あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

大使い魔17-05


朝も昼間も夜もトリステインは エキサイトしてる
ついて来るならそっと君だけに 教えてあげよう

雨が降っても晴れてても 陽気にfunny walkin

此処で出くわす全ての物には エネルギーがある
目には見えない不思議なpowerを 浴びにでかけよう

追いかけて来る 銃士にゃ
ちょいと御用心! ハプニング!

パズルみたいな 迷路解き明かせば
みんな誰でも 魔天郎のヒーローになる

パズルみたいな 迷路解き明かせば
みんな誰でも 魔天郎のヒーローになる


第五話「白い国へ行こう」

厳重なことで有名なチェルノボーグの監獄。
フーケと、彼女の使い魔が投獄されていた。
使い魔の方は2日前のダメージが残っていたのか、動かなかった。
「そろそろ頃合いかね……」
フーケが呟いた直後、使い魔は動き出し、再び狼の如き姿になった。
「ゴールドウルフ、遠慮はいらないよ。思いっきりぶち壊してやりな」
「はっ」
ゴールドウルフが牢屋の鉄柵を一撃で破壊し、フーケは悠々と出てきた。
「マチルダ様、杖はどうします?」
「取り戻す!」
「その後は?」
「一旦ウエストウッド村に帰る!」
フーケとゴールドウルフの脱獄が成功するのは、それから数分後であった。

ルイズは夢を見ていた。
池のほとりに浮かぶ小船の中で、毛布に包まり一人泣いていた。
母が自分を呼ぶ声にも耳を貸さず、ひたすら小さくなっていた。
そこに、一人の青年が近づいてきた。
「泣いているのかい?」
「……子爵様!?」
そこにいたのは、自分の婚約者、ワルド子爵であった。
ワルドが差し出した手を取り、安心するルイズ。
しかし、ワルドはルイズが自分の手を取った直後、ルイズの手を握る力を強めた。
「し、子爵様!?」
「僕のルイズ、僕は全てを手に入れる! この国も、聖地も、君の力を借りて。さあ、一緒に行こう」
邪悪な笑みを浮かべるワルドを見たルイズは、恐怖の余り手を振り解こうとしたが、ガッチリと掴まれたため出来なかった。
更に、ワルドの背後には大小さまざまなロボットたちがいた。
その中には、ワンセブンに破壊されたものもあった。
「助けて、助けて、助けて……。ワンセブーン!!」
泣きじゃくりながら使い魔の名を叫ぶルイズ。
それに呼応するかのごとく巨大な鉄の塊がワルドを吹っ飛ばした。
バゴグチャーン!
「うごふへ!」
ワルドは無残なバラバラ死体になってから吹っ飛ばされた。
ルイズが見上げると、そこにはワンセブンが立っていた。
ワンセブンがワルドを思いっきり蹴飛ばしたのだ。
そしてワンセブンは、ロボットたちに向かって突撃した。
ルイズの夢は、そこで途切れた。

「……」
「ルイズちゃん、どーしたの? 夜明けにはまだ早いよ」
「……そう、じゃあもう一回寝るわ」
いきなり寝ぼけた状態で起きたルイズは、ニヤニヤしながら再び眠りに突いた。
ロボターは唖然としながらルイズを見つめた。
寮の近くで待機している要塞ワンセブンの甲板では、シルフィードが寝息をたてていた。

朝、食堂にて。
「ルイズちゃん、今度はどうしたの?」
えらく上機嫌に朝食を食べるルイズを見て不審に思ったロボターは、思い切って上機嫌な理由を聞いてみた。
「今朝、速達で王宮のほうから連絡が来てね。フーケが使い魔と一緒に脱獄したせいで、私のシュヴァリエの爵位授与が取り消しになったのよ」
余り役に立っていなかった自分には授与が認められ、一番の功績者であるワンセブンと、ロボターの授与が拒否された事に憤慨していたルイズは、それはもう狂喜した。
「なるほど……。でも喜びすぎじゃない?」
「そう?」
ちなみに、他の捜索隊のメンバーの爵位授与と、タバサの精霊勲章の授与も取り消しになったのだが、ルイズには関係なさそうだった。

