あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

大使い魔17-07


まだ眠ったままの ルイズ目掛け
スカート揺らし 走り出したのよ

学院の広場へ来たの
思い出のページをそっと開くように

朝の光と影が ワンセブンくんを
金色とトパーズに染め分けてゆく

笑顔のままで 走り出すルイズを
見てたら胸がキュンってなった

あの頃 気がつかずに 通り過ぎてしまったけど
サブローが こっそり 教えてくれたの
人の17(じゅうなな)の頃


第七話「港町の夜に」

「えらく嫌われてしまいましたね」
「教皇!」
エイジスが庭園に入り、庭園の空気が少しだけ張り詰めた。
「何の用だ?」
「いえ、そろそろ昼食にでも、と思いまして」
「遠慮しておく。昼ぐらいは街で食べたいからな」
そう言って、ジローは庭園を後にした。
「本当に嫌われてしまいましたね……」
「やっぱカルロたちがあんな事をしたせいだよ」
「でしょうね。まさか難民、それも子供たちを盾にして連れてくるとは……」
「教皇、そう言えばカルロたち、どうしてるのかな?」
「あの後、人体模型ゴーレムみたいな姿になった時の、殿下に袋叩きにされましたからね。まだ医務室のベッドの上では?」
「嬉しそうに言うね……」
「あんな愚行をしでかしたんですから、安否を気遣う必要などありませんよ」
「だよねー」

ジローはロマリアの街並みを眺め、思いっきり眉をひそめた。
「“貧民窟の見本市”か。義父さんも上手いことを言ったなぁ」
街中にあふれる難民たちに目もくれない神官たちを見て、殴ろうかと思ったが、思いとどまった。
ジローは、「人は誰かを愛し守ることが出来るのと同時に、誰かを憎み傷つけることも出来ます。人間らしくなる、ということはいい事ばかりとは限らないのですよ」という、義母・マリアンヌの言葉を思い出した。
「……義母さんとアンリエッタ、元気にしてるかな?」
そう呟いた直後、ジローは聖堂騎士たちの暴挙を思い出した。

回想シーン
キカイダーの猛攻に、聖堂騎士たちは押されていた。
「教皇が、一介のはぐれ者に何の用だ!」
「残念ながら、我々も教皇聖下の意図を掴みかねておりますので……」
話すだけ無駄だと判断したのか、キカイダーは攻撃の手を強めた。
「回転アタック!」
「ぐはっ!」
「ウルトラキック!」
「ぶへっ!」
「ダブルチョーップ!」
「はがっ!」
圧倒的な強さに、聖堂騎士たちは不利を強いられた。
「殿下、大人しく我々に同行してください!」
キカイダーが振り向くと、そこには難民の子供を人質にしたカルロがいた。
「殿下が使っている鉄の馬も、既に我々が確保しています。この子が異端審問にかけられるのを見たくないのなら、我々に従ってください」
キカイダーが周りを見渡してみると、少し離れたところに置いてあったサイドマシーンは確保され、他の聖堂騎士たちも難民の子供たちを人質にしていた。
「いいだろう。その子たちを放せ」
「そうしたいのは山々ですが、こちらも任務を確実に遂行したいので、この子たちも同行させます」
(こいつら……、教皇に会った後で叩きのめす)
エイジスはキカイダーが来たとの知らせを聞いてすぐに飛び起きて歓迎したが、やたら不機嫌なキカイダーの態度と、難民の子供たちまでいることから、カルロたちが子供たちを人質にしたことに気付き激怒した。
カルロたちを叩きのめせたものの、ジローは不機嫌なまま朝食を平らげた(サラダの味は気に入ったが)。

(……子供たちも無事。聖堂騎士たちも叩きのめせたからいいか)
ジローはそのまま食事が旨い店を探して、裏通りへと入っていった。
「……もっと酷い事になってるな」
荒れ放題のうえ、所々から感じる濁った視線のせいで、裏通りに入らなきゃよかったと思うジローであった。

