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ゼロノマキバオー-02


朝目覚めたルイズは顔を洗い、服を着替え身仕度をして食堂へと足を運ぶ。
それはいつもと変わらない生活だった。
食事を終えた生徒達にコルベールは話し始める。
「二年生は今日の授業は休みとします。昨日召喚した使い魔とのコミュニケーションを取る為
 交流会を開くことにしました」
ルイズはマキバオーのことを思い出す。馬という事なのでとりあえず厩舎に預けておいたのだ。

厩舎の中で目覚めたマキバオーは目の前で藁を運んでいる年配の男に声をかけた。
「んあ~おっちゃん誰なのね」
男は驚き振り向いた。
「えらいこっちゃ!犬が喋ったよ!」
「犬じゃないって、馬なのよ!」
厩務員の男は昨日ルイズに中庭に呼び出されたことを思い出す。

「この馬とネズミ、厩舎で預かっといて頂戴」
「へ?この犬をですか?」
「犬じゃなくて馬よ、私も信じてないんだけど本馬がそう言い張ってんだからそうなんでしょ。
 後は頼んだわよ」
「はぁ、分かりました」
厩務員は気絶しているマキバオーとチュウ兵衛をリヤカーに乗せて厩舎まで運んだのである。
確かによく見ると立て髪もあるしヒヅメもある、こりゃ馬だ。

「私はここの学院で働いてる厩務員じゃが。
 いやーしかし驚いたな。長い間馬の世話してきたがまさか喋る馬がいたとはの」
「馬が喋って何がおかしいのね?」
マキバオーはクエスチョンマークを浮かべる。
「んあ~それにしてもお腹空いたのね」
マキバオーは昨日から何も口にしていなかった。
「何だ腹減ってんのかい。今エサを持ってきてあげるからちょっと待ってな」
厩務員の男はそう言って飼い葉桶を運んで来てマキバオーの前に置いた。
「んは、ゴハンなのよ」
腹の空いていたマキバオーは出されたエサをあっという間にたいらげる。
腹がふくれたマキバオーはチュウ兵衛がいないことに気づいた。
「あら、そういえば親分がいないのよ。どこに行ったのね」
そこに丁度よく厩舎の入口からチュウ兵衛が現れた。
「やっと起きたかたれ蔵。ほら土産だ」
現れたチュウ兵衛は両手で持っていたリンゴをマキバオーに渡した。
「リンゴなのね!」
「ちょっとここの建物の様子を見てきたんだが、建物の外は草原ばかりだ、何にもねえ。」
「ふ~ん」
マキバオーは好物のリンゴをシャクシャクかじりながらうなずく。

さてこれからどうした物かとチュウ兵衛は考える。
やっぱりルイズって女を探し出して帰る方法を聞き出すしかないのか。
チュウ兵衛がそう考えを巡らしていた時厩務員の男が口を開いた。

「あ、ルイズさん」
「何!」
入り口にはルイズが立っていた。ルイズはこっちに歩いて来る。
チュウ兵衛は現れたルイズに向かって叫んだ。
「やい、ルイズてめえ!俺たちを元の世界に戻しやがれ!」
「いきなり怒鳴らないでよ!それに何よ元の世界って」
チュウ兵衛はまくしたてる。
「俺たちを元のいたとこに戻せって言ってんだ!」
「そんなの無理よ」
「何だと!?」
「使い魔を元の場所に帰す魔法なんて無いもの。まぁあんた達が勝手に帰るってのなら話は別だけど」
「そ、しょんな…」
「ぐっ…!」
マキバオーとチュウ兵衛は肩を落とした。
「それより今から使い魔との交流会があるのよ。あんた達も来て」
「交流会か…行けば何かわかるかも知れねえな…行ってみるぞたれ蔵、まだ諦めんな!」
「んあ!」
マキバオーとチュウ兵衛はルイズの後をついていった。


