あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

GTA:LCS-0 21

「いや、だからだなキュルケ、気持ちは有り難いのだが、俺は貰う筋合いの無いそう言った高価なものは……」
「ふふ……遠慮しないで良いのよトニー」
キュルケは俺を物で釣ろうとしてるのか。こんな時ふと思う、ルイズが何時もどおり、ワンパターンに乗り込んで来てくれると正直、結構
嬉しいんだがなぁ……。
「やっぱり、成就が困難なほど、恋は燃えるのよね」
「ヤるだけが恋愛じゃねぇんだけどなぁ……」
呆れ混じりに言ってみる。シチリアンとしてみれば、もう少し雰囲気くらい楽しみたいものだぞ。それに、あのルイズの膨れっ面を見るのも
勘弁して欲しいしな。
「お前さんは美人だが、早急にってなると話は別だぜ?」
「ふふっそう来なくちゃ♪」
やばい、火に油を注いでしまったか?好意を持って貰えるのはありがたいが、やっぱりなんか違うんだな。そんな事を考えていると、回廊
から騒がしい音が聞こえてきた。多分ルイズだろう、助かった。
「トニー!!何で何時も何時もツェルプストーと一緒にいるのよ!!」
やっぱりルイズだった。ワンパターンなのかもしれないが、こんな時はこれが嬉しかったりする。
「茶に誘われただけだ、そう頬を膨らますな……紅茶美味かったぜ、有難うよ。今日はこれ以上このお姫様の機嫌が悪くならん内に帰るぜ」
「あらそう?……なら、またお誘いするわね」
茶の礼を言ってそそくさと部屋から出るが、ルイズの頬は膨れたままだった。嫉妬深いのか?

「どうして茶なんかで誘惑に乗るのよ!!」
「社交ってやつだ、気にするな」
油を搾り取られたのも併せ持ち、今のルイズの機嫌は最悪でヒステリックだった。
「お茶飲みたいならどうして私に言わないのよ!!」
ヒスを起しているのも併せ持って言っている事もかなり滅茶苦茶なものだが、今日は何も言わずに聞き流す。
「ならルイズ、お茶貰えるか?一緒に飲めるのなら尚嬉しいのだが?」
「……!!わっ分かったわよ!!……イスに座って待っていなさい!!ツェルプストーとは比べ物にならない程の美味しいお茶を煎れるから!」
上手く乗せたともいえなくも無いが、向かい合って座って飲んだ紅茶は中々美味しかった。

――翌日。
ルイズを起して洗濯を済ませると、マルトーに結構豪勢な朝食を振舞ってもらう。だが、場の雰囲気は何か足りなかった。料理ではない。
人的で、だ。
「マルトー、何か寂しくねぇか?」
「んん?料理物足りないか?」
「違う、人数的にだ。普段いる奴……そう言えば、シエスタいねぇな」
気になって言葉に出してみると、雰囲気は一気に暗くなった。
「トニー、お前シエスタから何も聞いてねぇのか?」

「何、辞めた?」
「ああ、今朝早く迎えの馬車が来て出て行ったよ。ジュール・ド・モットと言う貴族のところへ行ったさ」
そう言われると、昨夜のシエスタの雰囲気は合点が合う。恐らく、本人は此処を辞めたくはなかったのだろう……いや、違うな。人身御供に
なると分かってだろうな。

「結局、平民は貴族の言いなりになるしかねぇのさ」
「……気にいらねぇ」

mission:『シエスタ:メイドの危機 act.1』

「この世界での貴族が直々って事は、要は人身御供、まぁマシな言い方をすれば『妾』『愛人』目的だろ?」
『そうだな、良く分かってるじゃん相棒』
誰もいない隠れ家で喋る剣デルフリンガーに話し掛けると、気のない返事と言うか、軽い返事が返ってくる。
「最悪だな……デルフリンガー、俺今日遅くなるってルイズに言っておけ」
『何?……お前、まさか……』
「何、ちょっと軽~く頭を叩きに行って来るまでさ。朝までには帰ってくる」

―― ギーシュを探せ

あんな気立ての良い子を人身御供に出来るか。だが、そのヘンタイ貴族の所在は分からん。とは言え、ルイズやキュルケには聞けないので、
一番聞きやすいギーシュを探してみるか。あのバカは愛の語らいに最適な場所に絶対居るだろうから、探しやすいのもあるしな。
(やっぱり、こんな所に居たか)
軽く目星を立てて、来た初日にルイズに追っかけ回された逃走経路に噴水があるのに気が付いた俺は、迷わずその場に行ってみると案の定、
ギーシュがモンモランシーと、まぁ甘ったるい言葉の遣り取りをしていた。こうしてみると、多少はよりが戻ったのだろう。
「ようギーシュ、元気そうだな」
「おお……トニー」
俺を見たギーシュはちょっとビクッとはしたが、昨日の今日もある為外見は平静に対応してきた。



新着情報

取得中です。