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ゼロの女帝 第六話


彼女は、屋根の上で杯を傾けていた。
主は多少傷付いてはいるがある程度は癒しておいたし、シエスタがそばにいるから大丈夫だろう。
それはともかく
「来たわね」

ゼロの女帝 第六話


「きゅきゅきゅー!」
突然叫びだし、部屋の隅に駆け込んで尻尾を足の間に挟み込んだ自分の使い魔を見て
キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは驚いた。
一体何が起きたのかと問うて見てもただひたすらに恐怖を感じているだけのようだ。
「何が起きたの?・・・・・そうね、今夜は一緒に寝てあげるから、元気を出して」

「きゅいきゅいきゅいいいいい」
唐突に暴れ始めた自分の使い魔に、タバサは本から目を離して語りかける。
「何事」
「怖いのね怖いのね怖いのねー 危険は無いけど怖いのねー」
「だから何事」
「よく判らないのね
 今外に何か来てるのねー 危険は無いけどものすごく怖いのねー」
周囲を見ると、他の使い魔達も怯えている。
パニックに陥る事すらせず、ただ部屋の隅でがたがた震えてる、そんな状況。
本を閉じて様子を見に行こうとするが服の裾をシルフィードが加えて引き止める。
スカートがまくれあがってかなりアレだがそばに人間の男などいないので彼女の表情は全く変わらない。
居たとしても変わりはしないのだろうが。
「駄目なのねお姉さま 危なくないけど危険なのね」
「矛盾している」
「難しい言葉は判らないのね とにかく行っちゃ駄目なのね」

全く瀬戸どのってばこんな所にいたのね

ご無事で何よりです

貴殿の目を通してこれまでの事は把握した
このような惑星があるとは気付かなかった

「まあとりあえず駆け付け三杯ってね。はいどうぞどうぞ」

あらあら、これはすみませんね

それにしても、また面白そうなコ見つけたじゃない

「ええ、本当に面白いコ。
 西南ちゃんほどじゃないけど」

この星のありよう、そして住民のありよう    まさか

はいストップよん
まだあたしらが干渉していい段階まで進んでないから、この星   おっとと

まったく姉さま達は・・・それにしてもヒトとは面白い

本当ですね 私達は、控えめに言って出来る事は無限に等しいほど多く、出来ない事は皆無といっていいほどに少ないです

だが出来ない事はどれほど何かをしようとも、どれほど時間をかけようとも絶対出来ない
ヒトは違う 出来無い事はあきらめない限り何百年、何千世代とかけて為してしまう
成長という一点においてヒトというたかが三次元程度の存在は、十五次元に属する我等を超越してるといって良い

だからアタシは創世の三頂神としての自分を封じてヒトとして生き

わたくしはヒトと友になって共に生き

我はヒトを僕として様々な宇宙に争いと戦いの種を撒き続ける 
それが進歩と進化へ続くと信じて

「はいはい、ぐっとどうぞ
 なかなかに良い酒よ」

一時的とはいえ思考も反応も劣化させる薬物を好んで摂取する点も理解し難い
なぜにヒトはこのような・・・・・・っておっとっと  ぐいっ

「愚かで、そして先が見えない、だからこそヒトは先に進めるのよ」

はるか先に立ち、しかし微動だに出来ない我ら神に比べほんの僅かでも確実に先に進み続ける
ヒトとはなんと可能性に満ちた生き物でしょう
そうは思いませんか
だからもうちょっと注いでくれません?

まあお酒はともかく瀬戸どの、この先どうするんだい?

「ルイズちゃんが助けを求めれば必要なだけ助けます」

しかし、さっきの喧嘩騒ぎ もうちょっと別のやりようあったんじゃない?

「ルイズちゃんに自分の意志で頑張って貰いたかったのよ
 ギーシュちゃんも、磨けば結構光りそうだったし
 なにより穏便に済ますより面白かったから」

うんうん、面白いってのは大事よねぇ

お姉さまも瀬戸さまも、そこがちょっと過ぎると思うのですが

で、これからどうするのだ

「樹雷には人格コピー用意しておいたし、まだしばらくこの星に居るわ
 あの子を・・・・・・見守りたいから」


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