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ゼロのたい焼き屋サン

使い魔召還の儀式に現れたのは人相の悪い平民だった。
先住魔法とも異なる「超能力」を使用する彼は、言葉遣いの荒っぽさを除けば、
かなり有能だと言ってもいいと思う。
こんなことを本人の前で考えると思考を読み取られるから、普段はきつく当たっているが、
正直私がメイジとして駄目ではないと言う可能性を見出してくれたことに感謝している。
また、超能力がメイジにとって相性のいいものだというのが強みだと最近気がつくようになった。
メイジが魔法を使用する際の集中力や精神力を、的確に削り取るイメージの投影が非常に強力だ。
土くれのフーケ騒動、ワルド子爵の裏切りなども、その力があればこそ解決できた。

だが―――

タルブの村が襲われたと知ったとき、彼は迷わず竜の羽衣を起動させた。
空を覆う龍騎士と飛行船の群れ。
それを前にして、彼は黙っていることなど出来なかった。
竜の羽衣……そう名付けられた鉄の塊の中で、彼は血を流しながらも操縦席に座っている。

彼の顔色が変わったのは、彼らが巨大な、金色に光る奇妙なゴーレムを投入してきてからだった。
「クソッ・・・・こいつがここにあるってことはあいつらがいてもおかしくないって事かッ!!」
そう叫びつつそのゴーレムを撃破したが、同時に彼も軽くはない怪我を負っていた。

「これ以上はもう無理よ! あとで調子を整えてから出ないと・・・・」
「うるせえな」
竜の羽衣から伝わってきた反動で血まみれになりつつも彼の口調はいつもどおりだった。
「男のすることに・・・・女が口出しするんじゃねえ」
「そんなの関係ないでしょ! このままじゃ死んじゃうわよ!」
「死なねえよ」
小さく、だが力強く彼は呟き―――腕を伸ばす。
「ブリキ大王がある限り・・・・男アキラ、死んだりはしねえ」
そして、更に追い討ちをかけるように事態が動く。

再び敵陣からふた周りほど小さいが、ゴーレムが投入されたのだ。

「けるるー・・・・
けるけるぴーちゃん・・・・
けるるーちゃん・・・・
どれんぷちゃんけるけるー・・・・
先の隠呼大仏には及ばぬでおじゃるが、
虚無の力で復活させたアルビオンにいた王族以下300名の液体人間!
その力であやつを・・・・」
「既に息切れておったものも蘇生を行ったのちに全て液体人間へと変化を遂げた。
僅か9000リッターの液体人間なれど、全て貴様らを打ち倒すための選ばれた者たち!」
「人間と人間が一つにとけ合い・・・・
身も心も分かち合える・・・・
憎しみも・・・・
争いもないすばらしい世界を作り出すために!」
『そして貴様らを滅ぼした後、再び御出居様をこの地に招こう!』

「ふざけ・・・・ないで!」
ブリキ大王のコクピットに強烈な思念が流れ込んできた。
その内容に、怒りで眩暈がする。
液体人間と言うものが何であるか、アキラから話は聞いたことはあった。
そんなものに、ウェールズ皇太子たちはされてしまっていると言う。
「あいつら・・・・液体人間になって、その意思だけが残っていやがったか・・・・」
アキラはそう呟いて、更に力を篭めようとする。
その手の上に、手を重ね。
「私も手伝うわ」
アキラが一瞬動きを止め・・・・ニヤリと、笑った。
けっして格好いいものではない、だが男らしい笑顔。
「やれるのか?」
簡潔な確認の言葉。
「私は貴族よ・・・・
貴族、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・・!」
そして、生まれて初めて腹の底から叫んだ。
「無理を通して見せるッ!!」

ブリキ大王が淡く光を放ち、鳴動する。
それは先ほどまでよりも力強く。
それは先ほどまでよりも神々しく。

「また貴様は一つになるのを拒むのか・・・・
その汚れた体を取り払い、われらと一つになればそのような感情は愚かであったと気がつくだろうに・・・・」
「うるさいッ!!」
叫びながら、魔法に集中する時の要領で、全力でブリキ大王の制御を行う。
ジョムジョム弾は弾切れ。
拳は先の戦闘で所々ひび割れ、脚部の関節もそれまでの戦闘の負担がかかり。
レーザー発射用の各宝石は爆炎によってすすけており、出力は格段に落ちている。
だが、それがどうしたと言うのか。
だからといって、こいつらには負けるわけには行かない。
「そんな姿にならなくても・・・・一つになることは出来るわっ!
そうでしょ、アキラッ!!」


LIVE A LIVEより 近未来編の主人公アキラを召還

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