あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの使い魔「魂を紡ぐ者」-01


『ホワイトスター(ネビーイーム)内部』

そこでは蒼と紅の巨人がぶつかり合っていた。
周りには巨人の残骸が転がっている。そして彼らの奥では轟音が響き渡り続けている。

蒼の巨人はすでにボロボロになっていた。
元は文字通りの蒼だったろうが今では黒こげになっている部分は吹き飛ばされている部分がある。
蒼の巨人に搭載されいてる自己回復が追い付いていない証拠だった。
だが、紅の巨人はそれの好機を狙わない、いや…「狙えない」。
紅の巨人もボロボロだった、特徴的である右腕のバンカーも残弾は一発限り、左腕の「五連チェーンガン」にいたっては一発も残っていない。
紅の巨人に残された攻撃手段は最早「リボルビング・バンカー」と「プラズマ・ホーン」しかなかった。味方は「インスペクター」と戦っているため増援は期待できないもっとも…増援などという野暮な行為は彼は使わないつもりだが。

「どうした! 仲間がいなければ何もできないわけでないだろ!」
蒼の巨人の左腕が動く、その狙いは紅の巨人の胸…すなわち全ての巨人の弱点。

「っち!」

紅の巨人が右腕のバンカーを構える。
だがその動作をいち早く察知した蒼の巨人が紅の巨人を蹴り飛ばす。

「くぅ…っ!」
紅の巨人が揺らぐ。そしてその隙は蒼の巨人を動かすのに十分だった。

「もらったぞ!」
蒼の巨人が奔る。その両腕が淡く輝く。その輝きは蒼の巨人を包む込むまでになる。
エネルギーはほぼ0に近い、それならば…
文字通りの「必殺」で「粉砕」するだけになる。
「コード・麒麟」それが彼の「必殺」だ。

「コード・麒麟! 砕け散れ、キョウスケ・ナンブゥッ!!」

肘の噴出孔から淡く輝く刃を作り出す。
蒼の巨人はその刃で紅の巨人の巨人の左肩をそのまま抉るように吹き飛ばす、そしてもう片方の肘の刃で今度は右肩を吹き飛ばそうとしたところで…

「その技…そしてその隙。待っていたぞ!」

紅の巨人のブースターが限界まで吠える。いや…限界を僅かだが超えた。
蒼の巨人が避ける間も無く紅の巨人は距離をほぼ完全に零距離にする。

「賭けるか? これでどちらが生き残るかを!」

右腕の「リボルビング・バンカー」を蒼の巨人の胸に突き刺して撃つ、それだけなら蒼の巨人は立ち上がれただろう…そう「バンカー」だけで済んでいたならば…だ。

「…貴様、正気か!?」

蒼の巨人…いや「アクセル・アルマー」が叫ぶ、それは当然だった。
なぜなら紅の巨人の両肩が展開しているのだ…「アヴァランチ・クレイモア」本来なら離れて使う代物だ。接近している状態では紅の巨人もただでは済まないだろう。
だが…紅の巨人…「キョウスケ・ナンブ」は全てをこれに賭けていた。

「クレイモア…全弾貰って行け! アクセル・アルマー!!」

両肩の「アヴァランチ・クレイモア」が咆える。

その轟音と共に蒼の巨人は見る見る朽ちていく。

ボロボロだった蒼の巨人は遂に膝を突く。
左腕はない頭部も吹き飛ばされている。なんとか胸部が無事だったのはただ「接近しすぎた」というまぐれでしかなかった。

「…俺の勝ちだったな…アクセル・アルマー…」
紅の巨人は後ろを向いて味方が戦っている場所へ向かう。
もう勝敗は完全に決している。そしてかける言葉もない。

「…止めはささないか…ふっ。どちらにしても、もう…ソウルゲインは限界だがな…」

アクセルはただキョウスケが向かった方角を見続けている。
「…キョウスケ・ナンブ…お前に執着しすぎたのが…俺が負けた原因だ…これがな」

蒼の巨人の関節から火花が散り巨人が倒れる。
そのまま立て続けに爆発が起こりついにコクピットへと火花が散り始める

「レモン、先に行ってるぞ…」

そして爆発がついに蒼の巨人を包む。

その爆発は…鏡らしきものが巨人をスキャンするように素通りした直後に起こった。
あとは残骸が残るだけ…。そう残骸が…残るだけだった。

『トリステイン学園 中庭』
「…今度こそ…」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエールは精神を集中した。周りの野次のせいでほとんど集中できないがそれでも集中しようと努力する。

「もう、やめろよルイズー」
「平民でも連れて来て雇ったほうがはぇーぞー?」
「まぁ、ゼロのルイズだし。仕方がないとおもうぜ?」
「それより、早くおわってよー。私の「ステファン」が寝そうなんだけどー?」

馬鹿にする声。ほとんど諦めている声。
ルイズは少し眉をヘの字にしてしまうが。それでも集中する。
そして、声をあげる。これで最後にしたいから。その思いも込めて。

「宇宙のどこかにいる私の下僕(しもべ)よっ!」

周りの野次が止まる。それはただ単純に「失敗したら大笑いしてやれ」という「失敗」が前提の嵐の前の静けさだった。

「強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ!私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」

