狙ってるポジションは刺身のツマもしくは飾りの菊の花
とりすていん大王 四回目
「さぁ、ギーシュ君準備はいいかな?」
両手を大きく広げて不動の構えを取るお父さん、ここに来てギーシュ君も覚悟が決まったみたいです
「・・・解りました、僕もグラモン家の男です」
覚悟を決めたギーシュ君、心なしか横顔が凛々しく見えます
騒ぎを聞きつけてやってきた野次馬の中から黄色い声援も飛んでくる程です
「ですが、僕と貴方では力の差がありすぎます・・・そこでグラモン家、必殺の戦法を使わせてもらいます!!」
「いいだろう、何でも使うといい」
緊迫した中、グラモン家必殺の戦法を拝まんと皆が息を呑んで見守ってました
「グラモン家の男たちに代々伝わる必殺の戦法・・・・それは・・・」
ひゅうおおと冷たい風がヴェストリの広場に吹き渡ります
皆がギーシュの動きに注目していました そして・・・・・・
両手を大きく広げて不動の構えを取るお父さん、ここに来てギーシュ君も覚悟が決まったみたいです
「・・・解りました、僕もグラモン家の男です」
覚悟を決めたギーシュ君、心なしか横顔が凛々しく見えます
騒ぎを聞きつけてやってきた野次馬の中から黄色い声援も飛んでくる程です
「ですが、僕と貴方では力の差がありすぎます・・・そこでグラモン家、必殺の戦法を使わせてもらいます!!」
「いいだろう、何でも使うといい」
緊迫した中、グラモン家必殺の戦法を拝まんと皆が息を呑んで見守ってました
「グラモン家の男たちに代々伝わる必殺の戦法・・・・それは・・・」
ひゅうおおと冷たい風がヴェストリの広場に吹き渡ります
皆がギーシュの動きに注目していました そして・・・・・・
「逃げる!! かなわないと解ったならスタコラサッサじゃよー」
急速反転してもの凄い勢いでギーシュ君は逃げ出しました その背中には紫色の賢者のお爺さんがいい顔でサムズアップしてます
「な、待て!!ギーシュ!!」
「逃げるなーーー!!」
友人達が追いかけますが恐ろしいまでのスピードでついていけません
その間お父さんはまったく動きませんでした
急速反転してもの凄い勢いでギーシュ君は逃げ出しました その背中には紫色の賢者のお爺さんがいい顔でサムズアップしてます
「な、待て!!ギーシュ!!」
「逃げるなーーー!!」
友人達が追いかけますが恐ろしいまでのスピードでついていけません
その間お父さんはまったく動きませんでした
「さて・・と」
逃げ出したかのよーに思われていたギーシュ君ですが、ちゃっかりヴェストリの広場に戻ってきていました
物陰からいまだに不動の構えを取っているお父さんを見つめています
(グラモン家の伝統戦法、逃げるはただ逃げるんじゃない、相手を良く観察して必勝の好機をうかがう為の一手さ)
ギーシュ君はよくお父さんを観察しました
(隙が無い・・・・流石だ)
ただ両手を大きく広げてるだけのようですが、流石はギーシュ君 軍人家系の男の子、それが一分の隙も無い構えだと理解しました
(だが、勝機は必ず来る!!今日の僕の正座占いは3位だったし)
自信を持つには微妙な理由ですが、彼の言う通り勝機は訪れたのです
逃げ出したかのよーに思われていたギーシュ君ですが、ちゃっかりヴェストリの広場に戻ってきていました
物陰からいまだに不動の構えを取っているお父さんを見つめています
(グラモン家の伝統戦法、逃げるはただ逃げるんじゃない、相手を良く観察して必勝の好機をうかがう為の一手さ)
ギーシュ君はよくお父さんを観察しました
(隙が無い・・・・流石だ)
ただ両手を大きく広げてるだけのようですが、流石はギーシュ君 軍人家系の男の子、それが一分の隙も無い構えだと理解しました
(だが、勝機は必ず来る!!今日の僕の正座占いは3位だったし)
自信を持つには微妙な理由ですが、彼の言う通り勝機は訪れたのです
「すみません、ギーシュのヤツを見失ってしまいました」
「構わない、彼はきっとここにくるよ」
それはギーシュ君を追って見失った友人一同がお父さんに報告に来た時、
