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ゼロの斬鉄剣-02


ゼロの斬鉄剣 二話    ―異国の食事とルイズの魔法―

ルイズと部屋を出た五ェ門は目の前の部屋のドアが開いたことに気がついた
ドアから現れたのはブラウスのボタンは2つほどはずし胸があらわとなっている赤髪の少女だった
「(むぅ、なんと破廉恥な・・・)」
そうおもいつつも朝から衝撃的な絵に顔を歪ませる-もちろん悪い気はしないが。
不二子程ではないが大きな胸に彫りの深い顔立ちとルイズとはかけ離れたプロポーションに少々戸惑う。

少女はルイズを一瞥し
「おはよう、ルイズ」
「おはよう、キュルケ」
「貴方の使い魔・・・ふうん」
しげしげと五ェ門を見つめるキュルケと呼ばれた少女
「な、なによ!」
「ぷ・・あっはっはっは、さすがゼロのルイズね、本当に人間呼ぶなんてすごいじゃない!」
キュルケの馬鹿にした言葉にルイズは顔を赤くした
「う、うっさいわね!それよりあんたはなにを呼んだのよ!」
「あら、貴方と違って私はちゃんと成功したのよ?フレイム~。」
キュルケが名を呼ぶと扉からのそのそと巨大なトカゲがでてきた
「(ほう、この世界にはこのような生き物も・・・)」
「ふふっ、私のかわいい使い魔、火竜山脈のサラマンダー”フレイム”よ。」
そう紹介されたサラマンダーが五ェ門の瞳をのぞく。
瞬間大柄な体とは思えない俊敏さで一歩引くフレイム
「あら、どうしたのフレイム?」
フレイムは見たのだ、五ェ門の瞳の奥にある己の炎など簡単に飲み込むような冷たい何かを。

「あら、あなたの使い魔は臆病なのね?」
ここぞというときにルイズが返す
「ちがうわよ、どうしたのフレイ・・・」
キュルケが再びフレイムに目をやると、五ェ門の足元で腹を見せている
「(ふむ、なかなか人懐っこいトカゲのようだな。)」
「ちょっとフレイム、なにしてるのよ!」
自分にだってまだ見せたことの無いフレイムの態度に面食らうキュルケ
「このトカゲはなかなか人なつっこいな、躾もできているようだ。」
当の五ェ門はフレイムを褒める
「ちょっと、ゴエモン!ツェルプストーの使い魔なんて褒めるんじゃないわよ!」
「あら、ゴエモンさんとやらのほうが使い魔を見る目があるようね」
「なんですってー!」
やれやれと、五ェ門とフレイムはお互いの顔をあわせため息をつく
「おぬしも頑張れよ。」
(へい、ありがとうございやす)
と聞こえた気がした。

「とにかく、そちらの使い魔さんにはまだちゃんと自己紹介していなかったわね。」
「ふむ、拙者は石川五ェ門、今はルイズの使い魔をやっている。」
「私はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー、長いからキュルケ
でいいわ、あなたは変わった名前だけど・・・ゴエモンでいいのかしら?」
また呼び捨てか、と思った五ェ門だがもう気にしても仕様が無いだろうと思った。
「それで構わん。」
「そう、じゃあお先に失礼。」
キュルケが去るとルイズは

「ふん!なによあいつ!自分はサラマンダー召還したからって・・・・」
少し涙目になるルイズ。
「まあよいではないか、そなたも現に人間を召還したのだ。」
「よかないわよ!メイジと平民じゃ狼と犬程の差があるのよ!」
やれやれと、ため息をつく五ェ門

「ところで先程”ゼロのルイズ”と言っていたがおぬしの苗字にはそのような単語はなかったようだが?」
とたんにルイズの顔が赤くなる
「う、うるさい!うるさい!もう!さっさと朝食取るわよ!」
と当り散らしていた。
「(何を怒っているのか?)」
不思議そうにルイズの後をついていくのだった。

「ここは食堂よ!本当はあんたみたいな平民が・・・」
と喋っているとすごすごと五ェ門は別の方角へあるいていた
「ちょ、ちょっとゴエモン!どこ行くのよ?」
振り返る五ェ門。
「拙者はこれから厨房へ、賄い食をだしてくれるというのでな。」
うっと顔をこわばらせる
「う・・・あっそ、じゃあ食べたらここで待っていて。一緒に教室で授業をうけるから。」
ルイズはそういって食堂にはいっていく
「(五ェ門用に主従の関係を分からせるためわざとみすぼらしい食事を用意したけど・・かえって良かったわね、今朝の一件もあるし・・・)」
図らずとも危機を脱したようだと、それはそれで納得して食事を始めるルイズであった。

「(ふむ、授業とは・・・魔法とやらには興味がある・・)」
五ェ門はそう考えた後、シエスタの指定どおり厨房へ向かう
「あ!ゴエモンさ~ん」
「すまないシエスタ、早速食事を頂きに来た。」
とそこへ大柄な男がやってくる
「おう、平民なのに貴族なんかの使い魔になっちまったってェ奴はお前かい?」
「いかにも、拙者石川五ェ門と申す。以後宜しくお願いする。」
「かたい挨拶は抜きだ!俺は料理長のマルトー。さあさ、あまり物で作ってはいるが食ってくれ!」
そういうと五ェ門の前に見たことも無いような料理が出される
「(これが異世界の料理、見たことは無いがなんともよい香りだ・・・。)」
「ささ、遠慮するなよ!」
そう進められ食事を始める五ェ門
「これは美味い。」
「そうだろう!いや、お世辞でもうれしいぜ!」
かなりご満悦なマルトー。
「いや、見たことの無い料理だがこれはとても素晴らしい味だ。礼を言わせていただく。」

