あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

大使い魔17-10


俺の名は 俺の名は ハカイダー
潰せ~ 殺せ~ 破壊せよ~

悪魔回路に指令が走る~
俺の 俺の障害 俺の練習台~

レコン・キスタを破壊せよ!!
破壊せよ~!!

俺の名は 俺の名は ハカイダー
潰せ~ 殺せ~ 破壊せよ~

黒い身体に光が走る~
俺の 俺の邪魔者 俺の踏み台~

エルフどもを破壊せよ!!
破壊せよ~!!

俺の名は 俺の名は ハカイダー
潰せ~ 殺せ~ 破壊せよ~

左手のガンに炎が走る~
俺の 俺の仲間 俺の兄貴~

キカイダーを破壊せよ!!
破壊せよ~!!


第十話 「ロンリー人造人間キカイダー」

機械と機械がぶつかり合う音が広場に響く。
それは、光明寺博士が造った二人の人造人間が壊し合う音。
片や前に進むため、片や弟のやろうとしている事が無意味だと証明するため……壊し合う。
「回転アタック!」
「ぬるい! 月面飛行蹴り!」
回転アタックを避けたハカイダーは、態勢を立て直した直後のキカイダー目掛けて月面飛行蹴りをかましたが避けられた。
「サブロー、その程度か?」
「おのれ、地獄五段返し!」
空中連続投げである、地獄五段返しで地面に叩きつけられたキカイダーは、倒れた状態でキカイダースパークで反撃した。
「……くっ。キカイダースパークッ!」
「ぬおぉっ!!」
キカイダースパークの直撃に何とか耐えたハカイダーは、立ち上がり構え直したキカイダーと再度対峙した。
片やキカイダースパークの直撃により、片や地獄五段返しをまともに喰らったことにより、内部のメカに大きなダメージが生じていた。

戦っている双方はともかく、見ている方はたまったものではなかった。
「どうする?」
既に杖を手にしているギーシュが、ショットガンを手にしたルイズに問いかけた。
「止めるわ! あんたはどうするの?」
「僕も……、最初から止めるつもりさ!」
二人はそのままキカイダーとハカイダーの壊し合いを止めるべく、突撃していった。
「キュルケ……」
「りょーかい」
タバサとキュルケも、後を追った。

キカイダーとハカイダーの間に、ギーシュのゴーレム、ワルキューレが割って入った。
「ゴーレムだと!?」
「ええい、邪魔するな!」
ハカイダーが破壊剣をかざした直後、破壊剣が弾き飛ばされた。
「ムッ?」
ルイズのショットガンから発射された弾が、破壊剣を弾いたのだ。
「「ルイズ!!」」
二人の動きが止まった隙を突いて、ギーシュはワルキューレを更に6体出した。
「君は、グラモン元帥の……!」
「グラモン家四男、ギーシュです。王子殿下、申し訳ありませぬがその勝負、力づくで中断させてもらいます!」
そこに、ハカイダーが割って入った。
「この勝負の邪魔をする阿呆は死ね!!」
ハカイダーショットの照準をギーシュに合わせた直後、タバサが放ったウィンディ・アイシクルが飛んできたため、ハカイダーは回避した。
「今度は何だ!」
ハカイダーが怒りの咆哮を上げた直後、次はキュルケが変身した。
「イブンバツータ・スカラベルージュ!!」
キカイダーとハカイダーの眼前で、トトメスは名乗りを上げた。
「美しく戦いたい。空に太陽がある限り。不思議少女、ナイルな、トトメス!!」
「たとえ仲間でも、この勝負の邪魔は許さん!」
勝負を邪魔された怒りに燃えるハカイダーはハカイダーショットの引き金を引いた。
トトメスはすぐに回避したが、後ろにいた3体のワルキューレは超高周波弾によって破壊され、その衝撃波でギーシュとルイズが吹っ飛んだ。
「ルイズ、ギーシュ!」
友人が吹っ飛ばされ、怒ったタバサはエア・カッターを放とうとしたが、詠唱する間も無くハカイダーの攻撃を受けた。
「月面飛行蹴り!!」
タバサもダウン。
「手加減はしておいてやった」
「あなた、自分が何をしてるのか、分かってるの!?」
「邪魔者を一掃しているだけだ。この勝負を邪魔するからああなるのだ」
「あなたのその頭、熱消毒が必要みたいね!!」
ハカイダーの言動にキレたキュルケは、ハカイダーと対峙しようとしたが、それと同時にフレイムとシルフィードまで乱入した。
「フレイム! シルフィードまで!」
フレイムとシルフィードだけでなく、他の使い魔たちも一斉にキカイダーとハカイダーを止めようと攻撃を始めた。
「一体どうなっているんだ!?」
「知るか! それより、これでは決着を付けることが出来ん!!」

