「ルイズさん、ただいま帰りました!」
「遅いわよ。あんた今までどこ行ってたのよ?」
ユリアが戻ってきたころには、ルイズはすでに寝間着に着替えていた。ピンク色のネグリジェが上下のものである。ルイズのお気に入りの服だ。
そして、ルイズの右手には少し汚れた杖が左手には夕方洗濯したばかりの布が握られていた。
「えへへ……ちょっとシエスタさんのところに行っててて………。」
そう言ってユリアはバツが悪そうに笑う。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式の電気系統の充電は自家発電によってまかなわれているのだ!』
「ふーん、そうなの……。」
その事に関してあまり興味を持っていないルイズは顔を下ろし、杖に向かう。
「えーっ! 何か言ってくれたっていいじゃないですか!
どんなお風呂だったの?とか 私も一緒に入ってもいい?とか 私も一緒に気持ちよくなりたい!とか」
「言わないわよ、そんな事!!!」
「がーん………ひょっとして、ルイズさん私に興味ないんじゃ………。」
声を荒げて怒鳴ったルイズに驚いたユリアは目に涙をためてえぐっ、えぐっ、と声を上げて泣き始めた。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式は全般的に大変濡れやすくなっております ご了承ください』
「違うわよ! 今、杖を磨いてるからそっちに集中してただけよ。」
ルイズは右手に持った布を手と一緒に振りながら慌てて弁解する。
そして、泣き止まないユリアを見かねたルイズは、手にした布でそっとユリアの涙を拭ってあげた。
「あ………。」
「どう? もう、治まった?」
「はい………。」
「そう、よかった……。」
ルイズはそう言ってユリアににっこりと微笑んだ。ユリアはそんなご主人様に思わずときめいてしまう。
「じゃあ、次は私が……」
そう言って、いつの間にかルイズの布を奪取したユリアはそれでルイズの身体を拭こうとする。
身の危険を察知したルイズは思わず、半歩下がった。
「私、どこも濡れてないんだけど」
「やだなあ、もう濡れてるじゃないですか。ルイズさんの下の ……ごぶぁっ!」
ルイズの蹴りがユリアのおなかを直撃した。
「おいたはほどほどにね、ユリア……!」
ユリアはうずくまってお腹を押さえながら激しく首を上下させるのであった。
「遅いわよ。あんた今までどこ行ってたのよ?」
ユリアが戻ってきたころには、ルイズはすでに寝間着に着替えていた。ピンク色のネグリジェが上下のものである。ルイズのお気に入りの服だ。
そして、ルイズの右手には少し汚れた杖が左手には夕方洗濯したばかりの布が握られていた。
「えへへ……ちょっとシエスタさんのところに行っててて………。」
そう言ってユリアはバツが悪そうに笑う。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式の電気系統の充電は自家発電によってまかなわれているのだ!』
「ふーん、そうなの……。」
その事に関してあまり興味を持っていないルイズは顔を下ろし、杖に向かう。
「えーっ! 何か言ってくれたっていいじゃないですか!
どんなお風呂だったの?とか 私も一緒に入ってもいい?とか 私も一緒に気持ちよくなりたい!とか」
「言わないわよ、そんな事!!!」
「がーん………ひょっとして、ルイズさん私に興味ないんじゃ………。」
声を荒げて怒鳴ったルイズに驚いたユリアは目に涙をためてえぐっ、えぐっ、と声を上げて泣き始めた。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式は全般的に大変濡れやすくなっております ご了承ください』
「違うわよ! 今、杖を磨いてるからそっちに集中してただけよ。」
ルイズは右手に持った布を手と一緒に振りながら慌てて弁解する。
そして、泣き止まないユリアを見かねたルイズは、手にした布でそっとユリアの涙を拭ってあげた。
「あ………。」
「どう? もう、治まった?」
「はい………。」
「そう、よかった……。」
ルイズはそう言ってユリアににっこりと微笑んだ。ユリアはそんなご主人様に思わずときめいてしまう。
「じゃあ、次は私が……」
そう言って、いつの間にかルイズの布を奪取したユリアはそれでルイズの身体を拭こうとする。
身の危険を察知したルイズは思わず、半歩下がった。
「私、どこも濡れてないんだけど」
「やだなあ、もう濡れてるじゃないですか。ルイズさんの下の ……ごぶぁっ!」
