あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ドSな使い魔  第1話 呼【しょうかん】


ドSな使い魔

「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」

例によって例のごとく、すべての物語はここから始まる。

物語の舞台となる時空で紡がれた魔法の言葉は、別の時空、現代世界のごく一部に干渉し、一つの個体をその時空から消し去った。
そして、この時空に現れて新たなる歴史を創造してゆく……

ここ日本の何処にでもいるような平凡な高校生、平賀才人は、その日少しだけ非凡な出来事に遭遇した。


往来の真ん中に現れた謎の物体。一見すると鏡のように見える。
ただ一点異なるのは、それが何の支えもなく空中に浮いている所だ。

パソコンのやりすぎでついに目に異常が出たかと目をこするも、そのナニカは一向に消えない。
元来好奇心の強い才人は、その光景に畏怖するどころか目を輝かせはじめた。
そして、今一現実感を持てないまま、この現象はどういう仕掛けなのか、さてはプラズマ、はたまたホログラムかと色々調べ始めた。

まずは手に持った傘で突付いてみたが、あっさりとすり抜ける。
どうやら害は無さそうだと判断した才人は、直接触れて確かめようとしてふと思いとどまった。

この現象を誰かに見せびらかしたくて、携帯を取り出し撮影しようと試みたのだ。
だが、傘と先ほど修理したばかりのパソコンが邪魔でうまく取り出せない。
仕方なく一旦荷物を置こうと視線をそらした瞬間に、それは起こった。

突然の発光現象に驚いて、振り向いた才人が見たものは、謎の物体の真下から空間を捻じ曲げて現れた何者か、そしてそれが接触した瞬間に先ほどとは異なる光を放ったあの鏡であった。
そして極めつけに、突如現れた何者かが鏡の中に吸い込まれていき――

消えた。
跡形も残さず、綺麗さっぱり無くなっていた。

こうして、僅かな気の迷いのせいで歴史はその流れを変えた。だが、歴史は些細なことで常に流れを変えて動いている。こうなったこともまた必然かもしれない……


後に残された才人はしばし茫然自失の態で、再起動までに10数秒を要した。
そして恐る恐るそれがあった場所を傘で突付きまわす。

もちろん召喚のせいで一時的にゲートが開いていただけであり、そのゲートが閉じたら後には何も影響を残すことはない。

では、地中から現れた者はどうだろうか…

傘で突っついても何も起こらなかったので、才人は一歩足を踏み出した。…反応がない。ただの地面のようだ。
内心先程のように吸い込まれたり、ぽっかりと穴が開いて奈落の底へと落ちていくのではないかと覚悟していただけに、幾分拍子抜けである。
とにかく、こちらも元通りになったようだ。

何もない空間に向かって傘を振り回すだの、さもそこに何かがあるかのように地面を踏むだのと、他人が見たら可哀想な人扱いされること間違い無しな行動を終え、才人はポツリと一言漏らした。

「俺、ネトゲ卒業するわ」

――所変わってここはハルケギニア大陸の一角にあるトリステイン王国の魔法学院。その中庭では折しも二年生への進級試験、使い魔召喚儀式が行われていた。
儀式は滞りなく進み、残すところあと一人となったところで周囲のざわめきは最高潮に達した。悪い意味で。

「成功するわけないだろ……常識的に考えて……」
「降臨祭までには終わるさ」
「魔法もできずに召喚とな!?」
「俺、召還が成功してたらあの子と結婚するんだ……」
「この賭……分が悪すぎる…」
「さてダッチ、あたしゃ黒だ。あんたは?」
「言ったろ? 俺だって黒だ。賭にならん」
<いいぞ ベイべー!
 召喚に成功するのは訓練されたメイジだ!
 伝説の使い魔を呼ぶのは更に訓練を積んだ虚無の使い手だ!!
 ホント 召喚は地獄だぜ! フゥハハハーハァー