ちょうどお父さんと隠れているギーシュ君の間に入って死角が出来たのです
「今だ!!」
今こそ勝機とばかりに一直線に突っ込んでくるギーシュ君、その声に皆が気がつきました
「な、お前こんな所に隠れていたのか!!」
「遅い!!」
ギーシュ君、薔薇の造花、彼の杖をふり、まず2体のワルキューレを練成しました
そしてそのワルキューレをなんと踏み台に友人の頭の上を飛び越えたではないですか
「あーい」
さらに2体のワルキューレを練成して足場にすると地面に着地する事なくお父さんとの距離を縮めます
「きゃーーん」
さらに2体のワルキューレで自分をお父さんの頭上まで飛び込みました
「ふらーーーい!!」
そしてお父さんの頭上で、最後の7体目ワルキューレと共にギーシュ君がお父さん目掛けて下降します
「お、おとうさーーーん!!」
やっとヤケ食いを終わらせてヴェストリの広場に来たモンモランシーが見たものは空から落下してきたワルキューレの槍に突かれたお父さんでした
「構わない、彼はきっとここにくるよ」
それはギーシュ君を追って見失った友人一同がお父さんに報告に来た時、
ちょうどお父さんと隠れているギーシュ君の間に入って死角が出来たのです
「今だ!!」
今こそ勝機とばかりに一直線に突っ込んでくるギーシュ君、その声に皆が気がつきました
「な、お前こんな所に隠れていたのか!!」
「遅い!!」
ギーシュ君、薔薇の造花、彼の杖をふり、まず2体のワルキューレを練成しました
そしてそのワルキューレをなんと踏み台に友人の頭の上を飛び越えたではないですか
「あーい」
さらに2体のワルキューレを練成して足場にすると地面に着地する事なくお父さんとの距離を縮めます
「きゃーーん」
さらに2体のワルキューレで自分をお父さんの頭上まで飛び込みました
「ふらーーーい!!」
そしてお父さんの頭上で、最後の7体目ワルキューレと共にギーシュ君がお父さん目掛けて下降します
「お、おとうさーーーん!!」
やっとヤケ食いを終わらせてヴェストリの広場に来たモンモランシーが見たものは空から落下してきたワルキューレの槍に突かれたお父さんでした
「お・・お父さんが・・・」
ヴェストリの広場に沈黙が広がります、何せ決闘とはいえギーシュがお父さんを串刺しにするなんて誰も思ってなかったからです
「ほぉ・・・なかなか悪くない」
沈黙の支配する中、お父さんが口を開きました
「実にいい、良い動きだ」
「お・お父さん?平気なのですか?」
ルイズ(主人公)がお父さんに恐る恐る話しかけると、
「心配ない、跳ね返した」
そう言うと ぽよん と言う擬音と共にワルキューレが吹っ飛ばされてしまいました
「なぁああああ!!」
これにはギーシュ君以外にもみんなびっくりです
「さて、次は私の番だな」
お父さんはゆっくりとギーシュ君に向き直りました
「さぁ、私のターンだ・・・」
お父さんが何をするのか皆が固唾を飲んで見守りました
しかし、お父さんは不動の構えから何をするでも無くふよふよと浮いているだけです
ヴェストリの広場に沈黙が広がります、何せ決闘とはいえギーシュがお父さんを串刺しにするなんて誰も思ってなかったからです
「ほぉ・・・なかなか悪くない」
沈黙の支配する中、お父さんが口を開きました
「実にいい、良い動きだ」
「お・お父さん?平気なのですか?」
ルイズ(主人公)がお父さんに恐る恐る話しかけると、
「心配ない、跳ね返した」
そう言うと ぽよん と言う擬音と共にワルキューレが吹っ飛ばされてしまいました
「なぁああああ!!」
これにはギーシュ君以外にもみんなびっくりです
「さて、次は私の番だな」
お父さんはゆっくりとギーシュ君に向き直りました
「さぁ、私のターンだ・・・」
お父さんが何をするのか皆が固唾を飲んで見守りました
しかし、お父さんは不動の構えから何をするでも無くふよふよと浮いているだけです
ヴェストリの広場に影が差します
「む、曇ってき・・・たの・・・う・・うわああああ!!」
