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ゼロのコードギアス 第一章 『魔人が 喚ばれた 日』その5


「すいませんが…学園長はいらっしゃいますか?」
「あらあなたは…確かミス・ヴァリエールの使い魔の…」
「えぇ。ルルーシュ・ランペルージといいます」
「私は学園長の秘書、ロングビルといいます。すいませんが…来客は前もって…」
「あぁ!ヴァリエールの使い魔が会いたがっていると言っていただければ!」
「そうですか…わかりました。そのように伝えておきます」
「あとひとつ、学園長はチェスをたしなみますか?」
「え?えぇ…時折教師のコルベールとしているのを見かけますわ」
「そうですか…ではお願いします」

その日の三時までに、ルルーシュはオールドオスマンにチェスで勝った。
全勝した。

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「そうかのぅ…妹さんがのぅ…」
「えぇ…そうなんです。先日の折、自分の傷がきれいに消えているのを見て。もとの世界に戻って…」
「ふーむ…」
「ですが自分には魔法が使えません…ですから自分が魔法を使えるようになりたいのです」
「ふーむ…」
「聞いておられますか?学園長」
「ふーむ…妹さんはべっぴんさんなのかのぅ?」

ここ数日ルルーシュは学園長と午前チェスを打つのが日課になっていた。
ルルーシュは最初、ルイズに尋ねようとしたが刺激の恐れがあるので聞くのをやめた。
次にコルベールに尋ねたが無駄話ばかりしてめんどくさくなった。
そして学園長との関係を良好なものにするついでに、この世界の魔法の治療について聞きにいった。
間違いだった。
オスマンは最初、時間つぶしに相手をしていたが、ルルーシュの腕前を知るや白熱していった。
気がつけばオスマンの相手ばかりしている。ミス・ロングビルが毎日とてもにこやかに迎えてくれるのが唯一の救いだ。

「・・・・・・。学園長!」
「お、おぅ!そうじゃったな…魔法じゃが結論から言えば不可能じゃ、魔法は生まれつきの素質じゃからな。
だがそういったマジックアイテムが存在する」
「マジックアイテム?!」
「平民でも魔法が使えるように施した…道具じゃ。話を聞く限りで断言は出来んが…試して損はないであろう。ヴァリエール家にでも用意してもらうのじゃな」
「わかりました!それともうひとつお願いなのですが」
「ふーむ?」
「図書館に行きたいのです。しばらく滞在しそうなのでこの世界の文字を覚えたいのです」
(わしとしては早く帰ってももらうか…消えてもらいたいのだがな…)
「いくら使い魔とはいえそれは難しいわい…持ち出し禁止の書物もあるのでな…」
「何とかなりませんか?」
「ふーむ…」

オスマンはひょい、ひょいと駒を入れ替え動かし

「まぁ…勝ったら認めるがの」

チェスの戦術も進化する。かつては絶対といわれていた手が、現在では攻略法も編み出され逆に悪手とされる。
オスマンの年は不明、しかし人間の生がもつ寿命程度の頭脳では、最新の攻略法に勝てないのだ。

その後、ルルーシュはロングビルと共に図書館へ向かう。手続きを行うためだ。
オスマンは部屋に、厳重なサイレントの魔法をかけ

「・・・ワシの時代も終わりじゃ・・・」

その日なぜか老人の嗚咽が聞こえたとか聞こえないとか・・・

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翌日からルルーシュは図書館に通い始めた。文字を習うためだ。

「すまないが君、簡単な文字を覚えられる本などないかな?」

青い髪の少女だ。背の竹に似合わない大きな杖を持っている
…だが…反応はしない。
(やはり貴族か…)
ルルーシュはあきらめ一人図書館をさまよい始めた。図鑑、もしくは幼児用の本を探すためだ。
ここでメモし、夜にでもルイズに聞けばいい。
そして本棚を眺め始め…

「む?」

服を引っ張られた。
見ると先ほどの生徒が手に、明らかに幼児が読む本を手にしている。

「これ…」
「あ、あぁ!すまないありがとう!俺の名前は…」
「知ってる…ルイズの使い間、たしか…ルルーシュ…」
「そ、そうなんだ!」
「私の名前はタバサ…」

さらにその翌日から長身の男と小さな生徒が図書館でたびたび目撃される。

「タバサ、これはなんと読むんだ?」
「…暗雲…そろそろ文も習ったほうがいい…」
「そうか…ありがとう」

基本的にタバサは面倒見がよかった。聞けば返答に時間がかかったりもするが何か答えてくれる。
ルルーシュも元は頭がよく、飲み込みも早い。みるみる言語が上達していった。
(まったく…CCもこのくらいでいいから質問に答えればかわいいものを…)



「あんた。最近図書館で青い髪の女の子となんかしてる?」
「あぁ。タバサか。文字を教えてもらっている。ルイズより面倒見がいいぞ?」
「ふん」
「あーらダーリン。タバサと仲良くしてるの?…あの子ったら…恐ろしい子!」
「キュルケ。あんたはめんどくさいから当分出てこなくていいわ」

