「さすがは魔法学院本塔の壁ね・・・・。物理衝撃が弱点?あの禿のオッサン適当な事言って・・・・」
そういって巨大な2つの月の下で舌打ちをしたのは『土くれのフーケ』、今最もトリステインで有名な神出鬼没な怪盗である
ちなみに土くれとは盗みの技からつけられたものであり、その一例にまず『錬金』によって扉や壁を土くれに変えて警備を無力化、
そして巨大ゴーレムによる力技で兵士達を蹴散らし白昼堂々とお宝を盗む
最後に犯行現場自分のサインを置いていく、こんな感じである
そして今回もこのトリステイン魔法学院に安置されているマジック・アイテムを頂きに来たのであった
「せっかくここまで来たんだから何としてでも持ち帰りたい・・・・、ん?」
人の気配を感じたのかフーケは『レビテーション』を小さく唱え、宙を浮き静かに中庭の植え込みに消えた
そして代わりに現れたのはルイズ、キュルケ、風竜に乗ったタバサ、そして二本の剣を抱えたロムであった
少し時間を遡る
そういって巨大な2つの月の下で舌打ちをしたのは『土くれのフーケ』、今最もトリステインで有名な神出鬼没な怪盗である
ちなみに土くれとは盗みの技からつけられたものであり、その一例にまず『錬金』によって扉や壁を土くれに変えて警備を無力化、
そして巨大ゴーレムによる力技で兵士達を蹴散らし白昼堂々とお宝を盗む
最後に犯行現場自分のサインを置いていく、こんな感じである
そして今回もこのトリステイン魔法学院に安置されているマジック・アイテムを頂きに来たのであった
「せっかくここまで来たんだから何としてでも持ち帰りたい・・・・、ん?」
人の気配を感じたのかフーケは『レビテーション』を小さく唱え、宙を浮き静かに中庭の植え込みに消えた
そして代わりに現れたのはルイズ、キュルケ、風竜に乗ったタバサ、そして二本の剣を抱えたロムであった
少し時間を遡る
「あんた・・・・その剣はなんなの?」
「見ればわかるじゃない、ロムへのプレゼントよ」
「・・・・・・・・」「・・・・・・・・」
ルイズ達が街に買い物に行ったその夜、修羅場の第2ラウンドがルイズの始まろうとしていた
「どういう意味ツェルプトー?」
ルイズが両手を腰に付け天敵キュルケを睨む
そしてルイズの問い掛けにキュルケが悠然と答える
「だから、私今日、ロムが欲しがっていた剣を街まで行って買ってきたのよ」
「おあいにく様、使い魔の使う道具くらい主である私が揃えてあげましたから」
二人が虎と竜の如くにらみ合いを始める
一方ロムは
(レイナもこんな風に他の女性と喧嘩していたな・・・・、それにしてもこれではまた決闘になってしまう!
早く止めなければ)
「なあ二人ともそろそろ止めにしないか」
「ちょっと!あんたまたこの女に尻尾を振る気!?」
ルイズがロムを睨む
「いや、そうではないが」
「ねぇロム?あなたはゼロが買ったボロい剣よりも
私が買ったこのピカピカで大きくて太い剣の方がいいでしょ?」
キュルケがロムの腕に大きな胸を押し付けながら言う
デルフリンガーがカタカタ震えているが今は気にならなかった
「だ~れがゼロですって!それにそいつから離れなさいよツェルプトー!!」
「嫉妬はみっともないわよ?ヴァリエール」
キュルケが勝ち誇った感じで言った
「嫉妬?誰が嫉妬しているのよ!」
「そうじゃない、ロムが欲しがってた剣をあたしが難なく手に入れてプレゼントしたから嫉妬しているのよ!」
「誰がよ!そんな勘違いやめてよね!ゲルマニアで男漁りし過ぎたからトリステインまで留学してきた癖に!!」
その一言でここまでまで優位だったはずのキュルケの顔色が変わった
「言ってくれるわねヴァリエール」
「何よ、本当の事でしょ?」
「見ればわかるじゃない、ロムへのプレゼントよ」
「・・・・・・・・」「・・・・・・・・」
ルイズ達が街に買い物に行ったその夜、修羅場の第2ラウンドがルイズの始まろうとしていた
「どういう意味ツェルプトー?」
ルイズが両手を腰に付け天敵キュルケを睨む
そしてルイズの問い掛けにキュルケが悠然と答える
「だから、私今日、ロムが欲しがっていた剣を街まで行って買ってきたのよ」
「おあいにく様、使い魔の使う道具くらい主である私が揃えてあげましたから」
二人が虎と竜の如くにらみ合いを始める
一方ロムは
(レイナもこんな風に他の女性と喧嘩していたな・・・・、それにしてもこれではまた決闘になってしまう!
