はどうよ、セラス?」
「どんなって言われても・・・あんっはうんっ!」
「あッそう♪」
 聞きたい事を聞くと、リップはセラスのスカートに右手を入れる。乱暴と繊細を交互に繰り返し、
動かし続ける。 何かに取り付かれた様に、リップは一心不乱にセラスを泣かせ、悶えさせ、感じさせる。

「や、ダメ・・・もう・・・・・・」
「イッちゃいそう? じゃあこのままイキなさいセラs」
「ラ・ラ・ラ、忘れ物~・・・・・・あ」
 扉を開けたルイズの目に見えた物、己のベットで交わる二人の使い魔。理由、百合による性行為。
ルイズは左腰に右手を回し、刀を抜くかの如く杖を抜いた。その時のルイズ、まさに山崎九郎右衛門!

「うぬか、ベットを汚すはうぬか」

 トリステイン魔法学園に、二人の吸血鬼の悲鳴が轟いた。めでたく無い、めでたく無いww




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