出発当日、トリスタニアの正門前に集合したルイズたちは、アンリエッタ、カトレア、魔天郎、サブローが来るのを待っていた。
アンリエッタとカトレアが乗った新型の重機動馬車が来た。
「王女殿下、ミス・フォンディーヌ、全員到着済みです」
重機動馬車を運転しているアニエスが口を開いた。
重機動馬車が停車し、アンリエッタとカトレアが下りてきた。
馬車の形状が気になったルイズが、アンリエッタに尋ねた。
「姫様、この馬車は?」
「アカデミーが場違いな工芸品と、以前ワンセブンさんが倒したロボットの残骸を研究して造った新型の重機動馬車で、『バリワゴン』って言うの」
「バリワゴン……」
「牽引用のガーゴイルとゴーレムを必要とせず、自力で走ることが出来るのよ」
一方、タバサが周囲を見渡していたのを見て、キュルケが問いかけた。
「タバサ、どうしたの?」
「……お父様がいない」
刹那、背後から囁く声が聞こえた。
「シャルロット」
振り向くと、そこには魔天郎がいた。
「僕は死んだ事になっている。他の人たちがいるところでは、出来れば「魔天郎さん」って呼んでくれ」
「うん。『マテンローさん』」
「……感謝する」
魔天郎は口調を変えてから礼を言った。
「そう言えばサブローの姿が見えないけど、ちい姉さまは知ってる?」
「『白いカラス』を取りに行ったはずよ」
「白いカラス?」
「召喚した時にあの子が乗っていた、鉄の馬よ」
聞きなれない単語を聞き、微妙に頭が痛くなったルイズは不意に空を見上げた。
直後、何かの影が視界を横切った。

視界を横切った影の正体は、グリフォンだった。
そして、そのグリフォンは人が乗っていた。
「久しぶりだね、僕のルイズ」
「ワルド様……」
ワルドとルイズを見ていたアンリエッタは、カトレアに聞いてみた。
「ワルド殿は、私のルイズとどのようなご関係なのでしょう?」
「互いの父同士が決めた許婚ですわ。それと姫殿下、ルイズは貴方のものではありませんが」
「許婚?」
「それも冗談交じりで」
「なんて軽率な」
「それはそうと、何故彼がここに?」
「私たち二人ではルイズを守りきれなかった時を想定して、予防策として同行させることにしたのです」
まさか、切り札として自分たちに同行させることにしたワルドが、ルイズの婚約者とは思わず、少し頭痛がしたアンリエッタであった。
そして、サブローが乗った白いカラスが猛スピードで門を通過し、バリワゴンの前で急停車した。
「アカデミーの奴ら、俺が来たらいきなり攻撃してきてな。コイツを回収するのに手こずってしまった」
「サブロー、貴方まさか……」
「安心しろ、ご主人。殴りはしたが殺してはいない」
カトレアはそう言われて安心したものの、複雑な心境が思いっきり顔に出ていた。
「姫様、一つ聞いてもよろしいですか?」
「何?」
「体が弱いのに、どうしてちい姉さまは今回のアルビオン行きに同行したんでしょう?」
「サブローが道中で血の雨を降らせるのを防ぐためだそうです」

こうして、ルイズたちはアルビオン行きの港がある町、ラ・ロシェールへと向かった。
アニエスが操縦するバリワゴンにはアンリエッタ、カトレア、キュルケ、ギーシュ、フレイム、ヴェルダンテが乗っていた。
ルイズはワルドと一緒にグリフォンに、タバサと魔天郎はシルフィードに、サブローは白いカラスに乗っていた。
「この調子なら、夕方前にはラ・ロシェールに着くかも知れんな」
白いカラスの機動力を活かし、先行して道中に異状がないかを確認していたサブローがそう呟いた直後、崖から松明と矢が放たれた。
「暇潰しにはなるな」
サブローは白いカラスごと崖を上り、崖の上にいた連中目掛けて突貫した。
崖の上にいた連中は、3分もしないうちに全員崖から叩き落された。
「ご主人たち、遅いな……」
サブローに追いつき、周囲に倒れている男たちを見て、アニエスがバリワゴンを停車させたのはそれから数十秒後であった。
「こいつら、何の目的があって襲い掛かってきたんだ?」
「金で雇われたらしい」
「雇った奴の特徴は聞いたのか?」
「聞きはしたが、ローブと仮面のせいでどんな奴かは分からないと言っていた」
「……そうか」
「アニエス、こいつらをどうする?」
「ラ・ロシェールの役場に突き出すに決まっているだろう」