それはマリコヌルの絶叫で幕を開けました 彼が指差す先、それは遥か彼方 空の上
「え?空・・・わあああ!!」
「な、何だあれ!!」
「か、風の偏在なのか?」
「だとしてもあの数はなんだ!?」
「スクエアとかヘクサゴンとかそんなちゃちなレベルじゃねぇ!!」
それは大小様々な大きさのお父さん、赤、青、黄色、緑、黒、白、様々な色のお父さん、
数え切れない程の無数のお父さんが魔法学院の上空を占拠していたのです
「「「「さぁ、いくぞギーシュ君」」」」
無数のお父さんがついに進撃を始めました
「む、曇ってき・・・たの・・・う・・うわああああ!!」
それはマリコヌルの絶叫で幕を開けました 彼が指差す先、それは遥か彼方 空の上
「え?空・・・わあああ!!」
「な、何だあれ!!」
「か、風の偏在なのか?」
「だとしてもあの数はなんだ!?」
「スクエアとかヘクサゴンとかそんなちゃちなレベルじゃねぇ!!」
それは大小様々な大きさのお父さん、赤、青、黄色、緑、黒、白、様々な色のお父さん、
数え切れない程の無数のお父さんが魔法学院の上空を占拠していたのです
「「「「さぁ、いくぞギーシュ君」」」」
無数のお父さんがついに進撃を始めました
ひゅーーん ひゅーーん
無数のお父さんが魔法学院に降り注ぎます・・・・・・・・無差別に
「わあああ!!」
「きゃあああ!!」
「ひぃいい!!」
無数のお父さんの絨毯爆撃(集団頭突き)によってぼろぼろになったギーシュ君にさらに追い討ちをかけようとお父さんが迫った時、
「お父さん!!お願い、もうやめてー」
その間にモンモランシーが立ちはだかりました
「お父さん、もう彼も反省しているわ!!だからもう許してあげて」
娘のお願いにしばし、お父さんは考えて、
「モンモランシーはギーシュ君の事が、好きなのかい?」
「え、ええ、そうですわ 好きですわよ」
娘の言葉を深く考えて、お父さんはギーシュ君の顔を両手で掴みました
「こんなに金髪なのに娘は好きだと言う・・・」
「お父さん、それ言うと私も金髪ですわ」
「モ・・モンモランシー・・・君は・・・」
お父さんは静かに頷くと、やがて静かに語り始めます
「わかった、じゃあギーシュ君はモンモランシーに相応しい男になってもらうべく鍛えよう」
「・・・・は?」
言うが早いか、すでに放心しているギーシュ君を抱え上げてお父さんズが空に昇っていきます
「ギーシュ、がんばれよー」
「期待してるぞー」
「修行中は出席扱いにしておくから存分にのぉ」
「え、ええええ!!たすけてーーーーくれーーーー」
こうして皆の声援を受けてギーシュ君はお父さんズと共に修行の旅に出たのでした
無数のお父さんが魔法学院に降り注ぎます・・・・・・・・無差別に
「わあああ!!」
「きゃあああ!!」
「ひぃいい!!」
無数のお父さんの絨毯爆撃(集団頭突き)によってぼろぼろになったギーシュ君にさらに追い討ちをかけようとお父さんが迫った時、
「お父さん!!お願い、もうやめてー」
その間にモンモランシーが立ちはだかりました
「お父さん、もう彼も反省しているわ!!だからもう許してあげて」
娘のお願いにしばし、お父さんは考えて、
「モンモランシーはギーシュ君の事が、好きなのかい?」
「え、ええ、そうですわ 好きですわよ」
娘の言葉を深く考えて、お父さんはギーシュ君の顔を両手で掴みました
「こんなに金髪なのに娘は好きだと言う・・・」
「お父さん、それ言うと私も金髪ですわ」
「モ・・モンモランシー・・・君は・・・」
お父さんは静かに頷くと、やがて静かに語り始めます
「わかった、じゃあギーシュ君はモンモランシーに相応しい男になってもらうべく鍛えよう」
「・・・・は?」
言うが早いか、すでに放心しているギーシュ君を抱え上げてお父さんズが空に昇っていきます
「ギーシュ、がんばれよー」
「期待してるぞー」
「修行中は出席扱いにしておくから存分にのぉ」
「え、ええええ!!たすけてーーーーくれーーーー」
こうして皆の声援を受けてギーシュ君はお父さんズと共に修行の旅に出たのでした
続く