あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

友よ君はなぜ!?

 トリステイン魔法学院はメイジ達の学院である。
 学院では王国中から選ばれた優秀な若者達が、オールド・オスマンの下ハルケギニアの未来を担う最先端魔法を学んでいる。
 そして学ぶ傍ら若者達は王室の巨大プロジェクト、巨大空中人工島・スカイアカデミア島建造計画に若い夢を燃やしていた。

 コルベールの教室で、1人の生徒がスカイアカデミア島の資料を破り捨てた。
「ミスタ・コルベール!」
 ルイズは素早く立ち上がった。
「ん?」
「こんな空中島の設計なんて、馬鹿馬鹿しくてやっていられません!」
「ルイズ!」
 キュルケはルイズにそう言ったがルイズの目はキュルケを睨んだ。
 そしてルイズは破り捨てた資料を床に放り投げた。
「ミス・ヴァリエール、スカイアカデミア島での実験が可能になれば様々な成果が期待されますよ。新しい薬や新しい食料、病気や飢えに苦しむ人達がどれだけ救われる事か……」
「そうだよ!」
「そうよ!」
 マリコルヌ・モンモランシーもルイズに反発した。
「それを皆さんでやるのですよ。人々の幸せのために……」
「愚かな人間の事など考える必要は無いわ! 私はもっともっと高度な魔法を極めたいのよ!」
 ルイズはそう言うと教室を後にした。

 その夜、ルイズの部屋の明かりが消された。
 ルイズは黙々と教室を出た。
 部屋の姿見には、
『welcome to...VOLT!』
 と表示され、鏡いっぱいに、
『OK』
 の文字が点滅しながら表示された。
 ルイズはゆっくり廊下を歩いている。

 一方その頃研究室では、魔法強化服の装着実験が行われていた。
「よし、完璧! 実験開始よ!」
「やったー!」
 マリコルヌ・モンモランシーは砲弾型カプセルに飛びついた。
 ギーシュ・タバサは2人を制止しようとするが、逆に突き飛ばされた。
 そしてマリコルヌ・モンモランシーはカプセルに乗り込んだ。
「やったー! 魔法強化服の実験第1号は俺達に決まり! ギーシュ、キュルケ、文句ねえよな?」
「マリコルヌ、それは無いよ!」
「情熱の差よね、タバサ。どうしてもスカイアカデミア島に行きたいっていう、この熱いハートの差」
 モンモランシーは、スカイアカデミア島のイメージイラストを見ながらタバサに言った。
「ね?」
 今度は使い魔に言った。

 ルイズはまだ黙々と廊下を歩いていた。

 ギーシュはカプセルの起動呪文を詠唱した。
「スタート!」
 そしてカプセルは起動した。青い光をほとばしりながらカプセルが動いている。
 だが突然カプセルが回転を始めた。
 パワーを抑える呪文を詠唱しようとするが、カプセルは爆発した!
 そして壁に穴が開いた! カプセルが庭に転落したのだ!
「マリコルヌ!」
「……モンモランシー……」
「マリコルヌ!」
「大丈夫か!? おーい!」
「……モンモランシー……」
「マリコルヌー!」
 マリコルヌはゆっくり目を覚ました。
「うあー、効いたー……」
 そしてマリコルヌはモンモランシーを見つける。
「あっ、モンモランシー! 大丈夫か!?」
「うん」
 強化服の装着実験は成功したようだ。
「見てくれ! この服を!」
「成功したよ!」
 キュルケ・ギーシュ・タバサの3人は喜んだ。
「行こ!」
 3人は素早く庭に向かった。
「流石強化服ね、びくともしないわ!」
「ああ!」

 マリコルヌ・モンモランシーが喜びを分かち合ったその時、閃光がほとばしり時計の針が素早く回転している!
 3人は庭にたどり着いたが、突然の出来事に驚いた。
 すると正体不明の飛行物体が庭に着陸、扉が開きルイズが素早く乗り込む。
「ルイズ!」
 モンモランシーの声に気付いたのか、ルイズはモンモランシーの前に振り向いた。
「一体あなたは……!?」
 そしてルイズは杖を取り出し、
「危ないっ!!」
「ああっ!!」
 ルイズは呪文を詠唱し爆発を発生、爆発はマリコルヌ・モンモランシーの体を直撃!
「ああ……っ!」
「あああー……!」
 2人は倒れた!
 ルイズは魔法学院の紋章を引きちぎると、ルイズは飛行物体の内部に入る。
 ゆっくり扉が閉じられていき、飛行物体は発進した。
「一体あんたはどこへ行くのよ……?」
 キュルケら3人は、空に飛んでいく飛行物体を見つめていた。
 そしてキュルケは庭で何かを見た。
「マリコルヌ……!」
「え……?」
 なんとそれはマリコルヌ・モンモランシーの死体だった!
「マリコルヌー!!」
「……嫌……」
「マリコルヌー!!」
 3人は叫びながら2人の亡骸に向かった。
「モンモランシー!」
「おい、マリコルヌ! おい! おいっ!!」
 キュルケ・ギーシュはすすり泣く。
「……なぜこんな酷い事を……」
 飛行物体は素早く空を飛んでいた。
「モンモランシー! どうして、どうして……、モンモランシー……」
 ――ゴロゴロ……
 音が鳴って夜空に稲光が走り、そして雨が降り出した。
 コルベールは3人を見つける。
 キュルケはマリコルヌの体にコートを被せた。
「マリコルヌ……、マリコルヌ……」
 ギーシュは泣き叫んだ。