夕方前のラ・ロシェール。
男たちを役場に突き出した後、アニエスはバリワゴンでトリスタニアへと戻っていった。
(奴の力を侮りすぎたか……)
ワルドが険しい顔で考えていると、ルイズが心配そうな顔で話しかけてきた。
「ワルド様?」
「あ、すまない、あの連中を雇ったのが誰なのかが気になってね……」
「そうですか……」
「王宮では王女殿下への反発も根強いから、何処からか嗅ぎ付けて邪魔しようとする輩も出てくるんだろうな」
「そんな……」
「ルイズ、何故王宮では王女殿下への反発が強いと思う?」
「……ジロー殿下という義兄がいるから、ですか?」
「正解だ。養子、それも亡きヘンリー国王陛下の連れ子だったジロー殿下への風当たりは本当に強かった」
「姫様がよく言っていました。王宮の狂犬どもが義兄の事でキャンキャンわめくから父の苦労が絶えない、と」
「……当のジロー殿下本人は余計な争いを回避するため、陛下がトリステインに婿入りした後も自主的にアルビオンに残っていたが、王女殿下がお生まれになったのを機にトリステインに来たそうだ」
「妃殿下から聞いたことがあります。説得に相当苦労したとか」
「ジロー殿下がトリステインに来たことを陛下と妃殿下は大層喜びになられた。が、リッシュモン殿に君の父君、そしてマザリーニ枢機卿を始めとした有力な貴族はそれが気に入らなかった」
ワルドは眉をひそめて続けた。
「そして、陛下の葬儀の時に起きたあの事件だ」
「葬儀の席で陛下を侮辱したアルビオンからの来賓と、それに賛同したリッシュモン殿を始めとする高等法院の面々に重傷を負わせた事件ですね」
「そうだ。平民たちは異口同音にジロー殿下の肩を持ったが、王女殿下の対応は厳しかった。ジロー殿下は6年間トリステインから放逐されることになり、リッシュモン殿は不敬罪で処刑されるはずだった」
「ところが、ジロー殿下に重傷を負わされたのを理由に枢機卿が強引に減刑させた、と聞きます」
「王女殿下はリッシュモン殿を処刑しようと躍起になったが、叶わなかった。それからだよ、「鳥の骨はこの国の王位を狙っている」なんて噂が広まったのは」
一方、噂を広めた張本人である王女は、桟橋に行って乗船交渉をしていた。

女神の杵亭。
この宿で大きい方に入るテーブルに全員が集まっていた。
「交渉しましたが、どのフネも明後日の早朝にならないと出れないの一点張りでした」
うな垂れるアンリエッタを見て、ギーシュが呟いた。
「そう言えば『スヴェルの夜』は明日でしたね」
「ええ。失念していました……」
「今日と明日一杯はここで足止めか」
サブローはそう言って席を立ち、外に出ようとしてカトレアに呼び止められた。
「サブロー、何処へ行くの?」
「酒屋を探してくる。どうせ明後日まで足止めされるんだ。少しはゆっくりした方がいい」
そう答え、サブローは女神の杵亭を出た。
今度は魔天郎が席を立った。
「私が同行しよう。一人にしたら惨事を起こしかねないからね」

ケンカの際は店内のイスを使わされることで有名な、金の酒樽邸。
「まいったね……」
「はい。まさか足止めされるとは」
フーケとゴールドウルフは店内で酒を飲んでいた。
なお、ゴールドウルフは本来の姿に戻っていた。
店内は、アルビオンから戻ってきた傭兵たちで賑わっていた。
そこへ二人の黒ずくめが入ってきた。
ワイン以外の酒を探していたサブローと、目付け役を買って出た魔天郎である。
「何故ついて来た?」
「一人にしておくと、必ずと言っていいほど血の雨が降るからだよ」
「……フン。店主、ワイン以外の酒はないか?」
サブローが尋ねると、店主は聞き返した。
「何をお探しで?」
「ブランデーにウイスキー、ジェネヴァも欲しいな。一本ずつ」
「それでしたら……」
店主は一旦店の奥に引っ込み、3本のビンを持って戻ってきた。
「ここの連中はワインばっかり飲むので余り揃えていませんが、その分いいのを仕入れてますよ」
「……嘘は言ってないな」
サブローはそれだけ言って、旧金貨を3枚出した。
「足りるか?」
「一枚でもお釣りが出ますが……」
「なら釣りと残りの2枚は取っておけ」
そう言って、サブローは魔天郎と一緒に店を出た。
「マチルダ様……」
「ああ、妙だね。傭兵どもが大人しいなんてね」
一方、サブローと魔天郎の方は。
「妙だったな。傭兵どもが難癖をつけてくるかと思ったんだが」
「そうだな。それに、光明寺博士が作ったロボットがいた」
「ああ。まさかゴールドウルフまでこっちに来ていたとはな」