別世界にいるどんなものでもいい。それこそ猫でもいい。…できればフクロウあたりがうれしい。

そんな思いを込めて杖を振り下ろす。

次の瞬間爆発が起きるのはやはりお約束だった。

「どぅわ!? また失敗かよー」
「まぁ、ゼロのルイズだし」
「ちょっとー。ステファンがびっくりしてるわよー」
「どーせ、失敗なんてお約束ってやつだしなー」

ついにルイズの堪忍袋は限界を迎えた、爆発による砂煙を背にするように野次を飛ばしたクラスメイトのほうを見て叫ぶ。

「うるさいわね!、アンタ達のせいでまた失敗したじゃー…え?」

声を荒げながら再び爆発した方を見た瞬間…ルイズは硬直した。

そこには蒼い3メイル前後のゴーレムらしき者がいた。
形状として明らかに「殴り合い」に適している、
手の甲と肩などに緑色の宝玉らしきものが輝いている、そして一番の特徴が…鬚だった。だがダサイなどは感じないむしろ「かっこいい」や「強そう」というのが最初に浮かび上がる姿だった。

「うそだろ…あのルイズが!?」
「ちょ、なにあれ…あんな芸術LVのゴーレムを…ゼロのルイズがっ!?」
「というか…あれ。ゴーレムなのか? むしろガーゴイルな気が…」

騒ぎ出すギャラリー達。それは「失敗」によぶ馬鹿にする声ではなく「成功も成功」にたいする驚愕による騒ぎだった。



「…やった…私が…あんなすごいゴーレムを…っ!」

ルイズはコルベールの「危険です。まずは様子を!」という声が聞こえないほど舞い上がっていた。そして近づく。
…反応はない。こちらを見て警戒もしないそもそも瞳がある部分が真っ黒なところを見ると眠っているとルイズは判断した。

実際は機能が一時的ながらスリープモードになっているだけなのだが…それをルイズは知らないし。知る必要は無かった。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

杖を一度振りそのまま口…というかマスク部分に口づけをするルイズ。
そして蒼いゴーレムの左腕の宝玉と思われる部分にルーンが刻まれるとほぼ同時に…蒼いゴーレムの瞳が紅く輝いた。

「おい…、なんだ貴様は」

少し低い声が聞こえる。
ルイズは誰が喋ったのかと周りを見渡すが…周りにいるのは生徒とコルベールだけだ。そもそも青年のような声を出せる人物がいない。

「お前の眼の前だ、ピンクの髪をした女」

今度は前を見る、そこにはつい先ほど契約を交わした(一方的だが)蒼いゴーレム。

「え…まさか、アンタが?」
ルイズは尋ねる。もしかしたら誰かが風の魔法で声を送っているだけだと思ったからだ…もちろんイタズラだったらそれを実行した人物を殴ると心に誓っておいてだ。

「そうにきまっているだろ、それにここはどこだ。ホワイトスターではないようd「い、いやったぁぁぁぁっ!! 喋る蒼いゴレーム! これならキュルケにだって劣らないわきっと!」…」

蒼いゴーレム…アクセルはなぜか喜ぶピンクの髪をした少女を見て少し戸惑う。
それに疑問がいくつかあった。
一つ「なぜ宇宙空間に浮かんでいるホワイトスターにいたはずの自分が地上にいるのか」
これは転送装置がウンヌンカンヌンで説明がつくかもしれない。
だが次から説明ができなくなる。
一つ「なぜボロボロだったソウルゲインが完全に直っているのか」
アクセルの記憶が正しければ左腕や頭部は吹き飛ばされていて最後は大爆発をしたはずだ、だが今のソウルゲインはほぼ完全に修復されていた。
自己修復能力だけでは説明がつかないほどにだ。

そして最後の一つ…これが一番重要だった。
「なぜか自分=ソウルゲインのような感触になっている。そしてなぜか3m前後まで縮んでいる」
これはもはや説明という説明ができなかった。目を覚ました時には自分の体を動かそうと思えばソウルゲインの体が動く。おまけに全長が3メートルまで縮んでいる。でなければルイズという女性がアクセルにキスということができないはずだ。
なぜなら本来のアクセル…いや、ソウルゲインは全長「41.2m」
大きさでいえばアルトアイゼン・リーゼの約二倍の大きさ。ビルよりも大きいのだ。それが3m、スペックはかなりに下がっていたり「コード・麒麟」によくわからないリミッターがつけられてたりしているが。実質スケールサイズした程度だ。

性能で言えばこの状態でもリオン相手なら簡単とはいかなくても倒せれる。
という感じだ。
また攻撃力以外。スピードはフルドライブさせれば「コード・麒麟」を本来以上のスピードで繰り出せるほどになっていた。
これにはアクセルも理解できなかった、ただまぁ…言えることは。

「訳がわからんな…これがな」
それだけだったのはたしかだろう。




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