二人は気付いていなかった。
使い魔たちは神の笛の指示で動いていることと、神の笛が既に戦闘形態になっていることを。
使い魔たちが一斉に散会し、それと同時にワンセブンの脚が自分たち目掛けて突っ込んできて、それを避けた時点で気付いた。
*1
「キカイダー、ハカイダー、止めるんだ!」
「ワンセブン!!」
「何故だ? 何故この勝負の邪魔をする!?」
「君たちの勝負に、意味など無いからだ」
「「何!?」」
「兄弟同士で殺しあって、何になる? 何が残る? お姫様とカトレアさんのことを考えているのか?」
「考えたさ」
「俺もだ」
「だったら……」
「「考えていても、分かっていても、いまさら止めるわけにいかない」」
「分からず屋たちめ!」
ワンセブンは、もう一度二人を蹴ろうとしたが、キカイダーとハカイダーの合体攻撃の方が早かった。
「「ダブルブラザーパワー!!」」
ダブルブラザーパワーの直撃にワンセブンがひるんだ隙に、キカイダーとハカイダーは互いに距離をとり、一旦対峙してから同じタイミングでジャンプした。
「「デンジ・エーンド!!」」
まさかのデンジ・エンド同士のぶつかり合いは、大爆発と共に双方が吹き飛ばされる形で終わった。

ワンセブンとトトメス、何とか立ち上がったルイズとギーシュとタバサ、他の使い魔たちが見たのは、首から上だけがそれぞれジローとサブローに戻ってもなお対峙するキカイダーとハカイダーであった。
「まさか、デンジ・エンドを使えるようになっていたとはな」
「あんたに打ち勝つため、特訓を重ねて習得したのだ」
そして、互いにかぶっていたヘルメットを外し、相手目掛けて投げた。
ヘルメットがぶつかり合い、それを合図に二人は一気に距離を縮め、殴りあった。
「サァブロォォー!!」
「ジロー兄貴ぃー!!」
すぐさま使い魔たちが止めに入ったが、あっという間に蹴散らされた。
残りのワルキューレも乱入したが、こちらはキカイダーのギターマシンガンで蜂の巣にされた。
「物騒なものを仕込んだな」
「ハカイダーショットよりはマシだ」
今度は、ルイズのショットガンの弾、トトメスの火魔法、タバサの風魔法が飛んできたが、キカイダーとハカイダーはそれを掻い潜って突撃した。
瞬間、イルカのような巨大な影が起こした風が辺りを包んだ。
「あれは!」
「ドルフィンII世! 何故この世界に……」
着地したドルフィンII世号のハッチが開き、アニエス率いる銃士隊が現れた。
「総員、両名とも捕縛しろ!」
一斉に襲い掛かってきた銃士たちを振り解こうとしたキカイダーとハカイダーであったが、今になって体に蓄積されたダメージによって、機能に支障が出たためあえなく捕縛された。
そして、二人のヘルメットと、サイドマシーンと白いカラスも回収された。
「すまない。貴君らに迷惑をかけてしまった」
ルイズたちに謝罪し、アニエス達はドルフィンII世号に戻った。
そのまま、ドルフィンII世号は離陸し、トリスタニアへと戻っていった。
「何だったの?」
「分からないのねー」
唖然とするタバサとシルフィードに少しだけ視線を移してから、ギーシュは呟いた。
「ひょっとしたら、姫殿下とミス・カトレアの差し金かも」

