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Alive a ZERO-02

神崎が『龍騎』のデッキと才人を魔方陣に落としたそのころ
もうひとつの鏡のなか
異世界ハルキゲニアのトリステイン魔法学院では、2年生の使い魔召喚が行われていた。



「我の運命に従いし使い魔を召喚せよ!」
爆発が起こった…
また失敗した……
この儀式だけは失敗できないのに…
家族から見放されたくないのに、失望させたくないのに…
今まで私のことを馬鹿にしたみんなを見返したいだけなのに…
そのために苦手な先生にでも、召喚のとき心がける事などを聞きにいった。
授業が終わった後も夜遅くまで魔道書を読んだりもした、いつもよりたくさん勉強した。
なのに…
なのに…なんで一回も成功しないの?
「あ~、ミス・ヴァリエール。もうそろそろ…」
監督のコルベール先生が私を呼ぶ。
「もう一回!もう一回だけやらせてください!」
必死に頼み込む、先生は少し悩んでから。
「分かった…だがあと一回だけだ、これ以上は後の授業に差し支えるのでね」
「はいっ!」
何とか許可してくれた。
魔法の使い過ぎで、もう魔力も殆ど残ってない、使えたとしても後1回か2回が限度。
もしこれで失敗すれば『コントラクト・サーヴァント』のときの魔力は残らない…
「早くしろよ、ヴァリエール!」「もう待ちくたびれたぞ!」とあちこちから野次が飛ぶが気にしない。
気にしてたら失敗するし、何よりもいつもの事だ。
「五つの力を司るペンタゴンよ…」
己の使い魔となる者とそれをここまで導く門をイメージする。
イメージしたのは最強のドラゴン
あとは詠唱を終えるだけ…
「我の運命に従いし使い魔を召喚せよ!」
爆発が起こる、また失敗したと思った、その時煙の中に影があった
それは人だった、この国では珍しい黒髪に、見たこともない服装。
どうやら気絶しているらしい。
「う…」
あ…気がついたみたい
とりあえず誰なのか聞かないと・・・



「あんた誰?」
気がつくと桃色がかったブロンドの髪の『美少女』に分類される女の子が倒れている俺の顔を覗き込んでいる。
周りは…見たこともない光景だ。
「平賀…才人」
まだ覚めきってない頭で答える。
「何処の平民?」
平民?平民って何だ?
意味が分からん…
とりあえず状況整理だ。
まず目覚めたら見知らぬ場所、これはたぶんあの男の仕業だろう。
場所は周囲の建物は石造りだし…ヨーロッパあたりかな?
でもって周囲の服装は…目の前の子は黒いマントの下に、白いブラウス、グレーのプリーツスカートか…
他の人も俗に言う『魔法使い』の格好をしている、
だが人生の曲がり角を曲がったと思われる『某磯野家の家長-1本』な男性までそんな格好をしているから、もう訳が分からん。
人種は肌の色から推測しておそらく欧米人か?
結論、情報が足りないから断定できないけど、何かの新興宗教かコスプレ集団!
そうでなかったら、夢の中か、異世界にでも呼ばれたか何かだ!
と状況整理(?)をしていると。
「ルイズ『サモン・サーヴァント』で平民を召喚してどうするんだ?」
人垣のなかから誰かがそう言うと周囲から笑い声が上がる。
「ちょ、ちょっと間違えただけよ!」
とルイズと子が反論するが
「間違いって、いつもそうじゃん」「流石はゼロのルイズだ!」
と今度はどっと爆笑する。
「ミスタ・コルベール!」
彼女が怒鳴るとさっきの波平…じゃなかった中年男性に「もう一回だけ」とか「お願いです」とか必死に捲し立てている。
「なんだね、ミス・ヴァリエール」
「あの!もう一度召喚させてください」
召喚?さっきも言ってたけど召喚ってモンスターとか精霊とか呼ぶあれか?
「それは駄目だ、ミス・ヴァリエール」
「なぜですか?」
「決まりだよ、二年生に進学する際、君達は使い魔を召喚する。
そして現れた使い魔で今後の属性を固定しそれぞれの専門課程へと進む。
望む望まざるに関わらず、君はその少年と契約するしかない。
それにあと一回だけと約束した、約束は守られなければならない」