 一方、飛行物体は既に大気圏を離脱していた。
 そして謎の物体が宇宙にあった。

 そして2年後の春、スカイアカデミア島の離陸式が行われていた。
 選抜された研究員の発表を終えると、生徒は喜びに満ちて帽子を投げた。
 ブラスバンドの演奏に合わせ、研究員はスカイアカデミア島に向かった。

 一方キュルケ達は、マリコルヌ・モンモランシーの墓地にいた。
 2人の墓に花と遺影を供えた。
「ついにアカデミア島が完成したわよ。でもあたし達はあんた達の仇を取る事を決して忘れちゃいないからね」
 マリコルヌ・モンモランシーが研究員になりたがっていた、スカイアカデミア島。
 しかしなぜこんな事になったのか、思いもしなかった。
 3人は波打つ岬を見つめる。
 その時、コルベールが墓地にやってきた。
「やあ。私も報告に来たかったのですよ」
 コルベールは墓の前で手を合わせた。
「……ミスタ・コルベール……」
 タバサは言った。
「何ですか?」
「……この2人……スカイアカデミア島に入れて……」
 そう言うとタバサはマリコルヌ・モンモランシーの遺影を見せた。
「……この2人……どれだけ行きたがってた事か……」
 タバサは2人の遺影を合わせた。
「ええ……」

 その頃、スカイアカデミア島の離陸準備が着々と進められていた。
 乗組員の1人がマリコルヌ・モンモランシーの遺影を置いた。
 キュルケ達はスカイアカデミア島の見える庭に着いた。
 たくさん人が集まっている。
 そしてカウントダウンが開始される。
 ゼロになると同時に、スカイアカデミア島は離陸した!

 生徒達が喜びに満ちていたその時、謎の飛行ゴーレム群が空に飛来した!
「何よあれ!?」
 飛行ゴーレムは生徒達の後ろに迫るが、何とか回避した。
 次に飛行ゴーレムは、光線をスカイアカデミア島に向けて発射!
 巨大風石は被弾し、島内で大爆発が起こった!
 警告音が鳴り、コルベールは驚きの顔を見せる。

 スカイアカデミア島の内部は炎が燃え広がっていた。
「……皆が……皆が……」
 キュルケ達は走り出した。
 そして炎に包まれているスカイアカデミア島は街に落下! 大爆発が起こった!
 光線が街に、そして魔法アカデミアに襲ってきた!
 人込みを振り切りながらキュルケは走る。
 タバサはシルフィードに乗って爆発から逃れた。
 ギーシュは倒れながらも一生懸命走る。
 だがキュルケは爆風に巻き込まれて吹き飛ばされた。
 3人は無事に合流したが、光線が3人に迫り大爆発した!

 しばらくして、魔法学院は瓦礫の山と化した。
 キュルケは倒れているタバサを見つける。
「タバサ、大丈夫!?」
 タバサはゆっくりと立ち上がる。
 ギーシュもキュルケの元へやってくる。
「キュルケ!」
「ギーシュ!」
「一体あいつら何者なんだ!?」
 その時、飛行ゴーレムの1機がゆっくりと止まる。
 扉が開き、そこから5人の人物が降りてくる。
 だがその人物は、ルイズとその5人の使い魔のうちの4人にそっくりだった!
 キュルケの脳裏で、2年前の出来事が甦る……。
「ルイズ……!」
 ギーシュ・タバサも驚きの顔を見せる。
「あら、下等生物は生命力が強いわね……」
 ルイズそっくりの少女は足で花を踏み潰した。
「黙りなさい! あんた達こそそれでも人間なの!?」
「……あの日から私は、人間を捨てたのよ!」

 2年前、武装頭脳軍ボルト基地・ヅノーベース。
 ヅノーベース艦内でルイズはある男に呼ばれた。
「あなたは……!」
 その男こそルイズが召喚した使い魔の5人目にして、「ゼロ」のふたつ名で呼ばれていた彼女を地・水・火・風・虚無の全属性を使いこなすまでに成長させた師匠。
 武装頭脳軍ボルト首領・大教授ビアスである。
「大教授……、ビアス……!」
 ルイズは敬礼した。