ルイズの蹴りがユリアのおなかを直撃した。
「おいたはほどほどにね、ユリア……!」
ユリアはうずくまってお腹を押さえながら激しく首を上下させるのであった。
ユリアに使い魔と主人の関係を改めて認識させたルイズはベッドに腰掛けて杖を磨く作業に戻った。
「どうして、杖を磨いているのですか?」
「ああ、これ? これはその………あれよ。あれ。」
ユリアの質問に答えようとしつつも、杖を磨く作業を怠らないルイズ。
すると先ほどまで少し汚れていた杖がだんだんと綺麗になって、光沢を放ち始めていくのがユリアにもわかった。
「最近まではしてなかったんだけど、はじめて杖を持ったときは毎日寝る前に杖をピカピカに磨いていたのよ。
だから、なんで最近はじめたのかというと……うーん……なんとなく、かしらね。」
「なんとなく………ですか。」
「うーん…………。」
なんとなくだとルイズははぐらかしたが、ルイズは明確な理由があると思っている。
それはユリアという使い魔のおかげだ。今までの自分は「ゼロのルイズ」と馬鹿にされて何もかもが嫌になって周りに散々当り散らした。当然物にも。
だけど、今は違う。ユリアと一緒に生活していくうちに自分の性格が変わってきていることに気づいた。
そんな自分に戸惑いはしたもののそれを受け止めようと思う。だって、今の自分の性格そんなに嫌いじゃないし。
「よし、まあこんなものかしらね。」
おおっーとユリアは思わず拍手をした。目の前にある杖は新品同様にぴかぴかになっていたのである。ルイズは誇らしげに胸をそらした。しかし、
「あっ…………。」
何かを思い出したユリアは急に顔が青ざめていく。
「どうかした?」
ぴかぴかになった杖に夢中になっているルイズは顔を向けることなく、ユリアの声がした方向に向かって尋ねた。
「えっ、ええ! だっ、大丈夫ですから!! ははは……。」
ユリアはそう取り繕ったが少し笑顔が引きつっている。ユリアが綺麗に磨かれた杖を見て思い出した事。それは………
「メンテナンスしなくちゃ………」
誰かが定期的にこういう清掃行為をしているのを見てると、悪い部分があるわけでもないのに不安になってしまうユリアであった。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式は数ヶ月に一度定期点検をすることをお勧めします』
「どうして、杖を磨いているのですか?」
「ああ、これ? これはその………あれよ。あれ。」
ユリアの質問に答えようとしつつも、杖を磨く作業を怠らないルイズ。
すると先ほどまで少し汚れていた杖がだんだんと綺麗になって、光沢を放ち始めていくのがユリアにもわかった。
「最近まではしてなかったんだけど、はじめて杖を持ったときは毎日寝る前に杖をピカピカに磨いていたのよ。
だから、なんで最近はじめたのかというと……うーん……なんとなく、かしらね。」
「なんとなく………ですか。」
「うーん…………。」
なんとなくだとルイズははぐらかしたが、ルイズは明確な理由があると思っている。
それはユリアという使い魔のおかげだ。今までの自分は「ゼロのルイズ」と馬鹿にされて何もかもが嫌になって周りに散々当り散らした。当然物にも。
だけど、今は違う。ユリアと一緒に生活していくうちに自分の性格が変わってきていることに気づいた。
そんな自分に戸惑いはしたもののそれを受け止めようと思う。だって、今の自分の性格そんなに嫌いじゃないし。
「よし、まあこんなものかしらね。」
おおっーとユリアは思わず拍手をした。目の前にある杖は新品同様にぴかぴかになっていたのである。ルイズは誇らしげに胸をそらした。しかし、
「あっ…………。」
何かを思い出したユリアは急に顔が青ざめていく。
「どうかした?」
ぴかぴかになった杖に夢中になっているルイズは顔を向けることなく、ユリアの声がした方向に向かって尋ねた。
「えっ、ええ! だっ、大丈夫ですから!! ははは……。」
ユリアはそう取り繕ったが少し笑顔が引きつっている。ユリアが綺麗に磨かれた杖を見て思い出した事。それは………
「メンテナンスしなくちゃ………」
誰かが定期的にこういう清掃行為をしているのを見てると、悪い部分があるわけでもないのに不安になってしまうユリアであった。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式は数ヶ月に一度定期点検をすることをお勧めします』
(ここは、ルイズさんに協力してもらうしか………!)