ルイズ達が広場につくとそこにはたくさんの使い魔の姿があった。
「んあー赤いのやら青いのやら見たことの無い変な生き物がいっぱいいるのね」
あんたが一番変な生き物よとルイズは心の中でツッコむ。そこへキュルケが現れた。
「あらルイズ。犬とネズミを連れてお散歩?」
「良かったらどっちか譲ってあげてもいいわ」
「何を卑屈になってるのよ。なかなかカワイイ顔してるじゃないのこの使い魔。
 まぁ私のフレイムには負けるけどね」
キュルケの足元からサラマンダーが顔を出す。
「んあーとってもカッコイイのねこのトカゲ。特に燃えてる尻尾がとてもオシャレなのね」
そう言ってマキバオーはフレイムに触ろうとする、が、燃え盛る尻尾がマキバオーの顔面を直撃した。
「あつ、あっつ!あ熱いのね!」
「駄目よフレイムに触っちゃ、火傷しちゃうわよ?それじゃあねルイズ」
キュルケはそう言って去っていった。
「危ねえじゃねえかたれ蔵!俺まで巻き添え食らうとこだったじゃねえか!」
「まったくひどい目にあったのね」
ルイズは置いてあったイスに座り呟く。
「あーあ喉かわいちゃったわ、あんた何か冷たい飲み物取ってきてよ」
「それぐらい自分で取りに行くべきなのよ」
「誰があんたの世話代出してると思ってるの?本当は馬ならもう間に合ってるんだからね」
「わ、分かったのね。まったく馬使いの荒い子なのよ」
マキバオーは給仕がいる所に向かって歩き出す。

「そうだ親分、帰る方法何かわかった?」
「分からん」
「駄目よ親分やる気出さなきゃ、本当に帰る気あるのね?」
「だったらお前が帰る手がかり見つけてみろってんだ!寝てばっかのお前に言われたくねえ!」
「んあ~それじゃあ、あの気の良さそう兄ちゃんに聞いてみるのね」
マキバオーはテーブルで話をしてるギーシュに聞いてみることにした。

「お話し中ちょっとスイマセンお兄さん。日本に帰る方法知りませんかなのね?」
「ん?何だね君は?ああ確かルイズが召喚した喋る犬だったかな」
「だから犬じゃなくて馬だってのよ…」
「馬?馬ってのは体がもっとスラっとしてて脚が長くてカッコイイ生き物なのだよ」
マキバオーはもう話す気力を無くしていた。
「可哀想に、本物の馬を見たことがないらしいな、今度僕の愛馬を君に見せてあげたいよ。」
「そんなことよりお兄さんよ、使い魔ってのを元いたとこに戻す魔法なり方法知らないか?」
「誰だい今の声は?」
「ここだここ」
ギーシュはテーブルの上に移動していたチュウ兵衛を見つけた。
「あーそういえばこっちのドブネズミの方も喋るんだったな」
「ド、ドブネズミだと!?俺は野ネズミだ!ドブネズミ何かじゃねえ!
 あったま来た!てめえ勝負しやがれ!」
「お、落ち着くのよ親分。これじゃ帰れるものも帰れなくなるのね」
「うるせえ!お前も犬なんかに間違えられて競走馬としてのプライドってもんがねーのか!」
「何かもう慣れちゃったのね」
ギーシュは目の前で言い合いをしてる馬とネズミを見て喋った。
「競走馬とは大きく出たもんだな…へ~面白い。
 僕の馬を見せてあげるついでにレースでもしてみるかね?」
「上等だ!やるぞたれ蔵!」
「え?」
それを聞いた廻りの生徒が煽る。
「本当かよギーシュ?競馬だ!競馬が出来るぞ」
「何?どうしたの?」
「ギーシュの馬とルイズの使い魔が競馬で勝負するってよ」
騒ぎを聞き付けたルイズが割って入る。

「ちょっとちょっと何言ってるのよ。競馬?ふざけないでよ」
「ああそうだルイズ、もちろん君がその使い魔に乗るんだろ?」
「え?」
「まあその犬に乗れるかは疑問だけどね」
乗れる乗れないの問題じゃない、こんなのに乗りたくない。
「走るっていうのならこいつじゃなくてちゃんとした私の馬がいるわ」
「僕はその使い魔の犬に馬が走るとこを間近で見せてあげたいのさ。他の馬じゃ意味ないだろ?」
「そうだルイズー!メイジなら自分の使い魔を信じろー!」
娯楽に飢えてる生徒達は騒ぎ立てる。
ルイズはギーシュとマッチレースをすることになった。


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