「ミス・ヴァリエール」
「何でしょう、ミスタ・コルベール?」
「何故ミスタ・ギトーは倒れているのですかな? ひょっとして、君が持っている銃と関係が?」
「その通りですわ」
礼服を着て、派手なヅラをつけたコルベールの疑問に、ショットガンを手にしたルイズが得意げに答えた。
ルイズによると、いつも嫌みったらしいギトーが前々から嫌いだった上、今日はいつも以上に自分に食って掛かってきたので、ワンセブンが作ってくれた「ショットガン」という銃で撃った、とのことであった。
なお、使用した弾は殺傷力皆無の特殊なもであった。
ルイズから事情を聞いたコルベールは、ギトーのことは放っておいて、今日の授業の中止を告げた。
「皆さん、アンリエッタ王女殿下が来ることになったので今日の授業は中止ですぞ」
生徒たちがどよめく中、コルベールが事情を説明した。
「明日の品評会に特別審査員として出席なさるそうです。皆さん、歓迎の準備をいたしますぞ」
こうして、学院全体が慌ただしくなった。

学院へと続く街道では、ユニコーンが引く馬車が歩いていた。
街道に沿って立つ民衆からは口々にこの国と、アンリエッタへの万歳三唱が響いた。
その中にマザリーニへの万歳三唱もあったが、これは少数だった。
さらに、「ジロー王子殿下万歳!」との声も上がった。
義兄への万歳が聞こえたのが嬉しかったのか、アンリエッタは妙に上機嫌だった。
「姫殿下、急に機嫌が良くなられましたが、一体何が?」
「ニワトリゾンビ、耳を澄ましてみなさい。聞こえるでしょう? 兄上への万歳が」
「……なるほど」
上機嫌であっても自分を本名で呼んでくれないアンリエッタに呆れながらも、マザリーニは納得した。
「聞いたか、ご主人? 今日の姫は枢機卿をニワトリゾンビって呼んだぞ」
高笑いする自分の使い魔を諌めながら、カトレアはマザリーニに詫びた。
「サブロー、やめなさいな。枢機卿、この子の無礼、代わりにお詫び申し上げます」
カトレアがマザリーニに詫びたためか、サブローは微妙にバツの悪そうな顔をしていた。
「ご主人と契約した際に情報を手に入れてはいたが、ジロー兄貴が本当に王子になっていたとはな……」
「私も驚きましたわ。まさか兄上の御実弟がいたなんて。……あら? この間まで兄上のことを呼び捨てにしていたのに、何故今になって敬称を?」
「カトレアが注意したのだよ。「実の兄を呼び捨てにするのはだめですよ」って」
アンリエッタの疑問に、仮面の男が朗らかに答えた。
「ご主人には頭が上がらん……。魔天郎、何故笑っている」
魔天郎が笑ったことが面白くなかったサブローは、学院に着くまで本を読んでいた。

「おー、ユニコーンだ」
「ロボター、はしたないわよ。ところで、ワンセブンは?」
「自己改良中。グラビトンの発射インターバルをもっと短くするって」
「そう」
ユニコーンが引く馬車が正門をくぐり、アンリエッタが姿を現すと、歓声が湧き上がった。
それに続きサブロー、そしてカトレアが馬車から出てきたため、ルイズは思いっきり面食らった。
「あの人って、確かカトレアさんじゃ?」
「そうよ。……でもなんで姫様と一緒に。それにあの黒ずくめは誰?」
「カトレアさんの隣にいる黒ずくめ、あいつは……」
「知ってるの?」
「……魔銃の本当の所有者だよ」
「ええ!?」
二人が軽いパニックに陥っている間、魔天郎も馬車から出てきたが、彼の姿に注目した者は何故か少数だった。

