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神聖マルコメ帝国-3

武装ゲリラ組織『12月のクリスマス』推薦!!


ナオンと彼らだけの蜜あふるる約束の地、神聖マルコメ帝国。
これは、その理想郷の実現を目指す、彼ら二人の物語である。
豪快すっとばし作品。(読者が)


『神聖マルコメ帝国AZ(あのゼロ)』
 第三話 悪の大王クロムウェル


その頃、浮遊大陸アルビオンでは。

「フハハハハハハ、デーーーーービーーーーール!
 汝ら右の頬を打たれる前に、打つべし打つべし! このポーズ万歳!!」
テューダー王家への貴族による反乱組織『レコン・キスタ』代表、オリヴァー・クロムウェル。
もと司教であった彼は悪魔に魂を売り渡し、例の「両手を挙げて構えるポーズ」をこよなく愛する悪人となっていた。
「今日の目標は、人の嫌がることを進んでやること。汝ら、進んで嫌がらせをせよ!!」

「さて、我が出来の悪い使徒たちよ。今日のこの悪い報告だが……
 悪いぞ貴様ら、よくぞしでかした! 何か粗悪品を与える。」
「……はぁ。」
「フフフ、アルビオンのほとんどは我らの手に落ち、残すはニューカッスル城のみ。
 すみやかに全土を統一し、『レコン・キスタ』改めデビル教団の名の下に、ハルケギニアを治める悪の帝国を築くのだ」
「はっ、クロムウェル大王」

「これで、暴れ馬に乗ってビョウのついた服を着た悪党たちが、
 ヒャハハハハハハッて笑いあえるような理想の世界が生まれるであろう。悪い、実に悪いぞ!」


《悪のデビル帝国 建国宣言書》

 アルビオン王党派のみんなー、元気かにゃ?
 ほんとは病気なのに、隠してる子はいないじゃろかー?

 そんな事はさておき、悪のデビル帝国を建国せんとす。
 小便はすませたか? 神様にお祈りは?
 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はオッケー?
 まあ今後なにか困ったことでもあったら、気軽に滅亡して下さい。

                                     終わり


「あのー今日の作戦はあのーあれー……なんじゃっけ?」
「お前、人と話すときは、内容をよく吟味してからにしろ」

召喚からおよそ3週間。ファーザーがちょくちょく死ぬ以外は、わりと平和だ。
最近『土くれ』のフーケという盗賊が学院に襲来したとき、運悪く巨大ゴーレムの足で踏み潰されたが、生きていた。
ただ直後に、後頭部にレンガが落下して再び死んだ。血みどろで頭上にピヨピヨと小鳥が飛びまわっていた。
立て続けに2回以上死ぬと、復活までタイムラグが出来るらしい。

「しかし、あの『レンガさん』が学院長秘書のロングビルじゃったとはにゃー。
 東大デモクラシーじゃった、あのような高エネルギーのナオンが内に潜んでおったとは」
「ルイズたちが捕らえたんだってな。お手柄だ、僕らには関係ないが。
 いいから黙ってこのトンカツ定食(夜食)を平らげろ、片付かん。しかし、旨いなこれ」

「うむ、このトンカツってやつは、まさに食べられるために生まれてきたんじゃよ。
 一万年と二千年前からトンカツ定食ってやつよ。トンに勝つことから縁起もよい。
 どこから湧き出すのかは分からないんじゃが……ご馳走さまでした」
「トンってなんなんだ……で、作戦の概要はまとまったのか?」

ファーザーが頬にご飯粒をつけたまま、バカそうに宣言する。
「えーと、関係筋から、明日トリステイン王国のアンリエッタ王女殿下がやってくるという情報を掴んだんじゃよ。
 王宮に一輪咲く高嶺の花を摘み取るのは、この国王のわし。そういう作戦です。
 ララァなら分かってくれるよね?」

「ほう、そんな情報が。でかしたぞお前のくせに。
 じゃあ僕らは、お出迎えに整列しなくちゃならんな。授業は休みか。
 そしてこうやってがんじがらめに縛っておくから、お前はそこでかわいてゆけ」
「アーーーーーーー、いつの間に? オー、この変態人間!」

ファーザーは縛られた上、口と鼻を布で塞がれ、窒息死したまま朝まで放置された。

翌朝、そして翌昼が来た。王女と枢機卿がやってきたらしいが、わしは縛られたままなので分からぬ。
それに何度も死ぬのも飽きた。いっそ殺せ。考えるのはやめねーんじゃよ。
「ええい、この形態では無限収束法によるワープもままならぬ。ワープ!(言っただけ)」