こうして五ェ門は料理長にも気に入られ「またこいよ!」といってもらうことになった。
「(さて、そろそろ待ち合わせ場所へ向かうか。)」
食事を終え、ルイズとの待ち合わせ場所へ向かう五ェ門
厨房では
「シエスタ、なかなかいい男を連れてきたじゃねぇか?狙っているのか?ん?」
「ち、ちがいますよぅ!」
などというやりとりがあったのだが五ェ門は知る由も無い。

五ェ門はルイズに教室まで案内された
「ほう、なかなか広い場所だな。」
中に入るなりクスクスと聞こえてくる、まあそんなものだろうと五ェ門は流す。
「(それにしても、まるで動物園のようだな・・・)」
事実その場にはキュルケのサラマンダーをはじめとして巨大な目玉が浮かんでいたり、不気味な色の蛙
などが集まっていた
「(己もその中の一人、か。)」
突きつけられた現実に少々自嘲気味になる五ェ門

そうこうしている間に中年の女性が大きな扉から入ってきた
「皆さん、春の使い間召還は大成功のようですね?」
開口一番大きな声で喋りだす
中年の女性、教師シェヴルーズは五ェ門を見るなり
「おやおや、変わった使い魔ですね。ミス・ヴァリエール」
「ゼロのルイズ!いくら魔法ができないからってそこらへんの平民つかまえてくるなよ!」
「違うわ!ちゃんと召還したんだもの!」
「嘘はつくなよルイズ、どうせ失敗したんだろう!」
この台詞をはいた太った少年が言い終えると教室は笑いの渦につつまれた。
「うっさい!かぜっぴきのマリコルヌ!」
「はいはい!そこまで!それ以上騒ぐならその口に魔法をかけますよ!」
とたんに静かになる教室

「では、授業をはじめます-」
五ェ門はつぶさに授業を聞いていた、魔法にかかわる『火』、『土』、『風』、『水』そして失われた
『虚無』とやらの属性があること、その他魔法についての知識を真剣に聞いていた。
シェヴルーズはこの真剣な眼差しで授業を聴いている「平民」に好印象を持った
「はい、では実際に錬金を実践してもらいましょう。ミス・ヴァリエール!」
とたんにざわついた。
「先生、それはやめてください!」
「無謀です!」
たちまち騒ぎになりかける
「はい、静かに!ミス・ヴァリエールの使い魔を見習いなさい、平民にも関わらず熱心に授業を受けています、貴方たちも負けてはいけませんよ。」
「でも先生!」
「いいから、さあミス・ヴァリエール、この土を錬金して御覧なさい。」
「はい!やります!」
「よろしい、ではこちらへ。」

会話の流れの間、或る者は机の下へ、また或る者は教室の外へ
「(一体なんだというのだ、先程の実演ではたいした現象はないはず・・。)」
訝しげに周囲を見渡す五ェ門 ―瞬間
ボン!
「ぬぅ!」
あまりにも突然の出来事に対応できなかった五ェ門
土煙がおさまりあたりを見渡すとまるで爆撃を受けたような惨状となっていた。

「けほ・・・ちょっと失敗したみたいね。」
「なにがちょっとだ!」
「だから言ったんだ、ゼロのルイズにやらせるといつもこうだ!」
「成功率ゼロのルイズ!」
非難轟々とはこのことである
後ほど意識を取り戻したシュヴルーズにルイズは五ェ門ともども後片付けを命じられその教室での授業は本日中止とあいまった。

「(さきほどのゼロのルイズ・・・そういう意味だったのか。)」
そういう意味があると知るとどうもルイズの態度の理由も分かってくるものだ。
「なによ・・・馬鹿にしてるんでしょう・・・。」
掃除をしながら覇気のない声で話すルイズ
「人には誰でもそういう時期がある、気を落とすことは無い。」
苛烈な修行の中、何度も苦境にたたされたことのある男はそう慰めた。
「なによ・・・使い魔に同情されるなんて・・・。」
その後二人は教室を無言で片付けていく。

――
「オールド・オスマン!」
禿げ上がった男が一人の老人の前に立つ
「あー・・・なんじゃね?」
オスマンと呼ばれた老人が返すと
「一大事です、これをご覧ください!」
「えー、なになに?『始祖ブリミルの使い魔たち』、これがどうかしたのかえ?」
「違います、先日使い魔召還の儀式で一人平民を呼び出したのですが・・・」
「おー、ヴァリエールのハナタレの三女か、たしか・・ルイズとかいっておったのう。」
そういうオスマンにスケッチをみせる。
瞬間、老人の顔が険しくなった
「ほう・・・」
傍らにいた秘書に声をかける
「すまないが、ミス・ロングビル、席をはずしてくれんかのう。」
「・・?ハイ、わかりました」
ロングビルが扉を閉めると
「・・・・詳しく説明をするのじゃ」

一気に場の空気が凍り始めるのであった


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