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いぬかみっな使い魔-09


いぬかみっな使い魔 第9話・前編(実質8話)

「わかったんです…僕。あの神様達の言っていた意味」
 啓太に何度も助けられ、啓太を何度も助けた猫又の留吉は言った。
「どんな困難な試練でもきっと。全ての力を使えば。仲間がいれば。
そう。いつだって仲間がいればその仲間たちの持ってる全ての力が
すなわちその人の力なんだ。ならば、僕だって。
どんなに微力でもきっと啓太さんの力だから。だから僕が!」

 人は一人ではない。社会を作るからこそ文明を維持でき、
だからこそ人間である以上人間は絶対に一人では無い。
必ず仲間がいる。助けてくれる、頼りになる、頼もしい仲間がいる。
霊能力を持ち、人以外の存在とも交渉のある犬神使いは。啓太は。
人以外の者たちをも仲間と、友人としていた。

 だから。

「そうさ。俺たちが力をそろえれば」

 啓太は、はっきりと晴れやかな顔で神に向かって言った。
神に向かって、直接、言い放った。

「俺たちと犬神が、人間とそうじゃない者が、違う種族の者同士が、
同じ心を持って戦えば。きっと神様の試練にだって打ち勝てる!」

 神や亜神クラスの妖怪、その妖怪を圧倒することすら可能な大魔道師。
無数の妖怪。彼らと対等な付き合いをしてきた啓太は、
史上最大の試練を乗り越えた。啓太は神の摂理すらをも捻じ曲げさせたのだ。

 だから。

 啓太は、友情を、人付き合いを大事にするようになった。

 ともはねと啓太は、ミス・ロングビルの指導の下、補習授業を受けていた。
その内容は本当に基本的なものから始まっている。
例えば初日の最初の授業はこんな感じだ。

「「あーべーせーてー」」
「マリエーヌはハチミツのビンを持ってくるとくまさんにあげました。」
 アルファベットの読み書き、発音、聞き取り。
そして簡単な文章の読み聞かせである。だが、それはわずか半日で終わった。
とにかく啓太達の学習速度が異常に早いのだ。
アルファベットや簡単な読み書きという、それだけで数週間はかかりそうな
内容をその日の午前中の内に覚えたのである。

「このときに左手で帽子を取ると同時にお辞儀をします。姿勢は…」
「100サントで1メイル、1000メイルで1リーグ」
「1エキューが100スゥ、1スゥが100ドニエ。1エキューは1万ドニエ。」
簡単な単語の勉強をかねた礼儀作法や常識、単位系や政治制度。
「大公、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、準男爵、シュヴァリエ(騎士)。」
「トリスティン、トリスタニア、ガリア、リュティス、ゲルマニア、
ヴィンドボナ、アルビオン、ロンディニウムアウソーニャ半島、ロマリア」
次の日からは単語の勉強を兼ねた地名+名物+簡単な風俗。
その学習法は絵本や子供用の旅行記、昔話やこっけい話、
と平易な文章であれば何でもいいとばかりに多岐にわたって勉強した。