「私は武装頭脳軍ボルト、ドクター・ヴァリジェルとなったのよ!」
「そして俺は、ドクター・ケンプ!」
「ドクター・マゼンダ!」
「ドクター・オブラー!」
「ドクター・アシュラ!」
「あんた達……!」
 キュルケは驚きを隠せなかった。
「ハルケギニアは真の天才・大教授ビアスを中心とした、天才だけによって支配されねばならないわ!」
「そのために、お前達の様なクズを掃除しに来たのさ! フィンガー・ガン!」
 マゼンダは右手の人差し指からフィンガー・ガンを発射した。
「どうなってんだ!?」
「あはははは!」
 マゼンダは声高く笑った。
「美獣ケンプ!」
 ケンプは苦しみだして、体格や姿も変わり美獣ケンプに変身した。
「化け物か、君!?」
 ケンプは光線を発射、3人は倒れた。
「見たかしら! 大教授ビアスの元で2年間身に付けたこの科学力を!」
「あんた達に2年の月日があったなら、あたし達にも2年の月日があったのよ!」
「……2年前……あなたが空へ消えてから……私達は外敵の存在を確信した……そして密かに準備してた……」
「マリコルヌとモンモランシー、そして、多くの仲間や人々の仇を、今晴らしてやる!」
「あたし達は、生きとし生けるものを守る戦士!」
 キュルケは、ハヤブサのエンブレムが刻まれた右手の腕輪……かつて彼女達がフーケから取り戻した「天獣の輪具」と呼ばれていた宝物庫の秘宝・ツインブレスを突き出した。
「レッドファルコン!」
 次にそのブレスを右手のツインブレスに連結させ、レッドファルコンに変身!
「イエローライオン!」
 ギーシュは「地獣の輪具」と呼ばれたライオンのツインブレスを連結し、イエローライオンに変身!
「……ブルードルフィン……」
 タバサは「海獣の輪具」のツインブレスを連結し、ブルードルフィンに変身!
「超獣戦隊!」
『ライブマン!!』
 3人は名乗りのポーズを決めた!
 ヴァリジェル・ケンプ・マゼンダ・オブラー・アシュラは驚く。
「この強化服……、2年前の物とは違うわよ!」
「戦闘兵ジンマー!」
 ボルトの戦闘兵・ジンマーがライブマンに迫る。
「ファルコンソード!」
 ファルコンは、ファルコンソードを取り出した。
「行くわよ!」
 3人はそれぞれに分かれて攻撃を仕掛けた。

 ファルコンはジャンプし、ファルコンソードでジンマーに斬りかかる。
 ジンマーの頭部が真っ二つに斬り裂かれた。
「ライブラスター!」
 ファルコンは光線銃・ライブラスターで攻撃。
 ジンマーは自爆し、ファルコンは爆風に飛ばされた!

 ドルフィンは弓状武器・ドルフィンアローで攻撃。
 だがジンマーは鎖を投げつけ、ドルフィンの首に巻き付けた。
 電撃がドルフィンに炸裂する!

 ライオンはグローブ状の武器・ライオンパンチで攻撃。
 ジンマーは頭部を飛ばし目から光線を発射。
 次にライオンは、ジンマーに抱きかかり壁に叩きつけた。
「ライブラスター!」
 ライオンはライブラスターを発射、ジンマーの右腕を撃ち落とした。
 だが右腕が突然動き出し、飛び出してライオンの首を掴んだ!
「どうなってるんだ!?」
 ヴァリジェルは手にした杖から光線を発射、ライオンを弾き飛ばした!
 ドルフィンが倒れる。
「大丈夫、ドルフィン!?」
「……ええ……」
 ドルフィンはゆっくりと立ち上がる。
「エルボー・ガン!」
 マゼンダの右肘に仕込まれたエルボー・ガンでの攻撃を、2人が受ける!
「パーム・ガン!」
 今度は左手に仕込まれたパーム・ガンを発射、2人は大ダメージ!
「ふふふふ……、ライブマン、ここまでね」
「おのれ!」
「死になさい!」
 マゼンダがとどめを刺そうとしたその時、もの凄い振動が起こった。
 四足獣型ゴーレムが走っている。
「あれは……!?」
「ランドライオン!」
 ランドライオンは突進し、ヴァリジェル・マゼンダを弾き飛ばした。
 ランドライオンにはイエローライオンが乗っている。
「よし、今よ!」
「……ええ……」
 ファルコン・ドルフィンは走り出した。
「ボフラー戦闘機!」
 ボフラー戦闘機はランドライオンに攻撃するが、ランドライオンはそれをかいくぐり洞窟に入った。
 そしてランドライオンは洞窟の壁を突き破る!
「行くぞ!」
 ランドライオンはボフラー戦闘機の尾に噛み付きスイングして、戦闘機を墜落させる。
「ライオンジャーンプ!」
 ランドライオンは素早くジャンプし、山を登る。
 ランドライオンに気を取られていたボフラー戦闘機は山に激突する。
 そしてランドライオンは山頂に立った。
 ファルコン・ドルフィンはなおも攻撃を受け続けている。
「2人が危ない! ライオンカノン、発射!」
 ランドライオンはライオンカノンをボフラー戦闘機に向けて発射したが、ファルコン・ドルフィンは未だ攻撃を受け続けている。

 かつての友は、悪魔に魂を売った恐るべき敵として戻ってきた。
 果たしてライブマンは、この狂気の天才達に勝てるのであろうか!?



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