夜、ワンセブンの内部サロン。
「ルイズちゃん、どうした?」
「へ?」
呆けていたルイズは、ワンセブンの呼びかけにすぐに反応することが出来なかった。
「お姫様とカトレアさんが来てから、凄く反応が鈍くなった」
「……」
ルイズが再び呆け始めると、エレベーターのドアが開いた。
入ってきたのは、サブローと魔天郎、そしてフードをかぶった二人の女であった。
突然の珍客たちに気付いたルイズを他所に、その内の一人が杖をふった。
そして唱えられたルーンと、周囲を舞う光の粒から、ルイズは気付いた。
「ディティクト・マジック!?」
「念には念を、ですわ」
杖をふった女はそう言って、もう片方と一緒にフードを取った。
女の正体は、アンリエッタとカトレアであった。
「姫様に……ちい姉さま!?」
刹那、アンリエッタはルイズに抱きついた。
「ルイズ、ルイズ、ルイズ、ルイズ、ルイズ」
「……姫様?」
怪訝に思ったルイズは何とかアンリエッタを引っぺがしたが、今度はカトレアが抱きついてきた。
「ちい姉さま……」
「会いたかったわ。私の小さなルイズ」
カトレアがルイズに抱きつく光景を見ていたロボターは、思わずこう洩らした。
「おおー、眼福じゃー」
このおバカ発言に吹き出したらしく、魔天郎は声を殺しながら笑い始めたが、直後にサブローに注意された。
「おい、魔天郎」
「す、すまん。余りにもいきなりだったからつい……」
二人を見たルイズは、疑問をアンリエッタにぶつけた。
「姫様、この二人は?」
「彼ですか? 黒いヘルメットをかぶっている方はサブローさん。仮面をつけている方はマテンローさんですわ」
アンリエッタによる簡単な紹介の後、二人は改めて自己紹介した。
「よろしくルイズ。俺はサブロー、わけあってカトレア嬢の使い魔をしている」
「ちい姉さまの使い魔!?」
「嘘だと思うなら、後でご主人に直接聞いてみるといい」
「では今度は私の番だな。私は魔天郎、ワンセブンが元いた世界で怪盗をしていた」
魔天郎のこの言葉に、ワンセブンは即座に反応した。
「待て、私は貴方のことは知らないぞ」
「……当然だな。私があの世界で怪盗を始めたのは、君がこの世界に召喚されてから数年後だ」
「何だと?」
「更に言うなら、サブローは私が活躍していた時代から、十年以上経った後のあの世界から召喚された」
驚愕するワンセブンに、魔天郎は更に付け加えた。
「君より少し後に召喚された者が、君がいた時代の存在とは限らない、そして逆もまた然り、という事だ」
「……」
「もっとも僕の場合、あっちの方に迷い込んだだけなんだけどね」
急に喋り方を変えた魔天郎は、帽子と仮面、そしてカツラを取った。

現れたのは、青い髪の美丈夫だった。
その顔を見たルイズは即座に反応した。
「え!? 貴方は確か死んだはずの……!!」
「察しがいいね。僕の本名はシャルル・オルレアン。君の言うとおり、死んだはずの男だ」
「シャルル・オルレアン。「場違いな工芸品」を調べていた際に事故死。しかし、巷では実兄である現ガリア国王、ジョゼフにその実力と人格を妬まれ暗殺されたともっぱらの噂」
ワンセブンが淡々と言うと、シャルルはさっきとは比べ物にならないほど語調を荒げた。
「兄を、僕の兄さんを悪く言うな!」
シャルルの激昂ぶりに、全員が面食らった。
「兄さんは悪くない。むしろ被害者だ! あんな事をするまで追い詰めた、王宮の連中と両親の被害者だ! みんな王宮の連中と両親が悪いんだ!!」
一通り叫んだ後、平静を取り戻したシャルルは、先ず謝罪した。
「……すまない。取り乱したりして」
「はあ……。ところで、シャルル殿下は何故向こうの世界に?」
「……それは、後々話そう。あのときの事を最初に思い出す羽目になるから。それはそうと、アンリエッタ、ここに来た目的を告げないと」
強引に話を切り上げ、シャルルはアンリエッタに話をふった。
「……はい。ルイズ、我々がここに来た理由が分かりますか?」
「いえ……」
アンリエッタは深呼吸してから、こう告げた。
「今から四日後、私たちはプリンス・オブ・ウェールズを亡命させるため、アルビオンに行きます。ルイズにも同行して欲しいのです」


俺は凶器 アンドロイド~

暗闇色のスーツの下に~
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新たに電子頭脳得て
狙うは次兄 名はジロー

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俺はサブロー ハカイダー……


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