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白き塔

平賀才人が地下倉庫でそれを見たとき、顔の色が青ざめた。
「どうしたんだい? この『白き塔』は『奇妙な工芸品』の中でも最も大きい物でね。
 とても奇妙な形をしていてね。銃だったら引き金があるだろうし、棍棒にしては大きすぎる。
 スクエアクラスのメイジ数人がかりで運んできた一品だ。」
その言葉を平賀才人は聞いていなかった。
「I.C.B.M…………。」
確かにこれならば『剣よりも長い距離』を攻撃できるかもしれない。
「おいおい、どうした相棒、青ざめて! まるで死神でも見たようじゃねえか?」
デルフリンガーがそう言って平賀才人に声をかけた。
「死神の方がまだましさ。なあ、最近このあたりで奇妙な病気はやってないか?」
「いや? でも最近、子供の数が減ったとか言っていたような気がするけど………。」
「これは早く処分した方が良い。このままだったら…………。」
「………なんだよ相棒。これは一体なんだよ!」
「凄まじく強力な爆弾」
「爆弾一つでここまで震えるなんて、臆病なガンダールヴだね。」
ジュリオはそう言ってにやにやと笑っている。
「『勇猛果敢な神の盾』じゃないのかい? それで、この爆弾はどれほどの威力を持つんだい?」
「えーと、爆発の中心の物は『固定化』かけてあっても無駄。半径1000メイル内ならほぼ確実に死ぬ。簡単な建物なら数千メイル離れてても吹き飛ばせる」
「素晴しい威力だね。」
「いや、威力が素晴しいのはわかるが、相棒、なんか別なのあるだろう?」
感心するジュリオに、ツッコミを入れるデルフ。
「さらに、中に入ってる物質は、全ての者に対して強烈な毒性を持っていて、それを防ぐ手段はハルケギニアには存在しない。しかも使えばそれはハルケギニア全土を覆いつくすぞ。」
才人のただならぬ説明にジュリオもツッコミを入れる気にすらならない。
「んな危険な物、と……とっとと処分しようぜ!」
デルフの提案に二人は頷いた。

『白き塔』の中の物は全部鉛に変えられた。外側は一応そのままにしておこうということになったらしい。
「………異界のアイテムが………」
コルベールは名残惜しそうにそれを見ていたが、桁外れの武器と言う事で諦めがついているらしい。
「相棒、そんな暗い顔するなって、相棒が説明したとおりの武器ならば無い方がハルケギニアの為だって。」
デルフリンガーがそう言って、落ち込んでいる才人を慰める。
「いや、確かにそうなんだ。だから落ち込んでるんだ。」
そう言って左手のルーンを見る。
「隊長、また一つ届きました!」
向こうで、誰かに報告している兵士がいる。その顔は満面の笑みを浮かべていた。
「ガンダールヴのルーンがある限り、向こうの世界から武器がやってくる。
 いずれ、第二第三の『白き塔』が……………」

     現実世界よりI.C.B.Mが召喚されていました。



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