ルーンの習得も午後の授業で覚え、つたないながらもルーンを唱えた。
杖が無かったので発動はしなかったが、次の日には借りた杖で発動しかけた。
二人とも、である。

「まったく、とんでもない生徒ですわね。」
「本当に自分でも信じられない学習速度だ。です。たった2日で
あらかたの文章は読めるようになっている。います。
魔法的な支援があるということですかね。」
「お心当たりはありまして?」
「外国なのに最初から話すことに支障は無かった。まるで猛省蘭土だ、
とはすぐに思いました。あの時の感じによく似ているぜ。似ていると思います。」
「メンシェンラーツ? なんです、それ?」
啓太の説明に、ミス・ロングビルが聞き返す。
「一年ほど啓太様が修行に行っていた仙界ですよ~~~」
「センカイ?」
ともはねが説明するが、ミス・ロングビルには意味が通じない。
「え~~と、ハルケギニアでは(1巻P123)“かつて神々を味方につけた
始祖ブリミル”を信仰しているんだよな? ですよね?
俺たちの国では直接神様を信仰しています。その神様達の一部が
地上近くに下りてくる異界がいくつもあって、それが仙界です。」
「か、神を直接!? しかも神の世界で修行!?」
「上級の神様達の世界じゃないですけどね。神様は神様ですから言葉の違う人と
話すくらいは造作ないんですよ。その時と感じが似ているなと。」
ロングビルが、啓太の強さに納得したと同時に心配そうな顔で忠告する。
「…あの、そういうことはあまり言わないほうがいいわよ?」
「へ?」
「始祖ブリミルと同じことをしていると言うなんて不遜だ、冒涜だ、
とみなされて、異端審問にかけられるかもしれないわ。」
「なるほど。しかし、神との交渉が異端審問で有罪にされるねえ。
それこそ始祖ブリミルの行いを非難するという異端行為で有罪になりそうな。」
「そういう言葉遊びの問題じゃないのよ。」
ロングビルの、諦観と気遣いの入り混じった言葉に、啓太も考える。
「ふむ。こっちでもキリスト教徒の異端審問はえげつなかったしな。
とにかく坊主どもが権力振りかざす口実に無茶苦茶していただけだが
逆らうとまずかったのは確か、か。おし、以後そっち系統のことは
触れないことにします。出来れば今日のあれこれも内密にしてくださると
ありがたいです、ミス・ロングビル。」
「ええ、私はあなた方のかわいそうな状況を理解しているから、
硬いことは言わないつもりよ。」
「ありがとうございます。」
啓太は、深々と頭を下げた。

「話を戻すけど、この学習速度に心当たりは?」
「話し言葉を自動的に翻訳するような魔法的な補助が最初からあった。
それが読み書きの習得にも補助をしてくれているんだと思います。」
「なるほどね。確かに、使い魔にするとたまに動物が人の言葉を
話すようになるという例があるわ。使い魔となることによって他にも
特殊な力が目覚める事は時々あるし。その一つなのかしらね。」
「特殊能力が、ね。」

啓太は、両手とも手袋をしていた。指を覆う部分の無い、
薄手で伸縮性に富んだ布地で作られた手袋だ。
その左手、手袋に隠れたルーンの位置に目をやる。
決闘騒ぎの時に武器を握ったら異常なほど体が良く動いた。
異常なほどに。左手のルーンが熱くなることにも気づいたので、
その後いろいろと実験もしていた。包丁や物干し用の棒では反応しなかった。
木剣でも反応しなかった。しかし、衛兵に借りた槍や短剣では反応し、
啓太の速度や筋力が向上した。精密な動きも出来るようになった。
そして、左手のルーンが光り、そこに霊力が吸われるのを確認した。
そこで物干し用の棒を1本貰い受け、六角棒に削り込んでみた。
そうしたら、ルーンが反応した。使い手の腕によっては岩をも砕く六角棒。
どうやら、このルーンは“武器として作られたもの”に反応するらしい。
思うに、身体強化系の魔力回路を焼きこまれた、といったところだろう。
これもまた使い魔の特殊能力ということだろうか。
主を守る事が重要な役目だそうだから、それを強化しているのかもしれない。

 だが、それだけでは説明できない。
まるで、己の知能までもが上昇している気がする。
だとすれば、とんでもないメリットだぞ。ほかもそうなのだろうか?
啓太はそう考え、聞き込みを行った。
そして、使い魔が大抵普通の動物よりもはるかに難しく複雑な行動を取り、
主人の命令を高い知能を持って遂行しているらしい、と結論した。
召喚されてすぐにそれである。啓太は面白がって、いろいろなことに
首を突っ込んだのだ。そう、例えばルイズの能力開発にも。


 一見無駄と思えるものでも利用できないか考え、有効に活用する。
 それは、一発大逆転な成功の鍵である。

 接着用の糊を開発していたのに弱い接着力の糊しか出来ない、
と嘆いていた研究者は、「それは素晴らしい発明だ」と上司に言われて仰天した。 その糊は、付箋紙という、「短時間くっついていてすぐに汚さずはがせる」
ことが重要な商品作成の肝となった。