アカデミーの地下にある特別安置室。
修理が終わったジローとサブローは、室内に缶詰めにされていた。
デンジ・エンドのぶつけ合いの後遺症か、ジローの顔の右目元には黄色のラインが、サブローの顔の左半分にはイナズマ模様が残っていた。
「こんな形でトリスタニアに戻るとはな……」
「結局、決着は付けられなかったか……」
「そうだな」
ジローがそう言った直後、サブローが笑い、ジローもつられて笑った。
外側からかけられていた鍵が開き、エレオノールが入ってきた。
「エレオノールか、相変わらず寄らば斬るぞと言いたげな目をしているな」
「六年ぶりの会話の第一声がそれですか」
「何の用だ?」
「ぬけぬけと……。妃殿下と姫殿下がお呼びです。王宮に戻ってもらいますが、逃走防止のため銃士隊をつけます」
エレオノールがそう言った直後、銃士たちがジローの両腕を掴み、特別安置室から引っ張り出した。
残されたエレオノールは、サブローにこう言った。
「ハカイダー、カトレアが今どうなっているか知っている?」
「どうなったと言うんだ?」
「殿下とお前をここに運んだ事情を話したら、……倒れたわ」
「……!!」
「理由は分かるでしょ? お前が、お前が殿下と殺し合い、挙句の果てにボロボロになったからよ!」
エレオノールは鬼の形相でサブローの首を絞めた。
機械仕掛けであるサブローには効き目はなかったが、すぐにエレオノールの目から涙が滝のように流れ出したのを見て、サブローはそれを振り解くことが出来なかった
「ご主人は、大丈夫なのか?」
「今はね。でもね、部屋に運んだ直後から水魔法をかけるまでの間、息をしてなかった……、胸の鼓動が止まっていたのよ!!」
「……!!」
「どうして、どうしてお前はカトレアが倒れるようなことを平気でするのよ!! あの子が病弱なのを知っているのにどうして!! あの子の使い魔なのに!!」
そして、エレオノールは涙声で絶叫した。
「この、バカ・ロボット!!!」
その絶叫を聞きつけて部屋に入った同僚たちが、力づくでハカイダーから引き剥がした。
カトレアが倒れたこと知らされたサブローは、呆然としながら呟いた。
「俺は、俺はただ、俺はただジロー兄貴との決着をつけたかっただけなんだ……。前に進みたいだけだったんだ!」
サブローはそう言って、わけも分からずハカイダーにチェンジした。
「俺は、俺はぁ~!」
半ば錯乱状態でハカイダーは王宮へと向かい、エレオノールは後を追った。

王宮の謁見の間。
玉座に座るマリアンヌの側にアンリエッタはいた。
そして、二人の視線の先には、ジローがいた。
「アニエス、どうして息子を拘束しているのですか?」
マリアンヌは、両脇を銃士に拘束されているジローの側にいるアニエスに、怒気を含みながらそう言った。
「殿下がこの場から逃走する可能性があるからです」
「愚か者! 我が息子はそのようなことはせぬ! 今すぐジローの拘束を解きなさい!」
マリアンヌの怒号にひるんだアニエスは、その命に従うしかなかった。
「アニエス、その二人を連れて席を外しなさい。これは命令です」
マリアンヌ同様、怒気を含んだ命令を出したアンリエッタに気圧されたアニエスは、二名の部下と共に謁見の間を後にした。
「ジロー、こちらに来なさい。その顔を間近でこの母に見せるのです」
ジローは、マリアンヌの言葉に従って玉座の近くまで来た。
玉座から立ったマリアンヌは、ジローの顔を見つめながらこう言った。
「放逐期間はとうに過ぎているのに、何故帰って来なかったのですか?」
「俺がここに帰ってきたら、また義母さんとアンリエッタに迷惑がかかると思ったんです」
ジローが答えた直後、マリアンヌは泣きながらジローの頬を叩き、更に強く抱擁した。
「私もアンリエッタも、ずっと待っていました。ここは、あなたの帰る場所です。帰る場所に帰ることの何が、迷惑になるというのですか……」
「義母さん……」
「おかえりなさい、ジロー」
「ただいま、義母さん」
ようやく落ち着いたマリアンヌはジローから離れたが、今度はアンリエッタがジローに抱きついた。
「兄上! 兄上!! 兄上!!!」
「アンリエッタ……」
「今だけは、私の側にいて!!」
「……ああ。今は側にいるよ……」