そしてさらにその数日後

「明日は虚無の曜日…これない…」
「ん?そうか。わかった。部屋で予習をしておくよ」
「そう…」

ルルーシュは

「ありがとう。君にはとても世話になった。この国では平民の俺にわざわざすまない」

タバサは足を止め、ルルーシュと向かい合いはっきりといった。

「この国では…やはりあなたはただの使い魔じゃない…」

はっとし、一瞬焦るルルーシュ。
(しまった…余計なことを言ったか…)
しかし、その後タバサの口から出た言葉は意外なものだった。

「あなたは…何かを隠している…人に言えない何かを…でもそれを私はなぜか許せる…あなたは…私に似ている…」

そしてタバサは、なんと言うのだろうか。悲しく笑った顔で図書館を後にした。
(似ている…か)
ルルーシュはタバサに興味を抱いた。そして同時に……警戒をした。



翌日

「あら、あんた綺麗に馬に乗るじゃない」
「ふん、昔、一通りならったんだ、不自由しないくらいには乗れる」
「ダーリンは何でも出来るのねー」
「君たち待ってくれ。こっちは二人乗りなんだ」

キュルケ、ギーシュ、ルイズ、シエスタは町に買い物に繰り出していた。
羽を伸ばしにルルーシュの武器を買いがてら町の散策だ。
『最近はあんたみたいな従者に剣を持たせるのがはやりだそうよ?』
と、ルイズ弁。
たまには学園から出るのもいいと、皆できたのだ。

「なーに?ギーシュ、そんなにくっついてシエスタ乗せなくてもいいんじゃない?」
「な、なにを言ってるんだ!」
「わ…私はルルーシュさんとでも…」
「そういえばツェルプストー。あの青い髪の女の子は?ルルーシュの面倒を見てもらってるお礼をしようと思ったんだけど」
「あぁ、タバサね。あの子今日は朝からいないのよー、まっこんな時に私はダーリンとの差を」
「キュルケ、しばらく黙ってなさい」

そしてそうこうしている内に町に着いた。

「ずいぶんと狭い町だな…」
「何言ってんの、これでもトリステインで一番の町よ?」
(ふん…トリステインの国力も知れたものだな…)

通りから少し離れた路地の一角、武器屋はいつもになくにぎやかになっていた。

「ダーリンにはこのくらいの剣が似合うと思うの!」
「へぇ!こちらは今お値段も100エキューとお手ごろになっておりやす!」
「100エキュー?!あんた、どう?言っとくけどお金はないから私は買えないわ。ツェルプストー買いなさい」
「なんであんたが指図するのよー…」
「俺は剣のことなどわからないからな。君たちに任せる」

ギーシュは恋人用に香水を買いに、シエスタはお茶菓子を買いに。
一時間後、広場のカフェで集合だ。

「長身だとー…こちらの細身で長めのレイピアもお似合いになるかもしれませんな!」

其の時、すみのガラクタ置き場から声がした。

「へっ!そんな優男、どんな剣も所詮棒切れの価値にしかならねーよ!」
「こら!デル公!商売のじゃますんな!」

飽きてきたルルーシュは歩き出し、声のする剣を見る。
人はいなく、本当に剣がしゃべっているのだ。

「あら?それってインテリジェンスソード?」
「へぇ…うちとしても厄介払いしたんですがねー…」
「この世界は剣もしゃべるのか。面白いな」

おもむろに剣をつかむルルーシュ。瞬間、手のルーンが鈍く光る。
すると剣は…

「おでれーた…てめぇ…「使い手」か…」
「「「使い手?」」」

一同、首をかしげる

「しかもてめー…厄介なのに魅入られてるな……ふん…まぁいい。気乗りはしねぇが俺を買え」
「(こいつ・・・何を知っている・・・)ルイズ。これを買おう」

十分後、店からは錆びたぼろ剣と、輝く大剣を手にし一行は店を後にした。
インテリジェンスソード、デルフリンガーは鞘に押し込まれ黙っている。
そしてカフェで二人と合流。つつがなく昼食を終えた。

「さて、どうする?」
「俺はもう少し町を見ていきたい。君たちは先に帰ってくれていい」
「あーらダーリン…つれないところも素敵…」
「ツェルプストー…。まぁいいわ。すりが多いから注意しなさい。面倒事は起こしちゃだめよ」
「ふん。俺は子供じゃない」

そしてルルーシュは町の散策に繰り出す。もとよりギアスの力があるのだ。よほどのことがない限り面倒事などない。
(トリステイン王国…大きさはハルケギニア大陸の中では小さく主に目立った産業はない)
一見、町はにぎわいもあり活気にあふれいる…しかし路地裏ともなれば
(華やかしい影は、いつの時代も…どこの世界も同じか…この国も先が見えている)
旧日本と同じ、スラム街があった。


が、そこに走る、大きな杖をもった青い髪の少女。

「あれはタバサ?!なぜこんなところに!」



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