 石炭は内部に含まれた水分と硫黄分が製鉄時の質を落とし、
今ひとつ使えなかった。それゆえに膨大な量の木が切り倒され、
炭とされて製鉄に使われ環境破壊が起こった。しかし、19世紀に
石炭を焼成し、コークスに加工する技術が発明されて以来、状況は一変した。
石炭はコークス作成に無くてはならない原料として採掘され、
焼成のさいに硫黄と言う重要な副産物を得られる事により、
火薬作成の面からももてはやされた。

 これらを思い出した啓太は、ルイズの失敗魔法についてアドバイスを行った。
「爆発するなら充分成功さ。戦闘でどれだけ使えるか、考えたことあるか?」
それを聞いた時、ルイズは、ぽかんと啓太の顔を見つめたという。
「短い呪文でも爆発させられるか、短い呪文でも威力は同じか、
射程はどれだけか、試して見るといい。問題は、どれだけ制御できるかだ。
狙った場所に当てられなければ効果は無い。失敗と思わず、力を抜いて、
狙った場所に当てられるようにすることだけ考えて練習してみな。」
この瞬間から、ルイズには心の余裕と向上のための
明確なビジョンが見えるようになった。
「今までは失敗しないようにって魔力を出来るだけ込めていたわ。」
ルイズは、後にキュルケたち友人に向かって語ったという。
「でも、それからは制御を目標に回数をこなさなきゃ、
って思うようになって、込める魔力を出来るだけ抜いてみたの。」
満面の笑みを浮かべて、うれしそうに語る。
「そしたら、不思議と狙った場所で爆発できる確率が増えたの。」
火メイジならば、もう一歩制御できれば一人前のドットとして胸を晴れる。
同時に、武器戦闘の訓練も啓太から受けていた。
「素早さという長所を生かせ。」
啓太は、実際の戦闘で必要だからと、武器戦闘訓練を勧めたのだ。
「戦闘に慣れれば、攻撃魔法を巧みに使えるようになる。
素早い敵の動きを見切る目を養い、素早く照準を定める反射神経を高め、
体力をつけて消耗に耐える心身を作る。一つのことだけ訓練しても、
限界はすぐに来る。線的に力を伸ばすより面的に修行したほうがいい。」

ルイズは、わずかな助言で己を着実に磨いていた。

 その一方、コルベールもまた、着実な成果を上げていた。

 数日間コルベールは図書館で調べ物を続け、同時に魔法特性を
見極めようとルイズを呼んで様々な試験・実験を行った。
ルイズはその時、補習として通常の授業を休んでいる。
実験と調べ物が一段落すると、コルベールは
オールド・オスマンの部屋に啓太達毎ルイズを呼んで説明を行なった。

「ミス・ヴァリエールの得意系統は虚無である可能性が高い。」

と。
コルベールはガンダールヴのルーンから虚無と推測したくだりを説明した。
そこから、さらに推し進めた推測を語る。

「ミス・ヴァリエールの系統は虚無と推測されます。
ミスヴァリエールの魔法は、どんな系統魔法の呪文でも、
どんなコモンマジックの呪文でも結果はほぼ同じ、爆発です。
しかも普通の魔法ははじくはずの固定化がかけられた物質を、
いともあっさり破壊してしまう。4系統ではありえない。ならば虚無でしょう。
私は、最初、個性的な才能故に通常の呪文はもともと使えない、
齟齬が起きて呪文が暴走し、爆発するのではないかと考えました。
が、それは違うとすぐに気づきました。」
学長室に呼ばれた一同が、固唾をのんで聞いている。

「始祖ブリミルは4系統魔法を神々から与えられました。
その後さらなる力として虚無魔法を神々から与えられました。
始祖ブリミルは虚無だけでなく4系統魔法も使用できたわけです。
ならばミス・ヴァリエールも4系統魔法をも使えるようになる、はずなのです。」