早く止めなければ)
「なあ二人ともそろそろ止めにしないか」
「ちょっと!あんたまたこの女に尻尾を振る気!?」
ルイズがロムを睨む
「いや、そうではないが」
「ねぇロム?あなたはゼロが買ったボロい剣よりも
私が買ったこのピカピカで大きくて太い剣の方がいいでしょ?」
キュルケがロムの腕に大きな胸を押し付けながら言う
デルフリンガーがカタカタ震えているが今は気にならなかった
「だ~れがゼロですって!それにそいつから離れなさいよツェルプトー!!」
「嫉妬はみっともないわよ?ヴァリエール」
キュルケが勝ち誇った感じで言った
「嫉妬?誰が嫉妬しているのよ!」
「そうじゃない、ロムが欲しがってた剣をあたしが難なく手に入れてプレゼントしたから嫉妬しているのよ!」
「誰がよ!そんな勘違いやめてよね!ゲルマニアで男漁りし過ぎたからトリステインまで留学してきた癖に!!」
その一言でここまでまで優位だったはずのキュルケの顔色が変わった
「言ってくれるわねヴァリエール」
「何よ、本当の事でしょ?」
キュルケの変化に気付いたルイズは冷たい笑みを浮かべながら挑発を続ける
そして同時二人は手に杖に手をかけた
「いかん!二人とも止めてくれ!」
ロムは二人を止めようとした所で二人の間につむじ風が巻き起こり杖が吹き飛ぶ
出所はタバサであった
「室内」
タバサが淡々と言った
ここでやったら危険だと言いたいのだろう
それでもルイズとキュルケはにらみ合いを続けた
「ねぇ、このままでは埒があかないわ、決闘をして勝った方の剣をロムが持つことにしない?」
「いいわよ、負けた後に泣きべそかかない用に努力しなさいよ」
「それはこっちのセリフよ!」
遂に恐れていた事が現実になった事にロムは落胆した
決闘の場所は中庭の本塔前に決まり四人は部屋を後にした
ロムも二本の剣を持って部屋を出ようとした時こんな声が聞こえた気がした
「・・・・御愁傷様」
そして同時二人は手に杖に手をかけた
「いかん!二人とも止めてくれ!」
ロムは二人を止めようとした所で二人の間につむじ風が巻き起こり杖が吹き飛ぶ
出所はタバサであった
「室内」
タバサが淡々と言った
ここでやったら危険だと言いたいのだろう
それでもルイズとキュルケはにらみ合いを続けた
「ねぇ、このままでは埒があかないわ、決闘をして勝った方の剣をロムが持つことにしない?」
「いいわよ、負けた後に泣きべそかかない用に努力しなさいよ」
「それはこっちのセリフよ!」
遂に恐れていた事が現実になった事にロムは落胆した
決闘の場所は中庭の本塔前に決まり四人は部屋を後にした
ロムも二本の剣を持って部屋を出ようとした時こんな声が聞こえた気がした
「・・・・御愁傷様」
「何故こうなるんだ・・・・」
「これが一番早く決まる」
「君はひょっとして楽しんでいないか?」
ロムの問い掛けにタバサが小さく答える
タバサは風竜に乗って飛んでいるがロムはロープで本塔に吊るされていた
「これが一番早く決まる」
「君はひょっとして楽しんでいないか?」
ロムの問い掛けにタバサが小さく答える
タバサは風竜に乗って飛んでいるがロムはロープで本塔に吊るされていた
「いいことヴァリエール!あのロープを切ってロムを地面に落としたほうが勝ちよ。勝った方の剣をロムが使う。いいわね?」
「いいわよ」
キュルケの問い掛けにルイズは硬い表情で頷いた
「使う魔法は自由、ただし、あたしは後攻、ハンデよ」
「いいわ」
「じゃあどうぞ」
「頼むぞマスター・・・・、また顔の前で爆発なんて事はナシだからな」
ロムが静かに呟くと同時にルイズは短くルーンを唱え始めた
そして呪文詠唱を完了させる、そして気合いを入れて杖を振った
「えーーーい!!」
呪文が成功すれば火の玉がでるはず・・・・なのだが杖からは何もでない
しかし一瞬遅れてロムの後ろの壁が爆発した
爆風に少し巻き込まれる
「マスター!」
ロムの叫びが響いた、しかしローブが切れた様子がなかった
「あはははは!流石ゼロのルイズ!ロープを切らずに壁を爆発させるなんて器用ね!!」
キュルケが笑うとルイズがとても悔しそうな表情を見せた
「次は私の番ね、それ!」
既に詠唱を終えたらしく付けから突然巨大な火の玉『ファイヤーボール』が出てくる
それは高速でロープに向かって行き、切り裂いた
「いいわよ」
キュルケの問い掛けにルイズは硬い表情で頷いた
「使う魔法は自由、ただし、あたしは後攻、ハンデよ」
「いいわ」
「じゃあどうぞ」
「頼むぞマスター・・・・、また顔の前で爆発なんて事はナシだからな」
ロムが静かに呟くと同時にルイズは短くルーンを唱え始めた