「やっぱり、ルイズさんお願いします」
「なっ、何かしらユリア?」
青ざめた表情から急に決意をした表情に変わるのを見て戸惑いを隠せなかったがなんとか返答するルイズ
「私の身体をすみずみまで調べて下さい!」
そう言ったユリアは服を瞬く間に脱ぎ去り、一瞬にして全裸になった。
「なっ………!」
突如として裸になったユリアを目の前にし、ルイズは思わず赤面する。
「お願いですルイズさん。どこか異常が無いか念入りに調べてください。」
「ええっ!? でっ、でもどうしてそんな事を!?」
冷静さを事欠きながらもルイズはユリアに理由を尋ねる。
「それは、その…………月に一度しなくちゃいけない事で、だから………ルイズさんにしてもらいたいんです。」
本当のことを言うわけにはいかず、しどろもどろになりながら適当なことを言うユリア。しかし……
「………わかったわ。」
ルイズは、それで納得した。
「えっ、いいんですか?」
「ええ……。女の子が月に一度しなくちゃいけないことって言ったらアレしかないわよね………。
ま、まあ使い魔の体調管理は主人の仕事のひとつだから……うん。」
「あっ、ありがとうございます!」
ユリアはルイズに頭をぺこりと下げて感謝の意を伝える。
「それで………どこを調べればいいのかしら?」
「あっ、じゃあ腋下とか下乳とか………。」
ユリアはそれぞれの部位を指差してそこを調べるように促す。
ルイズもそれを入念に調べに取り掛かった。
「やっぱり、ルイズさんお願いします」
「なっ、何かしらユリア?」
青ざめた表情から急に決意をした表情に変わるのを見て戸惑いを隠せなかったがなんとか返答するルイズ
「私の身体をすみずみまで調べて下さい!」
そう言ったユリアは服を瞬く間に脱ぎ去り、一瞬にして全裸になった。
「なっ………!」
突如として裸になったユリアを目の前にし、ルイズは思わず赤面する。
「お願いですルイズさん。どこか異常が無いか念入りに調べてください。」
「ええっ!? でっ、でもどうしてそんな事を!?」
冷静さを事欠きながらもルイズはユリアに理由を尋ねる。
「それは、その…………月に一度しなくちゃいけない事で、だから………ルイズさんにしてもらいたいんです。」
本当のことを言うわけにはいかず、しどろもどろになりながら適当なことを言うユリア。しかし……
「………わかったわ。」
ルイズは、それで納得した。
「えっ、いいんですか?」
「ええ……。女の子が月に一度しなくちゃいけないことって言ったらアレしかないわよね………。
ま、まあ使い魔の体調管理は主人の仕事のひとつだから……うん。」
「あっ、ありがとうございます!」
ユリアはルイズに頭をぺこりと下げて感謝の意を伝える。
「それで………どこを調べればいいのかしら?」
「あっ、じゃあ腋下とか下乳とか………。」
ユリアはそれぞれの部位を指差してそこを調べるように促す。
ルイズもそれを入念に調べに取り掛かった。
「見た感じ、特に問題は無いと思うけど……。」
ルイズは顔を真っ赤にして少し俯きながらなんとかそう答える。
「そうですか………。」
体の外部に異常は無いとわかってもユリアの不安は消えない。ユリアはその場に座って足を大きく広げた。
「中身も……覗いて下さい。」
くぱぁという音がした。ユリアは自ら股を開き顔を真っ赤にさせている。
「わ…わかったわ………。」
ルイズは恐る恐るユリアの股間に顔を近づける。
「………どっ、どうですか?」
しばらく顔を近づけたまま返答が無いルイズに、不安になったユリアが思わず問いかける。
「えっ、ええ…よく見えるわ。中はピンク色で白く光っててとっても綺麗……」
思いがけない言葉にユリアは思わず、体をビクンと震わせる。
「きゃっ!」
突然のユリアの動きに、顔を股間のところに近づけていたルイズはユリアの股間が顔面に直撃した。
ごんっと鈍い音がして、ルイズはそのまま後ろにどさっと倒れこんだ。
「ルイズさんっ!?」
ユリアは立ち上がってルイズの元に駆け寄る。
少し気絶していたルイズであったがすぐに起き上がる。
「いたたたたた………もうっ、いきなり何すんのよ! それにちょっと鼻を打ったみたいだし…」
そう言ってルイズは鼻を擦る。すると、ルイズの口の周りに透明な液体がべとべとついているのをユリアは見た。
「ルイズさんっ!!」
「きゃああっ!」
それを見た瞬間スイッチが入ったユリアはルイズを抱きしめてそのまま押し倒す。
「しよっ………。」
「ええええっ!!!!」
ユリアは目を閉じて唇をゆっくりとルイズの元へと近づけようとする。
(このままじゃ、本当に押し倒されちゃう………!)