「では、なぜ魔法が失敗してしまうのか?
どうすれば魔法を使えるようになるのか?
私は悩んだ末、基本に立ち返ろう、と考えました。この古代ルーンで
書かれた魔道書を見てください。昔のものなので洗練されておらず、
効果が低い上に消耗も激しく、長い詠唱が必要な呪文が多数記されています。
そう。始祖ブリミルが、4系統と虚無系統を同時に使っていた頃の呪文です。」

「これを読んで現代の魔法と比べてみた所、大変な発見をしました。
現代と始祖ブリミルの時代では基本となるルーンすら進歩しており、
呪文も改良が続けられて別物となっています。
現代のコモンマジックはそのほぼ全てが4系統魔法の簡易版です。
すなわち、4系統のいずれかに属している。効率的だからそう改良されたのです。
それに対し、昔のコモンマジックは4系統のいずれにも属さず、
純粋に精神力を元に魔法を発動させているのです。」

「どんな才能あるメイジでも、最初は簡単で得意な魔法から練習していきます。
まずコモンマジックを習得し、応用を広げていく。
普通の4系統の素質を持ったメイジが、4系統型のコモンマジックを、です。
これに対し、ミス・ヴァリエールは虚無系統の才能です。
つまり、これら4系統型コモンマジックは、
ミス・ヴァリエールの得意系統ではなかった。
いきなり不得意な系統呪文型コモンマジックでは失敗して当然であり、
“感覚をつかめない”まま“いびつな癖が”付いてしまって当然です。
それゆえに失敗ばかりしていた。
そう考えられます。
逆に言えば。
4系統を取り込む以前の、古代コモンルーンから習得していけば、
普通に魔法を使えるようになるのだと思われます。」

 ルイズは、感動していた。

「それじゃあ私は!」
「うむ、素晴らしい個性を持っていた可能性が高いわけじゃの。」
「まさしく啓太君の言うとおりだったわけです。あくまで、
可能性の段階ですけどね。これから実際に呪文の練習をしてみて、
習得できて初めて才能が証明されます。証明できます。」
ルイズの目から、涙があふれ出る。
「ありがとう・・・ありがとう、ございます。」
「良かったな。」「良かったですね。」「きょろきょろきゅ~~~」
「ですがまだまだ可能性の段階です。特訓、受けますよね?」
「はい! ぜひにも!」
「では、一つ約束してください。」
「はい、私にできることなら何なりと!」
「では。」
コルベールは、厳かな声で粛々と諭した。」
「おごってはいけません。謙虚さを忘れないでください。」
ルイズは、きょとんとなった。なぜそのようなことを言うのだろう?

「始祖ブリミルは4系統全てに加え虚無系統の魔法をも使っていました。
すなわち、最低でもペンタゴンメイジであった事になります。
ミス・ヴァリエール。まだ推測でしかありませんが、
あなたは人としてほぼありえない、ペンタゴンメイジに成長しうる
可能性があるということになるのですよ。ですが。」

 その後を、オールド・オスマンが引き継いだ。
虚無の才能と伝説の使い魔ガンダールヴを得たと驕り、高ぶり、
戦争の口実にしかねない宮廷のえらいさん達の悪癖を。

「まだしばらくは秘密にしておくのじゃ。戦争の口実に使われ、
国中を不幸にしたくはあるまい? わしらは、国中を不幸にした生徒を
指導した、なんぞといわれとうは無い。お前さんも言われたくはあるまい?」
「はい。」
神妙な顔でうなずくルイズに、オールド・オスマンは好々爺然の笑顔で言った。
「まだまだ実力も足らんしの。精進するのじゃぞ!」
「はい!」
「では、ミス・ヴァリエール。これが、古代の魔道書です。」
コルベールが、分厚い本を何冊も渡す。
「呪文自体に危険性は無い。じゃから貸与してもかまわんじゃろ。
とはいえ貴重な魔道書じゃ、やる事はできん。書写するんじゃ。」
「はい!」