どうやら、やんわりと断られたようだ、ルイズががっくりと肩を落とす。
コルベールと呼ばれた男が続ける。
「では、儀式を続けなさい」
「えーと、彼と?」
「そうだ、もう時間がないんだ、早く契約したまえ」
ルイズが困ったような顔をしながらこっちを見る。
「ねぇ」
「はい?」
「貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから、感謝しなさいよね」
貴族?なんだそれ?こりゃマジで異世界にでも喚ばれたか?
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え我の使い魔となせ」
彼女が呪文を唱え、俺の額に持っていた杖の先を置いた。
そしてゆっくりと彼女の顔が近づいて…っておい、契約ってまさか…
「ちょっと待った契約ってキ、んむっ」
あ…ああ俺のファーストキスが…
ルイズが唇を離す微妙に顔が赤くなっている
「終わりました」
「ふむ、ちゃんと『コントラクト・サーヴァント』は成功したようだね」
「そいつが平民だから契約できたんだよ」
「そいつが高位の幻獣だったら失敗していたさ」
また、彼女を馬鹿にする声
「馬鹿にしないで!私だってたまには上手くいくわよ!」
「本当にたまによね、あなたの場合は」
「なんですって!?『洪水』のモンモランシー」
「誰が『洪水』よ!『ゼロ』のルイズ!」
ルイズは立ち上がり巻き髪の女の子と口論を始めてしまった。
ってなんだこれ?体が熱いっ…
「ぐっ、ぐがぁぁぁぁぁぁ」
「少し黙ってなさい、使い魔のルーンを刻んでるだけよ、すぐに終わるわ」
「んなもん…勝手に刻むな…がぁぁぁぁぁ!」
手が…両手が痛いっ!
暫くすると痛みは治まったが、左手には見たことない文字が、右手には黒い箱に刻まれたのと同じ紋章が刻まれていた。
あ、そういえば箱は?
…黒いやつしかない、どうしよ。
「ふむ、珍しいルーンだね…。君、それを写させてくれないかな?」
「……どうぞ」
どこから取り出したんだろう、コルベールはスケッチブック片手にルーンと紋章をスケッチし始めた。
ちょうどいい、この人に聞くか…
「ところで、ここはどこですか?」
「ん、トリステイン魔法学院だよ、知らないかね?」
「目が覚めたら、こんな所にいたから混乱してるんです」
「はは、君も災難だねぇ」
「第二次世界大戦、冷戦、核兵器これらの言葉を聞いたことは?」
「ないねぇ、なんだいそれは?」
「いえ…何でもありません。」
やっぱりここは…はは、まさかな…
「これで…よしっ、と」
「終わりましたか?」
「あぁ、終わったよ、ありがとう」
そして、コルベールは人垣に向き直り
「さて…皆、教室に戻るぞ」
そういうと彼はふわりと浮き上がった。
周りを見渡すと皆、飛んでいる。
まぁ、召喚だの魔法学院だのといった言葉で予想はしていたが…
実際に見せられると『気が狂ったんじゃないか?俺』とか思うな。
そういえばルイズは浮いてないな…
「なぁ」
「なによ?」
「アンタは飛ばないのか?」

「ご主人様にむかって、アンタって「ルイズ、お前は歩いてこいよ」「アイツ『フライ』どころか『レビテーション』さえまともに使えないんだぜ」」
「…すまない」
どうやら苦手な事らしい…
「と、とにかく行くわよ、さっさと着いてきなさい」
「はぁ…了解」
ふと近くの建物の窓に目をやると
「なっ!なんであいつが?」
『グガァァァ』
窓の中であの紅い龍が何かを威嚇するように翔んでいた。




同じ頃、学院の本塔の屋根の上でこの光景を見ていた者が二人いた
「へぇ、あれが…」
一人はフードを被っていて顔は見えない、そしてもう一人は
「そうだ、奴が『龍騎』の契約モンスター『ドラグレッダー』だ」
よれよれのコートを着た男、神崎士郎
「ふーん、結構強いんでしょ。」
「あぁ、もっとも今回の奴がその力を使いこなせるとは限らんが…」
「ところでデッキの方は?」
「そちらの方も抜かりは無い。多少予定外の事も起こったが、殆どは配布済みだ」
「で、私のデッキは?」
「あぁ、受け取れ」
フードの人物に、カードデッキを渡す神崎
「ありがと、それじゃ」
「そういえば…」
「なに?」
「『オルタナティブ・ゼロ』がこの世界に来ているらしい」
「オルタナティブ?あぁ、あの偽者か」
「もう死んではいるらしいが、デッキは破壊されてない」
「後継者が現れるかもしれないってこと?」
「そうだ」
「ふーん、一応気を付とく」
(もっとも、私の邪魔をするならば、殺すだけなんだけどね)
そう言うと彼(?)は消えた。残った神埼は一人呟く。
「さぁ、踊れライダー達よ、俺の掌の上で!全ては優衣を救う為に」
そう言うと本塔の屋根から消えた…

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