「たあっ!!!」
「はうっ!」
危機感を感じたルイズは突如として馬鹿力を発揮し、ユリアを両手で思い切り突き飛ばした。
「いい加減に…」
ルイズは杖を手にするとそれをユリアに向ける。そして、
「しなさいっ!!!!!」
「きゃああああああああ!!!」
ルイズの杖から一際激しい魔法が発射された。それをもろに受けたユリアは大きな爆風とともに夜空へと吹き飛ばされた。
「ふう……」
口の周りを左手で綺麗にふき取ったルイズは、疲れがどっと出たようでその場にへたり込んでしまう。と、その時
扉からかたんと音がした。
「誰?」
ルイズは急いで扉に駆け込むとそこには見知った顔がいた。
「あっ…」
そこにはさっきまで扉越しから部屋を覗き込んでいたシエスタがいた。
「えっ、えっと私は、さっきユリアちゃんがうちの厨房に忘れ物をしてたのでこっちに届けようと
「どこから…見てたの?」
そう言うとルイズはシエスタの両肩をがしっと掴んだ。女の子とは思えないぐらいとても強い力である。
「その……クンニリングスからいちぶし…うぶぁっ」
ルイズはシエスタの股間を思いっきり蹴り上げた。シエスタは痛さのあまり股間を手で押さえてその場に座り込んでしまった。
「今日見たことは絶対忘れること。もし、誰かに言ったらあなたの命は無いと思いなさい!」
ルイズは鬼のような形相でそう言い放つ。
恐らくこのときの顔は生涯忘れられないに違いない。と薄れ行く意識の中でシエスタは思ったのであった。
ルイズは顔を真っ赤にして少し俯きながらなんとかそう答える。
「そうですか………。」
体の外部に異常は無いとわかってもユリアの不安は消えない。ユリアはその場に座って足を大きく広げた。
「中身も……覗いて下さい。」
くぱぁという音がした。ユリアは自ら股を開き顔を真っ赤にさせている。
「わ…わかったわ………。」
ルイズは恐る恐るユリアの股間に顔を近づける。
「………どっ、どうですか?」
しばらく顔を近づけたまま返答が無いルイズに、不安になったユリアが思わず問いかける。
「えっ、ええ…よく見えるわ。中はピンク色で白く光っててとっても綺麗……」
思いがけない言葉にユリアは思わず、体をビクンと震わせる。
「きゃっ!」
突然のユリアの動きに、顔を股間のところに近づけていたルイズはユリアの股間が顔面に直撃した。
ごんっと鈍い音がして、ルイズはそのまま後ろにどさっと倒れこんだ。
「ルイズさんっ!?」
ユリアは立ち上がってルイズの元に駆け寄る。
少し気絶していたルイズであったがすぐに起き上がる。
「いたたたたた………もうっ、いきなり何すんのよ! それにちょっと鼻を打ったみたいだし…」
そう言ってルイズは鼻を擦る。すると、ルイズの口の周りに透明な液体がべとべとついているのをユリアは見た。
「ルイズさんっ!!」
「きゃああっ!」
それを見た瞬間スイッチが入ったユリアはルイズを抱きしめてそのまま押し倒す。
「しよっ………。」
「ええええっ!!!!」
ユリアは目を閉じて唇をゆっくりとルイズの元へと近づけようとする。
(このままじゃ、本当に押し倒されちゃう………!)
「たあっ!!!」
「はうっ!」
危機感を感じたルイズは突如として馬鹿力を発揮し、ユリアを両手で思い切り突き飛ばした。
「いい加減に…」
ルイズは杖を手にするとそれをユリアに向ける。そして、
「しなさいっ!!!!!」
「きゃああああああああ!!!」
ルイズの杖から一際激しい魔法が発射された。それをもろに受けたユリアは大きな爆風とともに夜空へと吹き飛ばされた。
「ふう……」
口の周りを左手で綺麗にふき取ったルイズは、疲れがどっと出たようでその場にへたり込んでしまう。と、その時
扉からかたんと音がした。
「誰?」
ルイズは急いで扉に駆け込むとそこには見知った顔がいた。
「あっ…」
そこにはさっきまで扉越しから部屋を覗き込んでいたシエスタがいた。
「えっ、えっと私は、さっきユリアちゃんがうちの厨房に忘れ物をしてたのでこっちに届けようと
「どこから…見てたの?」
そう言うとルイズはシエスタの両肩をがしっと掴んだ。女の子とは思えないぐらいとても強い力である。
「その……クンニリングスからいちぶし…うぶぁっ」
ルイズはシエスタの股間を思いっきり蹴り上げた。シエスタは痛さのあまり股間を手で押さえてその場に座り込んでしまった。
「今日見たことは絶対忘れること。もし、誰かに言ったらあなたの命は無いと思いなさい!」
ルイズは鬼のような形相でそう言い放つ。
恐らくこのときの顔は生涯忘れられないに違いない。と薄れ行く意識の中でシエスタは思ったのであった。