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ゼロのカンプフグルッペ-02

地上に降りたカノンフォーゲルの操縦席からルーデルが大地に降り立った時
生徒達の間にどよめきが起こったのはある意味で当然なのかもしれない。
「平民だ・・・・・」
「後ろにも銃を持った平民が乗ってるぞ!」
「でも、竜騎士はメイジじゃ無いと成れない筈でしょ?」
確かに彼等の物差しで考えれば、目の前の男達を平民と評価するのは正解だろう。
ルーデルもガーデルマンも魔法など使えない。
この世界の定義にしたがうならば、彼等は何処にでも要るような、
平民階級の一軍人にすぎない。
だが、その彼等に対し周りの生徒達と違う評価を下した者達もいた。

「・・・・・・かなり出来る」

一人はタバサと呼ばれる青髪の無表情な少女。
ゆっくりと読み掛けていた本を閉じて杖を持つ手に僅な力を込める。
万が一の際に男が乗って来た"ソレ"と男を速やかに無力化を行えるように。

そしてコルベール。
彼も目の前の存在の異質さに驚愕した一人である。
いや、彼こそがこの場でもっとも緊張していると言っても良いだろう。
ガーゴイルかゴーレムなのかを確かめるためのディティクト・マジックを行った結果、
目の前の飛行物体や人からは一辺の魔力すら確認出来ない事が判明した。
つまり、ただの物でしかないはずの物が、
この世界に未だ普及しない何らかの方法で空に舞い上がった瞬間をその目で目撃したのだ。
技術者としての彼は未知との遭遇に歓喜したが、
しかし元軍人としての彼はこの状況に最大級の警鐘を鳴らしている。

まず、羽の下にある化け物染みた2門の小型砲の存在が問題だった。
声高々に兵器かそれに類する物で有ることを証明しているようなもので有るし
何より"ソレ"から降りて来たのが異風の、しかし明らかに軍人である事が問題を大きくしていた。

降りて来た男の風格や制服、襟元を飾る黄金と宝石で装飾された勲章らしき物
これ程の物を与えられるほどの軍人となれば
ただの平民の一兵士と言うわけでも有るまい
下手をすれば"シュヴァリエ"騎士階級やそれに類する物を与えらているかも知れない
もしそうならば明らかに戦争や紛争の原因に成りかねない大問題であった。

――騒ぐもの備えるもの、反応は様々であったが。
しかし、当のルーデルの方では、気にすら止めていなかった。
何も問題は無かったかのようにコルベールの正面まで淀みなく足を進め、
踵を打ち鳴らし、直立不動で斜め前に左手を突き上げて敬礼を行う。

「ドイツ空軍第二地上襲撃航空団のハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐です
幾つか質問があるがお答え願いたい」

目の前の人物は少なくとも、礼儀を知る軍人では有るようだ。
そう判断しコルベールは目の前の人物に対し返礼する。

「トリステイン魔法学園教師ジャン・コルベールです。
私に答えられる事だとよいのですが」

警戒心を一ランク下げた事で、今度は好奇心の方が上回ってくる。
彼は何処から来たのか。"ソレ"は何なのか。そして、何を知りたいのか。

コルベールや周囲の生徒達もどうなるのかと息を飲み見守る中
ルーデルは大した事では無いのだが、と質問を口にする


「ここがトリステイン魔法学園と言う事は確認したが、
それはヴァルハラの戦死者の館と同じようなものなのと考えてよろしいのか。
もしそうならば、是非ヴァルキュリアや戦友達に会わせて欲しいのだが」

大方、対空砲の直撃でも受けて自分たちは戦死したのだろう。
そうでもなければ戦場の最前線から突然このような場に移動する理由がない。

ルーデルは本気で自分達が戦死したのだと考えていた

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