 ルイズは、簡単な…ごく簡単なコモンマジックを、次々と習得して行った。
それは同時に、ルイズに自信と基本的な魔法制御技術を身につけさせ、
失敗=爆発魔法の制御にも大きく寄与していくことになるのである。

 虚無の曜日。魔法学院から早馬で3時間、徒歩7~8時間ほどの距離にある
トリスティン首都トリスタニアのポーション(薬草)屋にて。
集めた薬草の売却値交渉が終わると啓太はこう言い出した。
「ルイズ。今日はおもちゃ屋に寄るぞ。」
「おもちゃ? あなたその歳でおもちゃなんか欲しいの?」
ルイズは、随分と落ち着きいた態度で受け答えをするようになった。
自分はもう無能ではない。その自信が、ルイズの根本に余裕を生んだのだろう。
「ともはねにごほうびを買ってやりたくてな。」
ちらりと横目で見ると、ともはねもうれしそうに笑みを浮かべて
こちらを見ている。その後、すぐにまた薬草の物色と値切り交渉に戻る。
やはり近場で採取できる薬草では種類が足りないため、買い込む必要があるのだ。
そのかわり、いろいろなポーションを調合して売っているので
収支はすこぶる良い。啓太が仙術の一種…薬に霊力を上乗せして
効果を高める…をしているので“東方(の秘薬)シリーズ”として
プレミアも付いているらしい。

 コルベールの協力で発電機を作ってパソコンの充電が出来るようになってから、
作れるポーションの種類は飛躍的に増えている。

 代金を受け取り店を出ると、外には、薬草の搬入が終わって
一息ついていたギーシュとモンモランシーが乗った馬車が待っていた。
「ああん、待ってください!」
ともはねがいろいろな薬草を抱えて店を(文字通り)飛び出てくる。

 啓太とともはねの服装は魔法学院の制服に変わっていた。
ただ、ともはねはマントをつけていない。そこが違う。
通行人は耳と尻尾の出たともはねを見て、亜人の使い魔に
同じ服着せてるな、としか思わないため特に期気にすることも無い。

「あ、ダンナ! カウワーヒェラのダンナ! 忘れもんですぜ!」
マントをつけた店主の親父が木箱を持って出てきた。ルイズが顔をしかめる。
「ほら、器を返すのを忘れてました。次も頼みますぜ。」
木箱の中には、カエルの浮き彫りが施され、こちらでは見かけぬルーン
の書き込まれた壷がたくさん入っている。啓太が大地の霊力を
こめるのに都合がいいからとギーシュに頼んで作ってもらった石壷だ。
「何度見ても趣味最悪な壷ね! 何とかならないの!?」
初めて見た時は盛大に悲鳴を上げていたルイズである。
カエルが大の苦手なのだ。啓太のチェーンネックレスも気にくわない。
「しょうがないだろ。これが一番都合がいいんだ。」
「まあまあ、ルイズ。ほら、こうしてふたをしておけばいいだけだろう?」
ギーシュがフォローする。彼は上機嫌だ。
「モンモランシー、この後どこか服屋にでも寄っていかないかい?」
「なになれなれしくしてるのよ! 私は二股を許したわけじゃないのよ!」
「まあそういわずに。」
金、ともはね、薬草、覗き、戦闘訓練。薬草クラブに入る理由は
さまざまだが、ギーシュは女子部員が目的のようだ。
「おい、頼んでおいた服を受け取らないといかんから行く事になるぞ。
喧嘩しないでくれ。その後どっか酒場で食事にしよう。
午後からは俺たちおもちゃ屋に寄るつもりなんだ。付き合ってくれ。」
ギーシュが、ぐっと親指を立てる。用足しに名を借りたデートに大満足だった。
「だからケータ君に心酔して付いて行くという奴が後を絶たないんだよな。」
本当に必要なとき、必要な援助を与えてくれる。
本当に助けを必要としているとき、来てくれる。
啓太にはそんな不思議なところがあるのだ。

※特徴:都合のいい偶然 15CP/30CP
※特徴:不幸/厄介ごとに巻き込まれる-10CP



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