女神の杵亭。
夕食を終え、ワルドたちは部屋割りを決めた。
「僕が一人部屋で、王女殿下とキュルケが一緒の部屋」
ギーシュに続き、キュルケが口を開く。
「マテンローさんとタバサは同じ部屋」
更にサブロー。
「ご主人と俺も相部屋。……ルイズは?」
最後はワルド。
「ルイズは僕と一緒だ。婚約者だからね」
「そ、そんな、私たちまだ……」
「大事な話があるんだ」

ギーシュは、部屋でワインを飲みつつ、考え事をしていた。
「なあ、ヴェルダンテ、子爵殿がルイズに言っていた『大事な話』って何だろうな?」
「モグ……」
コンコン。
ドアをノックする音に気付いたギーシュは、ドアに近づいた。
「誰だ?」
「私よ~。開けて~」
キュルケの声を聞いたギーシュがドアを開けると、そこにはキュルケだけでなく、アンリエッタとサブローもいた。
「姫殿下まで…。どうしたんですか?」
「一緒に酒盛りでもしようと思いまして……」
アンリエッタが答えた直後、後ろにいたサブローが、酒が入った紙袋を揺らした。
そして酒盛りが始まった。
「薬用酒にしては普通に美味しいわね」
ジェネヴァを飲んで、その味が気に入ったキュルケであった。
「……この世界でも元は薬用だったんだな」
「あっちの世界にもあったの?」
「ああ。いつの間にか名前が『ジン』に変わって、製法もかなり変わっちまったがな」
サブローの解説に、キュルケは「へぇ~」と言いながら感心していた。
「姫はウイスキーが気に入ったみたいだな」
「ええ。昔、兄上とルイズと三人でサウスゴータのモード叔父上を尋ねた際、アイスティーと間違えて飲んだことがあって……」
「色は似てるが……、普通は味と匂いで気付くだろ?」
「喉がカラカラで……。思わず一気飲みしてしまったのです」
「味と匂いで気付いた時は、既に飲み干した後ってわけか……。」
アンリエッタの一言と、それに対するサブローのコメントに、思わずギーシュは笑ってしまい、キュルケに注意された。
「ちょっとギーシュ」
「す、すまない。余りにもバカバカしくて……」
「あんた、意外といい神経してるわね……」
悪びれもせず、淡々とブランデーを飲むギーシュに少し呆れたキュルケであった。
「そういえば……、ワルド殿がルイズに言っていた大事な話とは何でしょう?」
「王女殿下も気になるのですね……」
「私も気になるわ」
「ご主人の妹の事だからな。俺も興味がある」
ワルドがルイズに言った『大事な話』について様々な憶測が交わされたが、結局「この任務が終わったら結婚しよう」ではないか? で一致した。

朝。
朝食を終え、ルイズたちは思いがけず訪れた休暇をそれなりに満喫していた。
魔天郎とタバサが古書店での買い物から宿に戻る途中、宿の方から「ライトニング・クラウド」による放電の音が聞こえた。
「マテンローさん」
「ああ。急ごう」
宿の中庭にある、今は物置場となっている旧錬兵場。
杖を握ったワルドと、破壊剣を手にしたサブローが対峙していた。
「二人とも、何をやってるの?」
「「手合わせ」」
「もう少し具体的かつ詳しく話して」
「僕がサブローに手合わせを申し出たのさ」
「で、戦いに餓えていた俺はそれに快く応じた、というわけだ」
「……バカばっか」
(シャルロットの言うとおりだな……)