各々の発言からも分かるとおり、大トリを務める生徒の評判はすこぶる悪い。成功しないことが半ば前提になってしまっている。
見ると、陰口をたたいている者以外にも、青髪の小柄な少女が本を山積みにしている。持久戦の構えだ。

……正直ナメられてるとしか言いようがない。

だが、批判対象の少女はそれらを一切無視する形でひたすら召喚に専念する。
今までの努力が実を結ぶことを祈って。

そして、幾多の失敗を越えて、ついに天は期待に応える――

――随分と意地悪な応じ方だったが。

呪文を唱え終わった瞬間、彼女にはこれはという確信めいたものがあった。
その確信を抱いたまま、杖を振る。結果発生した爆発は、いつもとは異なる手応えを感じられるものになった。

たちこめる噴煙の奥を、期待を込めて見守る桃色の髪の少女。周囲の者も、どこか様子が異なることを察したのか、不安げに遠巻きに見守る。

そんな中、一陣の風が漂う煙を飛ばす。その向こう、うっすらと見える“それ”は――

ここトリステイン魔法学院の生徒、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、自分の目が信じられないでいた。

自分が召喚に成功したことが――ゼロと呼ばれたこの自分が魔法を成功させたことが。それ以上に、自分が召喚した使い魔の姿が信じられなくて。

私が召喚したのは、あれは……翼? それにあの頭……角が生えてるように見え――
え、ちょっと待って。私がやったのは黒魔術なんかじゃなくて使い魔召喚の……まさか、私悪魔を召喚したの?

煙越しなのでシルエットしか判別できなかったが、あれは人間のように見えて、そうではない。翼人とも違う、もっと禍々しいナニカだ。


角度の関係上、それはルイズを始めとしてわずか数人だけにしか見えなかったが、それでも大多数の者が、この場の空気が変わったことを察知していた。
この場の全員が注視する中、煙が徐々に薄れてゆき、ついに現れたその姿は……

「あれ?」
おかしい。さっきは頭から角が生えているように見えたのに。目の錯覚? だけど確かに――

「召喚、成功だね。…おめでとう」

「…え?」
その言葉で我に帰るルイズ。
そうだ。とにかく召喚に成功したことは間違いない。たとえそれが――目の前の平民(?)の男だったとしても。
だったら私は喜ぶべきなんだろう。

でも、何故コルベール先生は憂かない顔をしているのだろう。どうして私の使い魔に対しての警戒を解かないのだろう。

やはり、先生も見たのだろうか。あの青いスーツを着た体の上に、鳥みたいな頭が乗っていたのを。



――――――ドSな使い魔 第1話 呼【しょうかん】 /おわり


おまけ

NGシーン Take 1

【アキバ】秋葉原で謎の発光現象が【目撃者多数】

309 : 迎撃ミサイル(樺太) 投稿日: 2004/6/30(水) 02:58:22 ID:5rVKK9zmO
   これ結局どこで起こったの?

310 : 高校生(東京都) :2004/6/30(水) 03:01:10 ID:hS17pcXp0
   俺これ間近で見た
   なんか光る板が現れたと思ったらいきなり変な格好のやつが現れてフイタ

311 : F1パイロット(三重県) :2004/6/30(水) 03:02:47 ID:AfWe95vj0
   お前らアキバネタだと反応早いよなwwwwwwww

312 : 専守防衛さん(千葉県) :2004/6/30(水) 03:05:25 ID:2dckjb470
   どっかのブログで見たときはネタかと思ったけどマジだったの?

313 : 解放軍(神奈川県) :2004/6/30(水) 03:08:14 ID:1I0zeXXD0
   >>298
   MIB乙

   >>310
   デュエリスト乙

314 : 高校生(東京都) :2004/6/30(水) 03:10:21 ID:hS17pcXp0
   いや本当に見たんだって

315 : 殲10(アラバマ州) :2004/6/30(水) 03:15:30 ID:1s7eOKb40
   それなんて(ry


新着情報

取得中です。