あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

使い魔は神様?-民間伝承


昔々―
トリステインに使い魔として召喚された1匹の犬がいました
ラ・ヴァリエール公爵家が三女、ルイズ・フランソワーズによって召喚されたその犬は
あちらこちらを無遠慮に徘徊し、他の使い魔たちとじゃれあったり、食べ物をひっきりなしにせがんだりと
それはもうたいへんなお調子者でした
アマテラスと名付けられたその使い魔は
雪のように白く(※1)、俊敏で(※2)、どこか抜けた、しかしどこか憎めない愛嬌のある性格をしていたそうな
アマテラスは主ルイズによく尽くし、その学友たちと騒がしくも穏やかな日々を送っていました

※1
アマテラスの風体については諸説あり。
平民の目にはただの白い犬にしか見えなかった。
メイジの目にはその真っ白な体に赤い化粧が施されていた。
という説が長年信じられてきたが、
この説は当時の平民と貴族の格差を暗に揶揄したものではないかとの見方が強まっている。
現存しているアルビオン軍記(著:ホーキンス)には、
『戦場を駆けるその獣の姿はただただ美しく見えた。
 その純白の体躯には鮮やかな朱色の化粧が施されており~』とあり、
単純に戦の際に化粧を施していただけという説がもっとも有力となっている。

※2
草原を駆け抜けるアマテラスは馬よりも早く、
空を舞う竜と同じ速さで走りぬける事ができたとも言われている。


しかしその平穏も長くは続きませんでした
トリステインが戦争に巻き込まれてしまったのです
白の国アルビオンの王族を滅ぼし
新たに神聖アルビオン共和国を建国したクロムウェルが、艦隊を率いてトリステインへと侵略
戦場となったタルブは焼き払われ、人々はアルビオンの卑劣な侵略行為に恐れ、怒りました

しかし、精強誉れ高いアルビオンの艦隊はかの有名な奇跡の光(※3)によって一瞬で壊滅してしまいます
トリステインは好機と、隣国ゲルマニアと共に遠征軍を編成し、アルビオンへと進攻するのでした
その軍中に、祖国のために立ち上がったルイズとその使い魔アマテラスの姿もありました

※3
この奇跡の光を後述するアマテラスの使っていた未知の魔法ではないかとする説があるが、
異説もあり、ハッキリしていない。


連戦連勝を重ねた連合軍はシティオブサウスゴータを制圧し
王都ロンディニウムへ迫らんとする勢いでした
ですが、慢心した連合軍はアルビオン軍の奇襲によって散々に打ち破られてしまいます

撤退する連合軍を壊滅せんと追撃するアルビオン軍
絶体絶命のその時
1匹の獣が連合軍を庇うように躍り出て
アルビオンの軍勢の前に立ちはだかりました
白みはじめた夜明け空の中で薄っすら光を帯びた白い体
それはあのルイズの使い魔、アマテラスでした
アマテラスが牙を剥いて敵方に跳び掛かると
アルビオン軍も槍を、杖を掲げて襲い掛かり
1匹と7万の軍勢はもつれ合うように猛然と争い始めました

…その戦いは何とも不思議な光景でした
アルビオン軍のメイジがアマテラスに向かって火を放つと突風が吹いてこれを押し返し
鋭利な氷の矢や風の刃がアマテラスに迫ると
突如現れた真一文字の刃によって断ち切られる
不思議な力(※4)に守られて戦場を駆け回るアマテラス
戦場を疾駆するアマテラスは、それはそれは神々しい輝きに満ち満ちており
相対した敵兵も見とれるほどに美しかったそうな

※4
諸説あるが、アルビオン軍記にはハッキリと、
『かの獣の扱う不可思議な術は、我々の系統魔法ともエルフが扱う先住魔法とも明らかに違っていた』
とあり、間近で戦闘を経験した兵士多数の意見も詳しく記載されているため、信憑性は高いとされている。
アマテラスの未知の魔法については今日に到るまで幾度となく研究されてきたが、
今もって全く解明されておらず、近年では未知の魔法そのものを疑問視する声もある。


アルビオン軍はたった1匹の獣に散々に翻弄され
ついには逃げ惑う連合軍をも取り逃がしてしまいました
殿軍の大役を果たしたアマテラスは
アルビオン軍に囲まれた中、天に向かって力強く遠吠えをすると
たちまちアマテラスの体はまばゆい光に包まれ
そして光が消え去った後には何も残ってはいませんでした

…こうしてトリステイン・ゲルマニア連合軍は救われました
時のトリステイン女王アンリエッタはアマテラスの活躍を大いに讃え
その名はトリステインを超えてハルケギニア中に響き渡り
そして今なお勇敢にして優美な使い魔として人々の心に刻まれています

…これは、主人のために忠を尽くし国をも救った使い魔のお話です


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