んでもっていきなり夜。
ルイズは二階のベランダでたたずんでいたところを、カトレアに話しかけられた。
「ルイズ、どうしたの? ボーっとして」
「ちい姉さま。それにサブローまで」
カトレアの側には、いつの間にかサブローがいた。
「ご主人が夜風で身体を冷やしたら大変だからな」
「ちい姉さまって、昔から体が弱かったから……」
月を見ていたカトレアは、ルイズに再び問いかけた。
「ルイズ、さっきはどうしてボーっとしてたの?」
「……実は、昨日ワルド様からこう言われたの。「この任務が終わったら結婚しよう」って」
「あらあら……」
サブローは、推測が当たったことに少しだけ驚いた。
「にしては、複雑な心境のようだな」
「実はね、以前、夢を見たの。私の手をいきなり掴んだワルド様の背後に、ロボットたちが立っていたの。ワンセブンが破壊した奴もいたわ」
「怖い夢ね……」
「そして、私がワンセブンに助けを求めたら、ワンセブンがワルド様をやっつけて、ロボットたちに立ち向かっていったところで夢が終わったの……」
「その夢のせいで素直に喜べないのね」
「うん」
ルイズが答えた直後、カトレアはそっとルイズを抱いた。
一方、一階が騒がしくなったことに気付いたサブローは、素早く一階へと降りていった

「何があった?」
「ちょうどいいところに来てくれたわ!」
「キュルケ、何事だ!?」
「何事も何者もないわよ。いきなりアルビオン帰りの傭兵たちが襲い掛かってきたのよ!」
キュルケの叫びに続き、タバサが淡々と解説した。
「向こうは闇に紛れている上に、こちらの射程外から矢を放つから、打つ手がない」
「そうか……。それなら俺が行こう」
そう言って、サブローは宿の入り口から出た。

傭兵たちは面食らっていた。
いきなりサブローが宿から出て来たと思ったら、こちらが放った矢を軽々と避け、あっという間に接近してきたからだ。
「昨日の連中と同じか」
サブローはそう言って、左手の破壊剣をかざしてチェンジした。
「俺の名は、ハカイダー!」
ハカイダーが名乗りを上げた直後、今度は傭兵たちの背後から高笑いが聞こえ、魔天郎が姿を現して名乗りを上げた。
「私は蜃気楼の国からやってきた、幻の怪人魔天郎! 悲しみの涙は夢のかけらに流し込め! 怒りの涙は炎と燃やし火の鳥となって空を渡れ!」
続いて、隙を突いて宿から出てきたキュルケが炎を放ってから、『変身』した。
「イブンバツータ・スカラベルージュ!!」
そこにいたのは、エジプシャン衣装に身を包んだキュルケであった。
「美しく戦いたい。空に太陽がある限り。不思議少女、ナイルな、トトメス!!」
傭兵たちを相手に、魔天郎、ハカイダー、トトメスの戦いが始まった。

一方、ハカイダーたちが暴れている間に裏口から脱出したルイズたちは、一目散に桟橋へと向かった。
桟橋の、ルイズたちが明け方に乗る予定だったフネが停泊している枝では、白いカラスに乗って先行してしまったギーシュが待っていた。
「早く、傭兵たちの一部がこっちに向かってる!」
ギーシュが叫んだ直後、白い仮面とローブで身を隠した男が突如として現われ、ルイズを捕まえんと手を伸ばした。
しかし、カトレアが直前で体当たりし、男を弾いた。
「ちい姉さま!」
激しく動いたダメージから軽く咳き込み、カトレアも『変身』した。
「コスモマジック・メタモルフォーゼ!」
ルイズたちだけでなく、男まで面食らっている内にカトレアは名乗りを上げた。
「ちい姉さま…………?」
「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!!」
戦闘態勢に入り、ポワトリンは続けた。
「たとえ烈風カリンが許しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません!」


貴方のいない研究室に 一人忍び込んだの
夕日が射す机の上に 並んだ肖像画
一枚そっと手にしたの 貴方が一人かかれた肖像画よ

I・bu・n・ba・tu・ta-Su・ka・ra・be・rougue
小さなキスしてから
I・bu・n・ba・tu・ta-Su・ka・ra・be・rougue
裏側にKのイニシャル書いた

I・bu・n・ba・tu・ta-Su・ka・ra・be・rougue
肖像画にキスしてから
I・bu・n・ba・tu・ta-Su・ka・ra・be・rougue
恋する魔法で元気あげるね


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