あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロロ使い魔-01

(野原ひろしの声で)異世界への逃避……じゃなくて転移。それは二次元に思いを馳せる者であれば、いや恐らく大抵の人間が子供の頃には一度は願う夢物語。
そんな人々の想いが積み重なりすぎたのか、この世界達は日ごとに妙な人間、時としてそれ以外のナニかが飛んでくるわけです。ええ、召還する身としては迷惑な話で……あ、いやゲフンゲフン。
まあともかく今日もある新参者がここ、ハルケギニアの平行世界の一つにやって来ました。

果たして前代未聞か? 今回はなんと……って大体予想はついてる? いえいえ今回、問題は数の方なんです。



メイジの学び舎であるここ、トリステイン魔法学校では二年生になった者達の(ry
そして、最後に残った少女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ヴァリエールは幾度となく儀式を失敗し続けていた。
コルベールの明日に回す、といった提案も既に耳には入ってないらしい。次こそは、とルイズは再び杖を振るう。見物している他の生徒はいい加減うんざりしてルイズに野次を飛ばしていた。

「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ!」
何度目になるか分からない召還の儀式。周りから聞こえる野次もそうだが、この延々と続く失敗の方にも大分うんざりして来た。殆ど拷問のようなものだが、とにかく成功するまでは形振り構ってはいられない。

結果よ、結果さえ残れば過程がどうであろうと関係ないの。とにかくこの儀式を成功させるのよ!

「私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!!」

瞬間、閃光と共に爆発が起きた。おまけにおびただしい土煙まで上がり、ルイズのみならずそこに居合わせた者全ての視界を奪う。

煙が少しずつ晴れ、やがてうっすら見えて来た影に一人の生徒が声を上げた。
「おい、あそこに何かいるぞ!」

やがてその煙も殆ど晴れてくる。
そして高鳴る動悸を抑えられないでいたルイズの視線の先に会った、自分の使い魔とは……

「さん、しー……五匹いるぞ!」
「なんだありゃ!? 妖精か、何かか!?」
「ゼロのルイズが妖精を呼び出したぞ! しかも五匹もだ!」
騒ぎ出す生徒達を他所に、ルイズはルイズで口をぽかんと開けたまま自分の呼び出したそれらを見つめていた。

緑、黒、赤、黄、四匹に紛れて一瞬気付かなかったけど、青。
それらのどれもが同じような体型をしていて、同じような帽子を被っている。
よく見れば顔の方は五匹それぞれ違いがあるようだ。
緑のはマヌケな、黒のは愛らしい、赤は厳つい、黄はメガネをかけた嫌らしそうな顔(青は後ろ向きで見えなかった)で……

……五匹揃って気絶していた。

「や……やったの、かしら?」
ルイズは我に返ると気絶した五匹に向けてふらふらと歩き始めた。何だか色々と良くわからないけど、召還の儀式は成功したのだ。それも、一度に五匹も!

「ほう……五匹もの使い魔が同時に召還されるとは前代未聞ですな。しかも何れも見たことの無い……彼らの正体については図鑑で調べるか専門の研究機関に訊くなりするしか……おっと、兎に角サモン・サーヴァント成功おめでとうございます、ミス・ヴァリエール」
監督をしていたコルベールが興味津々といった様子で五匹を眺めながらルイズに語りかける。

「ありがとうございます、コルベール先生……でも私、どれと契約したら……」
「確かに……いや、召還の儀式で呼ばれたと言うのなら例えそれが四匹、五匹でも総じて君の使い魔になるということではないかね?」
言われてみればそうかもしれない。それに、どれか一人だけが使い魔として召還されたということであれば全員と契約を試してみればどれか一匹が反応するだろう。

五匹の内の緑な一匹を抱き上げ、ルイズは口を開いた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
そして緑に口づけをする。……しかし なにもおこらない。
(こいつじゃなかったのかしら?)
いきなりのハズレにルイズは少し顔を赤くするがそれでも続けて今度は黒いのを抱き上げ、同じ契約を繰り返した。
しかし、これも失敗。続けざまに赤いの、黄色いの、青いのとも契約を繰り返すがやはり反応はなかった。

(もしかして、コントラクト・サーヴァントまで失敗したの!? ……そ、それとも……まま、まさか、こいつら死んでる……なんてこと!)
如何ともしがたいルイズの沈黙にコルベールが声をかけようとした瞬間だった。

「ギィ――――ヤァ―――!!!」
「ホデュアァァァァァ―――!!!」
「アッ―――――――――!!!」
「あばばばばばばば」
「ぬ、ぬぅぅぅっ!?」
五匹の使い魔が同時に目を覚まし、同じく同時に左手を押さえ悶え始めたのだ。
突然の出来事にルイズは慌てたが、程なくして五匹の呻き声も小さくなる。

「ふむ、これは珍しいルーンだな。それも五匹そろって同じものだ」
やはり五匹とも使い魔として召還されたのか、とコルベールがうんうん頷いた。
やがて、悶絶から立ち直った五匹の内の一匹が口が開く。

「……な、何が起こったでありますか……?」




【第一話  ケロロ 飛ばされてハルケギニア であります!】



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