一方、中庭では、ヴァリエール夫妻がたたずんでいた。
必至の治療で息を吹き返したカトレアは、この中庭のすぐ近くにある客間で横になっていた。
「カトレアは大丈夫でしょうか……」
「カリーヌ、今は大丈夫だ」
そこへ、カトレアの使い魔が現れた。
「ご主人、どこだ~。どこにいるんだ~!」
未だに半錯乱状態のハカイダーを見た夫妻の心に、怒りの劫火がともった。
「「どの面を下げて来たぁ!!」」
攻撃魔法の轟音で目を覚ましたカトレアは、何事かと思って部屋を出た。
そして、また倒れそうになった。
両親と、その場に駆けつけた姉が魔法でハカイダーを攻撃していたのだ。
「邪魔を、邪魔をしないでくれぇ~。俺は、ご主人のところに行かなければ行けないんだぁ~」
「貴様をカトレアに近づけるわけにはいかぬ!!」
「貴様が軽率なことをしたせいで、あの子は倒れた! 命をもって償いなさい!」
何とか耐えているが、このままでは破壊されるのは目に見えていた。
いても立ってもいられなくなったカトレアは、変身した。
「コスモマジック・メタモルフォーゼ!」
そしてハカイダーを守るように、両親と姉の前に立ち塞がった。
「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!!」
「カトレア……」
カリーヌが驚愕しながらカトレアの名を呼んだ直後、ポワトリンは啖呵を斬った。
「もう止めてください! この子は、私に謝りたいだけなのです! 私の使い魔を、サブローを私から引き離さないでください!」
ポワトリンスティックを構え、ポワトリンは更に続けた。
「止めないと言うのなら、このポワトリンがお相手いたします!!」
この咆哮に気圧されたヴァリエール夫妻とエレオノールは、ハカイダーの殲滅を諦めた。
「ご、ご主人~」
「サブロー……」
やっとの思いで立ち上がったハカイダーを、ポワトリンは抱きしめた。
「ご、ご主人、すまない。すまない~」
「サブロー……」

一方、ジローとアンリエッタはカトレアたちに見つからないように、事の一部始終を見ていた。
「兄上、いいのですか? 声をかけなくて」
「今は、そっとしておこう」
「また兄上に挑む可能性があります」
「それなら、もう大丈夫だ。あいつは、俺を倒さなくても前に進める」
「確証はあるのですか?」
「ああ」
ジローの断言に、アンリエッタは心なしか安心した。
「……では、部屋に戻りましょう。兄上の部屋で、あのギターの音色を聞かせてください」
「わかった」
義妹と一緒に、ジローは六年ぶりとなる自室へと向かった。
その顔は、溢れんばかりの優しさに満ちていた。
この幸せよ、願わくばもう少しだけジローとサブローを導いてくれ。


スイッチ・オン 1、2、3!!
電流火花が 身体を走~る~

ジロー チェンジ キカイダー
ガリアン・エルフ迎え撃て、人造人間キカイダー

チェインジ、チェインジ!
ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!!

スイッチ・オン 1、2、3!!
サイドマシーンで やって来~る~

ジロー チェンジ キカイダー
ガリアン・エルフ追いかけろ、人造人間キカイダー

チェインジ、チェインジ!
ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!!

スイッチ・オン 1、2、3!!
エアー・クラフト 大車輪~

ジロー チェンジ キカイダー
ガリアン・エルフ投げ飛ばせ、人造人間キカイダー

チェインジ、チェインジ!
ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!!

スイッチ・オン 1、2、3!!
正義と悪との 青と赤~

ジロー チェンジ キカイダー
ガリアン・エルフぶち壊せ、人造人間キカイダー

チェインジ、チェインジ!
ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!!


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