そして呪文詠唱を完了させる、そして気合いを入れて杖を振った
「えーーーい!!」
呪文が成功すれば火の玉がでるはず・・・・なのだが杖からは何もでない
しかし一瞬遅れてロムの後ろの壁が爆発した
爆風に少し巻き込まれる
「マスター!」
ロムの叫びが響いた、しかしローブが切れた様子がなかった
「あはははは!流石ゼロのルイズ!ロープを切らずに壁を爆発させるなんて器用ね!!」
キュルケが笑うとルイズがとても悔しそうな表情を見せた
「次は私の番ね、それ!」
既に詠唱を終えたらしく付けから突然巨大な火の玉『ファイヤーボール』が出てくる
それは高速でロープに向かって行き、切り裂いた
ロムは地面に落ちるが見事着地、その瞬間上からパチパチパチと小さく拍手なようなものが聞こえた
(まさか彼女これを見たいが為にこんな条件を・・・・)
上を見上げたらその彼女は無表情でロムを見ていた
(まさか彼女これを見たいが為にこんな条件を・・・・)
上を見上げたらその彼女は無表情でロムを見ていた
一方フーケは中庭の植え込みから一部始終を見ていた
ルイズの魔法で壁にヒビが入ったことにも気付いていた
一体あの爆発する呪文は何なのだろうと疑問に思ったが取り敢えず今は目の前のチャンスを逃さない為に詠唱を始めた
そして長い詠唱を終えて地面に向けて杖を振り薄く笑う
音を立て地面が盛り上がった
ルイズの魔法で壁にヒビが入ったことにも気付いていた
一体あの爆発する呪文は何なのだろうと疑問に思ったが取り敢えず今は目の前のチャンスを逃さない為に詠唱を始めた
そして長い詠唱を終えて地面に向けて杖を振り薄く笑う
音を立て地面が盛り上がった
「残念ねヴァリエール!」
勝ち誇ったキュルケは大声で笑った。
ルイズは勝負に負けたのが悔しいのか膝をついてしょぼんと肩を落としている
「マスター・・・・」
ロムはそんなルイズの姿を見て複雑な気分になった
勝ち誇ったキュルケは大声で笑った。
ルイズは勝負に負けたのが悔しいのか膝をついてしょぼんと肩を落としている
「マスター・・・・」
ロムはそんなルイズの姿を見て複雑な気分になった
「さてダーリン、今すぐに縄を解いてあげるわ」
そう言って嬉しそうにロムに近づくキュルケ、その時であった
なんとルイズの後ろから突然巨大なゴーレムが現れた!
「なっ・・・・・・・・」
「な、何あれ、きゃあああああ!」
キュルケが悲鳴をあげる、ルイズは恐怖まだ膝を地に付けており立てないでいた
「マスターー!!」
ロムは力技でロープを内側からちぎり、ルイズを飛び込みながらゴーレムに踏み潰される間一髪の所で救出する
そして地面に引きずられる
「マスター大丈夫か!」
「ロ、ロム・・・・」
ルイズは恐怖で震えていた「タバサ!剣をくれ!ルイズを頼む!」
既にキュルケを救出していたタバサはコクッと頷き、ルイズを風竜に掴ませ、キュルケが買ってきた剣をロムに渡す
ゴーレムは既に宝物庫の壁を破壊しており、その穴から細長い箱を抱えた黒いローブの人間が出てきた
そしてローブの奥の顔の笑みが深くなった
「さあ行くわよ」
「逃がすか!」
ロムは思いっきり剣を黒ローブを纏った人間に投げるがゴーレムに防がれ剣は折れてしまった
そしてゴーレムは突然砂ぼこりを起こして崩れ去り、収まったころには既に黒いローブは去っていた
残ったのは茫然とする四人と風竜
そして壁に刻まれていたメッセージ
そう言って嬉しそうにロムに近づくキュルケ、その時であった
なんとルイズの後ろから突然巨大なゴーレムが現れた!
「なっ・・・・・・・・」
「な、何あれ、きゃあああああ!」
キュルケが悲鳴をあげる、ルイズは恐怖まだ膝を地に付けており立てないでいた
「マスターー!!」
ロムは力技でロープを内側からちぎり、ルイズを飛び込みながらゴーレムに踏み潰される間一髪の所で救出する
そして地面に引きずられる
「マスター大丈夫か!」
「ロ、ロム・・・・」
ルイズは恐怖で震えていた「タバサ!剣をくれ!ルイズを頼む!」
既にキュルケを救出していたタバサはコクッと頷き、ルイズを風竜に掴ませ、キュルケが買ってきた剣をロムに渡す
ゴーレムは既に宝物庫の壁を破壊しており、その穴から細長い箱を抱えた黒いローブの人間が出てきた
そしてローブの奥の顔の笑みが深くなった
「さあ行くわよ」
「逃がすか!」
ロムは思いっきり剣を黒ローブを纏った人間に投げるがゴーレムに防がれ剣は折れてしまった
そしてゴーレムは突然砂ぼこりを起こして崩れ去り、収まったころには既に黒いローブは去っていた
残ったのは茫然とする四人と風竜
そして壁に刻まれていたメッセージ
『巨人の剣』確かに徴収いたしました
土くれのフーケ