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いぬかみっな使い魔-08


いぬかみっな使い魔 第8話(実質7話)

 召喚二日目の夜、ルイズの部屋あらため啓太の部屋にて。
「啓太様! もう夜遅いです、早く寝ましょう!」
「しくしく」
ともはねが、グンゼの熊さんパンツ一丁の(一部の人には)悩ましい格好で
ベッドに誘う。ツインテールにしていた髪留めも取ったので、
背中に長い髪が流れており、一部が乳○のような微妙なところを隠している。
(すいません、規制はいりましたので髪はツインテールじゃないのです)
時々ちらりと乳○が見えたりもするのであるがするぺたに興味の無い
啓太はまったく気に留めない。
「ああ、もうちょっと待っててくれ、これを書いてからな。」
「しくしく」
啓太は、昨夜に続き気づいたこと、これから確かめるべきこと、
人の名前と人評等をノートに書いていた。何が役に立つのかわからない。
こんな孤立無援の環境で生き抜くために、啓太なりに努力をしているのだ。

「ふむ、後は電圧計と電流計だな。ついでに電池っと。」
「しくしく」
 啓太はバッテリーをパソコンにセットして百科事典を開き、
電圧計と電流系の基本構造を書き写す。終わると素早く電源を切り
バッテリーを抜く。モーターの構造は頭に入っているのでこれも記入する。
「電圧の数値は複数のバッテリーと電池を基準にすれば何とかなるな。」
「啓太様~~」
「後は機械にも強い土系メイジの協力が必要だな。けど、いるのかな?」
啓太は悩む。
「しくしく」

「啓太様~~~はやくうぅん!」
ともはねが、毛布からきゃしゃでなめらかな肩を出してベッドに誘う。
単に添い寝をねだっているだけなのだが、一部特殊な嗜好をする人ならば
鼻血を吹きながらルパンダイブしそうな光景である。
しかし啓太はスルペタには興味が(後略)

「ていうかなんで私が床なのにケータの使い魔のあんたがベッドなのよ!」
 部屋の隅で毛布に包まっていたルイズが我慢しきれなくなったようだ。
「え~~と、罰だから?」
ともはねが、ちょこんと首をかしげて答えた。
「な、なに使い魔の分際でえらそうに言ってるのよ! いい、私はね!」
「ルイズ。それは現在進行形で拉致誘拐してるのを何とかしてから言え。」
「うう!」
啓太は顔も上げずに言い放つ。内心では良心がとがめているのだが。
「でもでも、朝起きると体中がいたいのよ!」
「昨日とまったく同じやり取りだな。もすこし口調を何とかしたほうがいいぞ。」
「なによ、私はヴァリエール公爵家の3女で(略)」
「平貴族がでかい口利くな。せめて言葉遣いと高慢な態度を直せ。
上に立つものの義務で最大のものの一つは仲良くすることだぞ。」
「仲良く?」
「隣の領地の領主と仲良くなれば攻め込まれる事が無いどころか助けてくれる。
領民と仲良くなれば税をとるときに余計な手間は必要ない。王様と仲良くなれば
無理難題を吹っかけられることも無い。ちょっと愛想良くするだけでそれだけの
効果がある。例えばともはねの心象悪くしていい薬が出来ると思うか?」
「そ、それは!」
固い床に寝る屈辱で忘れていたことを指摘され、ルイズは青くなった。

「あとはそうだな、頭を使え。工夫の一つもしたらどうだ?」
「頭?」
「方法は教えない。現状を良くする方法なんていくらでもある。
考えないのは怠慢だ。愚痴を言うだけなら、人の上に建つ資格は無い。
そもそもリーダーの仕事は集団の頭として考え命令することだ。
それが出来ないなら偉ぶる権利も無い。」
「……」
ルイズはじっと考え込んだ。
啓太は、床で寝ろとはいったが布団を敷くなとは言っていない、
という点に思い至らせるつもりであった。が。
「ふんふ~ん♪」
それを見ていたともはねが溜飲が下がったとばかりに鼻歌を歌う。
「なんでしたら啓太様に頼んだらどうですか?」
「頼む?」
「罰を許してくださいとか、一緒のベッドで寝かせてくださいとか。」
「な! 一緒のベッドって、そそそそ、そんな事出来るわけ無いでしょ!」
胸を押さえて真っ赤になるルイズ。使用人相手なら大胆になれるが、
同じ貴族相手だとそうは行かないのである。使用人は家具なのだ。
「あのな。」
啓太は、ついに顔を上げた。
「心配する必要ないだろうが。そういうことはもっと育ってから言え。」
そういって、ちらりと押さえられたルイズの胸(ぺったんこ)を見る啓太。
啓太はするぺたには(略)
ルイズの傍らにおいてあった魔道書が飛んだのは、その直後だった。