マルクスキーも帰ってこねーし、どこほっつき歩いてるんじゃよ、あのどぐされスキー。
別にあんな野郎、帰ってこなくても構わないんじゃよー!(ツン) 見よ、この高度なツンデレ技術を。
「……ム? そう言えば、いつの間にやら顔の布切れが外れているにゃー。
 ならば、これをこうして、ここをこうと、うむ、アレクサンダーくんが乱麻を絶ったごとく……
 よけいに絡まった気もするんじゃが、いいから早く戻って来てー、エウメネスキー!!(デレ)」

そして夜、マルコメがようやく帰ってきた。
「うるさいぞファーザー、また死にたいのか。どうも僕がお前と同じ部屋に存在すると、
 どこからともなくトンカツ定食二人前の乗ったちゃぶ台が出現している気がするが」
「テヘッ、フラグが立ったんじゃよ。さっそく中東全土を攻め取り、イル汗国を建国せよ。
 わしはキプチャク平原を攻め取って、黄金のオルドにナオンを侍らせてご覧に入れる」
「なんのことだかさっぱり分からん」

「で、王女様は?」
「お前が知る必要は何一つない、このトンカツ定食発生装置め。僕がますます太ってしまうじゃないか。
 うん、旨い美味い上手い(モグモグ)」
「ええいくそったりゃあ、早くわしを解放しろ高エンゲル係数スキーの小僧めが。
 喰らえ必殺、自分なりの高速回転!!」
ズドグルグルとファーザーが旋回しながら跳び、マリコルヌを吹き飛ばす。

「早く王女様にお手を拝借して、手の甲に忠誠のキスを、とか言われているのに、
 無理矢理唇を奪いたいにゃー。わしって高貴系ツンデレ殺しなんじゃよねー(ニコリ)」
高速回転で縄目を抜けたファーザーは、シルクハットをかぶり燕尾服を纏い、
さらによく分からない扮装をした。


【機動紳士ファーザー00(ダブルオー)】

 機動紳士ファーザー00は、007とかの影響下に生まれた300年後の世界の宇宙紳士である。
 またの名をナオンマイスター。キャラクターデザインは電波がゆん。
 00はせっかくなのでゼロゼロと読みたかった。

「まあよい、王女の部屋を探さねば。これこれそこのメイドくん、ちとものを尋ねるが」
「キャアア、変態!!」
「なにぃ!? ……ああしまった、パンツをはき忘れていたんじゃよー!
 三流メイジ捨て駒スキーと闘った際にずり落ちたんじゃろかー!」
核弾頭級の危険性を帯びた紳士が爆誕した。現在およそかっこよさ5.8枚目。

「しかし、いまさらあの部屋に帰るのもなんじゃし、この落としていったテーブルクロスを拝借。
 うむ、下半身に巻きつけるとかっこよさがいや増し、合計2.5枚目ぐらいにはなったじゃろか」
計算以前の問題だが、機動紳士は出撃した。そしてある部屋で立ち止まる。

「ム、あれはギーシュ? 何を覗いているのじゃろか?」
「おお、姫殿下! この『青銅の正義』ギーシュ・ド・グラモンが、
 遥かなテレザート星で貴女のご健康をお祈りしています! 全裸で。」
「ええいどけ、そして謝るな偽善者! 王女殿下の中年スパイを務めるのは、
 このスパイ大作さまよ!!(ズガアア)」

「……なにか騒がしいけど、見つかってしまったの?(ガチャ) ……あの、貴方は?」
「ボンソワール、姫殿下。わしは宇宙の果てのどこかから、ふらりと大気圏を突破して現れた、
 高貴なる機動紳士00(ダブルオー)。その真の正体はファーザー・ブラウン卿です」
「あの、貴方も貴族? では、先ほどのルイズへのお話を、聞かれてしまったのですね。
 お願いします、どうか貴方もルイズに協力し、アルビオンへ向かって下さいませんか」

……な? あ、あら? 想定外の展開じゃよ?

「げっ、あんたはマリコルヌの変態使い魔!? 姫様、こんなのと普通に会話しないで下さい!」
「神聖モテモテ王国国王になんという言い草じゃよー! 断固抗議する!」
「ええっ、国王陛下!? まあ、これは失礼をば」


数十分後、僕の部屋に血塗れで帰ってきたファーザーは、
なぜか明日の早朝、僕やルイズと一緒にアルビオンへ行く事になっていた。
あと何かがあったらしく、パンツをはいてなかった。

(続くんじゃぜ?)

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