「さて、寝るか。」
啓太は、わずか1日半でぼろぼろになりつつある学生服を脱いで
ベッドに入った。ともはねになつかれるのは悪い気はしないのだが、
ちと窮屈でもある。昨夜早速覗きに出かけよう、と思っていたのに
ともはねが離してくれなくて不発だった。
異世界に来てしまった不安がそうさせたのかとも思い好きにさせたのだが。
今夜は昨夜に比べても積極的かつ強引だ。離すもんかと首に腕を絡めてくる。

 ルイズは、いまだ難しい顔で考え込んでいる。修羅場の後なんとかなだめて
考え工夫するよう課題を出したのだ。そのうち敷布団を床に敷くことを
思いつくだろう。けして頭が悪くは無いようだし。

 さて、啓太にすがりついて寝ているともはねであるが。
「当てが外れた」と不機嫌であり、その分を取り戻そうとしていた。
こちらの世界でなら啓太を独り占めできると思っていたのに、
使い魔だからと啓太を私物化しようとするルイズ。
コナをかけてくるキュルケ。啓太が鼻の下を伸ばしていたシエスタ。
まったくもって独り占めできない。
 異世界に連れて来られて、ともはねが頼れるのは啓太だけという状況で、
早速使い魔にされるわ女性にもてるわと“取り上げられかける”
事態が連続している。少しでも強く、絆を確かめたい。
そんな気持ちがともはねを臆病にさせている。
だから。ともはねはベッドの中でぎゅっと啓太にしがみつき、
啓太の覗きは封じられたのであった。

 それからしばらくは“何事もなく”忙しい日々が過ぎた。
啓太とともはねの1日をちょっと書き出してみよう。

まずともはねの明るい声で起こされると、昨夜のうちに汲んできておいた
水で顔を洗い、朝食に出る。豚の毛歯ブラシで歯を磨く。
これはブラシ職人と契約して大量生産し始めたものだ。学院内でも
徐々に使用者が増えているし、王宮にも献上して街でも使うものが出てきた。

※きれいな豚の毛(産業廃棄物)を煮沸消毒兼洗浄し、束ねて留め金の部分で
二つに折り、棒と一緒に金属板を巻いて作るのが筆。これを、柄に直角に
取り付ける事、毛と基部の長さを短くすることの二つが歯ブラシの特徴。


 午前中は読み書きや地理、歴史、宗教、産業などの基礎的な補習授業を受ける。
午後はルーン文字の補修と魔法の実技。杖は古いものを譲ってもらった。
放課後は薬草採取だ。コケやキノコ、蟲や蛇など、
そのバラエティーは大きく広がっている。こちらの薬草も覚えつつあり、
ルイズの部屋はすでに薬草棚で一杯だ。
金になるからと薬草クラブの参加者は日に日に増えている。
これは日によってコルベール教師との各種機械作成になる事もある。
ともはねが薬草調合に手一杯な日だ。
そういう日は他のメンバーだけで薬草採取に出かける。
採取範囲は日ごとに広く、遠くになり、押し葉標本が多数作られている。

 夕食後は勉強の予習復習をし、あるいは武術の鍛錬の時間である。
「俺たち平民も強くなれるのかい!?」
とコック長のマルトーに聞かれ、護身術を教えているのだ。
またそれで、香水瓶の件でギーシュにイチャモンつけられたシエスタが
ギーシュを返り討ちにしたもんだから熱が入っている。しかも啓太が
「何イチャモンつけてんだ、無礼打ちする権利はお前に無い」とフォローも
忘れなかったので「貴族の鑑」「正しき領民の保護者」と大人気だ。

 危機感を抱いた男子生徒達が、早朝の軍事訓練を始めていたりする。
「戦場で平民の影に隠れなきゃ何も出来ないってのはどんなヘタレだ?」
「それで領民守れるのか?」「貴族なら文武両道出来て当然だろう。」
「貴族の軍人なら武器戦闘もできると聞いてるぞ。」
「領主としての義務も果たせないんじゃ貴族の権利は主張できんな。」
と、啓太が煽ったのもある。
教官として指導してくれないかとも頼まれたが今のところは断っている。
せめてコモンマジックを使えるようになってから、というのが理由だ。

訓練や勉強の後は風呂に入って就寝だ。
プールのように広い浴槽は、啓太のお気に入りである。
啓太は風呂でくつろぐのをこよなく愛しているのだ。
ちなみに一度ともはねが壁をすり抜けて乱入してきてパニックになった事がある。
その次の日、なぜか大量に薬草クラブに新規入会者が来たのであるが、
啓太は礼儀正しく何も知らないふりをした。


ちなみに。
生徒用の風呂はとてもでかい。その残り湯を流用して使用人用の
風呂に使ってはどうか、と啓太は提案し、有志を募って無料で
風呂場工事を行った。使用人たち、特にメイド達に大いに感謝された
啓太であるが。その目的は違うところにあったという。

「おい! お前ら! 無償労働の報酬はほしくないか!?」
 「サー! イエス サー!」
「お前らに男のやる気はあるか!?」
 「サー! イエス サー!」
「失敗したときの覚悟はあるか!?」
 「サー! イエス サー!」
「よし、全員、進撃開始!」
 「サー! イエス サー!」
ギーシュの使い魔、ジャイアントモールのウェルダンテが掘った
地下通路を通り、啓太達は使用人用女子風呂にむけて進撃を開始した。
 「ううう、素晴らしい!」「素晴らしいです啓太様!」
 「女子生徒用風呂場を覗けないのであるならば。」
 「覗けるところを覗けるようにすればいい!」
 「不可能なことはきっぱりあきらめ、可能なことにリソースを注ぐ!」
 「素晴らしい発想と計画力です!」「一生付いていきます!」
「ふ、俺に惚れるな。というかそろそろ口をつぐめ。」
これより先は音を気づかれたらまずいデンジャラスゾーンである。
この時間なら若いメイドさんたちが1日の仕事を終えて入浴の時間帯だ。
「し、しかしですね。」
「なんだ?」
 レイナールがそれでも発言したので全員一度止まって作戦タイムである。
「使用人用の風呂は比較的小さく、しかも男子用と女子用は
壁で仕切られているだけ。男子風呂の声も聞こえてくるのですから
そう声を潜める必要も無いのでは?」
一同、最もだとうなずいた。出来れば覗きながら感想を述べ合う
くらいはしてみたいのが人情というものである。
「だめだ。いいか、そもそも軍事において、偵察部隊は敵軍に悟られる
事無く静かに行動し(中略)静かなる事林のごとくといってだな(中略)
というわけで、そんな隙だらけの軍事行動は致命的な(後略)」
啓太は、かつて覗きに失敗して酷い目にあった経験から、
弟子達に戦術というものについて講義をした。
皆、真剣な表情で聞き入っている。
「わかったな? では、かねての手はずどおりにいくぞ!」
こうして啓太たちはヴァルハラ目指して進軍を再会した。

 しかし。
戦いで最も必要とされるのは適切なときに適切に軍を動かすことであり、
最強の騎馬突撃もパイク兵たちが隙無く槍衾を作っているときに
行っても被害を増すだけであり、あるいは敵部隊の去った場所に
行っても意味は無い。啓太が講義をしていた時間は意外と長く。
時間の貴重なメイド達は素早く入浴を終えており。
彼らが見たものは。
「ふ~~~、いい湯じゃのう。」
おん年63歳の家政婦、ミンチン婆さんのしわくちゃな裸と。
「毎日入れるようになって極楽だわいなあ。」
太ったコックマルトーの、同じく太ったデブリン女史(48歳)の裸であった。

覗きのためにレンズと鏡を組み合わせて作った特製のアイテムにて
ドアップでそれを見た啓太たちは。
しばらく立ち直れなかったそうだ。



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